プロフィール
さえ
兵庫県出身。既婚。大学卒業後に会社勤めをした後、水商売を始めたが続かずに風俗へ。十三、谷九で働いたことがあり、このお店で3店舗目。神戸より約1時間かけて通勤している。お酒が大好きで、稼いだお金の大半は飲み代に消えているとか。
このインタビューのポイント!
- 仕事が出来るオーラを放つ店長は頼れる存在
- デリヘルなのに自宅派遣NGも可能
- 集団待機への苦手意識が消えた
今、話題沸騰中の人気デリバリーヘルス『嫁ナンデス!!』。30代前後の女性、オトナ女子をコンセプトとしており、業界未経験者や人妻、シングルマザーも大歓迎の間口の広いお店だ。梅田エリアではあるが、繁華街から離れた勤務地で送迎アリのため、身バレの心配は不要。体験入店時の売り上げは100%バック、さらに求人サイト「みっけ」経由で入店すると雑費が引かれない特典があるなど、女性の稼ぎやすさを一番に考えてくれている。
今回はリアル人妻であるさえさんにインタビュー。これまでの風俗勤務の経験を踏まえ、現在のお店の働きやすさについてお話してもらった。
仕事が出来るオーラを放つ店長は頼れる存在
――さえさんは風俗経験者としての入店だったそうですが、どちらのお店で働いていたのですか?
3店舗目になりまして、以前は十三、谷九のホテヘルに勤めていました。前のお店も良かったのですが、2年半ほど在籍したのでそろそろ心機一転したいと考えて移籍したんです。
――今のお店はどういった基準で探されたのですか?
まず「25歳以上がいる大人のお店」であることを第一に考えていました。やはり、私ももうアラサーですし(笑)、20代前半がメインのお店だと人間関係に疲れてしまいそうで。それに実際に自分は人妻なので、年齢的にも人妻店で働いた方が嘘をつかなくていいと思ったんです。
――風俗を始める前は、どの様な仕事をされていたのでしょう?
大学を卒業した後で、一旦は普通の会社に入ってOLをしていたんです。でも、もっと稼ぎたいという気持ちが芽生えて、すぐに水商売に足を踏み入れました。ただ、ホステスは女性同士の人間関係が大変すぎてまったく続かなかったんです。水商売ってチームワークが上手くいってこそ稼げる仕事だと思うんですよね。
――水商売にはそういう厳しい側面もありますね。その後、風俗を2店渡り歩いて今に至るわけですね。ということは店が変わってはいますが、業界歴はそれなりに長い、と。
そうですね。風俗は水商売と違って、自分ひとりで努力した分が報われる仕事なので。こっちの方が性格的に合っていたんだと思いますよ。
――面接を受けた時のことは覚えていますか?
私は経験者だったので、勤務の日数や給料額、条件の擦り合わせを行っただけで終わりました。面接で一番印象深かったのは店長さん。背が高くて、仕事ができるオーラがバシバシ出ていて、一見するとちょっと厳しそうにも見える感じではあるんですけど(笑)
――ちなみにさえさんは、「みっけ」経由でご入店いただけたそうですね。
そうなんですよ。通常は雑費の10パーセントが給与から引かれるのですが、「みっけ」経由で入店したから雑費代が引かれないんです。そういう入店特典もあったので、ここのお店は良さそうだなと思いました。
デリヘルなのに自宅派遣NGも可能
――十三、谷九を経て、現在梅田エリアで働いていらっしゃいますが、客層について変化はありましたか?
エリアが違っても業種は同じなので、殆ど変わりはありませんね。ただ、今のお店は以前の勤務店よりも価格帯のグレードが少し下がっているんですよ。その分だけ、若い男性が増えて客層の幅が広がったように思います。
――お客様のタイプでいうと、受け身の男性とリードする男性のどちらの割合が多いですか?
系列に痴女店があるので、Mっぽい男性はそちらに流れますね。この店はどちらかと言えば、男性がリードしてくれる方が多いのではないでしょうか。その分だけ身を任せられるので受け身の接客で比較的ラクという利点があります。
――接客場所は、どういったところがメインになりますか?
梅田周辺のホテルです。待ち合わせ型のお店なので、通常は近くにあるコンビニの前で集合して、そこから徒歩でお客様とホテルに向かいます。
――身バレについて不安を感じることは無いですか?
実は以前勤めていた会社が梅田にあったため、私はコンビニの前ではなくホテル前での待ち合わせにしてもらっています。事前にお客様の服装などの情報を貰えていますし、知り合いを接客する危険性は無いですね。
――お店側が個人の事情を加味した上でシステムの変更も行ってくれるんですね。確かにそれなら安心です。でも、身バレを気にするのであれば外を歩くことのない箱ヘルの方が安全なような気もするのですが。
それは私も思ったことがあって、一時期は箱ヘルで働くことも考えたんです。でも、回転率の高い箱ヘルだと接客人数が増えた分、かえって身バレのリスクが高いことに気づいたんですよ。
今のお店は、エリアだけでなく区や市まで細かくNG設定できますし、デリバリーなのに自宅に行かなくても在籍できるんです。これだけ身バレ対策をしっかり行ってくれるデリヘルであれば箱ヘル以上に安全だという結論に達しました。
集団待機への苦手意識が消えた
――今はどれくらいのペースで出勤されていますか?
週に5回、1日6~8時間勤務をしています。お給料は平均で1日2万円くらいですね。今は夜シフトで入っているのですが、今度から昼の時間帯に変わるつもりです。
――それはまた何故ですか? 昼と夜では稼げる額が変わるのでしょうか?
そんなことは無いです。どちらでも稼げるのですが、夜はロングコースのお客様が多めなんですよ。昼はキャンペーンがある分だけ、集客が増えて回転率がいいんです。自分のスタイルとしては、そちらのが合っているように思えて。
――待機所の雰囲気についても教えてもらえますか?
ここでは集団待機です。最初は水商売の頃の嫌な記憶があって、女性の集団というものに抵抗を感じていました。でも、ここのお店の女性たちはみんな優しくフレンドリーで、自分の中の苦手意識があっという間に無くなってしまいました。
――今は待機所でも楽しく過ごされている?
はい。和気あいあいとしながらも、自分のペースで寛げるのでストレスが全くありません。入店して1週間程度で、私もすっかりその場に馴染むようになってしまいました。個室待機がウリのお店が最近は増えてますが、集団待機も悪くありませんよ。
――水商売と比べても、働きやすくなったんですね。
そうですね。やはり水商売ですと、お客様と直接連絡先を交換して営業活動をしないといけないですから。でも、今のお店はお客様との連絡先交換が禁止されています。女性による営業活動が必要なく稼げるので、家に帰ってからはゆっくりできて負担がないのは家庭を持つ身としても嬉しい部分ですね。
――では、さえさんの今後の目標を教えてください。
とにかく貯金ですね。環境としては申し分ないので、あとはいかに自分が頑張るかだと思います。努力が報われることを信じて、着実に結果を出してきたいですね。
- 取材=藤原リョウコ
- 文=もちづき千代子(@kyan__tama)