風俗で働く女性キャストにとって、悩みのひとつが『寒い・冷え性の悪化』です。
もともと女性は冷え性が多いです。会社でも、外回りから帰ってきてワイシャツ1枚になり「暑い!暑い!」と汗ダラダラの男性を横目に、女性はカーディガンなどを羽織っています。自宅でも、エアコン温度設定は男性と女性で意見が分かれるのが普通です。
特に最近の若い女性は、全体的に低体温だと言われています。その中でも風俗嬢の日々のお仕事には、冷えやすい原因がたくさんあります。冬場のホテヘル、デリヘルタイプのお店では、手が冷たくなる女性が多いです。
実はこの冷え冷え風俗嬢、お客さんから不評なのです。冬の寒い中、冷え冷えの手で触られると、お客さんは身も心もアソコも縮みあがります。冷えは風俗嬢にとってつらいですが、お客さんにとってもつらいのです……。
私も冷え性です。メンズエステで働いていた時に、よくお客さんから「冷たいっ!」と言われました。どうしたらいいでしょう?
この記事では、風俗で働く女性の「寒さ対策・冷え性改善策」をご紹介します。是非チェックしてみてください。
- 風俗で寒い・冷え性になりやすい理由
- 風俗の寒さ対策を解説
- 根本的な冷え性の改善策をご紹介
- 寒くないお店選びについて
冷たい風俗嬢を嫌がるお客さんの本音
「身体が冷たいキャストは嫌だ!」お客さんの心からの叫びです。冷たいと言っても、いわゆる塩嬢(塩対応で事務的な風俗嬢)という意味ではありません。もちろんそれも嫌ですけれど。
ここで取り上げるのは、手や脚が氷のような女性キャストです。特に次のタイプのお店で、冷たい身体の女の子に当たると、一気に興奮も性欲も減退します。何とかなりませんか?
風俗エステで寒いとき
まずエステ。風俗エステの多くはオイルマッサージを採用しています。お客さんはショートコースでも30分近く、ロングならそれ以上の長時間、裸でじっと横たわってオイルマッサージを受けます。
オイルが冷えてただでも寒く感じられるのに、女性セラピストの手が冷たすぎると…お客さんからはこんな声も。
「無理!風邪引く!」
「もう、マッサージはいいから、イチャイチャしようよ。」
と、マッサージを終わらせて、ヘルス行為を要求してくることも。
即プレイで寒いとき
即プレイ店。高級ソープはもちろんですが、普通のホテヘルやデリヘルでも即フェラ、即プレイをウリにしているお店があり人気です。「ドアを開けたら即…」がウリ文句です。
お客さんの声「いや、その氷みたいな手で握られても。一気に萎えるよ。」なんてことになるかも。
女性は「外が寒いんだから仕方ないじゃん。」と言いたいかもしれませんが、お客さんにしてみれば、「仕事でしょ?事前に何とかしときなさいよ!」となります。
風俗へ来る男性が憧れる理想の女子ボディ
そもそも男性は「女性の体と触れ合いたいから」風俗にやってきます。そして思い描いている女性の体というのは、次のような「女性らしい」体、言い換えると僕たち男にはない特徴がある体なんです。
男性の理想①丸みがある・柔らかい
男性の理想②くびれがある
男性の理想③いい匂い
男性の理想④温かい
なぜ風俗嬢は冷え性になりやすいのか
女性は冷え性。若い女性はさらに冷え性。そして風俗嬢はもっと冷え性。屋外での作業でもないのに、なぜそんなに風俗嬢は過剰に冷えてしまうのか。その理由は、次のとおりです。
冷え性の原因1. ラブホテルの部屋は冷えている
部屋に入ってからエアコンを付けるのですが、人がいなかった部屋は底冷えしています。しかもラブホテルの部屋は無駄に広いです。
冷え性の原因2. シャワーだけ
プレイ前後に浴びるシャワー。湯舟にゆっくり浸からないので、冷えます。
冷え性の原因3. 水滴を全部ふき取る間もない
とにかく慌ただしいのです。お客さんの体を拭いて、私達は適当にさっと拭くだけ。髪も濡れたままです。
冷え性の原因4. 乾燥も加速
エアコンをガンガンにきかせた部屋で、肌は乾燥し冷える一方です。
仕方がないこととはいえ、これを毎日何度も繰り返す風俗嬢のお仕事は、冷え性を加速させる悪環境なのよね。しかも、ホテヘルだと、この状態で木枯らし吹く中、徒歩で行き来するんです。待機場にコタツが欲しいわ…
風俗嬢はどんな寒さ対策をしている?
