お店に来れば仲間ができる♪夢は音楽好きが集まるバーを開くこと！

大宮にある『埼玉回春マッサージ倶楽部』は、大手「スターグループ」が運営している回春マッサージのお店。体をほぐし、足の付け根にある鼠径（そけい）部のリンパマッサージなどを経て、最後は手コキでフィニッシュ。女性はフェラチオ・素股・指入れがなく、ソフトサービスのみ。体にも優しいだけでなく、本格的なエステ技術も習得できる点も人気だ。

今回お会いしたキャストは、あいかさん。大きな瞳にぽってりした唇。女優の志田未来さんや広瀬すずさんに似た美少女。話しを聞けば、その風貌からは想像つかない趣味の持ち主で、そのギャップに魅了される男性も多いそう。

30歳くらいには自分でバーを経営したい

――あいかさんが業界に入ったきっかけを教えてください。

以前は雑貨屋さんでバイトしていたんですが、将来に向けてお金を貯めたいなと思いまして。たまたま、このお店で風俗嬢として働く友人がいたので、話を聞いてみたんです。「スタッフもいい人ばかりだし、全国にお店があるから心配はないよ」って。実際に面接に行き「これなら私でも大丈夫そう」と思って、お店に入店を決めました。

――まだ若いですが、もう将来の夢が明確なんですね。

趣味が合う、音楽好きが集まるようなバーを開きたくて。70年代・80年代の音楽が好きなんですよ。小学生の頃から音楽が好きで、好きなミュージシャンが影響されたバンドなどを遡って聴くようになってハマりました。

――へ～！　イメージと違いますね。私も古いロックはよく聴いていましたよ。グラムロックとか？

そうですそうです。いろいろ聴きますけど、グラムロックも好きですね。あとはデヴィッド・ボウイとか、クイーンとか。普段の服装も60年代・70年代の古着系なので、このお店に出勤するときには、無難な服装にしています（笑）

――見た目からは全く想像つかないですね。あいかさん、完全に清楚系ですもん。

お客様で、音楽好きな人ならだいたい盛り上がますね。70～80年代のアーティストなら、どこかしらは共通点があるので。見た目とのギャップで気に入っていただけることもありますが、逆にがっかりされることもあります。私、声が低いじゃないですか（笑）。

今、サイトでは目だけ出しているんですが、そこから想像されるのがロリ系だったり、キャピキャピしたかわいらしい感じの女の子のようで。実際に会うとイメージと違うって……（笑）。顔を隠してたほうが、会ったときの反応がよかったりします。

――あはは。確かに少し声は落ち着いてますけどね。でも、その音楽に対するマニアぶりはお客様にとって萌えちゃうギャップなんでしょうね。

入ってしばらくは、音楽で話しがあったお客様ばかりがリピートしてくれたのですが、最近では接客やエステ技術の面でもスキルアップしてきたので、音楽の話をしなくても指名してくれるお客様が増えてきたんです。嬉しいですね。

月1回のエステ講習会が楽しみ

――こちらのお店は回春だけでなく、エステ技術の講習もあると聞きましたが。

そうなんです。エステの講師の方が来てくれて月に一度、無料で講習会を開いてくれるんです。だいたい4人くらいの女の子と一緒に、１回2時間の講座を受けています。

――非風俗のエステですよね。どうです、難しいですか？

私はこれが本当に楽しくて、毎月待ち遠しいくらいです。なるべく毎月欠かさず受けるようにしているのですが、いろんな技術が確実に身についてきたので、お客様からも褒めていただけるようになりました。働きながらこうしたプロの技術を学べるので、卒業してからエステティシャンの道を選ぶ子もいますよ。

あとは、他の女の子と一緒に学べるので、そこで得るものも大きいですね。
例えば「くすぐったがるお客さんのとき、どうしてる？」など、いろんな意見交換ができるんです。女の子同士でアドバイスしあったりして、すごく勉強になります。

――たしかにそうですね。困ったときは相談するかもしれないですけど、普段の流れについて、意見交換する機会はなさそうですから。ちなみに回春エステの技術はどのように学んだのですか？

