プロフィール
五反田回春性感マッサージ倶楽部/スターグループ
れん
東京都出身。ひとつのことに集中せず、興味のあるものにすぐ飛びついてしまう性格。大学の看護学部に進むも、男装をする接客業に興味を持ち中退。その後、広告代理店での営業職や花屋さん、介護職など幅広く経験。介護ではサービスの責任者として勤務もできるヘルパー1級(旧名称)の資格も取得している。映画や音楽鑑賞などの趣味のほか、最近ではアウトドアにも目覚めジョギングや筋トレも。ピアノ歴は約20年。さらに管楽器の演奏もできるうえ、ネイルアートの技術もあるそう。
このインタビューのポイント!
- SNSで情報を収集したら、このお店に行き着いた
- 何度でも受けられる講習があるので安心
- トップ嬢を間近に見て学んだこと
大手スターグループが運営する『五反田回春性感マッサージ倶楽部』。全国各地にデリヘル・ヘルス・性感エステを展開しており、接客面でのサービスは丁寧な講習がされるため全くの未経験でも安心して働くことができる。
お会いして開口一番「みっけStoryの読者なんです」とおっしゃっていただいた。みっけStoryサポーターであるあかねさんや久慈あす香さん、風俗女子サポート協会のあや乃さんなどのイベントにも参加しているそう。
眼鏡をかけた色白スレンダーな“れんさん”は、知的な雰囲気。現在は契約社員として事務職と、同店のダブルワーク。あまりにも幅広い過去の職歴を聞いてびっくり。趣味にも性にも好奇心旺盛な女性だった。
SNSで情報を収集したら、このお店に行き着いた
――花屋さんから介護士、営業職まで。過去の経歴がいろいろぶっ飛んでいて驚きました(笑)。大学の看護部を中退した理由が、男装で接客をする飲み屋さんに勤めたかったからだとか。
興味を持ったらすぐに飛びついてしまうんですよ。かなりいろいろなことをしてきました。親は常に泣いてるというか呆れています(笑)。私、実はバイセクシュアルなので性の対象も幅広くて、男装に興味もあったんです。
――風俗業界はここが初めてですか?
はい。最初は風俗ではなく、エステティシャンになりたくて。母親が訪問マッサージの仕事をしていて、エステが身近だったこともあります。エステ技術を学ぼうと、今も個人サロンのオーナーに指導をしていただいているのですが、リラク系だとデリケートな部分は触ってはいけないんですよね。私はそこも含めてマッサージがしたかったので、友人に相談したら「風俗エステはどう?」って。
――そのお友だちは、風俗業界のことを知っていたのですか?
周りにエステ業界の知り合いもいなかったですし、もっぱら情報はSNSで収集していました。その友人は元風俗嬢で、いろいろなお店を経験していました。で、風俗エステならここがいいんじゃないか、と大手グループである『回春性感マッサージ倶楽部』をすすめてくれたんですよ。系列店で働いたこともあったようです。
――リアルな口コミなら安心ですね。
はい。大手はやはり安心だし、スタッフの対応が素晴らしいと聞いていました。念のため、SNSで仲良くなったスカウトさんなんかにも情報をリサーチしましたが、全員が「ここはおススメできる!」と太鼓判を押してくれたんです。安心して面接に行くことができましたね。
――このお店で働きながら、事務職もしているのですよね?
今もまだエステの学校に通っていますし、OLも兼業です。風俗だけのほうが収入はいいんでしょうが、デスクワークもやりたかったので、この仕事を始めた後に事務の仕事を探したんですよ。
――全く違う仕事の掛け持ちは大変ではないですか?
無理なく働くがモットーなので、全く問題ありません。OLといっても契約なのでフルタイムで出なくてもいい会社なんです。社風も自由ですし。ここの出勤も週3~4日程度でマイペースに働けるところが気に入っています。
何度でも受けられる講習があるので安心
――こちらのお店はかなり講習がしっかりしていると聞きました。実際はどのような講習が行われるのでしょう?
最初に受ける基本のマンツーマン講習があります。そのあとデビューして10接客をこなしたあたりで行われるのが、新人確認講習。その後、月に1回少人数のグループで行われる接客技術講習も用意されています。新人だけでなく、段階的にできていないところを継続してチェックしてもらえるので非常にありがたかいですね。
これらの講習はすべてグループ専属講師が見てくれるのですが、元キャストさんなので何でも聞けるところも心強いです。
――入店してすぐの研修だけで、だいたい理解できるものでしょうか?
