プロフィール
メアリー
ロシア出身、茨城育ち。日本人とロシア人のクオーター。英語が堪能で外国人のお客様にも対応。多彩な才能の持ち主で、趣味は油絵。運転免許を含めると所有資格はなんと13。医療事務や簿記のほか、茶道に指圧、マッサージ。書道にいたっては師範の資格がとれるほどの腕前。さらに現在は、ソープのほかに、AV女優、ポールダンスの講師も行っている。
このインタビューのポイント!
- あふれる才能。ポールダンスの講師、AV女優業も兼務
- 単価の高い高級店でも、お客さんが来なければ始まらない
- 面倒な駆け引きのないソープのほうがラク
『プレシャス』は、吉原の人気店『スウィートキッス』の姉妹店。どちらのお店もリーズナブルな料金で、質のよい女性が多数在籍していると評判だ。働く女の子からは、自由度が高く働きやすいと聞く。【高度な技術は不要】。これは、ソープ未経験者にとって、心強いひと言かもしれない。
今回お話を伺ったのはロシアと日本のクォーター、メアリーさん。まだソープ歴は2ヶ月の新人だ。語学、絵画や茶道・書道、事務系の資格も多数取得。武道こそやっていないがポールダンスのインストラクターをこなす彼女は、まさに日本人的な言葉で例えるならば「文武両道」である。
あふれる才能。ポールダンスの講師、AV女優業も兼務
――まだソープ歴は2ヶ月だそうですが、どういうきっかけで風俗入りをしたのですか?
ハタチの時にキャバ嬢をしていて、そのあとショークラブでポールダンスをしていました。これだけでは稼げないので高級ヘルスにいったのですが、90分で9万円くらいする超高級なお店で、お客様もなかなか入らなくて。
そのあとAV女優になるも、これも売れなければ収入も低いので、最近ソープをやることにしたんです。今はポールダンスのインストラクターが本業です。
――インストラクターとAVとソープ!? どういうサイクルでやっているのですか?
夜にポールダンスのお仕事があるので、ソープは週4日、早番で9時~18時までです。AVはまだ本数は多くなくて、若妻系や痴漢、学生ものなどの企画物が中心です。事務所も変わり、これからもっと頑張っていきたいと思っています。
――小さな体でパワフルですね。
体力はあるんです。全然大丈夫!
直近でお金に困っているわけではなく、将来のことを考えて貯金をしておこうと思って。
今までたくさんの資格もとったんです。簿記や医療事務の資格は将来使えると思って取得しました。家が医療系っていうのもあるんです。指圧やマッサージも資格を取りました。書道は全ての段をもっています。休みの日は油絵を描いたりしていますね。
――多趣味で驚きました。お店の紹介ページでは、顔も出ていますが親御さんは大丈夫なんですか? 医療系の家系だと結構厳しいイメージですが。
AVも顔出ししてますが、親も見ることはないと思いますし。友達も同じ業界の子が多いし、全然抵抗はないです。親にはまぁ見つかったら見つかったで(笑)。
なんでもそうかもしれませんが、AV業界ってNGが多いと仕事も減ってしまうんですよね。だからなるべくできることはやりたいと思っています。
そもそも私は○ッチが大好きなんで、恥ずかしいとかは全くないですよ。
単価の高い高級店でも、お客さんが来なければ始まらない
――ソープ自体初めてでしたよね。このお店はどうやって見つけたのですか?
求人サイトで探しました。以前キャバ嬢をやっていたのでスカウトの友達もいて、風俗店の情報をいろいろ教えてもらったんですよ。
「吉原は高級店でも閑散としているお店も多い。だったら回転率のいい激安店みたいなのを狙ったほうが結果的に稼げる」と言われました。
もちろん、激安店っていっても、安心安全が保たれているところですよ。あと、入店祝い金や保証があることも大きなメリットですね。
――なるほど。入ってみて、その通りだと感じますか?
