この記事では、風俗店で働く女性の、バレンタインチョコ事情をご紹介します。
人気の先輩キャストは、どのようにお客さんにチョコをあげているのでしょうか? そもそも、わざわざチョコをあげるべきなのでしょうか。
実は、バレンタインイベントを上手に活用することで、効率的に指名を獲得することができます。指名率を上げるための、バレンタインならではの接客方法もご紹介していますので、ぜひチェックしてください。
ミミちゃんが見ているのはバレンタインのチョコレート特集?
そうです。自分用と友チョコ、そして気になる先輩に、どのチョコを買おうかな。
お仕事用のチョコはどうするの~。
えっ? お客さんにチョコあげた方が良いんですか?
「お客さんに義理チョコをあげるなんて知らなかった」とミミちゃんの表情が言っています。
最近は、一般の会社などでも義理チョコは廃止の傾向にあるため、まさかお客さんにバレンタインチョコをあげるなんて思ってもみなかったのでしょう。
風俗や水商売には、男女の疑似恋愛の要素がたっぷりあります。とすると、もしかしてバレンタインのチョコはあげるべきなのでしょうか。
目次
風俗嬢はお客さんにバレンタインチョコをあげているの?
皆、お客さんにバレンタインチョコをあげてるんですか?
実際に風俗で働く女性達がバレンタインにお客さんをあげているのか、実情を探ってみたところ、いろいろな意見がありました。
2月14日に来てくれたお客さん全員にあげる [デリヘル勤務 26歳]
バレンタイン当日についたお客さんには、フリーのお客さんも含め、全員にチョコをあげるというのが、デリヘル勤務のAさん。
理由は「もらって嫌な気がする人はいないから」。
そしてスタッフさんやドライバーさんにまで、小さな感謝チョコを渡すというAさん、さすがお店の看板嬢かつ売れっ子なだけあって、気配り抜群です。
ただし本指名の常連さんと、それ以外のお客さんで差はつけるそうです。
太客様にはちょっと豪華なチョコ、そうでもない本指名さんにはリーズナブルだけど可愛いチョコ、新規のお客さんにはあくまでも義理チョコと分かる程度のチョコを選ぶんだとか。納得です。
大袋のチョコを買って、あくまで気持ちだけ [風俗エステ勤務 24歳]
Aさんのように全員に…となると、それなりに出費がかかります。本指名の多い女性の場合、全員にチョコレートを渡せるように、少し多めに用意しておく必要があります。正直そこまでしたくないという人も、少なからずいるでしょう。
エステで働くBさんは、キットカットなどのように大袋のチョコを買って、来たお客さん全員に1つあげるなど、【あくまで気持ち】のバレンタインにしているそうです。
でも、本指名の中でも、ロングで入ってくれたり、頻繁に来てくれたり、普段からお土産や差し入れをくれる太客様や良客様にだけは、奮発してデパ地下のチョコをあげるのだとか。
義理チョコはあげない風俗嬢もいる [ホテヘル勤務 29歳]
バレンタインのチョコ配りは一切していない風俗嬢もいます。ホテヘルで働いているCさんは、風俗3年目になりますが、一度もバレンタインチョコをお客さんにあげたことはありません。あげない理由を率直に教えてもらったところ、次のように答えてくれました。
- お金がもったいない。お店に来てお金を使うのはお客さん。私たちはお金をもらう側。
- いろんなお客さんがいるので、誤解を招くようなことはしたくない。ガチ恋客がストーカー化した経験がある。
- 食べ物をあげてしまうと、お客さんからも食べ物の差し入れがくる。個包装でない生菓子、たこ焼き、そして手作りのお菓子などは、本当に迷惑。
こういう考え方もあります。確かに自分のストレスになるなら、義理チョコは必要ないかもしれません。
お店がチョコ代を強制徴収 [高級ソープ勤務 23歳]
これはレアケースです。ですが、某老舗高級ソープで働くDさんの場合、バレンタイン前になると、お店が「お客様へのチョコレート代」として5,000円を女性から徴収するのです。そしてお店が、1000円のゴディバを買い、来店されたお客様に無差別に配るというシステムです。
