とにかく人が好き。一人ひとりと向き合いたいから風俗の道へ

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ノーハンドで楽しませる人妻 品川店/さや

プロフィール

さや

さや(25歳)

東京都出身。高校を中退後、介護職員初任者研修の資格を取得するも、今しかできないことをしようと18歳で風俗業界へ。無類の読書好きで小説からビジネス書までカバーする。また、ディズニー全般が大好きで、映画なら「ズートピア」キャラクターなら「アリエル」と目を輝かせる乙女な一面も。ポジティブで悩まないという性格の持ち主。

このインタビューのポイント!

  • 初めての給料100万円はお母さんにプレゼント
  • 大手グループならでは! 顧客情報をアプリで管理
  • お客様を知ることが1対1の接客

全国に50店舗以上を展開する業界最大手のひとつ、スターグループ。『ノーハンドで楽しませる人妻 品川店』は、在籍キャストのルックス、接客ともに指導が行き届いている高級ヘルスとして人気が高い。

店名の「ノーハンド」のコンセプトは、「男性は何もしなくていいくらい、女性が尽くすサービスに徹する」。まさに男性が、奉仕される快感を味わうためにあるお店なのだ。逆を返せば女性側は責め中心。よって、身体の負担が少ないというメリットがある。
同グループでは、店のコンセプトに則したDVDや技術講習を徹底。丁寧かつ実践に役立つテクニックや接遇指導が、風俗経験の有無を問わず女性からも好評だ。

今回お話を聞いたのは、金髪のロングヘアが印象的な、さやさん。その派手な印象とは異なり、とにかく真面目。接客への確固たる信念を持ち、お金目的ではなく“もっと一人ひとりと向き合って接客したい”とキャバクラから転身。
「今日は何本入った」ではなく「今日はこの人と出会えた、この人のことをもっと知ることができた」という喜びを日々味わっている。

初めての給料100万円はお母さんにプレゼント

ノーハンドで楽しませる人妻 品川店

――介護士の資格をお持ちだと伺いましたが、介護の仕事からこの業界に転身されたのですか?

はい、高校を中退して就いたのがヘルパーの仕事でした。母がしていたのもありますが、学歴がないので資格を持ちたかったし、介護の仕事はこの先ずっとなくならないと思ったからです。でも、好きなネイルもできないし、髪の毛も染められないので資格をとって辞めました。自由度が高い仕事で「今しかできないことをしよう」と思って、18歳の時にキャバクラに入店したんです。

――確かに介護の仕事なら歳を重ねてからでもできますね。同じ仕事をしていたお母さまは反対されませんでした?

母は「自分の力で生きていければ、どんな仕事でもいい」という考えなので何も言われませんでした。もともと人が好きだから接客業に就きたくて、友達と「キャバクラで働いちゃう?」って軽いノリで始めました(笑)

――男らしいというか、カッコいいことをおっしゃるお母さま!キャバクラから風俗に移ったのは、もっと稼ぎたかったから?

そう思われがちですけど、お金目的じゃないんです。キャバクラは何人ものお客様を同時に接客したり、話が盛り上がっているのに時間で終わることが嫌だったんです。もっと一人ひとりをちゃんと知って接客したいって思っていたので。風俗に勤めている友達から、話を聞いて「1対1の接客なんだ、そういうのもありかな」って。

――意外な理由で驚きました。この仕事に就く方は接客が好きで、お金も稼ぎたいという人が多いので珍しいと思います。キャバクラを辞めてすぐこちらのお店に?

いいえ、ここではありません。2年くらいソープに勤めて、それからヘルス系を何店舗か経験して入店しました。

――いきなりソープとは思い切りましたね。

風俗業界のことは何も知らなくて、友達にスカウトの人を紹介してもらって入ったので、これが当たり前なんだろうって(笑)

――かなり稼ぐことができたのではないですか?

お給料は最初の月から100万は超えていました。でも、バッグや財布はお客様にいただくので間に合っていたし、特に欲しいものもないし。小さい頃から欲しいものは買ってもらえる環境だったので、大金を手にして金銭感覚が狂うこともなかったかな。初めてのお給料はちょうど20歳だったので、母に「今までありがとう」ってあげちゃいました(笑)

――偉いです! ハタチの親孝行としては出来すぎです。そこまでお金に執着しない理由があるのでしょうか。

キャバクラの時にお店のナンバーワンになりたくて、毎月の数字を追っていたんです。来る人がお金に見えてしまい「あの人はいくら、この人はいくら」と考えてしまい、それがストレスになっちゃって……お客様をお金で見ていたんですよね。逆の立場だったら、そんな店行きたくないですよ。自分が嫌なことは人にしないことにしているんで。それからは、「相手を人として見る」ことに集中しました。お金を追わなくなったら、お金がついてきたって感じです。

――こちらは店名を覚えていて連絡したそうですが、さやさんは「人妻」というより、お若いので違うお店のスタイルが合いそうですが……

若い子が多いようなお店は、ピュアさが求められますよね「会いに行けるアイドル」みたいな。私はキャピキャピしているのは苦手で、落ち着いた感じのほうがよかったので「人妻」に見えないかもしれないけど、こちらのほうが居心地がいいんです。
お店には私のような考えで落ち着いた雰囲気を求めて来た人もいますし、結婚していない人も多いんですよ。

大手グループならでは! 顧客情報をアプリで管理

ノーハンドで楽しませる人妻 品川店

――念願の1対1の接客ができるようになったわけですが、どんな接客を心掛けていますか?

