
プロフィール

小鳥遊(たかなし)ここあ
埼玉県出身。学生時代に調理師、栄養士、栄養教諭といった「食」に関する資格を複数取得。現在は、ソープと掛け持ちで、飲食店の調理の仕事を行う珍しい経歴の持ち主。将来の夢は「小料理屋」を持つことで、そのための資金づくりとして風俗バイトを始めたそう。大宮の大衆ソープを経て2024年10月に吉原の高級店『NEO TOKYO』に入店。まだ入店4か月。頼れるスタッフのもと、初めての高級店で奮闘中!
このインタビューのポイント!
- オープン2年目の新店。だからこそ未経験も歓迎してくれる
- 外部講師によるマ〇ト講習で、技術面の心配は無用♪
- 入店4か月。お給料に波はあるけれど月額でみれば100万円!
夢は小料理屋を持つこと。目標貯金額は2000万円以上!
――ここあさんの名字は「小鳥遊」と書いて「たかなし」と読むのですね。
そうなんです。源氏名を決める際、最初は「高梨」という名字が挙がっていたのですが、好きなアニメで小鳥遊という名字があったんですよ。小鳥が遊ぶ、と書いて「たかなし」。こっちのほうが可愛いかな、と思って。
――こちらが初めてのお店ですか?
いえ、大学卒業後、すぐに大宮のソープで働きました。そこで半年くらい働いて、今から4か月前に『NEO TOKYO』に入店しました。
――大学を出てすぐにソープ。就職せずに風俗の道を選んだのはなぜでしょう?
将来、自分の店を持ちたいんですよ。小料理屋さん。そのために最低1000万円、できれば2000万円以上は貯めたいんです。学生時代に調理師や栄養士、栄養教諭など、必要な資格は取得していて、準備は着々と行ってきました。
あとは資金稼ぎ。そのためには、風俗が一番手っ取り早いかなと。ソープを選んだのも、一番稼げると思ったからです。
――それはすごい。この若さでそこまで下準備があって、あとはお店を持つだけとは。それにしても最初からソープというのも勇気がありますね。
いや~、かなり悩みました。だいぶ長い時間悩んだんですよ。親にも仲の良い女友達にもさすがに相談できなくて。
相談できたのは唯一ひとり。キャバクラで働いていた友達です。夜職なので、リアルな話がわかるかなと。
そしたら「やってみれば。嫌ならすぐに辞めちゃえばいいし!」と軽い答え(笑)。でも、そのおかげで、気軽にいってみよう、と吹っ切れましたね。
――最初は大宮。そこから吉原にお店を替えたのは、何かきっかけがあったのですか?
まずスタッフさんの対応があまり良くなかったんです。伝えたことをすぐに忘れてしまうし、部屋の掃除がとても雑で、前の女の子のゴミが残ったままとか。女の子を適当に扱っているのが伝わってきてしまい、全然気持ちよく働くことが出来ませんでした。
あと、実は大宮のお店は大衆店だったのですが、そこのお客様の層が良いとは言えず、嫌な思いをしていたんです。飲み会帰りに酔っぱらって来るお客さんも多くて、乱暴な方もいらっしゃいました。
ただ、私自身は、ありがたいことにご指名を多くいただけていて、お給料自体は満足していたのですが。
――なるほど。大衆店と高級店では、客層も全然違うと感じますか?
はい。全然違いますね。サービスの質が違うんです。前のお店のコースは50分からあったので、とにかく「回転率」。ひたすら休みなく、どんどん接客する感じ。その点、高級店は120分からなので、一人ひとりのお客様を丁寧に接客することができるんです。
体の負担も減るので自分には合っているんじゃないかと思って。そういう意味で、大衆店ではなく、あえて高級店を選んだというのもありますね。
収入に波はつきもの。今はコツコツ頑張るのみ!
――今はこのお仕事専業ですか?
いえ、ソープの他に2つ掛け持ちしているんです。ひとつは、飲食店での調理。もうひとつは、バーテンダー。
――えっ、全部で3つも?お給料だけならソープ1本にしたほうが稼げそうですが。
ソープがメインで、週4日くらい。調理とバーは週2日くらいです。
お給料だけでいったら、もちろんソープだけのほうがいいんですが、調理は、料理をつくる腕がなまらないように。バーテンは接客スキルを上げるためですね。元々そんなにコミュニケーション力があるほうではないので。
あと単純にお酒が好きっていうのもあります(笑)
――自分の勉強、成長のための掛け持ちなのですね。ソープだけでいくと、1日に稼げるお給料はどれくらいですか?