もちろん風俗嬢も、手が冷えないように色々工夫しています。現役風俗嬢さんに、どのような対策をしているか聞いてみたところ、次のような回答が挙げられました。
寒さ対策①手袋
寒さ対策②カイロ
寒さ対策③お湯かけ
寒さ対策④エアコンの暖房
これね、あまり効果がないのよね。本当の末端冷え性冷え性はこんな小手先の技じゃ解決しないわ。ほれ!(ドラゴン店長とミミちゃんの首を触る。)
冷たいっ!
冷え性を根本から改善するには
軽度の冷え性なら、上記の対策でOKですが、中等度以上の冷え性には効果が薄いです。結局、冷え性を改善するには、根本的に体質改善しないと無理なんです。
冷え性を根本から変える体質改善5つの掟
【冷え性・寒さ対策 第一条】首と名の付くところを温めるべし
①腰にカイロ、②首、③手首、④足首を温める。厚着するより効果的。人間の体には温めるべき箇所がある。
【冷え性・寒さ対策 第二条】食生活を見直すべし
摂るべきものはタンパク質と根菜。そして白砂糖は体を冷やすので、甘いものには要注意。白米より玄米、白砂糖より黒砂糖や三温糖、黒豆など、未精製のものや黒っぽい食べ物を食べること。
【冷え性・寒さ対策 第三条】湯舟に浸かるべし
仕事中は仕方ないけれど、家に帰ったら必ずゆっくり湯舟に浸かること。冬以外でもできるだけ湯舟に。キレイなホテルなら、お客さんを誘って浴槽イチャイチャプレイもおすすめ。
【冷え性・寒さ対策 第四条】運動する、運動が苦手ならカラオケを嗜むべし
運動で筋肉量を増やす。運動が苦手ならカラオケ(腹式呼吸)がおすすめ。低体温から脱出できます。
【冷え性・寒さ対策 第五条】冷たい飲み物とカフェインは控えるべし
乾燥すると冷えるので、水分摂取は大切。ですが冷たい飲み物は冷えるのでNG。カフェインは冷えと乾燥を促進するので控える。おすすめは白湯。
仕事中にできる寒さ対策
上記の5つの掟は、普段の生活で気をつけて欲しいことです。実は、接客中もちょっとした心がけで、「寒い風俗嬢」にならないようにできるんです。
寒さ対策① ラブホテルなら浴室のドアを開けておく
シャワー後の湯気で部屋か加湿され温かくなります。
寒さ対策② お湯に一緒に入る
既に説明した通り、お湯に浸かると体の温まり方が違います。
寒さ対策③ 抱き合いっこする
常連さんや好感触のお客さんなら、遠慮せずに拭き合いっこをして温めあいましょう。お客さんには何もさせないのが「おもてなし」だと思っているなら、大間違い。お客さんは「基本プレイ以外でサービスがある」と特別な感覚が得られます。
寒さ対策④移動中の防寒はしっかり
SMやM性感なら、冬でも網タイツ(寒い…)や薄手のストッキング、ハイヒールのパンプス、露出の高い服装が必須かもしれません。そういうお店でないなら、タイツ、ブーツ、ニットワンピなど、ある程度は暖かい恰好をおすすめします。出し過ぎと締め付け過ぎは体にも冷えにも良くありません。
寒さ対策⑤待機中に保温、ストレッチやツボ押しも効果的
待機中は靴下を履いたり上着を着たりして保温しましょう。「首」のあたためを覚えていますか? ストレッチやツボ押しも、血流の循環が良くなるのでおすすめです。
重度の冷え性風俗嬢は、働くお店選びが重要
ミケ先生のアドバイスは納得ですが、体質改善には時間がかかります。頑固な冷え性でもうこの冬には間に合わないという女性や、そんなこと言っても三度の飯よりカフェインと酒が好きっていう女性もいると思うんです。それはどうしたら?
