未経験に優しい店だからキスNGでも大丈夫。就活の“すきま時間”を利用して、賢くお小遣い稼ぎ!

公開日:
しろうと娘/さち

プロフィール

さち

さち(21歳)

新潟県出身。語学を学ぶために東京に上京した現役女子大生。最初は飲食店でアルバイトをしていたが、ひとり暮らしをするにはやはり厳しく、1年前に同店へ。人見知りをしてしまう性格だが素人店のため、ぎこちなさもご愛敬。趣味は料理やテニスやジョギングなど体を動かすこと。上京したての頃は、お金に余裕がなく200円の菓子パンも我慢していたという切ないエピソードも。

このインタビューのポイント!

  • トークが苦手でもここなら受け入れてもらえる
  • 急な空き時間でも出勤できるから忙しい人にもぴったり
  • 100%のお客様に満足してもらうことが目標

池袋のホテヘル『しろうと娘』は、男性経験がない女性も在籍している、文字どおりの素人店。プレイの範囲は女性が決めることができ、例えば指入れができるなら、1本なのか2本までなのか。キスもディープなのかフレンチなのか。そのフレンチキスすらNGな女の子もいるそうだ。できることが少なくても、恥じらいがある素人好きなお客様ばかりなので、まったく問題がないという。

ホテヘルという職種はお客様が受付を通るため、酔っ払い、不審な言動、大きなタトゥがある男性客は受付でシャットアウト。慣れているプロの風俗嬢と違い、素人の女性は最初が肝心。「嫌な思い出が大きなトラウマになりかねないため、かなり客層を選んでいる」のだそう。

在籍女性の約8割は学生という同店。今回お話をお聞きしたのは、現役女子大生で現在就職活動の、さちさんだ。入店したての頃はNGばかりだったが、1年勤務した今は、ほぼOKになった。徐々にプレイに慣れていくことができる点は、未経験の女性にとって働きやすいポイントといえるだろう。

トークが苦手でもここなら受け入れてもらえる

しろうと娘

――さちさんは現在大学生だそうですね。入店の経緯を教えていただけますか?

大学で東京に出てきて、ひとり暮らしを始めました。最初は焼肉屋さんでバイトをしていたんですが、全然お金が足りなくて。

――実家からの仕送りはないんですか?

家賃だけ半額出してもらっていますが、光熱費や生活費は自分で出しています。
友達付き合いもあるし、大学は飲み会なんかも多いので、きつかったんです。スーパーの200円のパンすら我慢。食べたいと思っても横目で見て通り過ぎていたくらい(笑)。

――切ない……。そのあとにこちらのお店に入店したのでしょうか?

はい。最初はキャバクラも考えたんですけど、人見知りの私には無理だと思いました。

――そうはいっても、風俗も立派な接客業ですよ。キャバよりできそうな感じでした?

キャバはトークが全てじゃないですか。女の子同士の派閥とかもありそうだし、みんなでテーブルを盛り上げたり営業したり。そっちのほうが難易度が高そうで。

――たしかに。このお店を選んだ決め手は何だったのでしょう?

手だけでもOKと書いてあったからです。できるだけハードルが低くて、その中でも稼げるお店って何だろうといろいろ探した結果、ここを見つけました。

――正直、オナクラ店でもないのに、手だけでOKなんてあり得るのかと思っていましたが……。

キスもディープキスかフレンチキスか選べるし、実際に在籍の女の子のページを見ると「指入れ1本まで」、とかっていう子もいるんですよ。それでもいいっていうお客様が指名してくるので、自分ができる範囲で大丈夫なんです。私はもう1年在籍していて、仕事には慣れたのでNGなしにしていますが、最初はNGも多かったんですよ。

――1年もいると、おしゃべりも緊張しないようになりましたか?

はい。人見知りも改善されました。緊張してしまうことがあっても、店長からは、ここが素人店だし、そういうところもお客様が求めているので気にしなくていいと言ってくれたので、無理せずに接客ができています。

急な空き時間でも出勤できるから忙しい人にもぴったり

しろうと娘

――大学生だといろいろ忙しいと思いますが、どんなペースで出勤されていますか?

