
プロフィール

あゆせ
千葉県出身。高校卒業後、フリーターをしていたが、友人の紹介でソープランドで働き始める。千葉、吉原、川崎、さらに福原のソープを経験し、全盛期は月300万円以上を稼いでいた人気嬢。結婚を機に一時は現役を引退し、講師業に専念するものの、次第にプレイヤーとして戻りたい気持ちが強くなり、今年の春に、同店へ入店した。お店選びのポイントは、価格帯が高級であること、恋人接客とは異なる「ご奉仕型の接客スタイル」がソープに酷似していて、自分に合っているから。趣味は美容と、釣り。休日はひとりで本牧ふ頭に出かけ、日焼け完全防備の恰好で、アジやサバを釣っているのだとか。料理も得意で、魚をさばくのもお手の物。
このインタビューのポイント!
- イチャイチャ恋人接客より、ご奉仕型の接客スタイルが好き!
- 同じ人妻店で働くなら、高収入が稼げるお店
- 遠い目標は考えない。今を全力で駆け抜け、華々しく引退したい
頑張れば稼げる仕事。講師業から再びプレイヤーへ。

――あゆせさんの経歴からお聞かせいただけますか?
今までずっと風俗の仕事しかしていないんです。高校を卒業後、地元の友達がソープランドで働き始めたんですよ。すごく稼げると聞いて、同じお店に入店したんです。そこからお店は替えたものの、ずっとソープランドで働いていました。
――ということは18歳からずっと?いきなりソープとはまたすごいですね。
仕事自体には抵抗はなかったのですが、不安はやはりありました。自分にできるのかな?って。でも、友人が最初に働いていたお店だったので、事前に話は聞けたし、早く実家を出て一人暮らしをしたかったので、やってみよう!と。
――千葉ご出身ですよね。最初は千葉のお店で?
はい。しばらく働いた後、お店にもランクなどがあると知り、よりランクの高い店へ。吉原、川崎堀之内、福原にも行きましたね。この仕事が本当に好きなんですよ。
――前向きな気持ちと、そのルックスですから、相当稼げていたのでは?
月に300万円は超えていたと思いますね。風俗のお仕事って頑張れば必ず結果になるんです。だから楽しいんですよね。
――ソープを辞めて、こちらのお店に来たきっかけは何だったのでしょう?
結婚です。結婚する際、夫は私の仕事を知っていたのですが、結婚を機に辞めるように言われました。そこで一旦風俗は上がったんですよ。しばらくして前のお店から「講師としてお店に来てくれないか」と依頼があり、主人には内緒で講師をしていました。そうこうするうちに、次第にプレイヤーとして戻りたくなってしまって。
――プレイヤーとして戻りたくなった理由を教えてください。
この仕事が大好きなので、単純に自分が接客したいと思ったこと。あとは、やはりお給料ですね。プレイヤーと元在籍店での講師では、当然のことながら収入が雲泥の差。
女の子たちの「稼げない」と言う悩みにも、アドバイスもするのですが、人にアドバイスをすることで、私も気づきがあるし、プレイヤーとしてまた挑戦したいという気持ちが出てきたんです。
――なるほど。そもそも現役引退もご自身で望んだわけではないですしね。
そうなんです。自分で引退を選んだなら違うのでしょうが、この仕事が好きだし、半ば強制的に辞めることになった感じだったので。
それで再びプレイヤーとして戻ったのが今年の春。ちょうどこのお店がグランドオープンしたタイミングで入店しました。
ハーレム気分を味わっていただく、独自のコンセプト。