ドラゴン店長のお店って、デリヘルでしたよね?そんなときは、お店を変えてみるのもひとつの方法だと思うわ。
なんですと⁈
これはミケ先生の暴論…ではなく、手っ取り早い解決法として、寒い季節は働くお店を変えることもありです。簡単に言うと、寒い思いをする可能性が高いのは、【デリヘル>ホテヘルと店舗型】となります。
ラブホテルは裸になる場所なので、暖房設備はしっかりしています。しかしデリヘルの場合、派遣先のお客さんの家が異常に寒いことがあります。
お客さんの部屋にお邪魔するので、風俗嬢が自由に温度設定するのは難しいです。この問題はビジネスホテルやシティホテルの部屋への派遣でも、たまに起こります。
ソープランドやファッションヘルスなどの店舗型は基本的に大丈夫ですが、残念ながら中には寒い店舗もあります。店舗型風俗店は、法律の制限で、新しく建てられません。古い建物を改築したりメンテナンスしてそのまま使っています。
隙間風が入ってきてお風呂場の床がジンジンと底冷えするようなお店も存在します。特に、冬の北海道、東北、日本海側などへの出稼ぎは、寒さが苦手な女性には鬼門です。
そんなときは、冬だけ温かい地域へ出稼ぎすることをおすすめします。
寒いと「裸になりたくない」のが人の心理。寒さでモチベーションが下がる体質なら、高収入を稼ぐためにもよく考えてみて。お店探しのすすめ、にゃにゃにゃーん。それから、こんなお店なら、きっと身も心も温まるわよ。
冷え性にも嬉しい、気分もあがる素敵なオフィス
居心地が良い待機所がある『人妻ネットワーク』に在籍する穂香さんのインタビューをご紹介します。
人妻ネットワーク/穂香さんインタビュー
結婚、出産を経て会社を退職しました。生まれた子どもが難病を抱えていて、正社員に復帰どころではなく、それでも飲食店などでパートをしていたんですが、主人の収入と、私のパートの収入だけでは苦しくて…もっと稼げる仕事を探していたところ、友人から風俗を勧められました。
この年齢で、しかも主婦。風俗なんて全く想定外でしたが、人妻にニーズがあることを知りました。不倫がコンセプトのお店で、昼間働けるんです。
そしてこちらのお店は、本当に風俗っぽくなくて。赤坂という立地もありますが、オフィスがまるでどこかの優良企業みたいで、風俗店らしからぬ素敵な空間なんです。
仕事から戻ってくると、スタッフの方が高級レストランみたいに椅子を引いてくれるんですよ。夏はいい香りのする冷えたタオル、寒い冬はあたたかなタオルを出してくれます。オフィスに来るのが楽しみでもあります。リラックスできる場所です。
いいですね♪ 女の子って、お客さんやスタッフなど周りの男性から褒められたり大切に扱われると、癒されてキレイになると思います!
まとめ
今年の夏は異常な暑さでした。でも夏が終わり秋の気配を感じると…なぜかもう冬で「秋ドコー?」と不思議に思う近年。きっと今年の冬も、早くきて、とても寒いでしょう。
風俗嬢にとって、寒い季節はつらいです。どうしても出勤したくなくなってしまったり、風邪を引いたり、そして冷えが疲れた体をさらに鞭打ちます。そのうえ、風俗嬢は腰痛持ちが多いです。
体調管理のためにも、モチベーション維持のためにも、寒い季節の対策は思っている以上に重要です。コロナも終わりが見えてきたこの冬の繁忙期に、気合を入れて稼ぎたい風俗嬢さんは、今から対策を練りましょう!