この記事では、ソープランドの女性講習員の仕事内容について、わかりやすく説明いたします。

先日、風俗の女性講習員について解説したところ、「ソープランドの女性講習員や講習について、もっと知りたい」「私も沙也加さんのような伝説のソープ嬢、そして女性講習員になりたい」と、沢山の方が興味を持って下さったようです。ありがとうございます。

皆さんは「風俗の王様」という言葉を聞いたことはありますか。風俗には様々な業種のお店がありますが、ソープはその中でも古くからある業種で歴史があり、「ソープならでは」の伝統やプレイが残っています。

お客さんも、ソープはやはり他の業種と一味違うと考えている人が多いです。男性にとっては、他の業種より、【プロのテクニック】と贅沢な非日常感が味わえるソープ。

ソープランドの女性講習員による実技講習も、他の業種の講習とは一味違います。その独特な世界に、皆さんをご案内します。

ソープランドの女性講習員とは

日本最大のソープ街吉原には約200軒のソープが、日本全国では1000軒以上のソープが営業しています。講習スタイルは次の3タイプに分かれます。

• 女性講習員が教える
• 店長が教える
• 実技講習はなく、マニュアルを読んだり講習DVDを見て仕事を覚える

最後の「未経験者でも実技講習なし」なソープは、格安店と呼ばれるカジュアルソープがほとんどです。高級店や中級店では、ちゃんとサービスができるように、しっかりと実技講習が行われていることが多いです。

ソープの女性講習員は、ベテランソープ嬢または元ソープ嬢のどちらかです。入店時講習は無料というお店が多いですが、働き始めてから随時、スキルアップのために看板嬢に教えてもらうためには、お客さんと同じコース料金や指名料を払う必要があることも少なくありません。

ミミ

えっ。確か高級店の料金って8万円プラス指名料とかじゃなかったですか。払うの大変…

ドラゴン店長

気持ちはわかるよ。でもね、看板嬢は予約や指名で枠が埋まるのが当たり前。その人に講習してもらうということは、その時間分のお給料を払わないといけないよね。

ミケ先生

それでも人気嬢のテクニックを盗もうと、講習を希望する女性が後を絶たないの。さすが、本気で稼ぎたい女性に人気のソープよね。

ソープランドの女性講習員の仕事内容

ソープの女性講習員が教える内容は、お店の価格帯やサービス内容によって全く違います。一般的、高級・中級店とカジュアルソープでお仕事の流れ、プレイ内容、お客さんへの接し方が異なります。

高級・中級店は伝統的なソープ

中級店以上のソープは、「経済的に余裕のある紳士が、最高級のもてなしとフルサービスを受ける場所」というコンセプトになっています。「風俗の王様」という言葉にふさわしく、華やかな内装の店内で、高級ランジェリーやドレスを纏った美しく上品な女性が、至れり尽くせり、最後まで濃厚なサービスをします。講習では、ボディタッチ、全身リップ、フェラチオ、69（シックスナイン）といった風俗の基本サービスに加え、次のような内容を徹底的に教えます。

挨拶

高級ソープの中には、女性が跪いたり、三つ指をついたりして、お客様をお迎えするお店があります。もちろん、敬語を使います。

椅子プレイ

プレイ時間の長い高級店などでは、一般の風俗のように「シャワーをして、ベッドでプレイ」の1回戦ではなく、即即プレイ、各種浴室プレイ、ベッドプレイの中から、お客様の好みに合わせて2回戦以上することも普通です。

浴室プレイだけでも、すけべ椅子と呼ばれる特殊な椅子を使っての椅子プレイ、泡洗体、潜望鏡などの浴槽プレイ、床でローションを使っての独特のプレイなどのバラエティがあります。お客様の体を洗いながら椅子を使って行うプレイはテクニックが必要です。

浴槽プレイ

ソープでは最初から最後まで、お客様に奉仕して気持ちよくなって頂くので、浴槽のお湯に浸かっている間にも様々なソーププレイがあります。有名なのは「潜望鏡」と呼ばれる、お客様の下半身だけを抱え上げてお湯から出た性器へのフェラです。こういったプレイもソープ未経験者ならしたことがありませんから、女性講習員が説明します。

ボディマッサージ

粘りのあるローションや女性の体を使っての密着ボディマッサージプレイも、伝統的ソーププレイの醍醐味です。こちらのプレイは洗い場で行いますが、ツルツルと非常に滑りやすく、最初は上手く動けません。女性講習員が手順やコツなどを実演してみせ、女性キャストが練習します。

接客

立ち居振る舞い、マナー、接客、高級なお店になればなるほど、それらにも高いレベルが求められます。業界でよく言われるのは、高級店では【ハイレベルな女性が、徹底的に奉仕してくれる】、【高級ホテルのようなもてなしと、エロのプロの技が味わえる】ということです。お店によって差はありますが、次のような指導があることも。

• 座っているお客様の前に立たない。見下ろさない。絶えず跪いて見上げる。
• ソープではお客様は王様。お世話は全て女性がする。靴下まで女性が履かせる。
• 時間いっぱいずっと触れていること。密着第一。
• 部屋の温度、お湯加減、全て快適にする。
• お客様にお尻は向けない。王様にお尻を向けるなんて不敬罪⁈

