店長・スタッフインタビュー 「池袋デリヘル倶楽部」村上さん

ルックスよりも真面目さを重視。愛情溢れるダメ出しが、言い訳をさせない生き方へ導く

PROFILE

池袋デリヘル倶楽部

村上店長(38歳)

東京都出身。知人だった同グループの鶯谷店店長から、新店立ち上げに誘われて池袋店の店長へ。女性が稼げない理由をズバズバと指摘するが、嘘がない言葉には愛情が溢れている。現在はダイエットのために筋トレにハマっているそうで、1カ月に6kg減量するほど自分自身にもストイック。一見強面だが、お店のTwitterでは、愛犬のテンちゃんと戯れる無邪気な一面も。

このインタビューのポイント!

  • 女性が稼げない理由をハッキリと指摘
  • 真面目で信頼できる女性ならバンスも可能
  • 嘘をなくしてお互い信頼して働きたい

池袋デリヘル倶楽部』は、現在首都圏を中心に5店舗を運営する、デリヘル倶楽部グループの系列店だ。20~40代と幅広い年齢層の女性が活躍中の同店では、ルックスよりも仕事に対する真面目な姿勢を重視。テクニックや見た目に自信がなくても、シフトを守ることや丁寧な接客を心がけることで、バック率が上がっていき必ず稼げるようになるという。
キャストが稼ぐための持論をインタビューで聞かせてくれた、店長の村上さん。失礼ながら写真だけ見ると、第一印象は怖い印象を持つ女性もいるかもしれない。しかし取材を通じて、仕事に対して誠実に取り組む姿や集団待機所でキャストさんと談笑する姿を見て、周囲からは頼れる兄貴分として慕われていることが伝わってきた。嘘がない言葉の裏には、女性の将来まで見据えて稼がせようとする優しさと男気に溢れていた。

女性が稼げない理由をハッキリと指摘

池袋デリヘル倶楽部

――風俗業界で働き始めた経緯を教えてください。

もともと『鶯谷デリヘル倶楽部』の店長と知り合いで、「新店を立ち上げるから手伝わないか」と誘われたんです。当時は会社員でしたが、声をかけてもらったからには頑張ってみようと、脱サラして同グループの池袋店の立ち上げに携わりました。

――実際に携わってみていかがでしたか?

最初は想像以上に女性が集まらなくて、とにかく大変でしたね。当時は毎日辞めたいと思っていました(笑)
でも店を任された以上は、人気店になるための努力をしました。

――お店を繁盛させるために、どんな努力をされたんですか?

大半の人が勘違いしているんですけど、店の人気があるからお客さんが遊びに来るわけじゃないんですよ。ネットが発達した今、お客さんも広告で騙されるほど馬鹿じゃない。つまり、評判のいい女性がいる店は自然と繁盛していくものなんです。

池袋デリヘル倶楽部

――その評判のいい女性というのは、どのように集められたのでしょうか?

うちのお店は、他の店で不採用になったり、稼げなくて移籍して来る経験者の女性がほとんどです。でも面接で話をよく聞くと、実は女性に問題があるケースばかり……。そこから、面接ではっきりと稼げない理由を伝えるようにしました。
例えば、遅刻癖があって当日無断欠勤するキャストは稼げなくて当たり前ですよね。そこを指摘してムッとしてしまう人は結局続かないし、稼げない原因を分かって改心する真面目な女性は、仕事が続くんですよ。

――なるほど。女性にとことん優しいお店も多いですが、言いづらいことも指摘してしまうんですね。

僕はとにかく嘘が嫌いなんです。風俗の求人は、体験入店金〇万円と書いてあるところも多いけど、結局面接に行くと条件を付けられてもらえないところがほとんどですよね。それで釣れる女性もいるけど、うちの店はそういうのをやりたくないんです。
この業界、10人女性が入店しても、1カ月後に残る女性なんて1人いればいいほうですから。それなら、真面目に働いてくれる女性にだけ力を入れたいんです。

――厳しく言いすぎると、女性を採用する際に不利にはならないですか?

月100万円以上稼ぎたいなら、ある程度根性が必要になるんですよ。
うちの店も新人なら1日1万円くらいだけど、人気の女性は月150万円くらい稼いでいます。ただその分は“AF”や“ごっくん”といった、ハードなオプションも対応できる女性なので、甘い考えだけで稼げるような世界ではないですね。

真面目で信頼できる女性ならバンスも可能

池袋デリヘル倶楽部

――お店のホームページにあるキャストさんのプロフィールですが、一人ひとりに個性的なキャッチが付いていて目を引きますね。

プロフィールに特に力を入れてるのは、デリヘル倶楽部グループの中ではうちの店と、鶯谷店だけなんですよ。お客さんに女性のセールスポイントが響くように書いてあります。特徴があまりない方は、少しセクハラっぽくなっちゃいますが、「舌は長い?」とか「体毛は濃い?薄い?」と直接女性にヒアリングして、魅力を打ち出します。400人近い女性のプロフィールを被らないように考えるのはかなり大変ですけどね。
常にいい女性が在籍できるように、売上の半分は店の広告費と女性求人に回しています

――売上の半分も回すなんて、すごいですね。キャストの皆さんは、お店のどんなところに魅力を感じて応募されてくるんですか?

