プロフィール
かれん
神奈川県出身。キャバクラで働くものの、お酒があまり飲めず、もっと稼げる仕事を探して同店へ。身長150cmと小柄で童顔な見た目とは裏腹に、積極的なプレイ内容がギャップを生み、入店1年目にして人気ランキングの上位を飾る人気嬢。趣味は野球観戦で、休日は主にテレビやスポーツバーで横浜DeNAベイスターズの試合観戦を楽しんでいる。
このインタビューのポイント!
- 最高月収270万円!人気ランカーの給料事情
- お客様目線に立ち、店のコンセプトを理解することが大事
- 仕事のやりがいは色んな人に会えること
吉原と同じくソープ街で有名な地区、川崎・堀之内にある老舗ソープ店『ヤングプラザ』。20代前半のハイレベルな女性が多数在籍しており、キャストが100万円を稼ぐことに10万円が店からボーナスとして支給される「ごほうび」プランが好評だ。
キャバ嬢から転身し、ソープで働き始めたかれんさん。風俗は抵抗なく始められたそうで、わずか1年目でランキング上位を占める人気キャストとなった。そんな彼女に、働きやすい環境のもとどのようにしてランキング上位を常にキープできるようになったのか、コツを伺った。
最高月収270万円!人気ランカーの給料事情
――以前はキャバクラで働いていたそうですが、風俗で働くことに抵抗はなかったですか?
風俗業界には興味があったので、未経験の不安はあっても抵抗は全然なかったですね。キャバクラで働き始めたときはあまりお酒も飲めず、思った以上に酔っ払いのお客様の相手が大変で向いていないと思っていたんです。それでもっと稼げる仕事を探していたところ、ちょうどこちらのお店が求人を募集していたので、思い切って応募しました。
――面接の印象を覚えていますか?
最初はお仕事内容の詳しい説明や、お給料の話がメインでした。あとはどこまで接客できるか、NGプレイの確認です。
面接のときは緊張していましたけど、実際にスタッフさんにお会いしたら皆さんお姫様扱いしてくれるくらい優しかったですし、なにより女性スタッフさんがいて安心感がありました。
――以前『みっけStory』でスタッフの佐藤さんを取材しましたが、こちらのお店は女性スタッフさんも多いですよね。
今はお店に女性スタッフさんが2人いるんですけど、以前ソープで働いていた経験がある方ばかりなので、仕事の話だけでなく女性の体に関することや性病検査の相談など、何でも話しやすいです。
話を聞いてくれるだけでなく、未経験だと女性スタッフさんがマ○ト講習を教えてくれるので、未経験から始めるには働きやすいお店だと思いますね。男性スタッフさんも、私の親くらいの世代の方ばかりなので皆さん子供のように可愛がってくれます(笑)
――取材前もキャストさんとスタッフさんのやり取りを見ていましたが、皆さん仲がいいですよね。他のキャストさんはどんな女性が多いですか?
個室待機なので他の女性にはほとんどお会いしたことはないですが、スタッフさんから聞いた限りはOLさんや学生さんなどの昼職と兼業されて働かれている方が多いそうです。
私は専業で見た目が金髪ですけど、清楚系でソープ未経験から始めている子が多いみたいですね。でも、お客様の年齢層が幅広いので、どんなタイプの女性でも需要があると思います。
――かれんさんは現在人気ランキング上位ですが、現在の出勤ペースと平均給与を教えてください。
入店半年目くらいから人気ランキング入りできるようになって、上下する時期もありましたけど、最近は安定していますね。そこからシフト数も増やしたので、今は週5日で10時間くらい出勤しています。1日平均8万円くらい、一番稼げたときは。最高で1日13万円、月にすると270万円くらい稼げたときもあります。
お客様目線に立ち、店のコンセプトを理解することが大事
――入店直後と現在で接客の仕方で変わっていったことはありますか?
