この記事では、風俗で働く女性のための「本指名の増える会話術」についてご紹介します。
ミミちゃん、元気ないけど何かあったの?
最近、まったく会話が盛り上がらないお客さんが続いてるんです。最後のシャワーやお別れも気まずいままだったし……。わたし風俗に向いてないのかもしれません(泣)
いろいろな風俗店で働いていた筆者にも、こうして悶々と悩んだ時期がありました。お客様との会話が苦手だった私にとって、この気持ちは非常によくわかります。
同じ悩みを抱えながら、風俗で働く女性は少なくないでしょう。
風俗のお仕事は、美人や話上手でないと稼げないのでしょうか?――いいえ、そんなことはないのです。いくつかのコツを抑えれば、本指名が増えやすくなります。
この記事では、人気嬢の接客テクニックや、リピーターに繋がる会話術について、インタビュー取材を交えてご紹介します。
是非チェックしてみてください。
- 人気の先輩キャストの接客テクニックを知ろう
- 今日からできる、基本の会話術が分かる
- お客様との会話に関する8名のインタビュー取材をご紹介!
風俗店なら女性は話下手でも大丈夫?
デリヘルのような風俗店だったら、キャバクラみたくトーク力は必要ないって聞いたんですけど、違うんですか?
お客さんとの会話が苦手な女性キャストは、こういう志望動機で風俗店に応募するケースがあります。
【話下手なので、キャバクラやガールズバーでなく、風俗を選びました】
この選択は正解ですが、会話がゼロでも良いということでもないのです。
もちろん、キャバクラのように、お客さん達やヘルプのキャストと大勢でワイワイ盛り上げる話術は、風俗嬢には必要ありません。
ですが「今日、あの子と90分、2人で過ごして楽しかった。また会いたいから指名しよう」と思われるには、何かしらの接客テクニックは必須です。そして、普通の女性が、あいさつ以外はほぼ無言という接客スタイルで、お客さんからそう思わせるのは難しいです。
と言っても、ガンガン冗談や下ネタを話してウケる必要はないし、面白い最新の話題を出して「イケてる女」を演出する必要はないので安心してください。
キャバクラなどカンパイ系ワークで求められるのが、合コンやパーティーのトーク術だとしたら、風俗で求められるのは、デート、それもまったりおうちデートの会話とテンポです。
お店がよく「恋人接客が大切」という理由はこれなの。「私は技術派だから」と言う女の子がいるけれど、それではハードプレイがウリになってしまう上に、飽きられるのが早いから気を付けてね。
【過激なプレイ】をしてもらったところで、その時は盛り上がるし感激するけれど、終わるともっとハードプレイをしたくなるか、新しい女性を求め始めるのが男です。それよりも、「あなたと時間を過ごしたい」と思ってもらえるような接客の方がリピートに繋がりますよ。
会話を工夫して本指名を獲得!人気キャストの接客テクニック
なるほど、デートのときみたいな会話が良いんですね♪ 上手に接客すれば、私も本指名やリピーターさんが増えるのかなぁ?
接客を工夫して、指名がたくさん増えたっていう話はよく聞くわよ。
みっけ編集部のインタビュー取材から、人気キャストの方々の接客のコツについてご紹介します。
恋人感覚と笑顔の接客でリピーター増加
オナクラ バージン在籍「ここ」さん(20歳) インタビュー
入店から1年半経ちます。最近はリピーターさんが増えてきて嬉しいです。
本指名が増えてきた秘訣は、恋人感覚で接するようにしていることですね。お客様もイチャイチャできたほうが嬉しいと思うので。
場数を踏むことも大切です。リピーターの方と接していくうちに、どんな会話が喜ばれるのか分かってきて、新規のお客様にも上手く対応できるようになりました。
もちろん、好みの話題はお客様によって変わるのですが、常に笑顔で接することも大事ですね。
会話の盛り上がりよりも、ムードづくりを重視したら、入店3か月で予約完売の人気嬢に
YESグループヨコハマ在籍「さとみ」さん(30歳) インタビュー
私はファッションヘルスに入店して、3か月で予約完売となりました。接客で大切にしていることは、言葉よりも雰囲気作りです。
お客様は、非現実的な時間が過ごしたくてお店に来られるわけじゃないですか。
あたりさわりのない「仕事帰りですか?」「明日は何するんですか?」なんて会話は、あまり必要ないと思うんです。現実から離れたいと思っている方は、聞かれたくないこともあると思いますし。
お客様は基本的にはエッチなことがしたくて来ているのですから、早くイチャイチャしたいのではないかと思うんです。だから『エッチなムードをいかに早く、うまく作れるか』だと思うようになって、シャワーを浴びるまで、ほとんど会話をしないことすらあります。
キスしたり、ハグしたり、そうして時間が経つにつれて、相手のことがだんだん分かっていく。恋人って、それが自然ですよね。
最初に会話が盛り上がったお客様は、ずっと会話で盛り上げないといけないので大変だと思います。
今の空気感を大切にする接客にしてから、会話の無い時間も心地良く感じるようになりました。
積極的に話さないことも会話術なんだね。奥が深いなぁ。
基本の会話・接客術
ミケ先生! 私でも会話上手になれるコツってありますか?