とにかくバック率の高さは自信があるので、そこが気になってくる方が大半ですね。もちろん赤字にはしませんけど、店の利益は度外視するほどです。

――バック率以外では、どんなところが働きやすいと思いますか?

自由に働けるところだと思います。僕は基本的には、うるさく言わないんですよ。言うのは無断欠勤や遅刻など、普通の仕事でもしたらいけないようなことだけ。ちゃんと働いている女性には、まったく言わないです。

――全員に厳しいわけではないんですね(笑)

そりゃそうですよ(笑)。真面目な子と不真面目な子が同じ待遇だったら、ちゃんと働いてるキャストさんの士気が下がっちゃうでしょ? だから、だらしない人にはいつでも「辞めていいよ」って厳しく言っちゃいます。その代わり、頑張りたい子には力を貸してあげたいんです。だって僕、いまのところ8人の名義人になっているんですよ(笑)

――え?8人も!?

自宅、事務所、キャスト待機用の家、スタッフの家……、などですね。
真面目でしっかりしていそうな子には、バンス(給与の前借り)や給料交渉もアリにしています。信頼できる人かは見極めますけどね。
実際に、以前漫画家のアシスタントと兼業している子がいて、仕事用にiPad Proを買いたいから前借りを希望した子がいました。10万円ほど先に貸して、毎月返済してもらいましたね。あとは、家が借りられない子の保証人になったこともありますよ。

――そこまで信頼できるのはなぜでしょうか?

仮に何かあっても、貸した自分が悪いと思っています。ただ、そういう人っていつか必ず因果応報で返ってくると思うんですよ。何かあってもあくまで騙された自分が悪いと割り切っています。

嘘をなくしてお互い信頼して働きたい

池袋デリヘル倶楽部

――村上さんは失礼ながら、見た目以上に真面目ですよね。それに、お店のTwitterで愛犬と戯れる様子を見て印象が変わりました(笑)

店の案内ばっかり書いても、誰も見ないでしょうから(笑)
見た目も性格もこんな感じだから、Twitterではあえてペットとのことを書いたりしています。自分のキャラクターが出せれば、それも一つのブランディングになりますから。

――何事も隠し事しないタイプなんですね。他にもスタッフさんは何人くらいいるんですか?

うちは基本的に僕ともう一人だけです。女性のケアが大切と言ってスタッフがたくさんいる店もありますけど、正直スタッフの仕事はひとりでできる内容だから多すぎます(笑)
たくさんいればいるほど連絡漏れが起きて、絶対にミスがおきるんです。だったら、店長がしっかりしていれば十分

――耳が痛いお店も多そうです。

ただ単純とは言いましたけど、ある意味では不確定要素が多くてすごく難しい仕事なんですよね。だからこそ面白いのかもしれません。他にひどい店があるから、僕らみたいに真面目に取り組んでいるグループが稼げるところもあるんですけどね。

――仕事のうえでの、「真面目さ」をとても大切にされているんですね。

そうですね。ただ、キャストの給与の使い道に関しては口を出さないです。その人さえ良ければ、ホストや交遊費に使ってもいい。真面目に働いていたら、何も言いません
だからこそ貯金が目標というのは、仕事のやりがいとしては難しいんですよね。
それなら旅行や買い物に使うほうが明確で、働きやすいと思います。

――身近な目標のほうが達成しやすいですからね。村上さんの今後の目標はありますか?

店の売上を最大限伸ばしてから、新店を出してグループを広げたいです、店が儲からないから新店をどんどん出して稼ぐような店もありますが、僕としてはその手法は好きではないので。
そのためにはいい女性を採用したいですし、真剣に仕事に向き合う女性には、極力働きやすいように協力してあげたいです。

――村上さんの仕事に対する姿勢に、共感できる女性からの応募が来るといいですね。

この仕事で病む女性も多いですけど、それは稼げないから。稼げないのは、嘘が多い業界で真剣に仕事に向き合う人がいないからだと思うんですよ。稼げない言い訳ができないよう、真面目に働く人には嘘がないアドバイスをしていきます。その中で「太ってたら稼げないよ」とか厳しい言葉もあるかもしれないけど、今いるキャスト同士は待機所でも和気あいあいとしています。
そんな風に言葉を素直に受け止められる女性たちと働けたら嬉しいですね。

池袋デリヘル倶楽部