自分でも考え込むほうなので、「どうしたらまた来てもらえるかな」とか、「気持ちよくなってもらえるのかな」とか、自分なりに研究しています。あとは、スタッフさんからのアドバイスが参考になります。
うちは恋人コンセプトのお店なのですが「もうちょっとイチャイチャしたほうがお客様から喜ばれるんじゃない?」とか、接客後のお客様アンケートを見ながらスタッフさんと話し合って、改善点があれば次に意識して接客するようにしています。
――お店のコンセプトを重視して接客することが大事なんですね。
私も入店直後は、お店のコンセプトである“恋人と同じように接客する”ことは難しいと思っていたんです。でも、接客を続けていくうちに、「お客様にもっと楽しんでもらうには、どうしたらいいんだろう」と考えられるようになりました。今は接客のサービス内容を自分でもアレンジして増やしていて、恋人以上に濃厚で積極的に攻めのプレイを心がけています。
――お客様目線に立てるよう、意識が変化したきっかけはあるんですか?
最初の接客は緊張しすぎて記憶がないので、仕事に慣れて気持ちに余裕が出てきたこともあるかもしれません。そこから自然と、お客様は高い金額を払ってわざわざ遊びに来てくれているんだなと理解できるようになっていったんです。
金額が高いのに接客が物足りなかったらもう一度来ようとは絶対に思わないですよね。そうしたお客様目線で物事を考えるようになってから、接客が変わっていきました。
――頭でわかっていても、なかなか実行するのは難しいですよね。
私の場合、働くうえでなによりお店から信用されたいなと思っているんですけど、それはお客様やスタッフさん含めて周囲の皆さんが全員優しくしてくれるからかもしれません。
高いお給料をもらっているのだから失礼があってはいけないですし、目上のスタッフさんに対しては絶対に敬語を使うようにしています。
――まだ22歳なのに随分しっかりされていますよね。しつけの厳しいご家庭だったのですか?
いや、むしろ両親はわりと寛容ですね。自由で何でも相談できる関係なので、実は母にソープで働いていることを明かしているんですけど、「大人なんだから自分で決めなさい」と言ってくれています。もちろん、体を心配して「早く辞めなさいよ」とは言っていますけど、私は根が真面目で、なおかつ楽しんで働けているのであまり言われないのかもしれないです(笑)
仕事のやりがいは色んな人に会えること
――今入店されて1年目だそうですが、今後の目標はありますか?
私は結婚願望がまったくないので、今後の生活のためにもほとんど貯金に回していて、一応5000万円まで貯めたいと思っています。金銭感覚もほとんど変わっていなくて、友達と飲みに行ったりしても5000円以下ですし、割と堅実ですね。
――5000万円の目標額はさすがです。かれんさんのように稼ぐには、何かコツはあるのでしょうか?
自分がやられて嫌なことは、他人には絶対にしないようにしています。話をするときに相手の目を見ていないと興味がないのかなと思ってしまうので、相手が話しているときに途中で会話を中断せずに目を見ながら話すようにしています。単純なことですけど、実は意外と出来ていない方が多いですね。あとはとにかく笑顔が大事ですかね!
――笑顔が素敵ですもんね。スタッフさんからは具体的にアドバイスされたことはありますか?
私の場合は出勤したら、写メ日記を1日最低3回は更新してほしいと言われています。でも、全然面倒ではないんですよ。なぜなら日記を書くとお客様の反応がとてもいいですし、写メ日記を見て指名してくれる方も多いので、それをわかっていてスタッフさんも言ってくれているんですよね。
写メ日記を頑張るとネット指名が増えるんですけど、その際は絶対に写真を盛らないようにしています。盛りすぎて会って別人だと言われてしまうと困るので(笑)
――やはり努力があってこそ、本指名につながって稼げるようになるんですね。
あとはバック率が高いのもありますが、女性にも接客のレベルが付いていて、指名が増えてポイントが溜まっていくとランクアップしていくんです。ランクアップするとお給料が上がるので、「もっと頑張るぞ!」という持ちになります。
――それはモチベ―ションに繋がりますね!最後にソープで働くうえでの心構えを教えてください。
仕事と思わないことが一番です。ソープで働くことを仕事だと思い込みすぎると、風俗で働いている罪悪感が生まれてしまってメンタルが持たなくなってしまう女性もいると思います。
でも、この仕事の楽しさとやりがいは、色んな人に会えることなんです。そのことを楽しみつつ、うちのお店ならスタッフさんの環境がいいので本指名アップに集中して取り組めるのがいいですね。
私も風俗で働くのはこちらのお店が最初で最後と思っているので、目標金額まで楽しみながら頑張りたいと思います!
- 取材・文=藤原リョウコ
- 撮影=伊藤メイ子