
風俗業界でよく使う「お茶を引く」という言葉。これは、出勤したのに一人もお客様がつかず、その日の収入がゼロだった状況のこと。
このような状況にならないために、今回はお茶を引いてしまう原因や対策方法をお伝えします!
- 業界用語「お茶を引く」の意味を知ろう お茶を引いてしまう理由は? お茶が続く場合の見切り時は?
そもそも何で「お茶」「お茶を引く」っていうの?

「お茶を引く(挽く)」――。語源は諸説ありますが、江戸時代の遊郭では「売れ残った暇な遊女がお客様へのお茶を挽いていた」。というのが有力なのだとか。また「暇すぎてお茶ばかり飲んでしまう」といった理由もあるそうです。
いずれにしても、風俗業界ではお茶=暇という残念な結果を意味します。いくらお店の忙しさに波があるといっても、風俗嬢は歩合制のお仕事。お茶が続けば生活にも大きく影響してしまいますよね。
お茶を引いてしまう原因は?

では、なぜお茶を引くような状況になってしまうのでしょうか。
一般的な会社員であれば、時給や月給制なので、出勤さえすればお給料はもらえます。しかし、風俗嬢は、毎日出勤しようが、何時間待機しようが、接客につけなければ収入はゼロ。
自分では「頑張りたい!」と思っても、お客様が来なければどうしようもありません。

同じお店でも、いつもお茶ばかりの子もいれば、指名で忙しい女の子もいます。お茶の原因は、お店側に問題がある場合と、自分自身に問題がある場合、2通り考えられます。
あまりにもお茶が続いてしまうようであれば、今一度その原因を考えてみましょう。
【お店が原因】でお茶を引いてしまう場合

【お店が原因】でお茶を引いてしまう場合
- 業界全体が閑散期である
- お店のコンセプトが合っていない
- スタッフがフリー客をつけてくれない
- お店自体の集客力がない
業界全体が閑散期である
特定の期間、どうしても売り上げが落ち込む閑散期というものが存在します。例えば2月、6月、9月などの大型連休明けは閑散期と言われています。その他にも、台風や大雪、社会情勢などの要因もあるため、一概に時期を特定することはできません。

言い方を変えれば閑散期は平等にやってきます。普段から接客を丁寧に行う女の子は閑散期のダメージも抑えられるようです。

収入に波があることを理解して、貯蓄や目的をもってお金を管理することが大事です。その日暮らしの癖がついてしまうと、お茶が続いたとき身動きが取れなくなってしまいます。
お店のコンセプトが合っていない
自分のキャラクターや年齢層がお店のコンセプトに合っていない場合は、どうしても稼ぐことが難しくなります。最初はよかったけれど、長く働いているうちに気づけば周りが若い子ばかり……常連客が付き、稼げているなら問題ありませんが、お茶が続くようであれば、今の自分に適したお店を変えたほうがいいかもしれません。
スタッフがフリー客をつけてくれない
女の子のお店を辞める原因のひとつにも挙げられるのが「えこひいき」です。お店によってはフリー客を気に入った女の子ばかりに入れることがあります。もし特別な感情を仕事に入れるようなスタッフがいたら、そのお店は早めに辞めたほうがいいでしょう。

「スタッフの態度が明らかに他の女の子とは違う」「干されているかも」、と思ったら、残念ながらお店側から必要とされていないことが考えられます。自身の言動を見直し、心機一転他のお店へ移りましょう。
お店自体の集客力がない
そもそもお店自体にお客様が入っていないのは問題外です。
人気店は、広告出稿にお金をかけていますし、宣材写真やメルマガ、SNSなど、女の子の宣伝もしっかり行います。また、人気店であっても、口コミで悪評が目立っていたり、何かの問題が炎上すると集客に影響が出てしまうことも。

スタッフの対応の良し悪しも、集客において実は重要な要素。閑古鳥が鳴いているようなお店はどれだけ自分が頑張っていても報われない結果になってしまいます。
女の子の在籍数と客数のバランスが合っていない
女の子の数が少なすぎるとお客様も離れてしまいます。逆に女の子が多すぎて接客につけないという問題が生じます。これらがお茶を引く要因の場合は、出勤時間を変えることで、改善される可能性もあります。
- 「お茶続きのお店を退店。今は高級ソープで月250万を稼ぐ」先輩のインタビュー記事を読む
- 「入店した頃は指名が取れず焦る日々。できることをしたら自然と結果がついてきた」先輩のインタビュー記事を読む
【自分が原因】でお茶を引いてしまう場合

【自分が原因】でお茶を引いてしまう場合
- 接客での手抜きが伝わっている
- 化粧や服装など外見の手入れを怠っている
- 当日欠勤や遅刻が多く勤怠が安定しない
- NGプレイが多すぎる
接客での手抜きが伝わっている
風俗のお仕事は、誰もが公平に稼げる仕事ではありません。お客様の満足度を高め、繰り返し足を運んでいただくことで、収入に歴然の差が出ます。手抜きの接客は確実にお客様に伝わりますし、口コミなどで悪評を書かれ、仕事に支障が出てしまうことも。
化粧や服装など外見の手入れを怠っている
お客様へのサービスという点で、身なりへの気配りも重要です。風俗のお仕事は、性的サービスだけにとどまらず、お客様を癒す目的もあるため、容姿よりも内面や笑顔、心配りが大切だとされています。しかし、あまりにも手を抜いた外見では、高額なお金を支払ったお客様もがっかり。二度と指名をしてくれなくなってしまいます。

