性の多様化が多くの人に浸透してきた現代。自分のセクシュアリティ(性のあり方)について公言している方もいることでしょう。
風俗業界では、女性用風俗、通称「女風」が人気を集めています。キャストが男性のお店が主ではあるものの、キャストが女性のレズビアン風俗もあります。
筆者は女性用レズSM店でキャストとして働き、日々楽しくお仕事させてもらっています。この記事ではレズSMの魅力について徹底解説します。 現役キャストの生の声になりますので、ぜひ読んでください。
レズSMとは
SMというと男女でするイメージが強いと思いますが、女性同士でなければできないという人もたくさんいます。
通常SMにおいては責め側をS、受け側をMと呼びます。レズSMでも同じように言う場合もありますが、レズ専門用語があります。 また、女性同士でなければ味わえないことがいっぱいあり、恋愛対象は男性でも、SM相手は女性がいいという人もいます。
レズにおける立ち回り
レズには、性行為上での役割を表す用語があります。先ほど書いた専門用語にあたります。
ネコ
受け側、Mを指します。自分は完全受け身となり、相手を責めたり舐めたりもしない場合は「バリネコ」と呼びます。
タチ
責め側、Sを指します。責め手が服を脱がないこともあります。ネコと同様、完全に責め側に徹する場合は「バリタチ」と呼びます。
リバ
ネコとタチ、どちらもやります。SMで言うと、「スイッチャー」にあたります。
ネコよりリバ、タチよりリバなどと表現することもあります。前者は基本的に受け身だけど責めもできる、後者は基本的に責め側だけど受け身もできるという意味です。
レズSMの定義
レズSMにおいて、男性は介在しないのが普通です。Sの男性が自分のM女性と別のM女性を絡ませることもありますが、それは男女間SMの中でのいちプレイにすぎません。
レズビアンの女性は男性が加わることを嫌います。男性が生理的に受け付けないという方もいます。
少し女性同士で絡んだからといって、レズSMにしてしまうのは本当にレズSMを必要としている方に失礼です。
レズSMの魅力
SMの中でもレズSMという分野があるのは、それだけ突起しているものがあると
いうことです。それがレズSMの魅力にも繋がります。
この項では、その魅力について解説していきます。
女性同士分かり合えることがいっぱい
女性の気持ちがよく分かるのは、やはり男性ではなく女性です。日常でも相談や愚痴を話す相手は同性ではないでしょうか。 身体的なこともそうですが、精神的な部分でも共感できることがたくさんあると思います。
快感のツボが分かる
アダルトビデオに影響された男性から嫌な責め方をされた経験がある人は多いはず。女性同士なら、その心配はありません。
気持ち良い部分も責め方も何も言わなくても、ある程度は分かり合えます。それは自分の経験と体感によるもので、男性の下手な知識より的を得ていることが多いです。 自分の身体で覚えたことが一番役立ちます。「私もこうだったから、あなたもそうだよね」という共感が、深い快感を生み出します。
良い雰囲気作りができる
男女差別というわけではないのですが、ムードや雰囲気作りは女性のほうが上手です。女性は行為そのものよりもシチュエーションを重視します。
ムードが良くなければ、スイッチは入りません。その点、女性は行為をするまでの過程を大事にしますので、何の抵抗もなく流れでプレイすることができます。 時には優しく、時には荒々しく、時にははずかしめるようにと、様々なシチュエーションを楽しむことができます。
安心感がある
初対面でプレイをする場合、緊張や恐怖心はつきものです。男性と二人きりで会った場合、何かあっても女性は力ではかないません。
その点、女性であればその心配はいりません。女性からの責めを好む方は、その理由の最初に「安心感」を挙げます。
男性は怖い
レズビアンの方の中には過去に男性からひどいことをされ、トラウマを抱えている人もいます。
みんながみんなそういうわけではありませんが、男性に対して恐怖心がある人は当然女性同士のほうが安心できます。
気持ちがリラックスする分、性行為やプレイにも集中でき快感も増すように思います。
男性よりもすごいことが受け入れられる
男性相手だと受け入れられないことでも、受け入れられるのがレズSMの最も素晴らしい点だと、私は思います。
たとえば、キスや性器を舐められるなどの粘膜接触、聖水(尿を飲ませる)などの汚さを伴うようなプレイは女性だからこそできるという人は多いです。
