プロフィール
かりんと大宮/かりんとグループ
みお
神奈川県出身。高校卒業後、大手脱毛サロンに就職。3年ほど勤務したが腰痛を発症し退職。その後、一般企業の営業事務、メンズエステを経て、2021年秋に『かりんと大宮』に入店。現在は同店の人気キャストとして活躍している。特技はスケートボード。親の影響で幼少期から始め、今も愛車にはボードを載せているそう。ただし、転んで傷だらけになるため、仕事への影響を考え自粛中なのだとか。
このインタビューのポイント!
- 風俗への抵抗感。面接場所まで来て、そのまま帰宅したことも。
- 失敗したお客様は戻ってこない。楽しんでもらえる接客を。
- 月収80万円以上!短時間でもオプション、指名料で十分稼げる!
風俗エステを探していて知った、よりライトな風俗「オナクラ」
――みおさんの経歴を教えてください。
高校卒業後、大手脱毛サロンに就職して、3年ほど働きました。常に腰をかがめる体勢で、腰痛がひどくなってしまい退職。そのあとは一般事務の仕事に就いたのですが、2年ほどで会社が倒産。『かりんと大宮』には2021年の9月に入店したので、この春で1年半になりますね。
――そこからなぜ風俗のお仕事をすることになったのでしょう?
ここに入る前、少しだけメンズエステで働いたんです。以前、脱毛サロンに勤めていたので、同じエステ系で働こうかと。本当に無知で恥ずかしいのですが、想像していたのは、本当に普通のエステサロン。でも実態は鼠径部ギリギリまでマッサージする、ちょっとエッチなメンズエステだったんです(笑)
――大手のエステサロンのメンズ専門店と間違えてしまったのですね。そこは「抜き」なしのメンズエステ?
はい。でも実際は「抜き」を求める方ばかり。そのお店は幸いセキュリティがしっかりしていて、ボイスレコーダーを持たされていたんです。だから「今、録音してるよ」と言えば問題なく断れました。とはいえ、毎回断るのも疲れちゃって。だったら、風俗のお仕事をしてみようかなと思ったんです。
――なるほど。でも、エステに興味があったのであれば、風俗エステというジャンルがありますよね。
最初は性感や回春エステで探していたのですが、求人サイトで「オナクラ」というジャンルがあるのを初めて知ったんです。「エステよりもっとソフトなサービスがあるんだ」って。
――風俗のお仕事をしたことがないと、オナクラというジャンルを知らないですよね。私も最初初めて知った時「見るだけのお店なんてあるの?」と驚きましたよ(笑)
ですよね(笑)。広告で目についた『かりんと大宮店』に早速連絡。でもその時は本当に風俗という仕事に抵抗があって、面接場所まで行ったものの「急用が出来た」と連絡を入れ、そのまま家に帰ってきちゃったんです。
――あらら。でもそれくらい勇気が必要だったということですね。その後、また考え直して面接へ?
はい。思い切って面接に来たら、雰囲気が良くてびっくり!事務所も明るいし、仕事内容も問題なくできそう。でも、体験入店の日を1週間後としたのですが、いざ家に帰ると、やっぱりまだ風俗への抵抗と、不安が募ってしまって。
「やっぱりできません」と連絡をしたんです。
でも、スタッフさんが「その気持ちはわかります。いつでも連絡ください」と言ってくださって。「やっぱり働くならここしかない」と覚悟を決め、体験入店。その後、晴れて正式入店となりました。
新人期間を終えた後の現実は、指名客激減の悲劇。
――悩みに悩んで入店したお店ですが、今に至るまでお仕事は順調でしたか?
いえ、まったくダメでした。入店した9月、10月は新人期間ということで、たくさんのお客様につけたんです。でも、11月に入ると待機ばかり。新人期間のお客様は、ほとんど戻って来てくれませんでした。
――そんなことがあるんですね。何か原因は思い当たりましたか?
接客がひどかったです。基本的なことが全くできていませんでした。ローションを手に取らず、そのままソースのようにかけてしまったり(苦笑)、洗面台の水回りに水滴を飛ばしまくってそのままにしていたり。お客様をもてなす、という観点が抜けていたし、一つひとつの行動が雑だったのだと反省しています。
――それはご自身で振り返ってわかったのですか?
