
プロフィール

りんか
大阪府出身。入店半年だが、一度退店して再入店した出戻りキャスト。昼間は飲食店でのアルバイトをしており、終業後にこちらの店で働いている。性格は明るいサバサバ系。一人でウィンドウショッピングをするのが休日の楽しみだそう。
このインタビューのポイント!
- 風俗の仕事への好奇心から入店
- リピーターが増えると仕事が楽しくなる
- 大人数のホテヘルで埋もれてしまった経験
大阪・日本橋にある『Kitty(キティ)大阪』は、キャストの居心地の良さを重視した個人経営のデリヘル店。女性一人ひとりの魅力を埋もれさせず親身なサポートで稼がせてくれる。アリバイ対策やNG派遣エリアの設定可能など、身バレリスクの低さも嬉しいところ。少数精鋭だからこその運営スタイルで、キャストにも”自分らしさ”を活かしたサービスを推奨しているアットホームさが魅力だ。
今回お話を伺ったのは出戻りキャストのりんかさん。他店とは違うこのお店の特徴や仕事環境について、彼女の視点からじっくりと聞かせてもらった。
風俗の仕事への好奇心から入店

――りんかさんは、一度こちらのお店を退店しているのですよね。
そうなんです。半年くらい前に入店して、一旦は昼職だけに専念しようと思っていたのですが、一週間ほど前に出戻ってきてしまいました(笑)。
――そもそも、どういった経緯で風俗で働き始めたのですか?
もう単純に興味本位なんですよ。普通に「風俗ってどんな仕事なんだろう」って、その好奇心だけです。友達がこの店で働いていたので、紹介してもらって入店しました。
――以前は、どんな仕事をされていたのでしょうか。
飲食店でアルバイトをしていました。というか、今も続けてます。風俗業界に染まりすぎるのは良くないと思うので、辞めるつもりは今のところ無いです。
――なるほど。アルバイトだけの生活に戻るつもりで退店したんですよね? 出戻ってきたのはどういう理由からなのでしょうか。
生活する上でのお金が厳しくなってしまって……。金銭感覚を狂わせないように、なるべく飲食店での給料だけでやっていこうと思っているのですが、やっぱり少しくらいは金銭面での余裕を持っていないと厳しいですね。なので、こっちで稼いだお金は殆ど貯金に回しています。
リピーターが増えると仕事が楽しくなる

――今はどれくらいの頻度で出勤されているのですか?
週3日、1日6時間出勤で、1日平均3万円くらい稼いでいます。時間帯は夜ですね。飲食店のアルバイトが終わってから出勤しています。
――仕事終わりで働いているなんて、かなりハードスケジュールですよね。
でも、送迎があるので凄く助かってるんですよ。スタッフさんも「無理がないように」って色々と配慮してくれてますし、私としてはちょうど良いペースなんです。
――客層についてはいかがでしょうか。
年齢層としては30~50代。60分コースが人気です。接客場所はホテルと自宅が半々といったところでしょうか。
――りんかさんは、昼職をしているせいか良い意味で素人っぽさがありますよね。お客様もそういうところを気に入って来てくださる方が多いのでは?
それはあると思います。「風俗嬢っぽくない」ってしょっちゅう言われますもん。でも、それは兼業ってことだけでなく、私自身が素のままで接客することを心掛けているせいもあると思います。
――確かに今こうして喋っていても、あんまり「キャラを作ってる」感じはしないですよね。
私に会いに来るお客様はみんな「裏表がなくてサバサバしてるところが良い」って言ってくださるんです。もちろん、もっと女の子らしい方が好きって方もいるとは思いますけど、お店からも接客内容やキャラについて強制させることはありません。普段と変わらない私を気に入ってくれる人がたくさんいて嬉しいですね。
――その口ぶりからすると、順調にお客様は増えていってるのですね?
はい、おかげさまで。実際、リピーターが付くと本当に仕事が楽しくなりますね。色々な風俗店がありますが、うちは価格帯的に遊びに来やすい分だけお客様もたくさんいます。その分、出勤中は暇なく働けるし稼ぎやすい環境だと思いますよ。
大人数のホテヘルで埋もれてしまった経験

――りんかさんから見た、このお店ならではの特徴を教えてもらえますか?
「時間を本当に有効に使える」ことではないかと思います。短時間出勤でも指名の入るお店って、なかなか他にはありませんよ。
――ここ以外の風俗店でも働いたことがあるのですか?
実を言うと、もう一度この仕事を始めてみようと思った時に「他のお店ってどうなんだろう」と思って、日本橋にあるホテヘルに入店したんですよ。わりと大手で、待機所は個室。在籍の女性もかなり多いところでした。
――こちらのお店とは全く違う環境ですね。
そうなんですよ。でも、ぶっちゃけ全く稼げなかったです。人数が多い分だけ、私の存在が埋もれてしまってたんでしょうね。暇で暇でどうしようもなくて、凄く辛かったですね。待機してる時間が無駄に思えて「何のためにここに居るんだろうなぁ~」とか考えちゃって。結局、その時間はぜんぜんお金にならないまま退店しました。
――今は集団待機だそうですが、居心地はいかがですか?
とてもフリーダムな待機所です(笑)。集団ってことが気にならないくらい、好きなことをして一人で自由に楽しんでます。この待機所なら「個室じゃなきゃイヤ」とは思わないですね。
――なんというか、良い意味で”ゆるい”印象を受けますね。
ああ、そうかもしれません。その“ゆるさ”がこのお店の魅力だと思いますよ。出戻りもしやすかったですもん。普通に電話で「戻りたいです」って言ったら、「ぜひ戻ってきて!」って大歓迎でした。あれは本当に嬉しかったです。
――それこそ、個人経営店ならではの良さですよね。
はい。ゆるいのに稼げる。だから今は完全にストレスフリーで不自由ない生活が送れています。これからも暫くは飲食店と風俗の二足わらじの日々を楽しみながら稼いでいきたいと思います。
- 取材=藤原リョウコ
- 文=もちづき千代子(@kyan__tama)