特にスカトロに関しては、「レズスカトロ」というジャンルがあります。男性だと汚くて生理的に受け付けないことでも、相手が女性だと不思議と受け入れることができるようです。
私のお客様の中にもそういう方がいて、「女性とだからできる」とよく言われます。いつもより大胆になって、ハードなことにも挑戦できるのがレズSMの神髄です。
素敵なお相手と出会うために
ここまで読んでいて、レズSMに興味を持った、レズSMを体験してみたいと思った方もいることでしょう。
では、どうやって相手を探すのか、その方法についてご説明します。
掲示板やSNSで探す
今の出会いの主流は、何といってもインターネットによるものです。レズビアン専用の掲示板やSNSで知り合っている人がほとんどです。
なかなか表の生活ではカミングアウトするのは難しいもの。インターネットであれば簡単に出会いを探すことができます。
・掲示板での出会い
異性間の掲示板は法律で禁止されているのですが、同性間の掲示板はまだ存在しています。数は少ないものの、女性同士用の掲示板がいくつかあります。
友達募集、恋人募集、SM相手募集とジャンルが多岐に分かれており、また地域別にもなっています。そこで書き込みをする、書き込みを見て連絡するといった形で、相手とアポが取れます。
掲示板上での出会いで気をつけなければいけない点は、ネカマが混じっているということです。ネカマとは、「ネットおかま」の略で、実際の性別は男性であるにもかかわらず女性のふりをしてやりとりしている人のことを指します。
直接会えば性別がばれてしまうので、なるべくやり取りを引き延ばしにして、やりとりそのものを楽しんでいます。中には、写真や動画などを送ってほしいと強要してくる人もいます。
ネカマ対策としては、電話確認です。声を聞けば性別は分かります。
今はラインやカカオトークなど、自分の電話番号を教えなくても通話ができます。
「性別確認のために電話したい」と相手に持ち掛けてみてください。そこで頑なに拒否してくる人はネカマの可能性が高いです。
写真交換で確認する方法もありますが、拾い画像を送られる場合もあるので信用できません。
ネカマの特徴としては、えっちな話題や単語が多い、自分の性癖について大胆に語ってくる等です。普通の女性であれば、よく知りもしない相手にそこまで積極的にはなりません。
すぐに会おうと言ってきたり、えっちなことばかり要求してくる人は疑ってください。
・SNSでの出会い
マッチングアプリやインスタグラム、Twitterなどがあたります。
マッチングアプリはレズビアン専用のものもありますが、男女間のマッチングアプリでも女性同士専用の出会いコーナーが設けられていることもあります。レズビアン専用のアプリで探すより、私は良い人に出会えました。
インスタグラムとTwitterを比較すると、Twitterのほうが出会いやすいと感じます。
インスタグラムは見る専門の人が多いイメージです。たまにメッセージはきますが、実際に会った人はほぼいません。
その点、Twitterは出会い目的で使っている人が多いです。上記のネカマの判別もTwitterだと分かりやすいです。
その人のツイートを読めばおおよその人柄は掴めますし、反対に何も書いていなかったり、リツイートしかしていない人は信用できません。
会う前にその人の雰囲気が何となく分かるのがTwitterを使う利点です。検索やハッシュタグなどでアカウントを探してみてください。
レズ風俗店を利用する
どんなに注意しても、ネットでの出会いには危険がつきもの。絶対に安全安心に遊びたい方は、レズ風俗店を利用するのもおすすめです。
レズ風俗店で働く人は、当然みんな女性なのでネカマの心配はいりません。そして、自分はお客さんなので、自分の好きなことや要望を聞いてもらえます。
私のお客さんの中には、「SMはしたいけど、最初はプロの人がいい」と指名してきてくれる人がたくさんいます。私自身がSMの窓口となれていることをいつも嬉しく思っています。
レズ風俗店は普通のヘルスコースのみのお店が多いのですが、SMコースがある店やSMに特化したお店もあります。興味がある方は、自分がキャストとなって働いてみるのもいいかもしれません。
まとめ 女性同士でしか味わえない楽しみを!
女性同士ならではの魅惑的なレズSMの世界を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。興味を持たれた方は、是非体験してみてください。 趣味でも仕事であっても、あなたにとって新しい扉が開かれることだと思います。