プロフィール
むきたまフィンガーZ/やんちゃな子猫・むきたまごグループ
さくら
兵庫県出身。学校卒業後、アルバイト生活をしていたが生活費に追われ、高収入の仕事を探して入店。この仕事を始めてからコミュニケーション能力が格段に上がったそう。現在の目標は、人生初の海外旅行をすること。仕事が休みの日は、映画やアニメを見て過ごすことが多い。最近ハマった作品は「鬼滅の刃」。
このインタビューのポイント!
- 関西大手グループが経営する、梅田のオナクラ店
- 未経験から1年続けられたのは、スタッフの存在があったから
- 自由なシフトと接客で、心と金銭面で余裕ができた
恥ずかしさを乗り越えられたのは、職場環境のおかげ
――風俗で働こうと思った経緯を教えてください。
今のお店で働く前は、飲食店でアルバイトをしていました。でも、それだと生活するだけで精一杯。 遊興費にお金を使えなくてストレスが溜まるばかりだったので、高収入の仕事を始めようと思ったんです。ネットで調べるうちにオナクラ店はソフトサービスで働けることを知り、未経験で始めました。
――数あるオナクラ店の中でも、こちらの店を選んだ理由は?
関西でも有名な大手グループであることと、お店のホームぺージに、個室待機が選べると書かれていたからです。集団待機だと気疲れしちゃいそうで……。それに、毎回他のキャストさんと顔を合わせるのが気恥ずかしかったんですよ。
――実際に入店して、待機室の居心地はいかがですか?
めちゃくちゃ快適です!そんなに長時間いることはないですが、完全個室で一部屋一台テレビも付いています。他にもヘアアイロンやウォーターサーバーなど、快適に過ごすための設備が全部そろっているんですよ。
──それは快適そうですね。今は入店してどれくらい経ちますか?
入店して1年です。私、すごく恥ずかしがり屋なんですね。新人のときも接客に照れがあったんですけど、逆にそういうところがお客様に好評で。予想よりも早く仕事に馴染めました。
──さくらさんはもともとシャイな性格だったのですか?
人見知りなわけではないんですけどね。すぐ仕事に慣れたのは、スタッフさんの存在が大きいですね。面接時も終始緊張していましたが、雑談でほぐしてもらいました。他のお店に比べてもスタッフさんの数が多いみたいで、その分いつでも悩みを相談できる環境ですし、忙しくても和やかな雰囲気なので、そういう空気感も好きです。
――未経験で、初めて接客した感想はいかがでしたか?
お客様が裸なのが恥ずかしかったです。その反応がいいってお客様には褒められましたが(笑)。 女性は基本プレイでは裸になったり、責められないので「風俗なのにこんなにソフトサービスで働けるんだ」と思いました。オプションには色々なものがあって、苦手な内容はNGにできるんですよ。私は、スキンフ〇ラやアナル責めなどは難しそうだったので面接時にNG設定にしました。
──客層はどのような方が多いですか?
30~40代が中心で、みなさんすごく優しいですよ。私が恥ずかしくて戸惑っているときも、お客様から「このオプションを付けたい」と切り出してくれるので、接客自体はスムーズです。初接客は60分コースで入りましたが、あっという間に終わりました。
――普段は何分コースが人気なのでしょうか?
45分か60分です。“添い寝”と”オナクラ”の2つのコースがあって、“添い寝”は手コキ無しですが、やはりほとんどのお客様が”オナクラ”コースを選ばれます。
オプション数は80以上!予想以上の高収入に
――現在はどれくらいのペースで出勤されているのですか?
他にもイベント系のアルバイトをしていて、そちらの稼働が無い日に週3回、1日6時間ほど出勤しています。お給料は日払いで、平均3万円くらいです。
─―ソフトサービスなのに、ヘルスばりに稼げていますね。
1日あたり大体3~4人接客しますからね。指名料に加え、オプションが80個以上あってたくさん付くので、私自身も入店当初の予想より稼げています。
――そんなにたくさんオプションがあるんですか!どんな内容が人気ですか?
