プロフィール
大宮人妻花壇/モアグループ
野崎
群馬県出身。高校卒業後は正社員として一般企業に入社したが、結婚、出産を機に退職。その後、ご主人のDVが発覚し離婚。お店では「何でもOKのエロ変態」を売りにしており、セクシーボディで男性を虜にしている。旅行に行く時間がとれないので、今の楽しみはグルメとネイル。現在は高校生の娘さん、愛犬2匹と平和に生活しているという。
このインタビューのポイント!
- 初めはメンズエステへ。ヌキありの店と面接で知り驚いた
- 女性を売り出すためのプロデュース力がすごい
- 穏やかな方が多く、都内より客層がいい気がします
首都圏を中心に約60店舗のデリヘル店を展開している「モアグループ」。さすが業界最大手、お客様用のホームページを見れば、エリアごとに「今すぐ会える嬢」が数百人ヒットする。露出が増えれば、お客様に選んでもらえる機会も当然増える。そして「今遊びたい」と思うお客様は、いつもと違う土地に足を運ぶきっかけにもなる。
もちろん、いい接客ができれば次回の指名に繋がっていく。
今回のインタビューは『大宮人妻花壇』。取材をさせていただいた野崎さんは、ご自身で「痴女系エロ」を断言する。先日は同郷の群馬から、ホームページを見てわざわざ大宮まで会いに来てくれた方がいたそう。写メ日記でも自慢のお尻を強調したお色気写真で、男性のハートをつかんでいるようだ。
初めはメンズエステへ。ヌキありの店と面接で知り驚いた
――野崎さんがこちらのお店に来る経緯をお聞かせいただきたいのですが、風俗入りの理由は子育てのためでしょうか。
はい。結婚した夫との離婚原因がDVだったんですよ。娘にはひどく暴力を振るうことはなかったですが、地元にいるのも不安だったので群馬から埼玉の大宮に引っ越してきました。埼玉なら隣の県だし、実家の両親に何かあったときすぐに駆けつけられますし。
やはり東京に憧れていたんですけど、物価の問題もあって、住みやすい埼玉に落ち着きました。養育費は少しだけもらっているのですが、子育てはやはりお金もかかりますので自分が稼がないと、と思って。
――大宮は東京からも近いですし、新幹線も停まるビッグターミナルでもありますからね。最初からヘルスでの勤務ですか?
実は、風俗で探してたわけではなくて。マッサージに興味があったので、純粋に普通のマッサージよりお給料もいいので、メンズエステのお店に行ったんです。そうしたらヌキありでびっくり(笑)。
――それって、ネットの募集告知か何かで見たんですよね?
そうです。広告では「非風俗」をうたっていて、ヌキもないとしっかり書いてあったんですよ。でも実際は面接で「手コキだけなんで。お客様が希望された場合、お願いします」みたいな感じで。内心「えーっ」と思いましたが、手コキだけなら病気の心配もないし、何せ初めてだったので、みんなそんなものなのかと思って入店してしまいました(苦笑)。
――やはりそういう騙し手口ってあるんですよね……。ありがとうございます、こういった証言は、読者に注意勧告ができます。
そこは一応お触りは無しだったので、まだマシなのかな。手コキはオプションではなく無料サービスなので、お客様からしたら普通に頼んできますよね。私はマッサージ技術を学びたかったので、手コキは我慢してやってた感じです。
――そのあとはどこかへ?
次は都内の睾丸マッサージの店に行きましたね。
――メンズエステから睾丸マッサージとは、また飛びましたね。やはりマッサージ系が好きという理由ですか?
それもありましたが、受け身の仕事がイヤだったんですよ。
病気のリスクがないところがいいなと。そこは完全に痴女の店だったので、ペニパンを装着して責めたり、前立腺マッサージなどが中心でした。かなり自分は痴女系のプレイが向いているのも分かり、楽しかったですよ。でも、すごく暇で全然稼げなくて。いろいろ調べて稼げるお店を探していたら、『大宮人妻花壇』にたどり着きました。
――病気のリスクというと、どうしてもヘルスは手コキや睾丸マッサージとは違いますが。
その時は、やっぱり稼ぐなら仕方ないなと。自分で性感染症の検査をするなどのリスク管理をしたり、健全なお店の運営であれば、そこまで怖がることもないなと感じています。
女性を売り出すためのプロデュース力がすごい
――前のお店からこちらのお店にきて、収入はやはりアップしましたか?