だいたい週に2~3日ですが、就活中なのでまるまる2週間出勤しない日もあります
出勤できるときはしっかり稼ぎたいので朝の9時~21時までのロングで入ることが多いですね。シフトは1週間前に出していますが、急に時間が空いた日は、当日電話して「今から行きます」と伝えることもあるんですよ。

――かなり自由度が高いんですね。それでお給料はどれくらいでしょうか?

シフトが安定していないんですが、だいたい週に15~20万円くらいです。出勤するときにはメルマガで告知してくれるので、前日には予約で埋まります

――出勤日数が少ないのに、しっかりと指名が入るのは素晴らしいですね。
さちさんを指名してくるお客様の傾向はありますか?

年齢は30~50歳代ですね。皆さん優しいんです。本当にそのひと言に尽きます。お店がお客様をかなり厳選しているようなので、嫌な思いをしたことは一度もないんですよ。

――そこはホテヘルのメリットですね。安心できるお客様しか通さないわけですから。

誓約書もその場できちんと書いてもらうみたいです。他のお店は知らないので比較はできませんが、守られているという実感はありますね。

――ご自身ではどんなことを意識して接客に臨んでいますか?

やはり、皆さん相手に素人っぽさを求めるっていっても、母性みたいなものは求めているように感じます。ぬくもりとか、癒しを意識して、ぎゅっと抱きしめたりしますね。

――若い子ならかわいく抱き着くことを想像しますが、抱きしめてあげるわけですね。男性が甘えられる場所なんてそうそうないでしょうから(笑)

あとは私も男性経験が少ないので、遠慮なくどうされたら気持ちいいのかを聞くようにしています。そのほうが、無駄な時間を使わずに、気持ちよくしてあげられるじゃないですか。

100%のお客様に満足してもらうことが目標

しろうと娘

――今までお客様に言われた言葉で、特に印象に残っているものはありますか?

うーん、「癒されたよ」とか「すごくよかったよ」は、よく言われる言葉ですが毎回嬉しいです。
あとは、「本当は全部の時間を指名してあげたいくらいだよ」って言ってもらえたのが嬉しかったですね。それだけ応援してもらえてるんだなぁって。

――やはりそういった言葉をいただくと、モチベーションもあがりますよね。

はい。自分が与えようと思っている「癒し」ですが、結局はお客様に与えてもらっていることばかりかもしれません。相性が合う合わないっていうのはあるかもしれませんが、私は全員に笑顔で帰ってもらいたいと思っています。100%の方に満足していただきたいですね。

――逆に、モチベーションが下がってしまったことはありますか?

直接何かをされたとかではないのですが、友達の彼氏の話を聞いたり、学校でちょっといいなと思う男の子ができたときに「あぁ、私の相手はおじさんばかり」と(笑)。

――あはは。たしかに。同年代のかっこいい男子は来ないでしょうからねぇ。

でも、おじさんでもみんな優しいし、お店にくればスタッフさんが親切なのですぐにまた仕事モードになるんですけどね(笑)。

――優しい方ばかりとはいえ、なかには無口な方もいると思うのですが、そこは人見知りのさちさんとしてはどのように切り抜けているのでしょう?

無理して話を盛り上げなくてもいいと思っているので、普通にお話しします。就職活動のため、世の中の情勢も勉強しているので、そういった大人の男性が誰でも知るようなニュースで話をつなげたりしてます(笑)

――さすが就活生ですね。では最後にさちさんが風俗で働いて、よかったと思うことを教えてください。

苦手だったコミュニケーション能力が身につきました。今までこんなに話せなかったですから。たくさんの方と深くお話をすることは普通のアルバイトでは経験できないことですし、絶対に就職してから役立つと思います。

――面接でも、就職した後も、おじさんとのジェネレーションギャップに悩まされることなく会話が弾みそうですね(笑)

はい、問題なさそうです(笑)

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