リネンの扱いなど

それだけ「おもてなし」「ハイレベル」に拘る高級店になると、ベッドのリネンやバスマット、タオルといった備品のセットまで、ルールがあることも。畳み方やセットの仕方も講習で教えます。

カジュアルソープの場合

一方これが格安店などカジュアルソープになると、講習の内容はガラリと変わります。カジュアルソープのサービス内容は、フィニッシュの仕方以外、ヘルスとほぼ変わりません。シャワーを浴びて、お客さんの体を洗って、ベッド。難しいソーププレイも出来なくても大丈夫です。

そのため講習では、接客の流れを口頭のみで説明することが多いです。ベッドセットも、タオルはどこにあるか、何枚まで使っていいかといった基本的なことだけ教えて、どの女性キャストも割と自己流でお仕事していることが珍しくありません。

ソープは敷居が高いと思われがちですが、最近はカジュアルソープが増えています。未経験、素人、コスプレといったコンセプトのソープがそれです。

ミケ先生

カジュアルソープの場合、正直当たりはずれはあるかな。体臭の強いお客さん、無理を言ってくるお客さんなどの対処法まで丁寧に教えてくれる講習員もいれば、流れをサラッと教えるだけのアッサリした人も。

ミミ

ソープ未経験だとちょっと不安になりますね。沙也加さんみたいな講習員さんがいてくれたら、すごく心強いのに。

こんな講習なら何度も受けたい!　伝説の泡姫は6000人のソープ嬢の母に

入店数ヶ月で川崎の高級ソープの看板嬢に。10年以上ナンバーワン。150人のリピーター。ソープ業界のトップと言って過言ではない実績を持つ沙也加さん。入店1年目から現役キャストと女性講習員を兼務。10年前に現役を退いた理由は、教える生徒のフォローアップに専念したいからとのこと。

不安や悩みを確実に解決してくれ、「大丈夫、ひとりじゃないのよ」と寄り添ってくれる沙也加さんこそ、風俗業界のレジェンドだと言えます。こんな講習員さんがいてくれたら、迷いなく目標達成まで頑張れそうです。既に6000人のソープ嬢を教えたそうです。6001人目は、貴女かも。

伝説の泡姫　沙也加さんインタビュー全文を読む＞

伝統的なソープは他では見られない世界

伝統的なソープの世界には、風俗未経験者や初心者には想像もつかないような部分がまだ残っています。ソープ街の多くはかつての遊郭跡であることが多いのですが、当時を偲ばせる風習があることも、そんなエピソードをご紹介します。

ソーププレイは訳がわからないけど気持ちいい

壺洗い、タワシ洗い、桃洗い、トンネル下り、表千流下り、潜望鏡、アメンボ、カエル挟み、カニ挟み、金のしゃちほこ、富士落とし、扇返し、宝船…

「何のことですか」という声が聞こえてきそうですが、これ全部、昔からあるソーププレイの名前です。多過ぎて訳がわからないし、何をするのか説明されたら益々訳がわからないと思います。だって「タワシは貴女のマ〇毛です」っていきなり言われたら、笑ってしまいませんか。

簡単なプレイもあるのですが、最難関のものは、人によっては（そしてお店の厳しさによっては）、マスターするのに数日かかることもあります。ですがどれもこれも、そして難しいものほど、女性講習員にしてもらうと本当に気持ちいいです。男性客ってこんな気持ちいい思いをしてるんだと、羨ましくなってしまいます。

殿、殿、いけませぬ

先ほど、ソープ、特に高級ソープでは、お客様を王様のように扱うというお話をしました。女性が三つ指ついて「〇〇と申します。今日はご指名ありがとうございます。よろしくお願いします。」と挨拶するだけでなく、ボーイ（ソープ店員）も膝をついて、女性の元へ案内する時は「行ってらっしゃいませ」、お帰りの時は「（お風呂から）お上がりなさいませ」とお客様に声をかけるなど、時代劇がかった雰囲気がのお店も存在します。

そんな古き良き伝統的ソープで鍛えられてきた女性講習員の中には、「お客さん」「お兄さん」ではなく「殿方」「殿」と言う人がいます。「お客様はお殿様なの～。だから腰は低く低く、下に～下に～。」「殿の手を煩わせてはいけません。全て女性がやります。ここは大奥です。」なんてマジメに言われると、吹き出しそうになるかもしれません。

勿論、そういうソープでは、プレイ後にお客様と一緒にエレベーターで降りた途端に、「お殿様!　お上がりなさいませ!　お殿様のお帰りです。」と叫ぶボーイがいても不思議ではありません。最後のお別れの言葉として「殿、お戻りをお待ちしております。」と言うべきか、「今日はありがとうございました。」と言うべきか、それが問題です。

ミケ先生

ちょっと、ミミちゃん、笑い過ぎよ。

ドラゴン店長

何がそんなにおかしいのさ。大奥は男のロマンだぞ。

まとめ

比較的新しい業種であるデリヘル、エステ、オナクラ、Ｍ性感などに比べて、遊郭のあった花街にルーツを持つソープは、伝統的なカラーが残っているお店も少なくありません。

素人全盛の今の風俗業界の中で、このプロ感や非日常感が「ソープでなくてはダメだ」というソープファンが根強くいる理由だと思います。独特のプロテクニックと、独特の【風俗の王様】感。これを伝えていくのが、ソープランドの女性講習員の仕事だと言えます。

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