DVDを観るほかに、元キャストさんが講師になって指導してくれます。一連の流れや、気遣い的なことを教えていただきました。

――では、技術に関しての講習はバッチリですね。

私のように風俗業界がはじめての人でも、講習があるということで安心できますし、どちらも講師が女性というのも良かったです。将来使うかはわかりませんが、せっかく学んだ技術なので、いずれエステの資格取得にも挑戦してみたいな、って思っています。

――お話を聞いていても、楽しんでお仕事をされているように感じますが、実際はやはり楽しいですか？

そうですね。スタッフの方もいい人ばかりなんですよ。面接に行くまでは怖い人しかいないんじゃないかとか、ちゃらんぽらんな人しか働いていないんじゃないかって想像してました（笑）。でも実際はイメージと全然違ったし、細かい気遣いもしてくれるんです。ちょっと落ち込んでいたりした時も、顔色見て声をかけてくれて。ありがたいですね。

みんな仲良し！集団待機でよかった

――こちらはワンフロアに個別スペースを置いた形の集団待機ですよね。結構ワイワイしてますけど、いつもこんな感じですか？（笑）

はい、いつもおしゃべりしてることが多いですね。みんな仲がいいんですよ。話しが盛り上がりすぎて、電話を受けるスタッフの邪魔になっちゃいそうなことも（笑）

――意外でした。集団待機って静かなイメージがありました。みんな自分でスマホいじってるっていうような。

そうなんですか？（笑）うちのお店は、20代から上は何歳だろう、30代くらいかな？　年上の方も結構いますけど、みんな仲良しです。手が荒れちゃったって言ったら先輩が「これいいよ」ってオイル持ってきてくれたり。

――すごくいい雰囲気ですけど、逆に新人の子が入りにくかったりしないですかね？

特にこちらから話しかけたりって意識することはないですけど、自然に話をふったりもするし、むこうから会話に入ってきたりしてくれますよ。壁があまりないっていうか。だから気づけばみんな仲良しです。もちろん、ひとりの世界になることもありますけど、お互い気を使っているわけでなく、すべて自然な感じなんですよ。個室待機じゃなくて良かったって思います。

――そういう意見もあるんですね。今は個室待機のお店も多いので。

ちょっと悩んだことがあっても、話す人がいると安心します。個室だったらひとりで悶々と考え込んでしまいそうで。仲間がいるっていいなと思いますね！

――いいお話をありがとうございます。ではお仕事の話ですが、あいかさんが意識して気をつけていることなどはありますか？

私はあまり駆け引きができないので、プライベートに入り込もうとしてくるお客さんへの切り返しに悩みますね。個人情報を調べようとする人とか、しつこく誘ってくる人とか……。適度な距離感を保ちながら、また指名していただけるように、どうしたらうまく持っていけるのかを試行錯誤しています。いやな気分にさせず、断るって難しいですよね。

――結局しつこい方は断ることになっちゃいますよね。

そうです。でも、いろいろ話し合ったりしてると、「言い過ぎたごめん」とか、まるで恋人のように仲直りすることも（笑）。それで結果的に前よりも親しくなれることもあるんですよね。
やはり何があっても、最後は笑顔で帰ってほしいなって思います。

――客層はどんな方が中心ですか？

年齢は40、50代くらいで職業は本当にいろいろです。最近なぜか派手なパンツを履いている方が多いんですよね。蛍光色のTバックとか！

――え？（笑）どんな理由なんですかね？

帰るときはノーマルなパンツに履き替えてたりするんですよ。単純にびっくりして欲しいんだと思うので、驚いてあげます（笑）。

――最後に、あいかさんが感じる風俗の魅力を教えてください。

風俗は継続することで結果がついてきます。例えば、写メ日記にしても、あげてすぐに結果が出るわけでもなく、数ヶ月後に「いつも見てて、やっと来れた」と言っていただくことも多いです。コツコツと続けることが大事だな、って思いますね。

いろいろな方に出会えるのも風俗ならではだと思います。私は将来バーを開くことが夢ですが、今は経営のことを相談できそうなお客様にも出会えました。まだ20代そこそこで大きな夢に向けて準備ができるって、なかなか他の仕事をしていたら難しいですからね。
風俗をやってよかったなって思います！