そうですね、もちろん自分の頑張り次第というところが大きいとは思いますが、前よりも断然稼げるようにはなりました。
――知名度もありますし、集客にも本当に力を入れているのがわかります。
「(お客様が)入ってるな」というのは感じますね。7月に入ってボーナスを受け取ったサラリーマンの方が結構動いている気がします。
――モアグループのキャストさんに取材をすると、みなさんスタッフさんの対応がいいとおっしゃいますが、こちらのお店はいかがですか?
よく見てくれているなと思いますね。何か相談や質問をすれば、的確な答えが返ってくるんですよ。女性スタッフがいるので男性に言いにくいことも相談できますし、「何かあったら何でも相談してね」と言っていただけるので心強いです。
あとは女性を売ろうという気持ちが伝わってきますね。
――それはどんなところで感じますか?
写真を撮っても、なかなか指名が入らなければ何度でも撮り直しをしていますね。宣伝もバンバンしてくれますし、とにかく売れるまで、あれこれ策を練ってトライしてくれる感じです。
“女性をプロデュースする”ということに関してはすごいですよ。
――野崎さんは、お店でどんな売り出し方をされているのですか?
何でもOKのエロ変態です(笑)。
――たしかにお店の紹介文や写メ日記からもエロさが全面に出ていますね(笑)。実際に何でもOKなんですか?
はい、AFもごっくんもいけます。プレイデータは自分で決める事が出来るのですが、私はハードな方ですかね(笑)。もちろん、普通のプレイ内容の女の子でも、しっかり稼げているようですよ。お店的にコレをしなければならない、っていうことではないので安心してください(笑)。
穏やかな方が多く、都内より客層がいい気がします
――変態さんはどんな変態さんがいらっしゃいますか?
普段できないことをやりたくて来ているので、できる限り要望に応えています。
AFはプライベートで経験していたんですが、今では前よりお尻のほうが気持ちいいくらいです。前は結構粘膜が弱いみたいで、結構痛くなっちゃうんですよね。
――そうなんですか。エロ変態で売っていると、ハードなプレイを求める方なんかもいそうですけど。
SM店ではないので、そこまでの方はいらっしゃらないです。ただ、やはり強く触ったりする方がいるのですが、基本私が責める側なのでうまく自分のペースに持っていけるようにします。でも、客層は都内で働いていた時より断然いい気がしますよ。私が経験したお店だけですが、「痛い」といっても、手を押さえてもやめてくれない方も結構いましたから。このお店のお客様は、温厚な方が多いのでそこまでする方はいないですね。せかせかしていないというか。「ごめんね」って謝られるくらい。
――野崎さんに責められるのが好きな方が多いんでしょうね。過去に習得したマッサージ技術もたまに使ったりします?
フィニッシュまでは「ドエロ」で通しますが、そのあとは癒しの時間を提供しますね。マッサージが得意なことを言って、希望があればもちろんサービスしています。
――この仕事をしていて、どんなところにやりがいを感じますか?
いろいろな世界の方と出会えること。会社の社長とか、学校の先生とか、お医者さんなんて、普通にOLをしていたら仲良くなる機会ってないですから。お話もためになるし、面白いですね。「来て癒された」と言われたり「こんなにエロいんだ」と驚かれたりすると嬉しいです(笑)。
――将来の夢はありますか?
うーん、まだわからないですね。子どもが大学にいくまではこの仕事を続けようと思います。
その先のことはまだ考えられないかな。好きだったマッサージの仕事をするかもしれませんし。この仕事でお客様に満足いただけることがやっぱり目先の目標ですね。頑張りはお給料になって返ってくるわけですし。
――エロさと癒し、対極のようですがきちんと両方できている野崎さん。最後に野崎さんが目指す風俗嬢とは何でしょう?
エロの追求をして、もっとお客様が満足できるプレイをしたいです。エロの開拓って言うんですかね(笑)。まだまだできることがある気がします。
一方ではトークやマッサージで癒しを与えたい。「野崎じゃなきゃダメなんだ」と言われる唯一無二の存在になりたいですね
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)