初接客は講師指導のもと、メモをとりながら。だから未経験でも絶対大丈夫！

キャストのみづきさんは、就活も終わった大学4年生。2か月前に「みっけ」を見て、いくつか面接に行った店の中から、ここ『おかしなエステ五反田』に入店した。店名の由来は「おかしなくらい真面目な風俗エステ」。名前は変わっているが、確かに話を聞くと研修もプレイ内容も、誠実なお店の印象を受けた。

粘膜接触なしを徹底しており、オプションのオールヌードや前立腺マッサージは女の子がOKかNGかを選べる。下半身のタッチは一切禁止。何よりも心強いのは「研修コース」が設けてあり、女性講師が実際のお客様相手に実技指導をしてくれるということ。みづきさんも最初は必死にメモをとって指導を受けたことで、とても勉強になったという。

将来は仕事においてキャリア志向があり、このアルバイトは大学卒業と同時に辞めると決めている。それまでは、居心地抜群の同店でしっかり稼ぐつもりだ。

想像してたより「いいギャップばかりで驚いた」

――みづきさんはまだ大学生なんですよね。

はい、4年ですがすでに就職先も決まり、今はゆったりとしています。ベンチャー寄りの会社ですが、入社1年目から海外に行く機会を与えてくれる会社に就職を決めました。

――就職が決まったんですね。おめでとうございます。どんな仕事なのか差しつかえない範囲で教えてください。

営業職なのですが、海外の展示会などで折衝できるようで。学生のなかでは、有名な企業に勤めれば安心というブランド志向はもう崩れてきているんですよ。知名度よりも本質。私はキャリア志向が強いので、早く貢献して役職に就きたいと思っているんです。だから、このバイトは大学卒業までと決めています。

――おぉ、すごいですね。で、なぜまた風俗の仕事を？

大学入学の際、親から120万円ほどお金を借りたんですよ。その返済と、卒業旅行でヨーロッパを1周したいんです。その資金稼ぎですね。本が大好きで2年間、本屋さんでバイトもしているんですが、たくさんシフトに入っても、稼げる額はたかが知れているし。でも本屋さんは楽しいので、今も続けているんですけどね。

――風俗という仕事自体は抵抗はなかったのでしょうか？

学校ではラウンジとか華やかなバイトをしている子もいたし、そこまで抵抗はなったです。
いろいろな業種があることを知り、業種ごとにいくつかお店をピックアップ。片っ端から面接に行きました。

――すぐにお店を決めたわけではないんですね。実際に面接に行ってみてどうでしたか？

結局私はエステ店にしましたが、話を聞いてみたら他の業種は、自分が思っていたよりハードだったんです。オプションで選べるとはいえ、ゴックンとか生フ〇ラとか、私は絶対イヤだったし。SNSでは、実際は本番しているという風俗嬢の投稿も見ました。で、ここに来て話を聞いたらいい意味で想像と違っていて。「え、こんなんでいいの？」と。

――ちなみにエステ店の中で『おかしなエステ』をピックアップした理由は何だったのでしょう？

まず立地。地元は無理だし、学校からも遠くて稼げそうな場所。あと、店の名前。インパクトもすごかったです。変な名前ですよね（笑）。でも、ホームページしっかりしていたし、スタッフの方も親切で。何よりレスが早かったというのもあります。

――で、安心できたというわけですね。

大丈夫かな、とは思いましたが、本当のところは実際に働いてみないとわからないなと。やってみて難しいと思ったら、他を考えればいいと思って入店を決めました。

ひと月のバイト代が、ここなら1日で稼げてしまう

――面接ではどんな話をしたか覚えていますか？

基本的な説明と、お給料の話ですかね。4月に入店しましたが「夏までに50万円が目標」と伝えたら「100万円目指しましょう」って言われて。そんなのありえないと思いましたが、2か月で100万円を超えてしまいました。

――それはすごい。学生さんにとって、大きすぎる額ですよね。

だって本屋さんで休みの日にまる1日働いても1万円行かないです。月に7、8万だったのが、ここなら1日でひと月分のお給料がもらえるんですよ。なんか最初は手が震えました。こんな大金お財布に入れて、電車に乗って帰るのが怖いって（笑）

――あはは。そうですよね。まずそんな大金を財布に入れることもないし、手渡しでお給料を持って帰れることもないですしね。

しかも仕事が楽しいんですよ。嫌な思いも一切ないし、それなのに、たくさんお給料がもらえてしまって、なんか申し訳ないくらい。ここは集団待機ですが、女の子たちもすぐに馴染める雰囲気を作ってくれて。挨拶をしたら「名前はなんていうの？私は〇〇」って、すぐに輪の中に入れてくれたんです。スタッフさんともすごく仲が良いですよ。マンガもたくさんあるし、居心地抜群なんです。

