豊富なメイド服でお客様をお出迎え。目標金額に向けて出勤中♪

全国に52店舗のファッションヘルスを展開する、大手・ハレ系グループ。風俗街のイメージがない中野エリアで唯一の店舗型ヘルスが『メイドin中野』だ。メイド服がコンセプトと聞くとオタクな客層が中心かと思いきや、客層は30～40代のビジネスマンが中心。お客様はホテル代の負担がなくリピーターとして訪れやすいため、キャストもより多くの指名を返しやすいのだという。また、プレイルームにあるベッドには防犯ブザーが付いており、万が一の時はすぐにスタッフが駆けつけてくれる安心感は箱ヘルならではといえるだろう。

今回お話を伺ったキャストのひよりさんは、デリヘルから現在の店舗型ヘルスへ移籍。身バレの危険や無駄な移動時間がなくなったうえに、指名も返しやすくなったと良いこと尽くめで働けているという。同じヘルスという業種でも店舗型ヘルスとデリヘルではどんな点が異なるのか詳しく尋ねた。

店内は全面禁煙！タバコ嫌いに嬉しい配慮

――ひよりさんが風俗を始めたきっかけを教えてください。

将来に向けて貯金をしようと思い、最初は鶯谷のデリヘル店で働き始めました。お店に対して大きな不満があったわけではないですが、引っ越しして通勤が大変になってしまったんです。そこでもっと家から通いやすいお店にしようと、「路線名＋店舗型ヘルス」で検索して、ハレ系グループの求人サイトを見つけました。

――なぜデリヘルではなく、店舗型ヘルスで働こうと？

デリヘルという業種自体、自宅やホテルに向かう移動時間がもったいないと思っていました。どうせお店を移るなら、スタッフさんが近くにいて安全な店舗型にしようかなと。

――ハレ系グループの系列店はたくさんありますが、同店にはどういう部分に惹かれて応募されましたか？

一番は通勤のしやすさですね。駅からお店が徒歩3分と近いですし、アーケード商店街を通っていけば雨の日もほとんど傘を差さずにたどり着けます。
あとはどの系列店の求人サイトもそうでしたが、入店に至るまでや接客の流れ、コースごとのバック率や女性が疑問に思うことが細かく記載されているんですよ。それを見て、グループとしてキチンとしている印象を受けましたね。

――面接での印象はいかがでしたか？

面接当日にスタッフさんがわざわざ中野駅まで迎えにきてくれたのですが、とても真面目な印象を持ちましたね。実際、店舗スタッフさんは常にスーツを着用されていますし、お店は完全禁煙らしくてタバコを吸っている姿を見たことがありません。他のキャストさんはわからないですが、私はタバコが苦手だったので面接で聞いたときに働きやすそうだなと惹かれましたね。

――他にはどんなお話をされました？

サービス内容の説明や給与に関して、詳しく説明いただきました。優しいスタッフさんで、セクハラっぽい変な質問はなかったですね。
面接が終わると店内をひと通り見学してから交通費が支給され、後日、プロフィール撮影と研修となりました。

――研修とは、どのような内容なんでしょうか？

実技講習のような接客ではなく、入室の準備やお部屋の使い方、店内の備品、お客様との接し方が書かれたマニュアルを見て覚えます。
お客様のお洋服の脱がせ方や畳み方など、細かい事まで書かれているので風俗初心者の方にも始めやすいんじゃないでしょうか。

店舗型は、未経験者でも接客の主導権を握りやすい

――お店のコンセプトはメイドですが、お店ならではのセリフや立ち振る舞いはあるんですか？

お客様に対して事前アンケートがあって、どんな風に名前を呼ばれたいかで変わってきます。もちろんご想像通り「お帰りなさいませ、ご主人様」みたいなセリフもありますよ（笑）。
あとは、好きなコスチューム、どんなプレイをしたいかなどを細かく回答いただきます。衣装はメイド服だけでもたくさんバリエーションがありますし、本格的な競泳水着も人気があります。

――競泳水着が人気なのは意外な感じがしますね。てっきりメイド服に萌えるお客様が多いのかと思っていました。

私も入店するまでは、店名の印象からメイドさんが大好きなオタクっぽいお客様が多いと思っていました。でも、実際は30～40代のサラリーマンの方が多いですね。「コスプレにまったく興味がない」と言って遊びに来る方もいますよ（笑）
そういう方からお話を聞くと、店舗型に遊びに来るワクワク感があるみたいです。