忙しい女性にとっては、店員さんが全て取り仕切ってくれるから楽と言えば楽かもしれません。
ですが、「太客様には追加でプレゼントをあげるんだろうか…」「その日のお仕事が、指名が1本のみなら、損した気になりそう…」など、ケチな筆者は考え込んでしまいました。
バレンタインチョコは配った方が良い理由 2選
う~ん…やはりバレンタインにはお客さんに義理チョコをあげるべきなんでしょうか。あげないとダメですか。
あげなきゃいけないのか。こう尋ねられたら、あげなくても大丈夫という答になります。それでも、あげようか迷うなら、あげても良いのではないでしょうか。
義務ではないし、あげたから稼げる、あげなかったから稼げないというものでもないけれど、プラスの印象になることはあってもマイナスにはなりません。
たかが数百円のチョコ、皆に配っている、甘い物は好きではないなど色々言っても、バレンタインにチョコを女性から貰うとやはりうれしい…という男性が多数派です。
お客さんを喜ばせて、損はありません。そして筆者がバレンタインチョコをお客さんにあげることをおすすめする理由は、次の2つです。
- 特別感の演出
- 写メ日記で集客
チョコ配布がおすすめの理由1. 特別感を演出して指名獲得
多くの風俗店は「恋人ムード」「癒し」といったコンセプトを掲げています。
少し風俗経験がある女性なら、【お仕事派(技術派)より、恋人接客派の女性が売れる】といった話を耳にしたことがあるでしょう。
お店の接客マニュアルにもよく、次のようなことが書かれています。
- 密着してイチャイチャしよう。
- キスをたくさんしよう。
- 距離感を感じさせる態度や事務的な接客は×。
- お客さんを褒める。
- お客さんが「この子、俺のこと好きなのかな」と勘違いしたら、必ずリピートが取れる。
つまり、「俺って特別かも」と優越感を感じさせることは、指名獲得の第一歩です。ならば、バレンタインのチョコは演出として最適です。
チョコ配布がおすすめの理由2. 写メ日記で集客
「この子に入ってみようかな、どうしようかな…」、「抜きたいけれど給料日前だし、今日は風俗やめて、家でネトフリでも観ようかな」、「リピートしてるオキニ嬢、ちょっと飽きてきたな…新しい子探してみようか」
お客さんは絶えず【迷って】います。
気を抜くと、ふっといなくなったり、来なくなったりします。
風俗嬢は、キャバ嬢みたいにLINEで営業することは少ないです。毎日お金を稼ぎたいのに、これでは困ってしまいます。
そんな時に使える、営業ツールが写メ日記です。
「バレンタインだからコスプレしてみました」、「チョコを受け取りに来てね」、そんな写メ日記で集客することができます。
ちょっと世知辛い話になるけれど、昔より、些細なプレゼントや割引など小さなお得でも喜ぶお客さんが増えたように思うの。
お客さんにチョコをあげるデメリット:ガチ恋になる可能性
チョコをあげないという女性が言っていた「ガチ恋客の勘違い」が気になります。勘違いされて、変なお客さんがついたら嫌だなぁ…。
風俗のお客さんにチョコをあげることのデメリットといえば、まずお金がかかることですが、それよりも大きなデメリットがあります。
それは、お客さんが勘違いして、店外に誘ってきたり、「付き合って」と言い出すこと。チョコ代がかかることより、もっと嫌です。間違いないです。
ほとんどのお客さんは、風俗はサービスだときちんと理解しています。ですが、中には、「ガチ恋」と呼ばれる本気で恋愛を求めるお客さんも存在します。これは事実です。
でもチョコごときで勘違いして痛くなるお客さんは、既に感覚がずれているので、チョコをあげなくても文句を言うかもしれません。
そしてチョコをあげようがあげまいが、【勘違いは続くよ、どこまでも】なのです。
また既に「このお客さんはちょっとやばいかも」と感じているなら、その人にはあげないのも手です。
