プロフィール
横浜人妻花壇本店/モアグループ
すずは
北海道出身。大学進学とともに上京後、看護師として働きながら、将来のために貯金をしたいと同店で働いている。趣味は家の掃除と答えるほどの、キレイ好き。趣味は映画鑑賞で、好きなジャンルはSFと意外な一面を持つ。
このインタビューのポイント!
- 女性スタッフの支えは大手グループならでは
- 稼ぎよりも体力を重視。接客人数は1日3人まで
- 女性として大切にされるからストレス知らず
首都圏最大級のデリヘルグループ・モアグループの系列店『横浜人妻花壇本店』。同じ『人妻花壇』系列の中でもコンパニオンの採用基準が若干高い人気店のため、待遇もトップクラス。入店祝い金10万円や指名料全額フルバック制度を始め、最近では車の無料送迎サービスもスタートし、女性が稼ぐためのバックアップ体制の良さは大手グループならではだ。
以前は別の店舗型ヘルスで働いていた、コンパニオンのすずはさん。接客人数の多さに疲れてしまったことから、働きやすさを求めて同店へ移ってきたという。近しいヘルスサービスでもまったく違う労働環境に驚いたと明かすすずはさんに、どんなところが異なるのか現在の職場環境について詳しく伺った。
女性スタッフの支えは大手グループならでは
――すずはさんは、現在兼業で看護師をされているそうですね。
もともとは大学で看護師の資格を取り、正社員として働いていました。ただやはり体力的に過酷で、現在は週3回、パート勤務で看護師をしています。
――そこから、どのような経緯で風俗業界で働き始めたのですか?
収入面がどうしても下がってしまったので将来に向けて貯金したいと思い、最初は別のエリアにある店舗型ヘルスで働き始めたのがきっかけです。
そこのお店は集客力もよくて回転数も良かったのですが、1日10人くらい接客する日も多く、そうすると対応が事務的になってしまって……。
どうせ働くなら自分自身でも接客を楽しみながら稼ぎたいと、今のお店に応募しました。
――応募に至った決め手はありましたか?
忙しすぎて事務的には働きたくないという気持ちはありましたが、ヒマになって稼げなかったら意味がないので、集客力のいいお店というのは譲れませんでした。お客様の口コミを見ていたら人気店で、コンパニオンの対応もいいと書かれていたので丁寧に接客できそうだなと。
あとはお店の求人ブログが充実していたところですね。求人担当の女性スタッフさんがブログを書かれているんですけど、お問い合わせをしたらその方からすぐに返信が来て「本当に実在しているんだ」と思いました(笑)
>>求人課担当・女性スタッフ長瀬さんのインタビューはこちらをチェック!
――そんなにすぐ返信が来たんですか。
実は他のお店にもいくつか気になったところに問い合わせをしたのですが、ここのお店の返信が一番早く来たんですよ。文面も丁寧でしたし、面接の男性スタッフさんたちも好印象で、「ここのお店で働きたい!」と即決でした。
――こちらのお店では女性スタッフさんも活躍されていますよね。
そうですね。最初、風俗店に女性がいるとギスギスして働きづらくないのかなと思ったんです。でも実際はすごく親身になってくれるスタッフさんばかりで、皆さんとても相談しやすいです。特に女性スタッフさんは、男性だけだと手の届かない細かい部分まで気にしていただけて、仕事に集中できて助かっています。
――女性スタッフさんとのやり取りで印象に残っていることはありますか?
ここのお店では、プロフィール写真の撮影担当が女性カメラマンさんなのですが、撮られる側から見てもキレイに撮影してくれて嬉しかったことを覚えています。
カメラマンさんとは入店間もないころに接するので、風俗未経験の女性からしたら身近に同性がいることに安心感を持てると思います。
稼ぎよりも体力を重視。接客人数は1日3人まで
――今はどのくらい出勤されているのでしょうか?
今は週3日、看護師が休みの日に出勤するようにしています。体力的にもハードにならないよう、1日に受ける接客人数を制限してもらっています。大体朝9時から15時までの5時間出勤することが多く、平日だと1日平均3万5000円くらい、週末だと5万円くらい稼げるときが多いですね。
――自分で接客人数を抑えることができるのですか?
