2018年12月28日 更新

やさしい気持ちになれる、ひと|池袋サイドライン・まりな店長~後編~

池袋サイドラインまりな店長
池袋サイドラインまりな店長
まりな店長 28歳
愛知県出身。副業女子のみが在籍する『池袋サイドライン』オーナー兼店長。キリスト教の厳格な家庭に生まれ、男性との付き合いも制約があるなか、本人はお構いなしに彼氏を家に連れ込んだり、別の男性の家に外泊を繰り返す奔放な日々を送る。大学時代にデリヘル店でアルバイトをしたのが風俗業界への第一歩。2016年11月、念願叶い自らの店をオープン。厳しさとやさしさにあふれる愛されキャラ。

前編では、育った家庭環境や、学生時代、就職の話。そして、風俗で働くことの楽しさ、やりがいを語ってくれたまりな店長。
念願叶いオープンさせた「自分の店」だったが、当初はやはり生みの苦しみを味わった。コンセプトも浸透し、軌道に乗った今、新たな想いを胸に、前へ進んでいる。

やさしい気持ちになれる、ひと|池袋サイドライン・まりな店長~前編~

長期的視野ができて、共感力を持てる「副業女子」

池袋サイドラインまりな店長
お店のコンセプトのひとつは「副業女子」です。
採用基準は長期的視野で物事を考えられる子。学生さんでも構いません。あくまでも風俗を副業とする子・したい子を採用しています。

社会人になれば、たいていお給料は月給だし、目標も長期的じゃないですか。でも風俗慣れしてしまうと、今日の給料・1本の給料でしか見れない。いくらもらっているか管理すらできていない。しかも、お客様のことを、人としてでなく「1本」として見てしまう。金銭感覚も狂うから、お金の重み、お客様のありがたみが薄れてしまってくるんです。

お客様と向き合い、本音で共感できるのは、やはり経験値があってこそ
受験、就職。社会に出て知ったさままざな経験は、接客時の強みになります。

そして、最も重要視しているもうひとつのコンセプトが「やさしい気持ちになれる店」。プレイが終わったあと、「あぁ、1本終わった」じゃなくて、お客様に心のからの感謝ができるような関係を築いてほしい。

出会いに感謝。自分に時間を割いてくれて感謝。自分に価値をつけてくれて感謝。すべてに感謝をして「今日はありがとう」と胸の前で手をあわせてにっこりする。そんなやさしい感情が自然と湧き出るようなお店にしたいんですよね。

『池袋サイドライン』のスタッフは全員女性です。通常風俗店は男性社会なので、女性スタッフだけのお店だとキツいイメージを持つ方も多いかもしれません。実際、男性スタッフにちやほや甘やかされていた子には、厳しい環境だと思います。

スタッフも全員キャスト経験があるから、手を抜いたらわかります。生理痛でお休みだと電話がきても「周期早くない?」ってわかっちゃうんです(笑)
この店を居心地が悪いと感じたら、うちのお客様には売れないですね。高いお金をいただいているわけだし、やるべきことをしていなければ厳しいのは当たり前です。

でも、そのほかは、本当にみんな仲がいい。女性同士のいざこざは皆無ですし、スタッフとの関係も友達みたいですよ。

店のファンになってくれたら、いいことしかない

池袋サイドラインまりな店長
企画として好評なのがキャストとお客様が直接交流できるイベント。これは定期的に開催しています。副業している女の子は、顔出しが難しい子も多いから、実際に会ってお話する機会を設けることで、指名につなげていくという狙いです。

お客様的には、他のお客様とも顔を合わせるわけなんですが、意外にお客様同士和気あいあいと話しているんですよ。終わったあとお茶したり。何しゃべってるんだろうと気になりますが(笑)

このイベントをすることによって、お客様はスタッフとも仲が良くなります。すると、お店自体のファンになって“箱推し”してくれるようになるんです。好きなお店に悪いことはしないですよね。親しくなるだけでなく何より安全性が格段に上がるんです。

あと、女の子同士の仲が良いから他の女の子をお客様に紹介するわけですよ。ひとりでお客様を抱え込もうとするより、結果的にそのほうが売り上げは上がっていくんです。戦略的チームプレーでもあります(笑)

他に30分500円の「ワンコインデート&リフレ」も、独自のサービスですね。
これは私かスタッフの誰かが対応します。30分間、レンタルルームで簡単なマッサージや添い寝をしたり、ファミレスなどでデートをしたり。モザイクなしの写真を見たい方にはipadで写真をお見せしています。このサービスを通し、スタッフと仲良くなりますし、写真だけでは伝えきれない女の子の魅力をアピールできるので、イベントには行きづらいというお客様にも効果的です。

最近、期間限定で現役復帰もしたんですよ。公式には「婚活して、子供をつくって、現役からは退くという目標実現しなかったから」としていますが、まぁオープン2周年のネタ作りですね。でも、実際にその目標が実現しなかったのは確かです(笑)

密かな夢は、スナック『まいどライン』のママ

池袋サイドラインまりな店長
将来の夢。まず、風俗業界を盛り上げていきたいというのはありますね。
本当は風俗店を経営したいキャストさんって、結構いると思うんですよね。
学生時代に風俗店の情報があれば、間違いなく風俗業界に就職していたし。

私はいま、意図的に公の場に出ています。最近顔出しも始めたんですが、偉そうなことも言うのに、顔出してないのって、信ぴょう性に欠けるなと思って(笑)。

女性経営者が露出することで、もっと女性の風俗経営者や店長が盛り上がるかと思ったのに、全然そうなってこなかった。やはり、まだ業界はダークなイメージもあるし、そもそもやり方がわからない子も多いんじゃないかと。

女性でも健全に風俗のお店を経営できるんだ」ということをもっと多くの方に知ってほしいですね。そして、どんどん挑戦してほしい。

もちろんお店も大きくしたいです。規模なのか、多店舗展開なのか、具体的なことはまだ決めていませんが。
それは急いでいなくて、やるべきタイミングが来たらって感じで考えています。

そして、興味津々なのがスナックの経営。お店の名前は『まいどライン』(笑)。
まいど!」って、って元気に挨拶をするママが私。

エロに限らずコミュニケーションの手段のひとつとして、こんな形で人とかかわっていくのもいいですよね。考えただけで楽しくなります。

この先、私が一緒に働きたいのはこんな人。私がなりたいのも、こんな人。

  • 仕事を楽しめるか。
  • 人間が好きか。
  • うまくできなくてもいい。善人かどうか。

そして、いつだってやさしい気持ちを忘れずに。

池袋サイドライン_まりな店長

撮影/伊藤メイ子

サポータープロフィール

みやねぇ

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  • みっけStory編集部

みっけStory編集長。東京の下町で育ったチャキチャキの江戸っ子。何事にも熱く、感動ストーリーにはめっぽう弱い。昔、路上で拾ったじいさん猫が宝物。自慢は大食いで甘いものと揚げ物とお酒が大好き♪趣味は旅行(中南米LOVE)とマラソンと阿波おどり。

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