デリヘルの良い部分として挙げられる項目の一つに、「自由待機OK」というものがあります。
自由待機とは、好きな場所で待機をすることです。事務所の待機所、駅前の喫茶店、ネットカフェ、自宅、etc。好きな場所で待機をすることが可能です。そして、この自由待機OKというもの利用して自宅で待機することを「自宅待機」といいます。
ひょっとしたら、自宅待機があるからデリヘルで働こうと決めた女の子も多いかもしれません。
店舗型の風俗店の場合、もちろん自宅待機をすることはできませんので、デリヘルならではのシステムだと言えます。この自宅待機にはメリットもあり、デメリットもありますので、デリヘルで働こうと思っている女の子は、しっかり自宅待機に関することを知っておきましょう。
自宅待機は必ず出来る訳ではない?!
まず、自宅待機のメリット・デメリットを考える前に、デリヘル店の求人情報に“自宅待機OK”と記載があるからといって、絶対に自宅待機が出来るという訳ではありません。なかには自宅待機をさせてくれないケースもあります。
デリヘルで自宅待機を許しているのは、一定の条件を満たしている女の子だけと覚えたおいた方が良いでしょう。時間帯であったり、自宅の場所、勤怠の善し悪し、在籍期間、これらが条件となる場合が殆どですので、下記をしっかりチェックしておきましょう。
時間帯:夜間はドライバーで移動を行うデリヘルが殆どです。その為、電車の無い時間帯に限っては待機所や事務所周辺での待機をお願いされるケースが殆どです。
自宅の場所:メインとなるお仕事場所(ホテル街や風俗街)に30分程度で行ける場所に住んでいる人に限って自宅待機OKとなるケースが殆ど。自宅からお仕事先まで数時間かかるような場所に住んでいる女の子は自宅待機出来ませんし、仮に自宅待機をしたとしてもお仕事につけません。
勤怠の善し悪し:お店側から連絡をしても、連絡が取れない女の子やお仕事場所まで遅刻を繰り返すような女の子は自宅待機NGとされてしまいます。
自宅待機のメリット
用事を済ませながら待機ができる!
自宅待機のメリットといえば、自宅で用事を済ませながら待機が出来ることでしょう。部屋の掃除であったり、夕飯の支度や洗濯をしながら待機をすることが可能です。家庭を持っている女性であれば、家事をしながらお仕事を待てるということはかなり大きいでしょう。
もちろん、在宅でお仕事をしている女の子などは、仕事をこなしながら待機をすることも可能です(もちろん、待機時間中は風俗のお仕事を優先する必要があります)。
とにかくマイペースにやれる!病まずに済む?!
風俗のお仕事ってストレスが溜まりそうに感じますが、実際にストレスを感じるのは、接客中より待機中の方だったりします。
事務所での待機姿勢というのは、スタッフさんにも意外に見られているものです。
あぐらをかいたり、ソファーに寝っ転がってテレビを見たり、たばこを吸ってみたり、女の子にとってはリラックスして待機しているだけでも、「あの女の子はダラシナイ…」なんて勝手に判断されてしまっては大変です。待機時間はお給料が発生しないのですから、好きに待機して当然ですし、その部分だけで勝手な判断はしてほしくないものですよね…。
しかし、自宅待機であれば、このようなことは一切ありません。誰に見られている訳でもありませんのでストレスを感じることは少ないでしょう。また、他の女の子と必要以上に接することがありませんので、派閥同士のいざこざやイジメにあうことも一切ありません。
お休みや早退といったスケジュール管理がやりやすい
これはスタッフ側としては、あまりオススメできることではないのですが、お休みの連絡や途中上がり(早退)の連絡がいれやすいのも、自宅待機のメリットのひとつかもしれません。
誰だってお仕事をしたくない日はあります。風俗の仕事は、好きでもない男性と接するのですから、なおさら休みたいと思う女の子は多いことでしょう。普段から事務所で待機をしていると、なかなか休みたいという連絡をいれれないものです。また、お仕事のつきが悪い日などに「もう上がりたいな…」と思っても事務所待機の場合、そう簡単にはいきません。
しかし、自宅待機であれば、電話1本で早退や欠勤の連絡ができてしまうので、簡単にスケジュールを変更することが出来ます。
もちろん、やり過ぎには注意が必要です。あまり当日欠勤や早退が多いと、自宅待機をNGにされてしまうことになりますし、最悪の場合は退店させれてしまいます。
最近では、駅待ち合わせをメインとした“待ち合わせ型デリヘル”が増えてきましたので、駅近などに住んでいる女の子は自宅待機しやすくなったのではないでしょうか。風俗のなかでもデリヘルを選ぶ女の子の多くは、「待機場所を縛られない」という部分に重点をおいていたりします。そんな女の子にとって、自宅待機はかなりメリットがあると言えます。
しかし、メリットもあればデメリットもあるのがデリヘルの“自宅待機”です。次は、自宅待機のデメリットについて触れていきます。
自宅待機のデメリット
周りの状態が見えないので不安になる?
メリットの部分にマイペースで待機できると紹介しましたが、このことが逆にデメリットと感じてしまう女の子もいます。風俗のお仕事は「水物」です。忙しい日もあれば、暇な日だってあります。
ただ、自宅待機をしている女の子にとっては、状況が見えないこともあり、あまりに連絡が無いと不安になってしまうものです。
「私だけお仕事をつけてもらってないのでは?」、「自宅待機だから忘れられているのでは?」、「スタッフに意地悪されているのでは?」、などと自宅待機の女の子に限って考えてしまうものです。
「風俗は水物!」と割り切って考えないのが一番ですが、あまり気にしてしまう女の子は自宅待機でなく、お店が指定する待機所などで待機をした方が良いかもしれません。
在籍するお店によっては費用が余計にかかってしまう?!
全てのデリヘルではありませんが、一部のデリヘルでは「自宅からお仕事場所までの交通費は実費」となっているお店もあります。
一回、一回、お仕事が入る度に、その都度の交通費を自腹で支払っていくとそれなりの出費になってしまいます。もちろん、すべてのデリヘル店ということはありませんので、面接の際に求人担当者に確認をしてみましょう。
自分の知り合いの女の子は、1本目のお仕事が入るまでは自宅待機で、それ以降は事務所指定の待機場所で待機するという方法をとっています。
お仕事の本数に影響がでてしまうケースもあります
貴方を指名してくれるお客さんであれば大丈夫なんですが、指名をしないフリーで時間だけを気にするお客様などの場合、自宅待機の女の子が不利になってしまうケースは少なからず存在します。
「いまから、一番早い女の子でお願いします」、「15分で来れる女の子いますか?」、こんな電話もデリヘルには普通にあります。このようなお客様の場合、自宅待機をしている女の子より、待機場所で待機をしている女の子にお仕事をお願いしたりします。お客様の希望が速さですので、こればかりは仕方ありません。
あまり自宅待機でお仕事が付かないようでしたら、一度、店長さんなどにお客様の動向を聞いてみるのも良いかもしれません。客層に関しては、デリヘル店によって大きく変わってきます。時間を気にするお客様ばかりが通うデリヘル店に在籍しているような女の子は、待機所での待機の方が有利になるかもしれません。
デリヘルの自宅待機というシステムは一長一短だと言えます。しっかりと自宅待機のメリットとデメリットを見極めて選択されてください。