パサパサの髪、雑なメイク、違和感のある服装(極端に派手、露出が大きい、近所に行くようなつっかけサンダル等)など、慣れてくると首をかしげたくなるような身なりの方も増えてくるようです。接客業のマナーとしても、外見磨きは欠かさないようにしたいですね。
当日欠勤や遅刻が多く勤怠が安定しない
心身を使う風俗のお仕事なので、どうしても体調や精神的なバランスを崩してしまう女の子もいます。ただ、あまりにも当日欠勤や、遅刻、早退などが多い女の子は、お店からもお客様からも信用を失うことになり、仕事がつかなくなります。

良い接客が出来ていれば優しいお客様も増えますし、常連客で埋まることもあります。体調管理の意味でも、無理のない出勤ペースでお仕事をするようにしましょう。
NGプレイが多すぎる
まだ慣れないうちはいいかもしれませんが、いつまでもNGプレイが多すぎることでお客様に選ばれにくくなっている可能性もあります。仕事に慣れてきたらプレイの幅を広げることも検討してみましょう。
風俗キャスト向けのセミナーや講習会で、接客や技術力をあげる努力をしている女の子もたくさんいます。こうした努力は必ず結果につながります。
お茶が続いたときの見切り判断は?
ほとんどの女の子がお茶を経験しますので、頻度がたまに程度であればあまり気にすることもありません。しかし、あまりにもお茶が続くようであれば、見切って他のお店に行くことも必要ですよね。
以下の項目が主な見極めポイントとなります。
お茶が続いたときの見極めポイント
- あらかじめ決めた目標金額に対しての進捗度
- 稼げていた頃に比べ断続的に収入が落ちていないか
- お店のなかで居心地の悪さがないか(人気、働きやすさ)
- 働くモチベーションが失われていないか
「入店して間もない新人期間にお茶が〇日続いた場合」「出勤の〇パーセント程度お茶になった場合」「週〇回お茶を引いた場合」、逆に副業でそこまで収入に困っていない女の子であれば「お茶が続いても全然気にしない」ことだってありますよね。
無駄な時間を過ごさないためにも、自分でお茶に対しての見極め基準を決めておくと良いでしょう。

自分が楽しめなければお客様も楽しめません。今の環境が楽しいか、やりがいを感じるのか。そこが根本です♪
- 「お茶が続き、思い切って店を変えて成功した」先輩キャストのインタビュー記事を読む
風俗でお茶を引かないためには?

お茶を引かないためには、どうすれば良いでしょうか。
最も大切なのは日ごろからの言動です。以下のようなことをすると、お茶のリスクを回避できるかもしれません。
SNSで常に存在をアピールをする
時期的な問題で閑散としてしまっても、常連客が来てくれれば問題ありませんよね。自分の存在を忘れてもらわないように、SNSで営業用のアカウントを利用し、こまめに発信をするのもオススメ。また、直接営業の連絡だということが露骨にわかると嫌なお客様もいます。その方に合わせて「この子にまた会いたい」と思わせるような内容を送るようにしましょう。

新型コロナウイルスの渦中であっても、信頼できる常連客に支えられたという女の子は多数。日頃の接客は当然ですが、そのほかSNSでのアピールやLINEでの営業をうまく行い、収入減を食い止めたそうです。
写メ日記を頑張る
風俗が好きなお客様は遊んでみたい子を常に探しています。もちろんお客様は写メ日記をしっかりチェックしていますので、興味を引くよう内容、写真をできるだけコンスタントにアップするようにしましょう。
スタッフとの良好な関係を築く
スタッフとの人間関係も稼ぎを左右するポイントのひとつです。もちろんお客様の接客が重要なのですが、だからといって、スタッフへの対応が横柄だったり、不愛想だったりすると「この子はお客様の前では大丈夫か」と不安に思ってしまうもの。いつも笑顔の女の子は、お客様にも紹介しやすいのです。

誰しも合う人、合わない人がいますが「人に合わせる」こと(フリ)ができたほうが、お仕事はスムーズに進みますよ!
- 「写メ日記で新規客へアピールを欠かさない」先輩キャストのインタビュー記事を読む
風俗の業界用語【お茶を引く】まとめ

今回は風俗の【お茶】について解説しました。
お茶を引く要因はさまざまですが、誰もが通る道と、割り切ることがストレスを溜めない秘訣です。また、一度その経験をすると自分自身を振り返り、新たな改善策が生まれるかもしれません。
もちろん、お茶を引くことがないよう、できることはたくさんあります。コロナ禍における風俗嬢の状況や、日頃から行うべきことを取材したこちらの記事もぜひ読んでみてくださいね。
ただし、できることをやってもお茶が続く場合、明らかに自分だけが稼げていないと感じた場合は、潔く他へ移ることをオススメします。
そんな時は、求人「みっけ」で、自分らしく働ける場所を見つけてくださいね!
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