――講師をしていたことは、ご主人に内緒だったとのことですが、再びプレイヤーとして復帰したことももちろん内緒で?
もちろんです(笑)。今も主人は、家でゴロゴロしている専業主婦だと思っています。帰る時はジャージに着替えていますから(笑)
――徹底していますね(笑)。ずっとソープ一筋だったあゆせさんですが、なぜデリヘルという業態を選んだのでしょう?
やはり主人が知らないとはいえ、ソープのサービスは抵抗がありました。ソープの次に高収が見込めて、自分の特性を活かせそうなのはデリヘル。ジャンルの幅が広いので、自分に合うお店が必ずありますし。
――デリヘルも数多くありますが、その中でこちらのお店を選んだ理由を教えてください。
ここは、人妻系の中でも綺麗なイメージですよね。お客様のお支払いする料金も高めの設定だったことと、ホームページを見るとサービス内容がソープに酷似していたからなんです。
――どのあたりが似ているのでしょう?
「ノーハンド=お客様が手を使わずに、ご奉仕を受ける」というコンセプトなのですが、三つ指をついてお迎えして、脱衣から、洗体、リップサービスなどの一連の流れが、ソープそのままだなと思って。
――確かにソープの高級店は三つ指のご挨拶から始まるケースも多いとか。そういったサービスをデリヘルで味わえるお店ってなかなかないかも。
そうなんですよ。デリヘルって、どんな年代であれ、いちゃいちゃ系の恋人接客が主流。決して痴女や女王様系のように「責める」わけではなく、ただ男性にハーレム気分を味わっていただく。そんなプレイスタイルが自分にはぴったりなんです。
――あゆせさんのプレイは、いちゃいちゃ・恋人接客系ではないのですね。
私の場合は、ソープ仕込みの「丁寧な接客」をしますね。マ〇トも得意だったので、置いてあるお店であれば使います。もちろん、甘えたりはしますけど、恋人気分で満足していただくというよりも、プロのサービスに感激していただけるような非日常的な接客を心がけています。
自分磨きを怠らなければ、40代、50代でも働けるお店

――現在の出勤ペースとだいたいの収入を教えていただけますか?
週に3、4日の出勤で、時間は11時~16時。お給料は1日2~3万円になります。
――ご主人が会社に行っている間に働いているのですね。
そうなんです。だから日中だけ。勤務時間が短いのもあるのですが、基本的に女性がサービスするスタイルなので、身体の負担も少ないと思います。
――お客様はどのようなタイプが多いのですか?
やはり責められることが好きなM気質の方が来店されます。最終的には男性が責め、女性が受け身になる流れなのですが、激しく責められることは一切ないですし、そのまま受け身でフィニッシュされるケースも多いんですよ。
――責め好きな男性は、こちらのお店を選ばないでしょうしね(笑)。そうなると、受け身が苦手な女の子も働きやすそうですよね。
そう思います。「女性が奉仕する」という明確なコンセプトがあるので、恋人接客が苦手な女性にもいいんじゃないかな。スタンダードなデリヘルは、入店のハードルは低いですけど、恋人接客がうまい子が売れていく傾向にあるので、それが苦手な子は、こういったお店のほうが働きやすいかもしれませんね。
――ソープ高級店も経験したあゆせさんから見た、こちらのお店のおススメポイントを教えていただけますか?
スタッフさんが優しくて、すごく感じがいいですね。事務所も開放感があり風俗店っぽくないですし、待機も個室で綺麗。快適な環境でお仕事ができる点が気に入っています。
あと、ここは「人妻」だけでなく「熟女」もOKなので、年齢を重ねても、自分磨きを怠らなければ長く働けると思います。女性らしく身なりを整え、お客様に満足して帰っていただくための接客を心がければ、40代、50代でも問題なくニーズはありますから。
――あゆせさんも、この先長く続けていくつもりですか?また、将来の目標があればぜひ教えてください。
私の場合、大きな目標を立てると挫折してしまうので、近い目標しか立てないんです。今は「この仕事で、年内走り抜けること」。今年いっぱい一生懸命頑張って、燃え尽きたいな、と。そのあとにまた働きたいと思うかもしれませんが(笑)
需要のあるうち、追われるまま、華々しく辞めるのが理想。頑張った結果がしっかりと返って来るこの仕事は自分の天職なんですよ。風俗卒業の時に「やり切った」と思える自分でいたいですね。

編集後記
『ノーハンドで楽しませる人妻と熟女』…店名の「ノーハンド」とは「男性側は何もしなくてもOK」という意味。女性が丁寧に奉仕をし、お客様は、まるでハーレムのような気分を味わえるお店なのです。キャストのあゆせさんは、元人気ソープ嬢。ソープランドの高級店は三つ指を立てたご挨拶から始まるお店が多いのですが、こちらも同様。ホームページを読み込み「ソープの接客スタイルと同じだ!」と思い、入店を決めたのだそう。デリヘルといえば今は恋人接客がメインとなっていますが、あゆせさんは、ソープ仕込みの職人肌。いちゃいちゃプレイよりも、丁寧な接客や技術で勝負をしたいタイプなので、このお店のサービスは自分にぴったりなのだとか。男性側は基本的に受け身なので、客層も紳士的。M気質の優しい方が多いのだそう。かつて千葉、吉原、川崎、福原の有名店で活躍し、結婚。再び、この業界に戻り、人妻高級デリヘル店で働くことを選んだあゆせさん。「今を精一杯駆け抜けて、惜しまれつつ華々しく引退をしたい」と笑顔で語ってくれたのが印象的でした。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)