ソープはやりがいのある「健康的な仕事」。この店でずっと続けていきたい

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プチロイヤル/さち

プロフィール

さち

さち(32歳)

吉原ソープランド『プチロイヤル』所属。東京都出身。ホステスとして10年以上ナイトワークに従事し、大宮のソープランドで風俗デビュー。その後、ヘルスでのテクニック修行を経て、2年ほど前に現在のお店へと入店をした。性格はとても明るくサバサバした、どちらかといえば男っぽいタイプ。趣味は、ドライブをしながら行き当たりばったりで旅を楽しむ弾丸ツアー。苦手なものはお酒と辛いものとゴーヤ。

このインタビューのポイント!

  • 30歳以上の女性にとってソープはハードルが高い?!
  • キャスト同士、お客様に女の子をお勧めし合うことも
  • 頑張る姿勢を何より見てくれるお店

吉原の大衆ソープ『プチロイヤル』は、どんなタイプの女性も安定した収入を得られると評判高いお店。学生も、もちろん在籍しているが中心年齢は25~45歳。落ち着いた雰囲気の女性を求めるお客様が多く、OL、主婦などの素人でも気負うことなく働けるという。今回は『プチロイヤル』で風俗のイメージを覆されたというキャストのさちさんから、お店の特長や雰囲気、魅力についてをたっぷり話してもらった。

30歳以上の女性にとってソープはハードルが高い?!

プチロイヤル

――さちさんは、こちらのお店に入店されてどれくらい経ちましたか?

2016年の年末に入店したので、まだ2年も経ってないくらいですね。もともと風俗の仕事はしていたので、経験者ではあるのですが、ソープ自体の歴はそんなに長くありません。

――紆余曲折ありそうな口ぶりですね(笑)。これまでの経歴について教えていただけますか?

私は若い頃からずっと東京郊外の歓楽街でホステスをやっていたんですよ。まだ当時は今よりも飲み屋の景気が良かったので、指名客も多く、月に三ケタくらいは稼いでいました。店は幾つか変えていましたけど、10年以上は働いていましたね。

――そこからなぜ、風俗業界に? 売れっ子だったようですし、お金が必要というわけではなかったのですよね?

はい。実は、大事な友人から突然「私は今、大宮のソープランドで働いている」とカミングアウトされたんです。その頃の私は、風俗という仕事にけっこう抵抗があったのですが、友人がとても言いづらいことを打ち明けてくれたことが、すごく嬉しかったんですよ。ただ、それによって彼女が私に対して引け目を感じるようになったら嫌だな、と思ったんです。それで自分も同じ立場になれば、彼女も安心して付き合い続けてくれるのではないかと。

――つまり、2人の友情を守るために風俗デビューした、ということでしょうか。

そういうことになるかな(笑)。それで彼女と同じ大宮のソープランドに勤め始めたのですが、結局入店してすぐ辞めることになってしまいました。ちょうど身内に不幸があって、長期間お店に連絡ができない状態が続いて、なんとなくフェードアウト……。

――その後、ほかのソープランドで働こうとは思わなかったのですか?

思いましたよ。ただ、大宮で少し働いてみて、自分がぜんぜんテクニックを持っていないことを痛感したんです。そこで暫くの間ヘルスで働いて、修行のつもりで技を磨いていました。そして満を持してソープに行こうと決心した矢先、ちょっと困ったことが発覚しまして。

――ようやくソープに戻ろうというタイミングで? いったい、何があったのですか?

その時点で私は30歳くらいだったのですが、この年齢のハードルが思っていた以上に高かったのです。面接に行きたくてお店に電話を掛けても、正直に年齢を言うと会ってもらうことすらできなかった。これは本当に途方に暮れましたね。そんな中、30歳以上の女性も働けるソープランドがあることを知り、どうにか活路を見出せました。

キャスト同士、お客様に女の子をお勧めし合うことも

プチロイヤル

――そんな中で見つけたお店が『プチロイヤル』だったのですね。

はい。その時は藁にもすがる思いだったので、実はダメ元でいろいろなお店に電話をかけまくってはいたんです。でも、ここは電話で話をした感じ、断トツで印象が良かったんですね。スタッフさんが「まずは、会ってみましょうよ」と気さくに柔らかく対応をしてくれて、ここなら話を聞いてくれるんじゃないかと安心したんです。

――面接では、スタッフさんとどの様なお話をされたのですか?

緊張していたので、あんまり覚えてはいないんですよね。ただ「全然怖くない人が働いているんだなあ」って思いました。大宮のソープのスタッフさんはかなり強面で、いわゆる素人がイメージする通りの風俗店スタッフだったので(笑)。ここのスタッフさんは、私がガチガチになっていることも察して、優しく話しかけてくれるとてもいい人でした。

――それで、こちらのお店への入店を決めたわけですね。

そうです。それと、キャストの年齢層も幅広いし、タイプも様々だと聞いたことも理由のひとつです。変に気負うことなく働けそうな雰囲気のお店だなと思いました。さらに、実際に働き始めたら、自分の中にあった風俗店へのイメージが丸っきり変えられてしまいました。

――それは、いったいどういうことですか?