実は、初回の研修も自分が理解できるまで何度でも無料で受けることができるんですよ。私はデビュー前2~3回受けました(笑)。DVDもあるのですが、手順は頭に入っても、実際手を動かして体で覚えないと技術力に雲泥の差が出てくると思いますよ。
――繰り返し手を動かすことで新たな疑問も出てきて、それを解決していく。だからこちらのグループは技術力が評価されているんでしょうね。
わからないことがあれば、講師に聞くこともできますし待機中に女の子同士で技術確認をしたりすることもありますよ。スタッフさんつかまえてきて、お客さん役になってもらっています(笑)。
――へぇ~、楽しそう。キャストさん同士の仲が良いというのはいいですね。
本当にいい雰囲気です。もちろんひとりで静かに待機したい子はそうしてますし、おしゃべりしたい子はみんなで楽しくお話してますよ。悩み相談も気軽に出来るので、こういう環境って大事だなと思っています。
――スタッフさんもみなさん明るいですよね。
店長の人柄もいいですし、ドライバーさんもとても親切にしてくれます。絶対に自分の味方が見つかると思いますよ。他の店舗を見て、やっぱりここが最高だって思いましたね。
――他の店? 途中、どこかに勤めたことがあるのですか?
実は以前、他の店舗に浮気したことがあるんですよ。ここを少しお休みして、箱ヘルっていうものがどんなものかと勤めてみました。これも興味が湧いたので(笑)。
SNSで知り合った全国の風俗嬢たちから「スタッフがひどい」という声をたくさん聞いていたのですが、ここはむしろスタッフさんがいい人しかいなくて実感が湧きませんでした。でも、その箱ヘルに行ったら、スタッフが本当にひどかったです(笑)。
――具体的にどうひどかったんですか?
箱ヘルって、スタッフがすぐそばにいるから安心っていうイメージないですか? それが、その店は、私がレイプまがいで危ない目にあってスタッフに訴えたのに、ヘラヘラ笑ってお客様を帰すだけでした。アフターピルを飲んだことも何度もあります。誠実な対応は皆無でしたね。なので、やっぱりここが一番だなとおとなしく戻ってきました(笑)。
トップ嬢を間近に見て学んだこと
――仕事はどうですか? 楽しんでできていますか?
すごく楽しいです。人の欲望って本当に人の数だけありますよね。それを探るのも楽しいですし、こんな言い方ちょっと失礼かもしれませんけど、男の人が気持ちいい顔していたり、フィニッシュを迎えるときの顔って最高にかわいいんですよ。それを見ているともっと気持ちよくしてあげたいってゾクゾクしますね。
自分でも痴女っぽいところが大いにあると思います。触らないで怒るお客様はいても、触られて怒るお客様はいないですし。年齢も体型も見た目も問わず、触るのが大好きなんです(笑)。
――そういうことが言えるのは、本当に楽しんでいる証拠ですね。でも、今まで壁にぶつかったことはないんでしょうか?
それがつい最近まで、ちょうどその壁にぶち当たっていたんです。2~3ヶ月悩んでいました。エステって、ソフトサービスなのに高額な金額ってお客様に思われてしまうこともあるんですよね。その分、きっちりした接客をしなくては、というプレッシャーで空回りしていたんです。
――接客がぎこちなくなってしまったのですか?
風俗エステのプロとして接客をしようと意識すればするほど、マニュアルっぽくなってしまって。サービスはプロでも、自然体でいちゃいちゃしたり、リラックスした時間を求めてきているわけですよね。それに気づかず気負って接客をしていたら指名が全然返らなくなってしまったんです。
――たしか以前もどなたかが仰っていました。プロの接客と素人感を両立させるって確かに難しいですものね。
分かっていてもうまくできなくて……。そこで助けてくれたのがお店のスタッフだったり、女の子なんです。「力抜いていいんだよ、思いつめないで普段どおりでいけばいい」って言ってもらって、スランプから脱することができました。
うちのお店にはグループ内の全国ランキング上位が何名もいるんですよ。とてもキャストの質が高いようです。そういうお姉さんたちにアドバイスももらいましたし、実際に見ていると、本当にステキな人ばかりで。
――接客シーンを見ることはないと思うのですが、やはり接しているだけで何か違うな、と感じたりするのでしょうか?
もう、全然違いますね。見た目はどちらかというと気が強そうで、仕事に対する意識の高さも本当にプロ。でも、口を開けば、優しく柔らかい雰囲気で、一瞬にして心が奪われてしまう感じ。絶対にお客様の前では厳しいところは出さず、癒しの雰囲気でプロの仕事が出来ているのだろうなと思うんですよ。同性から見ても憧れてしまいます。
――お手本とする方が近くにたくさんいるのはとても良い環境ですね。今後もしばらくこの仕事は続けていく予定ですか?
私はすぐにやりたいことが見つかると飛びついてしまうので、それなりの貯金をしておかないと……(笑)。しばらくは今のサイクルで無理なく働いて、ある程度の貯金をしたいです。
そして将来は、女性向けの性感マッサージをやってみたいと考えています。
男女問わず、快楽の感じ方、嗜好は違ってもみんな欲情はあるし、肌が触れ合うことの気持ちよさは共通だと思っています。
プロとしての技術を磨きながら、最高の快楽、そして癒しの時間を私なりに作り上げていけたらいいですね。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)