いただいた時間は、私の彼氏だと思って接客します。相手が求めることに答えてあげたいから、プレイでは責めにも受けにもなりますよ。それから、ただイチャイチャするだけじゃなくて、話を聞いたら私なりの意見も言います。先日、仕事で悩んでいたお客様に「楽になった」って言ってもらえたんですが、お客様の力に少しでもなれたことが嬉しかったです。

――ほかにはどんな嬉しいことがありましたか?

やっぱり「出会えて良かった」って言ってもらうことですね。性欲処理がしたい方だけでなく、ただ愚痴を聞いてほしくて指名してくださる方もいらっしゃいます。ご縁があって一緒の時間を過ごすので、その時間のお支払いをお客様が後悔することがあってはいけないんです。

――プロ意識が高く、誇りを持っていらっしゃいますね。この仕事は抵抗なく受け入れられたのでしょうか。

そうですね、偏見はなかったです。人に言えない仕事だと思っていないので、風俗も一つの接客業として考えています。年齢も職業もいろいろで、「初めまして」の方から悩みを打ち明けられることってないですよね。

――現在の勤務ペースとお客様の層を教えてください。

最近、週5に増やして、時間は19時~翌5時の10時間勤務です。お客様の年齢は幅広いですが、若い方なら20代くらいからいらっしゃいますね。出勤時はご近所にお住いの方や仕事帰りのビジネスマン、出張の方も多いです。深夜になると、終電に乗り過ごした方も利用されます。

――出張でさやさんと会うのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。こちらのお店はキャストさんのフォローが充実していると聞きますが、どんなものがありますか?

私が気に入っているのはスマホのアプリですね。スケジュール管理、給料明細はもちろんですが、お客様情報の管理に役立っています。

――専用アプリですか、さすが大手グループですね。

予約が入るとお客様情報が一緒に届きますので、すぐ記録を確認して会話の準備ができます。接客が終わったらどんなプレイをしたか、何を話したかなど忘れないうちに書き込むので、備忘録になる便利なアプリです。

――事前の講習はあるのですか?

1.5時間くらいのDVDを見ます。風俗は何店舗か経験しましたが、ずっと自己流でやってきたので「こんなふうに接客しているんだ」と勉強になりました。それからお茶を買っていく、ハンドタオルをお湯で絞って使うなど、ちょっとしたことですがお客様に「これまで受けたことない」と喜んでいただいています。

お客様を知ることが1対1の接客

ノーハンドで楽しませる人妻 品川店

――接客業を極めている最中のさやさんですが、これからの夢は?

美容関連の経営者になりたいんです。お客様の中には経営者の方も多くて、同じ物を見ているのに違う考えがあるんだと気付かされます。そういう多目的な視野を持った人になりたいと思うようになりました。

――起業とは、どんなことをお考えですか?

パソコン一台で仕事になる世の中です。まずは、好きなコスメ系のネットショップを立ち上げて、いい商品を紹介したいですね。いずれは店舗化するのが夢ですが、まだまだ知らないことがありすぎるので、ただいま勉強中です。

――目標に向かって努力を怠らない、ブレがないですね。接客に対してもブレがなさそうですが、何かポリシーはあるのでしょうか?

興味のないことでもいったんは受け入れることでしょうか。例えば、「この本おもしろいよ」と勧められたら必ず読みますし、「この音楽いいよ」と聞けば一度は聴きますね。お客様を知ることができる手掛かりになりますし、それが1対1の接客にこだわったところでもあるので。

――そういったことはプラスになるのかしら。

はい、それがおもしろくてもつまらなくても知識になります。私はギャンブルはやらないのですが、お客様から教えてもらったことで、ギャンブル好きのお客様との会話に困りません。また、趣味が分かればこちらから「この本読みました?」と紹介できます。

――確かに引き出しが多いと会話に困りませんものね。最後に、さやさんにとって風俗嬢とは、なんでしょう。

人が好きな私にとって、人と深く関わることができる風俗嬢という接客業は天職じゃないかなと思います。お客様をプレイで満足させるのは風俗嬢として当たり前なので、「プレイ以上の何かを与えたい」といつも考えています。それがこの仕事の付加価値であり、魅力なので……
私が接客するお客様には、マニュアルにはない独自の価値を感じていただきたいです。

ノーハンドで楽しませる人妻 品川店
  • 取材・文=志賀真琴
  • 撮影=伊藤メイ子

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