基本サービスはゴム着用必須で素股なし！創業35年の店舗型ヘルスは、お客さんのノリの良さが最高

全国に店舗型ヘルス店を数多く展開するミクシーグループが、新宿歌舞伎町で35年以上営業する老舗店『アメリカンクリスタル』。基本サービスはゴム着用必須で素股は含まれていないため、店舗型ヘルスのなかでも衛生的に安心して働ける店のひとつだ。

今回お話を伺ったのは、入店3年目の在籍キャスト・みいなさん。お店は清楚系の女性が多いため、「私のノリだと明るすぎるとスタッフさんから言われています」と笑いながら教えてくれた。しかし、スタイルの良さとフレンドリーで気取らない性格に魅了される男性も多いという。店のコンセプトに寄り添うだけでない、接客の心得を語ってもらった。

先輩キャストに頼りやすい雰囲気が受け継がれている

――みいなさんが風俗を始めようと思った経緯を教えてください。

熊本の田舎で育ったせいか、昔から東京に住んでみたいという憧れが強かったんです。それで学校を卒業してから、「仕事と住まいはあとで見つければいい」と、都内に住む友達の家へ転がり込みました。
最初は寮付きのキャバクラで体験入店をしたんですけど、どこも女の子どうしの仲が悪くて……。それで他にも寮付きですぐに働ける仕事がないか探すうちに、今のお店を見つけたんです。

――風俗で働くことに抵抗はなかったですか？

抵抗よりも、漠然とお客様と2人きりになるのは怖いなと思っていました。自宅やホテルでの接客だと、完全に密室になるじゃないですか。でも、店舗型ならスタッフさんが常にそばいて安心そうなイメージがありましたね。
いつまでも友達の家にいるわけにはいかないですし、抵抗よりも早く探したい気持ちのほうが強かったです。

――そのときは、上京されてどのくらいでしたか？

上京して半月くらいで、友達の家を転々としていました。普通の仕事だと、面接の調整だけでも時間がかかりますよね。ここのお店に質問したら、すぐに寮に入れると聞き、しかも必要な家電が全部そろっていて、新宿の高級マンションに住めるということでテンションがあがりました。

――普通は部屋探しだけでも時間がかかりますもんね。面接の雰囲気はいかがでしたか？

店長さんが担当で、フレンドリーな雰囲気でしたね。私は緊張しすぎて挙動不審だったんですけど、そのときは仕事探しで顔が疲れきっていて、ご飯もロクに食べていない状態でした。
そうしたら面接のときに「お腹空いてる？」と聞かれて、おにぎりを買ってきてくれたんです。優しすぎて泣きそうになりました（笑）
接客の説明でもゴム着用で働けると聞いて安心感がありましたし、すべて納得できてから体験入店に向かえました。

――体験入店の感想を教えてください。

キャバクラのときは本当にキャストどうしの雰囲気が悪かったんですけど、ここのお店では先輩キャストさんから、「分からないことがあったら聞いてくださいね」と声をかけてくれて、皆さん優しくて驚きました。
昔から「ギスギスした職場にしたくない」という意識がずっと引き継がれているそうなんです。
今もそこは努力していて、私も入店3年目で先輩の立場になり、新人さんには優しくしようと心掛けていて、話しかけやすい雰囲気を出しています。

丁寧な接客と、無理のないキャラで指名を増やす

――お店によって客層が異なるとよく聞きますが、こちらのお店ではどのようなお客様が多いですか？

昭和から営業している老舗店なので、お店のルールを守ってくださるマナーのいい常連客が中心ですね。年齢層も幅広くて、社会人デビューしたてのサラリーマンから70代くらいの方までいますが、乱暴だったり怖い人は全然いません。

――新宿の繁華街にあるお店ですと、やはりお忙しいですか？

そうですね。どの時間帯に出勤しても、お客様がゼロというときはないです。女性からすると風俗は夜のイメージがあるのかなと思うんですけど、朝から指名も入ります。夜はフリーで遊びに来るお客さんが多くて、新人目当てのお客様もたくさんいるので昼夜で忙しさの違いはあまり感じないですね。

――さすが歌舞伎町の老舗店となると、常に集客力があるんですね。いつもどのくらいの時間帯で出勤されているんですか？

今は専業なので週休2日制でシフトを入れていて、17時から約7時間待機で働いています。それで平均1日3～4万円、年末やお正月はそれ以上稼げていますね。大体、落ち着いているときは5～6本、忙しいときは10本くらいの接客です。

