
プロフィール

凪沢ひかる
福岡県出身。大学卒業後は上京し、公務員に。長年に渡り、バリバリとキャリアをこなす。結婚、離婚を経て、1年半前に風俗未経験でソープデビュー。入店わずか半年で100本以上の指名を得るほどの人気嬢となり、現在は同店のナンバーワン。さらに、風俗サイトの写メ日記ランキングにも上位に入るほどで、業界でも一目置かれる存在に。趣味は筋トレ、ゴルフ、美容。お酒も大好きで毎日家での晩酌は欠かさないそう。将来の目標は、一度手放してしまったマイホームを再び購入すること。
このインタビューのポイント!
- 才女のキャリアウーマンが、風俗未経験で吉原高級熟女店へ!
- 地道に写メ日記とSNSを頑張り、半年で指名100本超え
- 技術力の向上を怠らず、全員に分け隔てなく心を込めた接客を
全て乗り越えた「年齢」「未経験」「高級店」の壁
――早速、ひかるさんの経歴から教えていただけますか。
高校までは福岡。京都の大学に行き、就職で東京に来ました。そこから長く会社勤めをしていました。
離婚を機に仕事を辞め、少しの間、知り合いの会社をお手伝いしていたんですよ。
でも、そろそろ将来のためにも、本格的にお金を貯めたいな思って、1年半前にこの仕事を始めました。
――元々は何系のお仕事をされていたのですか?
公務員で、お堅い系の仕事に就いていたんですよ(笑)
――かなりのキャリアをお持ちのようですが、他に一般職の転職先もたくさんあったのでは?
いえいえ、もう年齢的にも難しかったですね。
離婚した際、不動産を夫に譲渡したので、またマイホームが欲しいと思ったのと、将来何か起業したいので、そのための資金を稼ぐには、風俗が一番かなと。
――最初に応募したのが、こちらの『プレジデントクラブ』だったのですか?
はい。最初はヘルスも調べたのですが、プレイ内容がグレーじゃないですか。だったらソープのほうがいいかなって。
熟女系のソープで検索したら、ここのお店がたくさん出てきたんですよ。高級店の線引きなんかも全く知らなかったので、迷いなく応募しちゃいました(笑)
――若い女の子なら、風俗未経験で高級店に行くケースもありますけど、ある程度の年齢で「未経験」、しかも「吉原の高級店」に応募するって本当にすごい。
知らないのが逆に良かったのかもしれませんよね(笑)
――面接でも、未経験ですんなり受け入れてもらえたのですか?
驚くほどあっさり受け入れてもらえました。ただ「お客さんは自分で連れてきてね」って。
前のお店からの移籍してきた女の子は、お客様を抱えているじゃないですか。私にお客様はいない。
そっか、自分で集客するしかないんだ、って理解しました。
――それを言われて、実際にどう動いたのですか?
まずは、すぐにできる写メ日記とSNSを頑張りました。
すると、それだけで会いに来てくださる方がどんどん増えていって。
入店して5か月くらいで成果が出始め、半年経った頃には指名が月100本以上になりました。
5万円の価値が分かるから。絶対に期待に応えたい
――半年で指名100本?すごすぎませんか?
指名を月に3桁取れればすごい、ということを聞いていたので、まずは100本を目指しました。
入店したてでも、フリーのお客様よりも、会ったことのないお客様が指名で来店してくれたんですよ。
フリーのお客様って、特定の子を選ばず、常にフリーで遊びたい方も多いんですよね。だから、最初から自分のファンとして来店してくれる方のほうが、以降の来店にも繋がると思いました。
――写メ日記とSNSだけで、そこまでの反響があるって、何か特別なことをしていたのでしょうか。
それがわからないんですよ(笑)。写真も今のほうが露出していますし…。
ただ、上げれば上げるだけ、人よりも目立つのは確かです。
あとは「できることを常に考える」。
例えば、お店の宣材写真。うちのお店は和服着用なのですが、通常はお店で準備をしてくれる衣装を着ることが多いんですよ。
私は「映える」と思ったピンク色の着物を自分で選び、スタジオに持ち込みました。
それが良かったのか、お店も頻繁に私の写真を目立つところに使ってくれるようになったんです。
――確かに華やかで綺麗。目を惹きますね。
やればやるだけ目立つことができるし、それが結果につながるな、と実感していますね。
もちろん来てくれた方への接客は、絶対に手を抜かない。そうすると口コミが増えて、また新規のお客様が増えていくんです。
――今は、どのような出勤ペースですか?お給料も差し支えなければ教えてください。
週に5、6日は出ていますね。時間は10時~21時。すべて埋まれば1日6本の接客で20万円弱。多い月で、400万円くらいいきました。
――すごい!出勤数も多いですが、体力的にきつくないのでしょうか。
結構平気ですね。元々運動が好きだし、体力があるからできるのかも。
あとは、自分に会いに来てくれる人がいる、と思うと頑張れます。
うちのお店は2時間、5万1500円。自分が会社員だったから、このお金の価値がよくわかります。
30万円、40万円のお給料のなかで、たった2時間のために5万円も払ってくれる。絶対に期待に沿える接客をしたいですよね。
――人気が出る方は、やっぱり考え方も素敵。お客様もひかるさんに接客してもらって嬉しいでしょうね。
私の場合、苦手だなと思う人がいないです。作らないように意識しているというか。皆さんを平等に受け入れたい。
好き嫌いが自然と態度に出てしまう女の子もいるようですが、どんな見た目の方でも、性格に癖がある方でも、丁寧な接客をしますし、プレイも積極的にいきます。
自分に好意を持って来てくれているんだから、間違いなくいい人なんですよ。
すき間時間を決して無駄にしない
――吉原高級店ともなると、マ〇トは必須かと思いますが、すぐに覚えられましたか?
