プロフィール
池袋人妻城/モアグループ
小谷
埼玉県川口市出身。現在、エステサロンとのかけもちで勤務。将来の開業資金を貯めるため風俗の道へ。バストはなんとIカップ。胸の下垂防止のためスポーツジムで胸筋トレーニングは欠かせないという。趣味はおいしい食事に合わせたおいしいお酒を飲むこと。
このインタビューのポイント!
- エステ・ネイルサロンの開業を目指して
- 露出の多さは大手グループだからこそ
- 男性はAVの世界を体験したいもの
14もの企業の集合体、デリヘル最大級の「モアグループ」。ここ『池袋人妻城』は店名のとおり人妻店。待ち合わせからホテルへ向かうドキドキ感も楽しめると人気のデリヘルだ。今回取材に応じていただいたのは、小谷さん。名前が苗字なのも「奥様感」を出すためだそう。女性の私でも、Iカップのバストに思わず目がいってしまう。
エステ・ネイルサロンの開業を目指して
――初めまして小谷さん。『池袋人妻城』では、皆さんお名前は苗字なのですか?
はい。人妻店のコンセプトにあわせて苗字なんです。そのほうが「○○さんの奥様」という感じが出ますよね。
――たしかにそうですね。現在エステティシャンだとお聞きしましたが。
大学を卒業してエステティシャンに。今もサロンに所属しています。
元から興味があった、というわけでもなく就職活動でいろいろな業種を受けたんです。それこそIT企業なんかも受けました。そのなかで最もフィーリングがあった会社がエステ業界だったんです。
――風俗を始めたのはどんな理由ですか?
エステサロンの開業資金を貯めたいので、風俗との掛け持ちをはじめたんです。早く貯めたいので、出勤の割合としては、ほぼこちらのお店中心になっているんですけどね。
――あれ、エステのほうは正社員ではないんですか?
個人事業主という形でお店に所属しています。新規のお客様はとらず、今までのお客様からの予約が入ったら出勤する、という感じで。
――なるほど。開業資金はいつまでに、いくらくらい貯める予定なのでしょう?
もう器材やベッドなどはあるので、あとは従業員を雇いたいので人件費と場所ですね。うーん、あと1千万円くらいあればひとまず大丈夫かな。2年後には開業をしたいと思っていますのでその前には貯めたいですね。
――2年弱で1千万……いけそうですか?
今は週5日びっちり働いていて、月100万円は稼げています。目標期間内に1千万、いけますね。
露出の多さは大手グループだからこそ
――小谷さんは、風俗経験は今年で何年目ですか?
社会人になって、すぐに開業したいと思ったので、風俗歴はかれこれ7、8年ですね。
スカウトサイトに登録して、たくさんのお店からオファーが来たのですが、その中で最も感じが良かったのが『池袋人妻城』だったんです。
――就職してすぐに将来の夢を設定していたとは驚きです。
大手のエステサロンだと“タイムイズマネー”じゃないけど、もっとやってあげたいのに時間で制限されてしまうもどかしさがあって。自分はもっと親身になってお客様に本当に喜んでいただける接客をしたいので、これは開業しかないなと。
――そのホスピタリティが風俗にも活かされているから、人気嬢になれたのでしょうね。で、『池袋人妻城』に入ってみてどんな印象でしたか?
もちろん最初はすべてがよくわかりませんでした。あとになってここが大手だということも知ったくらいで(笑)。他のお店を経験したことがないので比較はできないのですが、スタッフさんも感じがいいですし、待機室も個室だし、何の不自由もありません。
集客に向けた宣伝やイベントなどの打ち方もすごいので、働くほうとしてはとてもありがたいですね。
――大手ならではのメリットは、実際にどんなところで感じますか?
例えば、単店の場合は、そのお店だけで女の子を紹介することになると思うのですが、モアグループではそれぞれのお店のホームページのほかに、モアグループのサイトがあるんですよ。
「これから会える人妻嬢」ということで、タイムリーに各店の女の子を目立つように掲載してくれるので、お客様の目に留まれば、エリア外の方にも指名をいただけることがあります。
――なるほど。今から遊びたいと思っても、いろいろなお店のサイトを見て気に入った子を探してまわるのは大変ですもんね。とても効率的だと思います。
スタッフさんのお客様への電話応対などもいいですし、オフィスもビル1棟まるごとです。風俗店の事務所って雑居ビルの中にあることが多いようですが、ここは事務所の入り口が路面に面しています。きちんとした会社、という感じで雰囲気もすごくクリーンですよね。
男性はAVの世界を体験したいもの
――お店への不安はなかったようですが、お仕事内容に関してはどうですか?
私が入店した頃はプレイに関しての講習は説明のみでした。今はDVDを観て講習を受けることができるようですよ。
いざお客様につくと、最初はがむしゃらにやることで精一杯。何を求めているか、どんなことをすれば喜ぶのかということは、半年くらい経ってやっとわかってきた感じです。
――全員が全員、求めていることを口に出すわけでもないだろうし、お客様が求めていることを察知するのって難しいでしょうね。
やっぱり人間の三大欲求のひとつでもあるし、ここに掛けるパワーは大きいですよ。
人によってみんな満たされるポイントって違うし。激しくしたい方もいらっしゃいますしね。我慢できるのであれば、できる限りのことをしてあげたいな、って思います。
――ぶっちゃけ、結構痛い思いなんかもされたのでしょうか?
きっと誰でも経験あると思いますけどね。でも、そこで痛いと断るのは簡単だけど、最初から断るのではなく受け入れる努力はしたいですよね。男性は日常生活では味わえない空間を楽しみに風俗に来るわけですから。
AVの世界が理想の世界だったりするわけで。
――へぇ~、AVの世界ですか。
結構イメージプレイをしたい方は多いですね。わざわざ台本を用意してくる人もいるんですよ(笑)。教師と生徒のシチュエーションとか。宅配便のドライバーと主婦とか。いきなり渡されて最初は驚きましたけど、頑張ってその役を演じてみます(笑)。
――うわー、すごい。もう女優ですね(笑)。他には何かありますか?
変わった要望ではないのですが、私はエステティシャンなのでサービスの一環として、プレイ後のリラックスタイムを利用してオイルマッサージをしてあげますね。学校でしっかり技術も学んでいますし、キャリアも長いので、プラスアルファの技術を出すことで、お客様には必ず喜んでいただいています。
――小谷さんは、おしゃべりしやすい雰囲気ですし、お客様もきっと満足してお帰りになるのでしょうね。
ありがとうございます。接客は天職だと思っていますし、「120%満足していただきたい」と思うのは、相手が性的な欲求を満たしたい男性でも、美しさを求める女性でも変わりません。
男性は決して安くないお金を私に投資してくれるわけです。それに対する感謝の気持ちを忘れずに、卒業するまで精一杯、私にしかできない価値を提供したいですね。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)