はい。最初はとにかく稼ぎたかったので、たくさんお仕事を入れていただきました。でも、接客人数が増えすぎると事務的な接客になってしまい、お客様に対して失礼だなと思い始めたんです。個人的に1日3人くらいが一番丁寧に接客できるので、ノルマもないから人数を制限してもらうようになりました。少ない人数でも合間で休憩が取れていますので本当に助かっています。
――体力的にも看護師の仕事はハードですから、自分で接客人数が調整できると助かりますよね。人数を絞って、金額的には満足できていますか?
10回の出勤で最大50万円の完全保証もありますし、指名料金が全額フルバックなので、体に無理せずに稼げるほうが大切ですから満足できていますね。面接でその条件を聞いたときは嘘じゃないのかなと疑いましたが(笑)。
――実際に嘘ではなかったと(笑)。コンパニオンさんへのサポート体制が充実しているんですね。最近では、車の無料送迎サービスも始まったと伺いました。
そうなんですよ。今までの接客場所は横浜駅周辺が多かったのですが、最近無料送迎サービスが始まり、新横浜駅まで行くことも増えました。車で移動するので出勤時間も無駄になりませんし、接客後もお迎えいただけます。
――送迎は専属のドライバーさんが行ってくれるのですか?
いえ、事務所のスタッフさんがお送りしてくれるので、そういう点でも、移動中に顔見知ったスタッフさんと雑談することで気分転換できています。NGエリアがあれば設定もできますし、知らないエリアで土地勘がなくても、車移動なら道に迷う心配もないので女性からすると助かりますよね。
――移動中は、スタッフさんとどんなお話を?
雑談からお互いの生い立ちまで、色々な話をしていますよ。スタッフさんの年齢層も幅広いですし、風俗業界一筋で働いていたというよりは、紆余曲折があってからこの業界に来ている方が多いみたいですね。だからこそ、懐の広さや物事に対して大人な意見が聞けるので、仕事だけでなく人生相談に乗ってくれることもあります。
女性として大切にされるからストレス知らず
――指名客をつかむために、接客で心がけていることはありますか?
お客様は30~50代で、みなさん女性として扱ってくれる紳士的で優しい方が多いです。ですので、仕事だとあまり思わず、一人の男性として接することで自分でも接客を楽しんでいます。もちろん笑顔や愛嬌は普段以上に心がけていますが、プレイを楽しんでいないと相手に伝わってしまいますからね。
――例えば、どんなときに紳士的だと思われるのでしょうか?
お店は待ち合わせ型のデリヘルなので、最寄りのホテルや自宅に向かう途中で合流するんです。その途中で、車道側はお客様が歩いてエスコートしてくれたり、私は甘いものが好きなんですけど差し入れをくださったり、レディーファーストしてくれたり、みなさん男性としても本当に素敵なんです。
――女性として大切にされると、こちらとしても嬉しいですよね。
エスコート上手な方ばかりだからこそ、こちらも事務的な接客にならないんでしょうね。看護師のときは職場が女性ばかりで男性と接する機会があまりないため、今の仕事はいい気分転換になっていますよ。
――すずはさんにとって、どちらも大切なお仕事になっているんですね。今後の目標はありますか?
お店も続けやすいですし、将来に向けた目標貯金額があるので、体力的に無理がないうちは、もうしばらくどちらの仕事も続けていきたいです。
――無理なく続けられる仕事が一番ですよね。すずはさんが思う、お店選びのコツを教えてください。
女性にもよりますが、風俗の仕事はスタッフさん、お客様、待遇の3つのバランスが大切だと思うんですよね。どれかひとつだけ良くても続かないと思うんです。
――そうなると、こちらのお店はその3つのバランスが最適なんですね。
はい、今のお店は紳士的な常連さんばかりで、本当に客層が良いです。スタッフさんも大人な方が多くて人生相談にも乗ってもらえたりして、一人で思い悩む必要がないです。色んな場面で頼れますので、風俗で働こうか迷っている時間があれば、全力で相談に乗ってもらえます。悩んでいる時間はもったいないので、すぐに行動に移したほうがいいですね!お給料も接客人数を制限しなければ、もっと上を目指せますし、働き方に合わせた稼ぎが叶いますよ。
- 取材・文=藤原リョウコ
- 撮影=AKIO