AV女優のアルバイトといえば、エッチな動画に出演するのが仕事内容の流れだと思っている人が多いでしょう。もちろんそれが一番重要な仕事内容ですが、AV女優には他にも求められることがたくさんあるのです。

1.プロダクションに所属する

AVに出演する女優は、プロダクションに所属するのが一般的な流れです。プロダクションは数多くあり、ほとんどが通年を通して女優のバイト募集をしています。ネットで検索をすれば、AV系のプロダクションがたくさん出てくるので興味のある人はバイト求人をチェックをしてみてください。

AVのプロダクションの選び方ですが、一般的になじみがないのでどこがいいのかわからないのが本音とところでしょう。プロダクションのホームページを観ても、いいことしか書いていないのは仕方ないところ。有名なAV女優が何人か在籍しているプロダクションは、それなりに実績のある会社といえます。

まったく知らない会社の場合、ネットで調べても評判が出てきません。悪評が広まっているようなプロダクションならば最初から避ければ問題がありませんが、よくわからないところも避けたほうが無難です。無名なプロダクションの中には、悪質なところがあるかもしれません。女の子から登録料を取ったり最初の説明と違う仕事内容を無理やりさせたりなど、詐欺のようなところには注意をしましょう。

2.単体女優と企画女優の違い

AVの世界はジャンルが幅広く、それぞれに応じた女優が求められます。その中でも企画ものと単体ものは、よく使われ知っている人も多いのではないでしょうか。

単体女優は、女優個人を取り上げたAVに出演する女性を指します。容姿やスタイルの良さなどが求められるので、AVでも単体女優になれるのはひと握りと女性といえます。単体女優はAVレーベルと専属契約をするのが一般的で、選ばれし女性だけあってかなり高収入が期待できるでしょう。また企画女優は、コンセプトに特化したAVに出演する女性たち。単体女優に比べると給料は少なくなりますが、顔バレのリスクが少ないところが企画女優の魅力といえるでしょう。

単体女優と企画女優では、仕事内容の流れもやはり変わってきます。単体女優は1作品にひとりで出演するので、撮影も長時間になり体力も使う仕事内容です。また企画女優では1作品に多くの女優が出演するので、単体女優よりは撮影時間は短くなります。企画によっては、他の女優たちと一緒にプレイをするなどの流れがあるのも特徴です。

AVといえば、単体女優をイメージする人が多いかもしれません。しかし男性の中には「企画ものが好き」という人も多く、企画女優の需要は高いのです。

3.撮影は多くのスタッフに支えられている

AVの主役は、もちろん女優です。しかしAVの撮影には、多くの人が携わっています。どんな仕事内容の人がいるのか、紹介しましょう。

すべてを仕切る監督がいるのはご存じかと思いますが、それを支える人たちがいないとAVは成り立ちません。カメラマンや証明、ADなど、彼らの仕事内容がAVの仕上がりを左右します。またAV女優をよりきれいに見せるためには、メイクも重要です。激しく体を動かすような流れのAVならば、メイクも落ちにくく工夫する必要があります。そんな細かい気配りも、メイク担当はしてくれるのです。

そしてAV女優が直接お世話になるのが、なんといっても男優さんたち。彼らはただエッチをすればいいというわけではなく、脚本の流れに添って女優を引き立てるような演技をしなくてはいけません。裸を見せる仕事なので、体を鍛えてストイックな生活をしている男優も多いのです。「うらやましい仕事だな」と思う男性もいるかもしれませんが、1日に複数の現場を掛け持ちするのもざらな仕事。決して、簡単にエッチをして稼げる仕事内容ではないのは確かでしょう。

他にも編集や作品のPRなど、あらゆる人たちがいるからこそAV女優が輝けるのです。

4.演技力は必要？

AV女優でも一応、女優と名乗っています。それならば、演技力が必要なのでしょうか？　ドラマや映画に出演するような女優の仕事内容は違うので、絡みがないシーンに迫真の演技は必要ありません。それなりに会話が成り立っていれば、監督からOKが出るでしょう。AV鑑賞をする男性も、早送りにする人が多いのが現状です。