まずは会話の基本的なテクニックを身につけましょ。会話術は身に付くまでに時間がかかるものだから、少しずつ実践して覚えていけば良いわよ。
会話・接客術1. 聞き上手
誰でも簡単に実践できる会話テクニックは【聞き上手】になることです。
会話は【話す】と【聞く】で成り立っているので、会話の糸口さえ見つけられたら、あとは一生懸命聞くほうが、多数派の男性からの印象は良いです。
聞き上手には以下の特徴があります。
- どんな話題でも興味を持って聞く
- あいづちをしっかり打つ
- 質問する
- 話の腰を折らない
- まずは否定しない
- 意見が違っても、正論で言い負かそうとしない
- 次回までに、その話題について少しでいいから調べておく
決して難しいテクニックではありません。
「相手を否定せずに、興味を持って聞く」これだけでいいんです。
話し好きなお客さんなら、聞き上手になるのが一番ね。
だけど、話しかけてもノリの悪い人や、無口なお客さんもいます。そんなときはどうすれば良いの?
無口なお客さんは、次の4つのポイントに気を付けて接客してみてね。
会話・接客術2. 笑顔をあふれさせる
人気のある風俗嬢が全員話上手で社交的かというと、そんなことはありません。待機場でほとんど話さない静かな女性もいます。ですが共通していることが一つあります。
それは笑顔が素敵だということです。ランカーのキャストさんで、笑顔が魅力的でない女性はいません。
その笑顔を見ると、雰囲気が良くなり「守ってあげたい」「この笑顔をまた見たい」という気持ちに変わります。
風俗に遊びに来る男性は、気に入った女性をリピート(本指名)します。本指名客の多くは、初対面で「やったー!理想!思ってたのとドンピシャ!」とガッツポーズをしていた男性ではありません。
最初は、「こんなもんかな」という印象も多いのです。それでは、どこで好感度がアップしたのでしょう?
いくつかのタイミングがありますが、そのうちの一つが笑顔を見た瞬間です。
本気の笑顔を見るたびに、あなたへの評価はアップしていきます。笑顔があふれていて、礼儀や接客、気遣いがきちんとできていれば、不愛想、事務的といったマイナス評価は避けられます。
会話・接客術3. 密着イチャイチャは全てを解決する
女性キャストの”お喋りが長いと嫌がる”お客さんもいます。
なぜでしょうか?