お客様の数だけ好みがあるので、割とバラけていますね。全体的には女性から責められたい願望の方が多いので、M寄りな内容が多いです。オプションはキャストと会ってから追加されるお客様もいて、最初は「気まずいかな」と思ったけど、素直に要望を伝えてくれるから、営業活動みたいなのもないんですよ。
――そんな感じだと、今まで接客で困ったことはないですか?
こう言うと嘘っぽいかもしれませんけど、本当にないです(笑)。お店から特に「こうやって接客してください」とコンセプトを押し付けられることもないですし、初々しさがあれば大丈夫ですね。気負わずに接客に向かえます。それに接客で迷えば、スタッフさんにその都度相談できますから。
──どんな相談をしたのですか?
どう接したら男性は嬉しいのか、スタッフさんに男心を聞いちゃいました。変にプロっぽくするより、素のままでいちゃいちゃしたらいいと教えてもらいましたね。そこを意識してから「こんなに指名数が変わるんだ!」と驚いたくらいです。
――アドバイスを受けてから本指名は増えました?
俄然指名の返りが増えましたね!あとは笑顔を大切にしつつ、仕事に慣れ過ぎないためにも、あまり接客ということを意識しすぎないようにしています。
――それではあまり悩まず、素のままで接客できるんですね。他にさくらさんが努力していることは?
1日4件は写メ日記を書いています。4件と聞くと「大変そう」と思うかもしれません。でも、実際は出勤が決まった前日と、出勤日のお知らせ、お客様へのお礼を数件書くだけで投稿数が増えます。これで指名が増えるなら書かない選択肢はないですよね。
お金に余裕ができたら、人生が充実し始めた
──この仕事を始めて、ご自身の中で変化はありましたか?
仕事を始めるまでは、風俗に対して怖いイメージがあったんですよ。スタッフもお客様も乱暴で、女性を無理やり働かせているんじゃないかなって。でも、全然そんな雰囲気じゃなくて、シフトやオプションなど、女の子の融通を利いてくれるから驚いています。普通のバイトに追われる生活から抜け出せて良かったです。
──さくらさんにとって、かなり働きやすいお店だったんですね。特にどんなところが気に入っていますか?
身バレの心配がいらないのが大きいですね。接客場所は事務所の近くの指定ホテルだけ。受付型のオナクラ店だから事前にどんなお客様か確認できますし、立地的にもラブホテル街でひっそりとしているから、知り合いにバッタリ遭遇する心配がないんですよ。
――特に日中はかなり閑静ですから、その点も安心ですよね。お給料面は入店時よりかなりアップしていますか?
それはもう(笑)。遊ぶお金も自由ですし、貯金もできるようになりました。今の仕事をしているうちに初の海外旅行にも行ってみたくて、積み立てもしています。粘膜接触がないから病気の心配もないですし、それでいて好きなことができているから、満足しかないです。
――今後はどれくらい続ける予定ですか?
コスプレのオプションでは、学園系の制服が人気なんですね。なので、制服姿が似合ううちは続けていこうかなと(笑)。昼職もイベント系のバイトだから、とにかくお金と時間に自由が利くんですよ。これって人生において、すごく大きいことだと思うんですよね。
――確かに若いうちは時間があっても自由がなく、大人になるとお金があっても時間がないなんて言いますよね。
まさにそんな感じですね。こういう仕事は若いうちの特権だと思うんですよ。仕事もプライベートも今しかできないことをたくさん経験しながら、人生経験を積んでいきたいです。
――続けたいと思えるのって、まさにお店の居心地がいいってことですね。
昼もイベント系のアルバイトで好きなことをできているし、それでいてお金の心配がないのは大きいですね。一度しかない人生だから、これからもたくさん稼いで満喫したいと思っています!
編集後記
関西で有名な『やんちゃな子猫・むきたまごグループ』が経営する、梅田のオナクラ店『むきたまフィンガーZ 梅田店』。人見知りではないものの、恥ずかしがり屋なタイプというさくらさんは、未経験でこの仕事が出来るか不安があったそうです。しかし、スタッフさんの親身なサポートもあり、大きな悩みもなく1年以上続けられているとのこと。取材当日も店舗スタッフ2名が付き添うなかで行われ、終始リラックスムードでインタビューにお答えいただけました。
- 取材・文=藤原リョウコ