しかし一方でAV女優の仕事内容では、絡みのシーンでの演技力がとても重要です。たくさんの人が作品を観るので、それを意識した演技が必要でしょう。いつも通りにエッチをしただけで、高収入をもらえるわけではないのです。撮られているカメラを意識して、どうすればよりセクシーに魅せられるのかを研究していくことが大切なのです。

特に単体女優の仕事内容では、ひとりでたくさんの見せ場を作る必要があります。監督の指示や男優のエスコートもあるので、それら流れに従いながらも自分らしさを表現していくとそれを観た人がファンになってくれるかもしれません。ファンが増えれば、次の作品にもつながります。どうすればファンが喜んでくれるかを考えて、撮影に反映することが大切になるでしょう。

5.お店に回ってPR活動

AV女優の仕事は、撮影が済めば終了と思っている人が多いかもしれません。企画女優の場合にはそれでいいかもしれませんが、単体女優にはさらに重要な仕事内容が待っています。AVが完成をしたら、宣伝をしなくてはいけません。レーベルが広告を出すなどしてくれますが、それだけではまだまだ不十分なところ。そこで単体女優自身がお店を回って、PRをするのはとても大切な仕事内容の流れです。

アイドルはCDの発売とともに握手会をおこないますが、あれと同じようなことをAV女優がおこないます。DVDを購入してくれたお客さんを対象に、握手会やサイン会、2ショットチェキなどのファンサービスをするのです。中には、ハグなど少しセクシーなことをおこなうことも。

AV女優のイベントはアイドルより神対応と言われており、適当な対応をするとすぐに「塩対応だった」とのうわさが流されてしまいます。イベントを目当てでDVDを購入する人もたくさんいるので、塩対応のうわさが流れると売上にも影響します。カメラの前でもイベントでも、ファンを楽しませようとする気持ちがAV女優には大切なのでしょう。

6.顔バレのリスクが高い

これまでAV女優の仕事内容と流れを説明してきましたが、けっこう大変だと思った人も多いと思います。これらの流れを、こなすからこその高収入といえるでしょう。

さらにAVに出演することは、風俗とは比べ物にならないくらいに顔バレのリスクが高まります。売れっ子の単体女優になると、芸能人と変わらない知名度になることも。バレることはあまり気にしないような女性でないと、単体女優は止めておいたほうがいいでしょう。最近は娘がAV女優をしていることを親も公認しているような家庭もありますが、そのようなところでないとバレたときに大変なことになることは確実です。

また芸能人などが過去に出演したAVが発覚することも、最近ではよくある話。AVソムリエと呼ばれるようなマニアが、みつけてくるのです。顔が似ているだけでは疑惑だけですが、ほくろの位置や歯並びなど特徴を細かく分析されて特定をされます。これは企画女優でもバレるケースがあるので、昔の話だから大丈夫だといかないのがつらいもの。それだけのリスクがあることを考えた上で、AVに出演するかどうかは決めましょう。

AV女優は高収入が期待できますが、バレのリスクが高い仕事です。出演をするのには、それなりの覚悟が必要となるでしょう。

まとめ

AV女優のバイトで稼げるのはごく一部の人気女優のみ。そこにたどり着くまでには多大なる努力が必要です。また、一昔前と比べるとAV女優の人気が高まっているので、女の子の容姿のレベルも非常に高く、芸能人並みにカワイイ子もたくさんいます。

実際、AVプロダクションのもとには毎日何百通という女の子からの応募があるそうですが、書類審査を通過して、実際にバイトができるのは10分のⅠにもみたないそうです。

さらに、今はAVを買わなくてもネットで見れる時代なので、あまりAVが売れなくなっています。そのため、一昔前と比べるとAV女優のギャラは半分以下になっているといわれ、比較的有名な女優さんでもアルバイトを掛け持ちしている人も多いです。

これらのことを踏まえると、AV女優になるのは倍率10倍以上の狭き門で、たとえなれたとしてもずっとバイトし続けていくのはかなり難しいです。

あなたが心の底からAV女優になりたいのではなく、単に割のいいバイトでお金が欲しいからという理由ならば、風俗で働いた方がずっと効率よく稼ぐことができるでしょう。