――なるほど。確かに店内もレンガ調で非日常空間なので、ワクワクしそうですよね。

それって、接客するうえでも本当にあるんですよ。例えばデリヘルは、お客様の自宅やホテルに女の子が招かれる形になるので、男性主体になるんですね。
でも、店舗型は女の子の部屋にお客様が招かれるイメージなんです。そうなると、接客面でも女性が主導権を握りやすいですから、以前のお店と比べても接客しやすくなりました。

――接客内容にも違いが出てくるんですね。

もともとこちらのお店ではプレイに指入れがないですし、その日の体調でNGも変えられますから、ソフトサービスではありますけど、さっき言ったような気持ちの面でも働きやすいです。スタッフさんが近くにいて安心感がありますし、ベッドの見えやすいところに防犯ブザーがついているんですよ。お客様から見える位置についているから万が一の抑止効果もありますし、今まで一回も使ったことはないですね。

――箱ヘルといえばハレ系というくらい有名ですから、お店の知名度があると安心感がありますね。

私も入店するまでは知らなかったのですが、やはり集客力が違いますね。私は兼業の兼ね合いから早番の9～18時しか出勤したことがないのですが、朝早ければ早いほどお店が混むんですよ。

――朝からお客様が大入りとはすごい！現在はどのようなペースで出勤されているんですか？

今は週3日で1日平均4万円、月60万円くらい稼げています。7時間出勤で1日4～6人くらい接客することが多いのですが、デリヘルで働いていたときに比べると移動時間が無駄にならないので接客人数も増やせて、より指名が返しやすくなりましたね。

――早番でも客入りがいいのは、大手グループならではですね。

お店の知名度はもちろん、店舗型だとお客様からするとホテル代がかからないので、負担額が減ってリピーターとして遊びに来やすいみたいです。キャストは事前にお客様の待合所の様子をモニターでチェックできて、絶対に身バレしない安心感がありますしね。

アットホームすぎないスタッフとの絶妙な距離感

――指名を返すために、ひよりさんが意識されていることはありますか？

女性として相手を気遣うことですね。「お部屋寒くないですか？」とエアコンの温度を聞いたり、プレイルームに向かう間もお客様が緊張されないような打ち解けやすい雰囲気にしています。メイドだからといって、無理にアニメ声にしたり、キャラを作り過ぎたりしている女性はいないと思いますよ。

――メイドキャラというよりは、みなさん割と素の姿で接客されている印象を持ちました。

あまりブリッ子しすぎてる方はいないと思います。あとは、お客様の話を覚えておくことが大切で、そのときは深すぎる話はしないようにしています。例えば、結婚しているとか、どんな仕事をしているかとかですね。やはり日常を忘れて楽しんでほしいなと思っているので。

――ひよりさんが思う、お店の好きなところを教えてください。

たくさんありますが、まずはスタッフさんとの距離感が丁度いいところなんですよね。以前のデリヘル店はアットホームな雰囲気でしたが、距離が近すぎるといい反面、疎外感を感じることも必ずあるんです。
でも、今のお店は女性が働きやすい環境が整っていて、一人で頑張ればいつでも稼げるところが好きですね。スタッフさんは真面目ですし相談すればアドバイスに乗ってくれますけど、詮索しすぎてこない適度な距離感が気に入っています。

――そうすると、普段からあまりスタッフさんや他のキャストさんもお会いしないですか？

完全個室待機なので、他のキャストさんにはほとんどお会いしたことがないですね。スタッフさんともたまにお仕事で話すくらい。個室は快適でwi-fi環境もありますし、待機中は松浦亜弥さんやSTU48さんなどのアイドルのミュージックビデオを見て気分を上げて、快適に過ごしています。

――こちらのお店の衣装もアイドルの衣装ばりにかわいいですから、お仕事中も気分は上がりますか？

コスプレに興味があったわけではないですけど、かわいい服を着るとテンションが上がりますよね。店舗型で窓がないところにずっといると気が滅入る女性もいるかもしれないですが、私の場合はすごく自由に過ごせていて接客前に気を遣わなくていいのがとても気楽です。

――接客に集中できるのはいい環境ですよ。ひよりさんの今後の目標はありますか？

いまは入店して1年ほどですが、目標金額に向けて順調に貯金中です。今後余裕ができたら、ゆくゆくは車やマイホームも買いたいです（笑）

――順調に稼がれているんですね。それでは最後に、ひよりさんが思うお店選びのコツを教えてください。

まずは通勤のしやすさです。中野は風俗街のイメージがないので通勤もしやすく、人目が気にならないところがいいですね。スタッフさんや働く環境は最高のものが揃っていますから、「あとは自分が頑張るだけ！」という気持ちで働ける子にはぴったりなお店だと思います。

撮影/AKIO