うちは比較的、安価で楽しめるソープなので、その分だけ仕事の内容についても自由が利くことが多いんですよ。「こうしなきゃ」みたいなプレッシャーがないんです。だからなのか、キャストたちにも気持ちに余裕があるんですよね。自分についたお客様に他の女の子を平気で勧めちゃうくらい(笑)。

――ええっ! 普通ならお客様には、ずっと自分のところにだけ通ってもらいたいものではないのですか?

私も含めてその感覚はあまりないみたいで(笑)。お客様からしょっちゅう「〇〇ちゃんが『さちさんいいよ!』って言うから入ってみたよ」なんて聞かされますからね。私も私で「〇〇ちゃんみたいなタイプ、絶対に好きだと思う」とか、気楽に言っちゃいます。

――なんてしっかりとした横のつながり(笑)。お互いに宣伝し合う、素晴らしい関係。

もちろん、自分に指名が返ってくれば一番嬉しいですけど、お店にまた来てくれるならそれでいいんですよ。私では満足していただけなかったとしても、他のキャストを気に入ってくれれば、その後も常連として通ってくれるじゃないですか。そのチャンスを少しでも増やせればと、みんなが思っているからできることなのだと思います。

――確かに、お店にお客様が来なければ指名も何も生まれないわけですもんね。

そんな風にキャストに活気があると、お店も元気で華やかになりますからね。そうすれば自然とお客様が集まるお店になっていって、私たちもしっかり稼げる。良い循環ができていると思います。

頑張る姿勢を何より見てくれるお店

プチロイヤル


――お店のお客様はどういった方が多いのでしょう?

年齢層はかなり広いですよ。私の指名のお客様では、一番若い方で24歳。最高で70代の方もいらっしゃいます。メインの層は40~50代ですね。仕事は自営業、サラリーマンが多いですけど、意外と医療系の方もよく来てくださいます。

――『プチロイヤル』は、ソープとしてはお手頃価格で遊べるお店ですよね。イメージとして、お客様には少しオラオラしたタイプの方が多いのかと思っていたのですが。

私もそう思っていました。でも、基本的にそういう人は滅多に見かけません。特にロングで入ってくださる方は、本当に紳士的です。120分をほとんどお話で終わることもあるし、プレイに関しても自分のペースをわかっている方ばかりなので、変にストレスを溜めることなく安心して仕事ができていますね。

――給与面についてはいかがでしょうか。具体的にどれくらいの金額を手にしていらっしゃるのですか?

その月によってのアップダウンはありますが、平均すると週3回8時間の出勤50万円くらいでしょうか。月に20日働けば70万円くらい。「今月はぜんぜん出勤しなかったなぁ~」という月でも40万円はキープできています。

――それはなかなかの数字ですよね。出勤日や時間については、希望を聞いてもらえるシステムですか?

それはもちろん。実は私もつい最近、家の事情によって今まで夜出勤だったところを昼に変更してもらったばかりなんですよ。これまでと客層が変わったため、少々苦戦していたのですが、私がこれまで通りに稼げるよう、スタッフさんたちが本当に努力をしてくださいました。そういったフォローも含め、万全の環境で働けていることに感謝をしています。

――さちさんは、スタッフさん、キャストさんともに、お店でしっかりとした信頼関係を結ばれているようですね。

それもこれも、この店がどんな女性も大きな心で受け入れてくれているからです。たぶん、これを読まれている方で、年齢的なことで躊躇してしまっている女性は多いと思います。私も不安だらけでしたから、それはわかるんです。でも、このお店は年齢や容姿ではなく「頑張る姿勢」を何より見てくれるところだから、あんまり不安に思わないで欲しいかな。私の稼ぎにちゃんと反映されているのがその証拠だと思います。

――さちさんは、このインタビューの間も終始ニコニコしていらっしゃって、すごく楽しそうにお話してくださいますよね。この仕事をしている今、とても充実されているんだなぁと素直に感じられました。

ええ。本当に、嘘でもなんでもなくソープの仕事が楽しいんですよ。私はこの仕事はやったらやっただけ結果が出る分、非常に「健康的な仕事」だと思っているので、体力が続くうちは頑張っていきたいと思っています。できればここの店で。

――もし、将来的にこの仕事を卒業することがあったら、やってみたいことはありますか?

恋愛コンサルタントをしてみたいですね。それこそ、このソープでの経験がすごく生きるんじゃないかと思うんですよ。性に関するアドバイスに説得力も出ますしね(笑)。そして何より、よく笑いよく眠りよく食べよくセックスする、そんなシンプルな生き方を今もこれからもしていけたらと思います。

プチロイヤル
  • 取材・文=もちづき千代子(@kyan__tama

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