はい、今13時ですが、朝から3人接客しました。もう帰ってもいいくらい(笑)。
あと、外国のお客様の対応をするとプラス5000円の手当てがあるんですよ! 私は英語が話せるのでラッキーです。英語が話せない子でも外国人対応で手当てがありますが、お客様が「英語ができる人のほうがいい」といえば、話せる子が接客につきますので。話せることは大きいですね。
――ロシア生まれですよね、英語も話せるんですね。すごいです。
実はロシア語は話せないんです(笑)。日本語と英語だけです。英語はロシアのインターナショナルスクールで学びました。ちなみに髪は黒く染めていますが、実際はオレンジ色に近い金髪なんですよ。
――語学が堪能だと、外国のお客様も安心するでしょうね。国籍はどんな方が多いですか?
アメリカ人か韓国人が多いかな。観光だったり、日本に住んでいる人ももちろんいます。
日本人より優しいかもしれません。大切に扱ってくれますね。ただ、病気が心配なのでフ〇ラするときも、衛生器具を着用しています。
本番はもちろんどんな方でも衛生器具着用。フ〇ラは通常衛生器具無しですが、そのあたりはうまく自分の裁量で進めてOKです。
面倒な駆け引きのないソープのほうがラク
――面接はどんな感じで行われたんですか?
結構すぐに終わったんですよ。必要なことを聞いて聞かれて。で、基本の内容を説明されて、あとは自分なりにやっていいよ、って感じでした。店長さんが担当してくれたんですけど、すごく優しい雰囲気で。面接の時間は30分くらいかな、あっさり終わりましたよ(笑)。
――30分って、不安ではなかったですか?
逆に決まりが多いとかえって緊張してしまうかも。基本だけ覚えればいいんだ、って思うと気がラクでした。あれこれ考える必要もないし、かえってシンプルなほうが安心かもしれません。
――講習もなかったのでしょうか?
はい、基本さえ分かっていれば講習をやる必要もないかなって思います。お客様に満足していただけることをすればいいんだろうなと。
面接後、すぐに体験入店として働かせていただきました。このスピード感も良かったです。
――メアリーさんは体を鍛えているし、柔軟性もすごいだろうから○ットを覚えたら、すごい武器になる気がしますよ。動きがスムーズで気持ちよさそう。
そうですかね!? できたほうがやっぱりいいですよね。今は全然わからないので、お客様が教えてくれているんです。勉強してみようかな!
――ぜひ♪ 店長さんをはじめスタッフさんは皆さん優しいですか?
みんなすっごく優しいし、いつも気にかけてくれて、本当に大好き。かなり出勤していますが、全然つらくないし、楽しいのは絶対スタッフさんがいいからだと思っています。私、アニメ「ハクション大魔王」のあくびちゃんに似てるって言われてるんですよ。
――あはは、言われてみればそっくりですね。明るいキャラなので、みんなに可愛がられるんでしょうね。
スタッフの人が親切だと出勤も楽しくなります。ちょっと何か困ったときも、すぐに相談に乗ってくれますし。頼りにしています。
――接客でちょっと難しいなと思うことはありますか?
たまに説教というか「なんでこんな仕事してるんだ、親御さんが悲しむだろう」とか言われることかな(笑)。そう言いながら、お客様ってやることはやるんですけどね。
でも、そこで私は「風俗も立派な仕事だし、こういう仕事があるから男性もじゅうぶん楽しめてると思いませんか?」と言い返します。そうすると納得してくれるんです(笑)。
――本当にそうですね。最後にメアリーさんが感じる風俗、そしてソープの魅力を教えてください。
まず風俗で生活にゆとりができますよね。ネイルサロンや美容院も、ちょっといい店に行ける。そういう日常のちょっとした贅沢が心にゆとりを与えてくれるっていうか。あとソープに関していうと、先ほども話しましたが、目的はひとつなのでシンプルです。ヘルスって本番強要があって断るのも面倒だし。いろんな駆け引きがないのはすごくラク。
そして吉原は客層がいいです。遊びなれているお客様が多く、ステキな紳士ばかり。
このお店のように、未経験でも入りやすいところもあるので、興味があったらソープにもぜひチャレンジしてほしいですね。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)