「女性たちの未来の居場所を作りたい」。キャストから頼りにされる、女性スタッフが活躍するお店

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人妻城横浜本店/加藤

プロフィール

加藤

人妻城横浜本店/モアグループ

加藤店長/34歳)

埼玉県出身。若くして子どもを産んだシングルマザーで、以前はスナック勤めをしていた。子どもの保育園入園を機に昼職を探し、モアグループに入社。現在は入社10年目にして『人妻城横浜本店』の店長を勤めている。趣味は「仕事と子育て」と豪語する根っからのワーキングマザー。休みの日は子どもと過ごすか、求人担当の長瀬さんと遊びに出かけることが多いとか。

このインタビューのポイント!

  • シングルマザーの苦労を分かち合える女性店長
  • 今なら体験入店で“本当に”最大2万円贈呈!
  • うちで稼いで卒業した後、新たなキャリアを積んで欲しい

人妻城横浜本店』は、首都圏を中心に展開している大手デリヘルグループのモアグループ系列店。安心・安定・安全をモットーとした、風俗業界トップクラスの優良企業。業界でも珍しいほど女性スタッフの活躍が目立ち、前回同店のスタッフインタビューに登場いただいた主任・永井さんが活躍する姿も見られた。

そんな中、主婦やシングルマザーのキャストが多く在籍する同店では、卒業後の道しるべを掲げる、キャストのセカンドキャリア支援に力を入れ始めたという。女性スタッフを増やしてキャストの働きやすい環境づくりや、業界初とも言われるセカンドキャリア支援への新たな試みなどに取り組む、店長の加藤さんに話を伺った。

シングルマザーの苦労を分かち合える女性店長

――『人妻城横浜本店』では、前回スタッフインタビューでご登場いただいた主任の永井さんや、店長の加藤さんをはじめ、女性のスタッフが多く活躍されていますよね。

そうですね。女性で店長という立場にあるのは、モアグループ内でも私が唯一ですし、事務所が完全に女性スタッフが中心となっているのも珍しいことだと思います。ただ、決して意識して女性ばかり採用しているわけではなく、知人の紹介で入社してきたりなど、単純に巡り合わせなんですけど。

――加藤さん自身は、どういった経緯でこの仕事に就いたのでしょうか?

私はかなり若い頃に子どもを産んでおりまして、ずっとシングルマザーとして子育てをしてきました。子どもが小さい頃は夜しか働くことができず、長いことスナック勤めをしていたんです。でも、子どもが保育園に入ったことを機に、満を持して昼の仕事を探すことになり、モアグループに辿り着いた形です。入社してからもう10年になりますね。

――なぜ、敢えて風俗業界で働くことを選んだのですか?

スナックでお客様とお話していた時に「風俗店の受付スタッフという仕事がある」と教えてもらったんですよ。キャストさんではなく、スタッフとして働くのも面白そうだと思い、さっそくインターネットで検索をしてみました。ただ、当時はまだ内勤スタッフの求人ページをおいているお店は少なかったし、女性スタッフの採用が可能と明記されていたのもこのグループくらいでした。

――逆にいえば、モアグループの先進的な姿勢が感じられるお話ですよね。このお店には入社当時からいらっしゃったのでしょうか?

いえ、最初は別の店舗のスタッフとして働いていました。それから一度、今のお店に配属されたのですが、また別の店に異動になって。今年(2018年)の2月から、再びこちらに戻ってきたのです。

――現在このお店の女性店長として、多くのキャストさんから信頼を集められていると伺っていますが、どういった部分が支持されていると思いますか?

まず、相談のしやすさが一番に挙げられると思います。最近では、キャストさんも私をはじめとした女性スタッフの存在を頼りに入店してくることが増えてきました。やはり仕事をしていく上で、異性には言いづらい悩みや事情を抱えている方がたくさんいますから。

――確かに職場で女性同士ならではの相談ができるなんて、とても心強いですよね。具体的には、どの様な悩みを聞くことが多いのでしょうか?

金銭面や家族のことなど色々ありますが、私が最もよく聞いているのはシングルマザーの方からの悩み事ですね。ひとりでの子育ての苦労に関しては気持ちがとてもよく分かるんです。自分が過去に経験していることでもあるので、しっかりアドバイスをしてあげられます。

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――在籍されているキャストさんの年齢層はお幾つくらいですか?

20代前半から50代の方までいますよ。専業で働いているキャストさん以外にも、先ほど話に挙がったシングルマザーや専業主婦、学生さんにOLさんなども在籍しています。

――ということは、それぞれの生活スタイルに合わせての出勤が可能なのですね?

はい。うちの店は完全自由出勤で、1日2時間からシフトを入れることができます。1日にひとりだけの接客でもまったく構いません。OLさんだと、昼職を退勤してからお店に来るとなると、時間が僅かしかないことも多々ありますし。

――1日2時間、ひとりだけ接客。そんな働き方を容認してくれるお店ってなかなかないですよ?

実は入店した後で「本当に自由出勤だったんですね」と言われることがけっこうあります。でもうちの店としては、ほんの少しでも稼いで帰りたいという気持ちがある以上、そういう働き方も大歓迎なんですよ。目安としては、2時間の待機で1万円6時間の待機で4万円ほど稼げます。

――待機所の雰囲気はどんな感じですか?