それは長話で「時間稼ぎ」をされると、「プレイ時間が短くなるので、お金がもったいない」と感じるからです。女の子と話がしたいだけなら、最初からキャバクラにいきます。
風俗でも会話は大事ですが、無理に長話をしなくても大丈夫です。
会話が上手くできないなら、会話に困るたびに、抱きつくかキスしてしまいましょう。自分から積極的に密着やキスをする女の子は、お客さんから好かれます。
会話・接客術4. 褒める
基本的に、褒められてうれしくない人はいません。特に男性は「褒められたがり」です。クールなフリをして、「はいはい」と適当にあしらっていても――内心、喜んでます(笑)
褒めましょう。どんな人にも「褒めるポイント」は必ずあります。次に挙げる「褒める時の注意点」を守れば、決してしらじらしくなく、無表情で無言だったお客さんの態度が柔らかくなります。
褒める時の注意点1. 本当のことを言う
明らかに太った人に「スタイルがいい」、ハゲている人に「フサフサ」とは言わない。「バカにしてるのか!?」と怒られます。
褒める時の注意点2. 具体的に褒める
「私、体の大きな人が好きなんです。お腹は筋肉バキバキは嫌、ぽっちゃりしているお腹にこうやって頭載せて寝たい。」「知的なお顔されてますよね。メガネフェチなんで、ドキドキします。」と言われたら、上記の男性達も納得します。
会話・接客術5. 一言で終わらない質問がいい
こちらから話を振っても一言で終わってしまい、会話が続かないという悩みを抱える人は、YES NOだけで答えられない質問をするといいです。
「今日はお仕事ですか?」
「そう。」
これでは会話が続きません。
「お休みは土日ではないのですか?」
「そうなんだけど、土曜は時々出勤なんだよね。だから今日は、この後会社に行くよ。だから、マッサージの時、首から上にはオイルつけないでくれるかな?」
下の会話のほうが、親しくなれます。この後に「じゃあ、髪にオイルがつかないよう首にタオルをかけますね。」と言えば、よく気のつく子だなと思ってもらえます。
「土曜もお仕事なんだ、大変ですね。」と続ければ、「そう、だから癒されたくてね(笑)」、または「〇〇ちゃんも土日、お仕事でしょ?頑張ってるねぇ。何か目標があって貯金してるの?」と話が広がっていく可能性大です。
会話・接客術6. 話の種を写メ日記に書いておく
会話がなくて気まずい思いをしているのは、女性キャストだけではありません。実はお客さんも、何を話せば良いのか分からず困っているのです。
考えてみてください。40代、50代のオジサンが、初めて会う20歳の女の子と二人きり。共通の話題がわかりません。
楽しい時間を過ごしたいという気持ちは、お金を払っているお客さんのほうが強いです。女性慣れしていないタイプのお客さんで、「どうしよう?」の文字が脳内で繰り返し点滅していて、不愛想に見えている可能性もあります。
そんなときこそ、写メ日記です。写メ日記に自己紹介をどんどん書きましょう。
- 自分の好きなこと
- 趣味
- 休みの日の過ごし方
- 興味のあること
- 知りたいこと
- 将来の夢
あなたを指名してくれたお客さんは、写メ日記を見ている可能性が高いです。日記に書いたことを話題にしてくれるでしょう。
これは本当におすすめ。話題に困らなくなるし、お客様から色々なことを教えてもらえるの。ただ、個人情報や身バレにだけは気をつけてね。
先輩キャストの会話術と接客エピソードをご紹介
お客さんと何をどう話すか。これは風俗で働く女性なら誰でも一度は考える悩みだと言えるでしょう。そこで、先輩キャストの皆さんのリアルな会話術をご紹介します。
会話と癒しの雰囲気で、お客様の心を掴む
横浜みるふぃ~ゆ「かりな」さん(19歳) インタビュー
初めて会うお客様は緊張していることが多いんです。だから質問して話させようとするより、まず自分から「私はこんな人ですよ~」と情報開示します。
内容はお客様に合わせるんですが、特にウケるのは「やらかした話」ですね。例えば、膝を伸ばした状態で米袋を持ち上げようとしたら、ぎっくり腰に…みたいな(笑)
笑ってもらえると緊張が解けてプレイも楽しんでもらえるし、プレイ後は自分の話をしてくださいます。
お客様から「癒される」と言ってもらえることが多いんですが、そのせいかもしれません。
お客様ノートを活用。会話の守備範囲が広いため年上から可愛がられる
洗体アカスリとHなスパのお店「なぎさ」さん(22歳)インタビュー
洗体サービスはシンプルだからこそ、会話はとても大切です。ハードなプレイもないですし、会話が盛り上がらないと、作業的になってしまいますよね。
どんなタイプのひとでも、趣味の話が一番盛り上がります。わからないジャンルでも、素直に質問していますね。自分の知識もどんどん広がっていきますよ。