――新人のときに比べて、何か上達したことはありますか？

トーク力が鍛えられましたね。キャバクラならキャストが複数人でお客様と接客するので誰かに助けを求められるんですけど、風俗店だとお客様と1対1ですよね。そうなると会話を盛り上げないと雰囲気が盛り下がってしまうので、とにかくお話をするようにしています。

――トーク力が磨かれて、徐々に指名が増えていきましたか？

指名に関しては、トーク力よりも素に近いキャラで接客をするようになってから増えましたね。うちのお店は、清楚系の女性がコンセプトなんです。私も最初はぶりっ子しながらお客様と接していたのですが、お客様から「無理してない？」と言われることが多くて……。
キャラを作ると自分も疲れてしまうし、それからありのままでいるよう心がけたら、お客様から「今の方がいいよ」と言われるようになったんです。

――みいなさんの素の明るさにお客様が付いていったんですかね。

初対面でもいきなり仲良くなれるタイプなので、お客様からは「初めて会った気がしない」とよく言われます。

――初対面で仲良くなれるのはすごいですね。コツはあるのでしょうか？

マニュアル通りの接客をしすぎないことですね。最初のプレイがシャワーなんですけど、お客様からは「女の子それぞれのやり方があるんだろうけど、初めてここまで丁寧に洗われた」と言われたことがあります。
私の場合、あまりにマニュアルだけを考えると、ロボットみたいに事務的になっちゃうんです。それじゃ寂しいから、マニュアルに沿いながらも、全体的に丁寧な接客を心がけています。そこからお客様から褒められるようになり、それが口コミとして評判に繋がっていきました。

接客内容がソフトだからこそ、丁寧さを大切に

――みいなさんはお仕事に対して真面目に向き合われていますよね。最初から今のような心構えで働けていたんですか？

うちのお店では体験入店のとき、経験・未経験問わず、接客の流れを口頭で教えてもらえるんです。そのときに、指名の増やし方やどんな話をしたらいいかなどの細かいアドバイスが参考になりました。

――アドバイスされて一番印象に残っていることはありますか？

私は身長が高くて猫背気味なんですけど、姿勢を良くするようにしています。他のキャストさんを見ていても、背筋がキレイな方が指名率が高いので、重要な気がしますね。

――確かに所作が綺麗だと美しく見えます。先ほども言われていた丁寧な接客とは、そうした基礎的なことが大事なんですね。

接客自体は難しい内容がないんですよ。オプションもハードなのはありませんし、基本サービスで素○が無いお店は貴重だと思うので。だからこそ、トークのノリや接客の丁寧さを心がけています。清楚キャラでは他の子に勝てないので、そこには力を入れていますね。ただ、真面目なお客様だと、面白いことを言っても全然笑ってもらえなくて。そんなときはつらいです（笑）

――それはつらいですね（笑）。みいなさんとしてはノリのよいお客様の方が接客しやすいですか？

たくさんお話ししてくれるお客様の方が接客しやすいですね。ただ、キャスト側もお客様に興味があるんですよ。どんなお客様でも、好きな趣味の話やどういったプレイが楽しいのか知りたいんです。少しでもたくさん話しかけて壁を作らないように接し、次第にリラックスしてもらうことでわかってくることも多いですね。最初敬語だったお客さんが「じゃあ、また来るね」となったときが、一番嬉しいです。

――距離の縮め方がお上手なんですね。

昔先輩キャストさんに相談したときに「みいなちゃんは今いるお客様を大事にして、自分が思う接客を大切にしてほしい」と言われたのが心の支えになっていますね。ただ、私は声が大きいので、やりすぎてボーイさんから、「キャバクラじゃないから、そこまでキャピキャピしなくていいよ」と突っ込まれてしまうこともあります（笑）

――お店の雰囲気の良さが、働きやすさのひとつですよね。それでは最後に今後の目標を教えてください。

一度も海外へ行ったことがないので、ヨーロッパとかおしゃれなところへ旅行に行ってみたいです。
仕事も楽しいので、もうしばらくはお店を続けていきたいです。店舗型で安心感がありながら、しかもゴム着用で働ける店は、私が探していたときは新宿にはほとんどなかったので。先輩キャストさんやスタッフさんも頼りになる方が多くて、長く続けやすいお店です。