妹の借金を背負ってもへこたれない。苦労を笑顔で跳ね飛ばす元気印！

ハーフではあるが、生まれも育ちも日本。
ラオスは後発発展途上国であり、残念ながら貧しい国のひとつともいわれている。一方で、おおらかな心、慈愛の精神、あふれる笑顔もまた、すばらしいといわれている。

発する言葉は違和感の全くない流暢な日本語だが、インタビューを通じ「にこちゃんにはやはりラオスの血が流れている」。そう思わずにはいられなかった。

数百万円の借金を肩代わり

――にこさん……いや、やっぱりにこちゃんって呼んでいいですか？ にこちゃんって名前がぴったりで（笑）。

はい！（笑）

――にこちゃんが風俗に入ったキッカケを教えてください。

妹の借金を肩代わりしています。妹は結婚して子どもがふたりいるんですけど、買い物にカードを使いまくり返済がもう数百万円にものぼります。

で、たまに家出するんです。実は今も連絡がつきません。いつものことなのでまたすぐに戻るはずですけどね。だから私がふたりの姪っ子を世話をしています。

妹の借金を返済して、まだ2歳と3歳の姪っ子の世話もして、自分の生活もあって。
時間に融通が利いて、高収入といったらもう風俗しか選択肢がなかったんです。

――え??　 にこちゃんが返さないとダメなんですか？

妹の旦那さんも働いているんですけど、さすがに多額の借金を払えるわけでもなく。何度も離婚の話が出ていて、それにも振り回されてるんです。
私が風俗の仕事を始めたので妹も甘えてるんでしょうね。

でも、さすがに姪っ子の世話や荒れ放題の部屋を掃除するとなると、満足に仕事もできない。
借金は私が返すから家に帰ってきて子育てをしてほしい、もうただそれだけです。

――人が良すぎるというか。なんだか言葉が出ません……。

この仕事自体はとても楽しいので大丈夫です（笑）。

ツライなんて思ったことはない

――ではこの仕事のどんなところにやりがいを感じますか？

自分の素のままで仕事ができてるから、すごくラク。変に気を使うこともなく、ムードづくりも苦手なので、このままのキャラで。だからそれを受け入れてくれるお客さんがたくさんいるっていうことがすごく嬉しいです。

――逆に難しいことやツライことってありますか？

ツライことは全然ないんです（笑）。私を合わないと感じる人もいると思うんですが、だいたいそういうのはお互い伝わるので。もう私を指名しない、ただそれだけです。

よくストレス発散方法とかいいますけど、私の場合はプレイでお客さんを責めたりすることが逆にストレス発散になってる気がします（笑）。

身バレの心配なし。休みの融通も利くので無理なく働ける

――『プロジェクトL』の好きなところを教えてください。

新人の給与保障があるので安心して入店できました。

ここは店長をはじめ、スタッフさんが優しいし面白いです。写メ日記もこまめに読んでくれてるので、その内容で話題をふってくれたり。自然体でコミュニケーションをとってくれます。女の子たちも待機室で和気あいあいとしていて楽しいですよ！

――研修やシステム面での魅力はどうでしょう？

“素人感”をコンセプトにしたヘルスなので、きっちりした研修は逆にありません。わからないことがないかを聞かれて、フォローしてくれる感じです。教えたがりのお客さんも多いのでそのあたりの心配はいりませんね（笑）。

あと、電話一本でお休みを受け入れてもらえるので助かっています。
私の場合、姪っ子の体調が悪いときなどは、当日やむを得ず休まなければならないこともあるんです。

以前大手グループ会社のヘルスに勤めていたのですが、そこは絶対許してもらえなかったし、かなり厳しく怒られてしまい、働きにくかったんです。
受付もマジックミラーなので、お客さんの顔を確認できるから身バレもありません。

――将来の目標や夢はありますか？

とにかく今は妹にまともに子育てをしてほしい、それだけです（笑）。
風俗も一生続けたいと思ってません。なんだか恥じらいがなくなったり、女性が受身であるような「普通のセックス」ができなくなってきたことがイヤです。

妹のことが落ち着いたら、私も結婚して落ち着きたいかな。漠然としてますけどこれが本音ですね。

――では最後に風俗をはじめたい方へのメッセージをお願いします。

私は演じることが苦手で、自分のキャラを通していることがやりやすさにつながってます。でも演じることが楽しめている人もいます。その人の特技や特性があるので、自分なりの楽しさを見つけて働けたらいいですよね！