完全個室待機になっているので、周りのことを気にせずリラックスして過ごせますよ。マンガもたくさん置いてありますし、wi-fiも飛んでいるので、自由に待ち時間も楽しんでいただければ。

――客層については、いかがでしょうか?

30~50代のサラリーマンが多いように思います。大手グループ店としての集客に加えて、新横浜という場所柄から集まってくる、地方からの出張のお客様も多数いらっしゃるのも特長ですね。出稼ぎキャストさんと同様に、土地勘がない方こそ遊びに来やすい環境なのだと思います。

――事務所が新横浜駅にあるという立地も、稼ぐ上では有利な面がありそうですね。

そうですね。基本的には歩いて10分の新横浜のホテル街と事務所の往復になるので、待機時間のロスが非常に少ないです。これは短時間しか働けないキャストさんにとって、大事な要素だと思います。
また、新横浜駅は新幹線が停まる駅なので、出稼ぎのキャストさんからも安心だという声が挙がっています。京都・大阪・名古屋なら1本で来れますし、複雑な地下鉄の路線で迷うこともありませんから。

――確かに! 土地勘があまりない出稼ぎのキャストさんには有難いポイントですよね。

最近、うちの店も出稼ぎキャストさんの募集に力を入れていて、求人サイトの方に出稼ぎ専門のページを作りました。これがかなり好評で、これを見て毎月10人は出稼ぎのキャストさんが来るくらいです。寮も完備していますし、交通費も5日間働いたら片道分、10日間働いたら全額支給しています。

――さらに新人保証として、5月から入店祝い金制度があるそうですね。

そうなんですよ。いつまで継続するか未定なのですが、今のところ(2018年6月現在)は、体験入店で最高2万円を祝い金としてお渡ししています。もしその日に3件仕事をすれば、トータルして1日で5万円稼げることになるんです。ちなみに、この入店祝い金も9割の新人キャストさんが「本当に貰えるとは思わなかった!」と驚きますね。
さん

――給与保証についても、さまざまな方法を取り入れているとか。

はい。まず絶対に手ぶらで返すことがないよう「安心時給保証」として、万が一お仕事をつけられなかった時には、時給3000~最大8000円の保証待機した時間分お支払いしています。
また「トータル保証プラン」として、待機出来る時間、働ける日数に保証をお付けすることもできます。例えば、5日間12時間待機のキャストさんで30万円保証プランをつけた場合、給料総額が30万円に満たなければ差額をお支払いしています。

――ということは、総額25万円だった場合は差額の5万円もお渡ししているということですか?

そうです。このプランは最高10日間で50万円保証がつきます。連続出勤でなくても保証されるので、出勤数が少ない方にも利用していただきたいですね。

うちで稼いで卒業した後、新たなキャリアを積んで欲しい

――ここからは、モアグループの求人担当・長瀬さんも交えてお話を伺っていきます。最近よくキャストさんが風俗店を卒業した後にどういった仕事に就くことができるのかを考える、いわゆるセカンドキャリア問題が取り沙汰されていますが、こちらでも新しい支援を試みているそうですね。

長瀬さん
はい。その一環として、モアグループで『昭和サロン ぱらいそ』という男性客をターゲットにした風俗店ではないエステサロンをオープンすることになりました。まだ準備段階ですが、うちのお店でも大々的に募集をしているので、かなり希望者が集まってきています。

――『ぱらいそ』でのお仕事内容はどういったものになるのでしょうか?

長瀬さん
お触りなし、性的サービスなしのオイルトリートメントを中心としたサービスです。お店で研修を受けることができるので、マッサージ接客の経験はなくても問題ありません。
加藤さん
週1回の勤務からスタートしてスキルを身に着けたり、生理中だけ出勤するという働き方も可能ですし、最終的には経営者の道を歩むこともできます。さらなるステップアップのためのバックアップは惜しまないシステムです。

――もともと、以前からこちらのお店でもキャストさんのセカンドキャリアについてを、真剣に考えられていたとか。

長瀬さん
「どうにかしたい」という気持ちは以前からありました。なのでそういった勉強をできる場所や講演会などに足を運んで、来るべき時に備えてはいたつもりです。
加藤さん
特にうちは人妻店なので、それなりに年齢の高いキャストさんも多いんですよ。彼女たちも漠然と「これからどうしていけばいいんだろう」と悩んでいることはわかっていたので、そうした人たちの救済の場として機能させていきたいのです。

――風俗で働いたことのある女性は、一般の仕事に就いたとしてもすぐ辞めて業界に戻ってしまうことが多々あると聞きます。

長瀬さん
そのパターンは、確かに多いです。もちろん出戻りも歓迎はしますが、永久に続けられる仕事というわけではないですし。本音を言えば一度業界から足を洗ったら、風俗以外の仕事で頑張って欲しいです。

――だからこそ、風俗ではないお店を、風俗店がつくることにはとても意味があるのだと思いますよ。

加藤さん

そうですね。私たちは、これまでもずっとキャストさんには『人妻城横浜本店』で稼いでお店を卒業した後、新しい別のキャリアを積んで生きていって欲しいと考えていました。
その「キャストさんの未来の居場所をつくりたい」という想いが形になったのが、『ぱらいそ』なんです。自分たちの生き方を肯定しながら新しい一歩を踏み出せるよう、私たち女性スタッフがキャストさんをしっかりサポートして、風俗店から次のステージに向かわせてあげたいと思います。

  • 取材・文=もちづき千代子(@kyan__tama

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