最初はお店で講習を受けることができます。これは何度でも受けられるのですが、私は外部講習にも行くようにしました。
有名な先生のところに、ひととおり通ったかな。
特に最初の頃は、お客様にマ〇トの感想を聞くようにしていて、自分に足りないところや、もっとこうしたらいいかも、というヒントをもらっていました。
それを先生方に伝えて、技術力を向上させていきましたね。
――この地位になるまで、スランプのような時はありましたか?
もちろんありました。写メ日記もSNSもすぐには効果が出ないんですよね。
他の人の接客を見れないし、自分は何をすればいいんだろうと悩みましたね。
――そこでは何をされたのですか?
入店当時は、集団待機だったんですが、待機の間は動画を観て勉強をしていました。
私はSUMIRE先生と光杏先生の動画配信サイトで学んでいますが、待機中こそ、せっかく出勤しているのだから無駄にしたくない時間。
ただおしゃべりしたり、仕事と関係ない動画やサイトを見ていたらどんどん差がついてしまうと思うんですよ。
――今は情報がたくさんインプットできる環境ですものね。
そうなんですよ。お客様が来ないからといって決して腐らずに。
やるべきことをやっていったら、一気に成果が出てきたんです。
――とても、前向きですが、ひかるさんは、元々「売れたい」という願望はあったのですか?
売れる自信はありませんでしたが、せっかくやるなら「1位になりたい」という気持ちはありました。
うちのお店はある意味、放任。堅苦しいことも言われないし、写メ日記の投稿や、出勤時の服装も規定もなし。
自分の主体性に任せてもらえるので、やりやすい。
だからこそ「売れたい」「稼ぎたい」「頑張りたい」という気持ちは必要だと思います。
――年齢、経験などで「今から風俗は難しい」と思っている女性も多いと思います。そんな方たちへどんな言葉を伝えたいですか?
まずは挑戦。そして結果はすぐに出ません。そんな時でも、他の店に移らず、今できることを全て試してみて欲しいです。
すき間時間に学べることは多いので、コツコツとできることをしていたら、必ず結果がついてきます。
お客様が求めているのは色気、エロさ。
30代、40代でも、若い女の子とは違う魅力で十分勝負できます。
編集後記
吉原の高級熟女店『プレジデントクラブ』。こちらは、「秘書室」や「ローテンブルグ」といった有名店の系列です。そんな高級店に、風俗未経験でアタックした凪沢(なぎさわ)ひかるさん。もちろん未経験から吉原ソープで働く女性も多いですが、熟女店ともなると、ほとんどが経験者。普通は応募を躊躇してしまいそうですが、ひかるさんの場合は、ソープの熟女店で検索し、たまたま出てきた同店に迷いなく応募。確かに深く考えると躊躇してしまいそうなので、勢いで応募してしまったのが良かったのかもしれません。面接でもあっさりOK。その代わり「お客さんは自分で連れてくるように」と言われたそう。移籍であれば、前のお店からお客様を連れてこれますが、未経験だとそうはいきません。お客様を呼ぶために写メ日記、SNSという基本的なツールだけでファンを増やし、わずか半年で目標としていた指名100本超えを達成。途中悩みながらも、ナンバーワンの座に昇りつめたのは、立派のひとこと。風俗の仕事は、努力とやる気次第。ひかるさんが「年齢が高くても、未経験でもトップになれる」ということをしっかりと示してくれました。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)