――出勤ペースはどれくらいなんですか？

週3日、11時～20時です。他の日は学校と、本屋でのアルバイトをしています。入店した4月は、月4万円くらいだったのですが、14連勤とか、めちゃくちゃ頑張って出勤したら指名も増えて。5月からランクを上げていただき、月7万が平均です。接客人数は4人くらいですね。

――なんと！14連勤！？

自分がどれくらい働けるのか試してみたんです。案の定、体はバキバキ。しかも疲れて毎日が眠くて。これはお客様に迷惑をかけてしまうと反省し、今の週3ペースに落ち着きました。生理中でも仕事はできますが、私が仕事に集中できないので生理期間は休むことにしましたし。

――なるほど。検証のために出勤ペースを最大限に入れてみたんですね。仕事自体も無理なく？思ったよりハードだった、ということもないですか？

緊張はしましたけど、プレイ自体は全然ハードではなかったです。粘膜接触も一切ありません。オールヌードのオプションはありますが、マッサージ中は下着も脱がないですし、隣に寝て手コキをする際に脱ぐだけなので、見られる時間も少ないし、むしろ下半身はほとんど見えないと思います（笑）。

――キャストさんの写真に睾丸やパウダーなど、対応可能なサービスにマークがついていますよね。これは別途講習を受けてマスターしたキャストさんにつくのですよね。

基本プレイは全員学びますが、そのほかのサービスに関しては自分次第です。お客様にはもちろんアピールになりますから、受けたい人は受ければいいし、受けなくても問題ありません。私はまだ基本のマッサージだけでいいかなぁ。
基本だけでも十分、お客様には満足していただけると思いますよ。

見た目の数字に騙されないこと。お店選びは現実を見て！

――こちらのお店では、最初のお客様は講師と一緒に接客すると聞きましたが。

そうなんです。研修コースというのがあって、お客様同意です。私は服を着たまま、横でメモを必死にとっていました。講師の先生が教えながら「じゃ、みづきちゃん、やってみて」って。また先生が色っぽいんですよ。甘い声で。マッサージもすごく教え方がうまくて、その教え方に感動したくらいです。最初は力任せでしたけど、今ではうまくコツを覚えて、お客様にも褒めてもらえるようになりました。

――口頭だけとか、DVDだけとか、そういった講習が主流にもなってきている中で、お客様相手に実践できるのは大きいですよね。

プレイだけでなく、風俗店で働くうえでの気遣いもたくさん教えていただきました。「スラックスはハンガーに折って掛けるとポケットから小銭が落ちるから、脱がせたらこうやって引っ掛けるんだよ」とか。なるほどな、と驚くことばかりでした。

――細かく教えてもらえるのはいいですが、お客様はそれでしっかりフィニッシュするんですよね？

不思議ですよね！でも、ふたりから同時に責められるので「贅沢だな」と言ってくれました（笑）。

――みづきさんは、指名もたくさん返ってきているようですが、何が受けているのだと思いますか？

最初は全く慣れてなくて一生懸命だったところがよかったのかもしれません。お客様の前で「わからなくなっちゃったのでメモ見ていいですか」って聞いてしまったり（笑）。
新規の方には「他の子と違うね」と言っていただけます。女子大生っぽいノリが一切ないので、そこが面白いのかもしれませんね。

――たしかにクールというか、知的な感じはしますよ。

今まで流行に乗れなかったり、テンション高く合わせられなかったり、声も低かったり（笑）。少しコンプレックスを持っていたことが、ここにきて褒めてもらえることが多くなったんです。あとは本やマンガはかなり読んでいるので、どんなジャンルでも合わせられることで、話は広がりますね。

――接客で意識していることはありますか？

リピーターで来ていただいた方には、うれしい気持ちが通じているんだと思います。そこはうれしいっていう感情があふれ出ます（笑）。あとは名前を絶対忘れません。だいたいお客様は偽名で予約もするんですけど、偽名って、なんだか馴染まないですよね。本名か、何て呼ばれたいのかあだ名などを聞いて、その名前で呼びます。予約時の偽名と呼ばれたい名前を両方忘れないようにして。やっぱりそうすることで、距離が縮まりますね。

――では最後に、みづきさんと同じようにお店選びで悩んでいた女の子に、アドバイスをお願いします。

数字だけに騙されないこと。入店しただけで何十万円とか、そんなのいつ辞めるかわからない子にポンとあげるわけないですから（笑）。必ず条件もあるので、そこはしっかり確認すること。あとは、在籍キャストの写真を見て、自分が入店しても浮かないか。
数字はいくらでもごまかせるので、例えば待機所や事務所の雰囲気がいいか、清潔か、など、絶対にごまかせない部分を見ることが大事ですよ。