なぜお客様が返ってきてくれないのか、何がいけなかったのか、思いつくままノートに書き出してみました。11月に接客につけたお客様には、丁寧に接客をしてみようと取り組んでみたところ、今度はほとんどのお客様が指名で戻ってきてくれたんです。
――素晴らしい!その丁寧な接客スタイルが今でも続いているわけですね。
今では出勤すれば、ほぼ指名のお客様で埋まるようになりました。待機ばかりの時は、行き場のない悔しさと、反省で、よく泣いていましたね。店長にはたくさん話を聞いてもらい、接客面でのアドバイスもいただきました。
――やはり努力、工夫はしっかりと結果に結びつくお仕事なのですね。
そう思います。でも逆に失望感を与えてしまったら戻ってこないという難しさもあります。9月、10月に接客したお客様は結局ひとりも戻ってきてくれないまま。本当に申し訳ないことをしました。
――そんな苦労を克服し、今があるのですね。失敗をそのままにせず、きちんと分析し、改善したことが素晴らしいです。
「お客様に楽しんで帰ってもらう」ことを意識するようになったのが大きいですね。手を抜くような接客は一切していませんが、やっぱり人それぞれ求めているものは違います。
帰り際の笑顔で「また来てくれるだろう」か、残念ながら「もう二度目はなさそう」というのがわかるんですよ。うまくその方のニーズや好みを把握して「楽しかった」と笑顔で帰っていただく接客をしたいですね。
短時間コース、指名料+オプション。本数をこなして収入は激増!
――現在の出勤ペースとお給料を教えていただけますか。
週4、5日、時間は11~21時。お給料は1日4~6万円です。月にすると80万円、多い時では100万円くらいになります。
――トップキャストというだけあって、オナクラとは思えないほど高額ですね。具体的にお給料の詳細を教えていただけますか?
指名料はランクによって異なりますが、私はアドバンスキャストなので指名料1000円がフルバック。例えば30分の場合、コース料金4000円で、バックは2000円。そのほかにオプションが7割バックです。指名のお客様が中心なので、実際はもう少しコース時間は長めが多いですが。
――人気のオプションは何ですか?
3つのオプションがセットになったバリューセットというものがあって3000円です。内容は、乳揉みまたはお尻触り、お客様の乳首なめ、オールランジェリー。このバックは7割なので2100円が女の子に入ります。
――ということは、30分で指名料1000円、コースバック2000円、指名料2100円で5100円ですか。単純計算で1時間1万円オーバーですね。
そうなんです。女の子の受け身はないですしキスもなし。女の子への下半身に触れることはできません。それでこの金額は十分ですよね。
――オナクラのイメージって「短時間でサクッと」という感じですが、それでも十分稼げるわけですね。
オナクラの場合は元々が短時間。指名料、オプションをつけて回転していくことで、しっかり稼げるんです。
――最初は抵抗のあった風俗ですよね。今振り返って、風俗の面白さ、難しさってどんなところにあると思いますか?
確かに短時間で稼げる仕事なのですが、決してラクではないし、むしろ一般のお仕事より難しいと思うんです。だって、これをすれば絶対に売れる、というセオリーがないから。
ルックスが良くても接客が伴わなければ売れないし、どうすればたくさんの女の子から、自分を選んでくれるのか、正解はありません。難しいからこそ楽しい。
最初はあれだけ悩んだ仕事ですが、今はもう一つ上のランクを目指して頑張っています。
編集後記
新進気鋭、かつ誠実。2014年の設立以降、今や押しも押されぬ人気風俗グループに成長した「かりんとグループ」。どのブランドもソフトサービスにこだわり、ソフトサービスならではの楽しさを追求しています。その中のひとつ「かりんと」は、グループのメインブランドでもある純粋なオナクラ店。短時間・低価格、そして何よりも女の子の質が良い、と利用するお客様からも高評価。実際に私も何度か各エリアのかりんとさんの取材に行っていますが「毎回、いい女の子だなぁ」と感心しています。今回取材をさせていただいたみおさんは「かわいくて愛嬌がある頑張り屋さん」。入店して一時期は、接客がうまくいかず待機ばかりだったそうですが、スタッフさんと共に課題を改善をし、大きくステップアップ。今ではお店の人気キャストとして活躍するまでになりました。お店のモットーは「嘘のない求人」と「わかりやすい給与システム」。ソフトサービスで高収入にこだわる女の子、きちんとお仕事に取り組みたい女の子、人間関係や待機の雰囲気を重視する女の子なら、きっと気に入ると思います!
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)