バレンタインでお金をかけずに効果最大限
お客さんにバレンタインプレゼントをするにしても、正直、できるだけお金はかけたくないという人もいるでしょう。
また、お金はかけたくないけれど、他の女の子に差をつけたいという欲張りさんもいるはずです。
その気持ち、よくわかります。そこでおすすめしたいのが、手作り(風)チョコと、チョコ以外のプレゼントの2つです。
やはり手作りチョコは強い
お客さんが貴女に好意を持っている場合、手作りは最強の武器になります。スイーツなんて買ったほうが美味しいです。わかっているのに、それでも男子は「可愛い女の子が自分のために作ってくれた」という事実に感動するのです。その点では、オジサンも小学4年生男子と同じです。
手作りなんて無理、面倒という意見は認めます。そんな時は、手作り風でもいいと筆者は思います。市販のシンプルなお菓子を、100均ショップなどで買ってきた小袋に詰め替えてラッピングすればOKです。おすすめなのは、クッキー、生チョコ(トリュフ)、チョコレートケーキ、フォンダンショコラなどです。
ホワイトデーのお礼に、手作りのお菓子を作って来られると困るのは私も同じです。アレルギーもあるし、お客さんの手作りはちょっと…
バレンタイン手作りチョコは、別れ際に渡せばいいのよ。家で食べてねって。あと仲のいいお客さんなら先手を打って、ホワイトデーのお返しに小さなものをリクエストするのもありよ。
ミケ先生、知能犯…。差し入れなど、どうしても避けられない時は、風俗嬢の奥義「今日はお腹壊してて…お仕事終わってから頂きます」が使えるよ。
金額別に紹介!チョコ以外のお勧めプレゼント
最後に、現役風俗嬢さん達へのインタビューから分かった、チョコ以外のプレゼントにお勧めのアイテムをご紹介します。参考にしてみてください。
特に大切にしたい本指名のお客さんには、奮発する人も
例えば、ネクタイ、ペン、ポータブルスピーカー、タオル、車の芳香剤など、彼氏に選ぶような物を極太本指にあげる人もいます。
もう少し気軽なプレゼントとしては、スタバカードが人気でした。スタバカードはオシャレなデザインの物がありますし、趣味に合わず使ってもらえない可能性が少なく、奥様や彼女に見つかって疑われる心配もありません。
友達感覚のお客さんの気持ちを鷲摑み
風俗を利用する理由は「ヌキたい」欲だけではありません。家庭に居場所がない、職場が辛い、地元を離れて親しい人がいないなど、「寂しさ」から「人肌のぬくもり」や「癒し」を求める男性も多いのです。
そんなお客さんなら、定期的に通ってくれたり、これまでの会話から、趣味趣向を知っていることもあるでしょう。
お客さんのことを色々教えてもらっているなら、好きなお酒、好きな食べ物、郷土土産などをあげると、もらったお客さんはグッとくるはずです。
特に年配のお客さんや、素朴なタイプのお客さんには、オシャレな小物よりこういうプレゼントが好まれる可能性大です。
プチプラでも気持ちは伝わる
お金をそんなにかけなくても、プレゼントはできます。
- 風邪が流行る季節のマスク
- 寒い冬のカイロ
- 入浴剤
- 雨の日の靴下
こういったものは、バレンタインに限らず、プチプラなのにとても喜んでもらえます。また仲が良く、冗談ばかり言っているような友達感覚のお客さんなら、いっそギャグ路線のプレゼントもおすすめです。
- コンドーム
- パンツ(一人暮らしかどうかの確認は必要)
- 泡ぶろ、ゼリー風呂、味付きローションなど、プレイで使えるもの
これなら笑いを取れます。プレゼントの定番であるハンカチは、「別れ」を意味するとも言われているので、人によっては×だと覚えておきましょう。
まとめ
バレンタインはもう目の前。好きな男性にあげる本命チョコや、自分へのごほうびに買う高級チョコも楽しみですが、風俗で働くならお客さんにちょっとしたプレゼントを送るのも、指名獲得に役立ちます。
無理に豪華なチョコを買わなくても、ちょっとした工夫や気配りで、お客さんに喜んでもらえますよ。