相手が何に興味があるかに関心を持つこと。お客様ノートに話したことをメモすること。この二つを心掛けています。
会話以外だと、お部屋にご案内するときに手を繋いだり、ハグをしたり、愛情表現を意識して接客するようにしています。
本指名を増やすコツは、キスを多めにしたり、恋人のようにイチャイチャした雰囲気で接したりすることだと思います。
趣味の写メ日記で会話の盛り上げに成功
熟女総本店「ひかる」さん(49歳)インタビュー
写メ日記を集客に利用しないのはもったいないです。私は、お客様へのお礼を必ず書きますね。それが本指名につながります。
趣味の食べ歩きについて書くようにしたら、皆さんそれを読んでくださっているので、お会いした時の会話の種になっています。
白けた雰囲気にならないよう、お客様のリアクションを見て、反応が良い話はどんどん広げていくのが大切ですね。
例えば「お酒が好き」と言われたら「そうなんですね」ではなく、「私はこの銘柄が好きですが、何がお好きですか?」と質問したり、わからなければ「どんなものが美味しいですか?」と質問するのが良いと思います。
世代の違うお客様と会話するための工夫
エコグループ「さき」さん(21歳)インタビュー
私を指名してくれるお客様は50代以上の方が多いです。各世代で好まれる話題をなるべく調べるようにしているのですが、時事ネタは鉄板なので、ニュースは必ずチェックしています。
リピーターのお客様は、自分が忘れられてたら少しショックだと思います。だから、一度お会いした方の情報は忘れないようにしています。他の女性は、お客様ノートを付けていたりしますね。
大切なのは空気を読むこと、無口・人見知りでも大丈夫
Vitamin「ちはる」さん(24歳)インタビュー
最初はお客様全員にたくさん話しかけてたんです。でも接客しているうちに、全員がお話したいわけじゃないことが分かりました。
たくさんお話をしたいお客様もいらっしゃいますが、静かにマッサージを受けたい方もいるんです。お客様が何を望んでいるかが見極められるようになってからですね。本指名が増えたのは。
塩対応と言われた接客を変えた方法
ローテンブルク「藤谷香文(かよ)」さん(36歳)インタビュー
私、以前はまったく売れないキャストだったんです。いわゆる「塩対応」だと、お客様からよくクレームが入っていました。トークが苦手だったこともあり、抜けばいいという感覚でお仕事をしてましたから。
だけど、ソープランドはプレイだけでなく「場」が大切なんです。会話が苦手だった私は、120分を持て余してしまっていたんですね。
お茶の日が続き、社長に泣きながら相談したんです。そしたら「それは、あなたがつまらないからでしょう」って(笑)
それからは、会話の引き出しを増やすために、旅行、読書、映画鑑賞を沢山して、知識をインプットしていったんです。話のバリエーションも増え、今では120分では足りないくらいになりました。
おかげさまで、今では週5~6日の出勤で、月収150万円いただいています。
先輩キャストのみなさんも、いろいろな工夫をして人気になっていったんですね。なんだか安心しました。
お客さんも女の子も、一人一人違うから、色々試して自分に合う接客方法を見つけてきましょう。「礼儀正しく」、「お客さんを否定しない」、「懐具合や個人情報をあまり探らない」、この3つに気を付けてね。
逆説的だけど、会話が苦手なのに会話の時間を長くとる必要なんてないと思う。ある程度会話したら、さっさとはじめてしまおう!気持ちのいい丁寧なプレイ(感じている演技、イッタ演技を含めて)ができたら、後はそんなに頑張って会話しなくても仲良くなれているはずだよ。
まとめ
風俗で働く女性の会話・接客テクニックについてご紹介しました。
お客さんが話してくれない、笑顔がない、会話が盛り上がらないまま終わってしまった、プレイ後のシャワーが気まずい等など――。風俗で働き始めた女性のほとんどが一度は悩むことです。
会話を盛り上げるため、クラブのホステスさん並みに情報収集する人、写メ日記を活用する人、笑顔や恋人ムードを優先する人など、対策は色々あります。
全部、やってみたらいいと思います。そうすると、自分のキャラや客層にあった話術がわかるでしょう。
人気嬢も決して「素晴らしいトークスキル」や「舌を巻くような話題」を持っているわけではありません。
困ったら笑顔!困ったらハグ!困ったらキス!困ったらイチャイチャ!これをお守りにして、より多くのお客さんを接客して経験値を上げていきましょう。
上手く話そうとするよりも、恋人のような楽しくエッチな雰囲気を作りましょう。そうしてプレイに入っていけたら、それがベストです。