正直、最初はお客様がつかない日もありました。でも、出勤時間が少ない日に16万円稼げた日もあります。
月換算だと1月は繁忙期ということもあり160万円。他は100万円前後になると思います。
――お給料に波があるにせよ、月にするときちんと稼げているのですね。
1日単位で見ちゃうと波は出るので、それでメンタルやられる子もいると思います。風俗は繁忙期もあれば閑散期もある。毎日完売するような女の子でなければ波は必ずあるので、月単位で見るようにしています。
――高級店だからといって毎日確実に稼げるわけではないのは、きちんと伝えたいですね。
高級店だと、特別なスペックや、前の店からお客様を持っている子が有利。
私は元々大衆店。吉原の高級店だと価格帯が変わるので、以前の本指名のお客様はお越しいただけなかったんです。
未経験の子や、私のように元々大衆店だった子は、日記やSNSの投稿を怠らず、一人ひとりのお客様を大事にして指名をコツコツ増やすことが大切だと思います。
――きちんと状況や立場を理解して働いているところが素晴らしいですね。
面接の時点から、思っていた以上に吉原の高級店はハードルが高かったんです。面接に行っても、なかなか自分に合うお店に出会えなくて。
「シフト時間は、オープンかラストどちらかの時間は必ず出なければいけない」とか、自分のお客様を連れてこれないなら不採用なんていうお店もありました。
あとは、面接官の態度が横柄に感じたり、高飛車なところがあったり。
――そんな中、ご縁があったのが『NEO TOKOYO』だったのですね。
はい。ここは、スタッフさんが本当に真面目に対話をしてくれて。
このお店自体、すでにたくさんの会員さんはいるのですが、そのなかでも「高級店」となると誰でも簡単に遊べないじゃないですか。
となると、先ほどの話とかぶりますけど、私の場合は以前の本指名のお客様はお越しいただけないし「しっかりと努力をして認知されるまでは、正直お茶を引くこともあるでしょう」と言われました。
私は高級店の接客もわからないですし。それでも「やる気があるならしっかりサポートをする」という言葉をもらえたんですよ。
頼もしかったですし、嬉しかったですね。よし、ここで頑張ろうって思いました。
店のランクは関係ない。お客様の満足度を上げることを考える。
――こちらは「初めての高級ソープ大歓迎」と広告に書いてあるのですが、風俗自体が未経験の女の子はいるのでしょうか。
何人かいるみたいですよ。経験者もいれば、未経験の子もいる、という感じ。
未経験だと不安に思うのはみんな同じです。それをサポートしてくれるのが『NEO TOKYO』なんです。
――こちらはマ〇トありですよね。講習などはどうなっていますか?
外部の先生が来て講習をしてくれるんです。私は前のお店でマ〇トをやっていたのですが、ここは入店したら全員、受講するんです。
先生は、みっけStoryでも連載をしているカリスマ講師、SUMIRE先生のお弟子さんです。私はのぞみ先生に教えていただきました。
――なんと、それはいいですね。講習費用はどうなっているのでしょう?
新人の講習費用はお店持ち、無料です。基本の技術を覚えたあと、さらにステップアップを希望した場合は、自分で払います。
お店を通して依頼するので、通常より少し安く受講できるんです。
――その他、働くうえで、このお店のアピールポイントを教えてください。
備品類はお店が用意してくれます。ローションやボディソープもありますし、衣装も必要なら貸してくれます。
前のお店は冷蔵庫がなくて、自分でクーラーボックスを持ってくるように言われてたんですよ(笑)
最初に自分であれこれ揃える必要ながないのも、新人にとっては嬉しいですよね。
――ここあさんが接客面で意識しているところはありますか?
写メ日記はお客様が見る時間帯、6時、12時、18時、21時と時間を決めて上げています。
あとは一度会ったお客様のことは、日付と共に細かくノートに書くようにしています。話した内容の詳細までは、覚えられないので。
――細かく、しかも綺麗にまとめていますね。本当にここあさんは努力家!
最後に、これから同じように高級店で働いてみたいという女性に、アドバイスをお願いします。
高級店でも大衆店でも、基本は同じ。それぞれの女の子が「お客様が一番楽しんでくれると思う接客」をすることが大切なのかなと。お客様を想う気持ちがあれば、技術は教えてくれるし、正直マ〇トは、やって覚えていくしかありませんから。
『NEO TOKYO』は「未経験歓迎」「初めての高級店」と言うだけあって、優しくて話しやすいスタッフさんがしっかりサポートをしてくれます。
オープンもしくはラストの時間を絡めたシフトを提出するのが難しかったり、初めての高級店で不安が多い子、未経験でも頑張ってみたいという真面目な子は、一度うちのお店に応募してみるといいと思います。
編集後記
オープン2年目に突入した、吉原の高級ソープ『NEO TOKYO』。広くて綺麗なプレイルームで出迎えてくれたのは、ここあさん。「コート掛けますね」「室温高く設定しているんですけど暑くないですか?」「飲み物は何がいいですか?」など、出会ってすぐに気遣いをしてくださるところは、さすが高級店の女の子。以前は大宮の大衆ソープに勤務。大衆店から吉原高級店への移籍は、容易ではなく、面接ではいくつも落とされたそう。そんななか「やる気があるなら全力でサポートをする。一緒に頑張ろう」と言ってくれたスタッフさんに出会い、晴れて入店。現在は他のアルバイトと掛け持ちで、朝は飲食店で朝食を作り、夜はバーテンダー。料理が得意で、調理系の免許も数多く取得。夢の「小料理屋経営」に向けて貯金に励む日々なのだとか。努力家。研究熱心。ここあさんなら、きっといい女将さんになれそうです☆
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)