2018年10月2日 更新

好奇心で始めた風俗の仕事が、かけがえのない自分の道を作ってくれた|久慈あす香

久慈 あす香画像
久慈あす香さん
久慈あす香さん
美容系専門学校生だった20歳のときから風俗の仕事を始める。本業の美容エステと掛け持ちで、延べ3年に渡りソフトエステ店に勤務。その後、フリーランスの風俗講師となり、2016年からソフトエステ店『おしおきエステ五反田』にて講師や講習マニュアルの作成に携わる。また、6年の美容エステの経験を生かし、美容エステ店を独立開業している。

始めたきっかけは「好奇心」。風俗に行く男性の心理を知りたかった

美容系の専門学校生だった20歳のころ、「男性心理を知りたい」という好奇心から風俗の仕事を始めたという久慈あす香さん。最初に勤務したのは、男性用の風俗サイトを検索して見つけたソフトエステのお店だった。
収入面では不満はなかったものの、接客中、お客様から下半身を触られたり、本番を強要されそうになったりということが当たり前にあることに悩み、3か月くらいの短い周期でお店を転々とした。
その後、風俗の仕事を辞め、美容エステのお店でエステティシャンとして働き始めた。しかし、入社して半年後、異動先の上司からパワハラに遭い、思い悩んでしまう。

「私は働くことが大好きなのに、仕事が嫌だと感じることが本当につらくて。だから、ほかの仕事でバランスを保とうと考えて、風俗エステを掛け持ちするようにしたんです」

美容エステの仕事と掛け持ちで再開した風俗の仕事が大きな転機に

美容エステの仕事と掛け持ちで再開した風俗の仕事が大きな転機に

再び始めた風俗の仕事。そこで、あす香さんに思いがけない転機が訪れる。

「本職のエステでは上司からきつく当たられることが多かったのに、風俗では、お客さんから「かわいいね」「エステうまいね」って褒めていただけることが多くてストレスが軽くなりましたね。「こんなことを言っていただけるんだ」って」

 自分の接客や技術に対する満足度がダイレクトに伝わることにも、やりがいを感じた。

「着替えからマッサージまで段取りよく進み、アラームと同時に施術が終わって、お客様を満足させられたときは、「よっしゃ!」って気分になりますね。お客様が笑顔で、「また来るね」ってお帰りになって、本当にリピートしてくれると、「前回、本当に満足してくれたんだ」と実感できます。そういう達成感があるのも風俗の魅力だと思います」

 接客での手応えは収入にも表れた。1日8~10時間の勤務中で、お客様が付きっぱなしになるということが多く、平均して1日に7万円も稼ぐ売れっ子に成長した。

久慈さんは現在、五反田のソフトエステ店で接客マニュアルの作成と講師業に従事している。本業の美容エステでも独立して自分のお店を持ち、美容系の施術のほか、フリーの風俗講師としてソープやヘルス勤務の女性に性感マッサージを教えている。

「昔から学校の先生や人の悩みを聞く仕事をしたいと考えていたので、講師の仕事は自分に合っていると思います。従来の先生は「見て盗め」みたいな厳しい方が多いのですが、私は新人の女の子の気持ちに寄り添う講習を心がけています。そのせいか、「とてもわかりやすかった」「気持ちに寄り添ってくれたので、あまり緊張せずにできた」と言っていただけることが多いですね」

「私は好きなことしかできない。だから、自分にしかない強みを大切にしています

「私は好きなことしかできない。だから、自分にしかない強みを大切にしています

講師として、新人の女の子からよく質問を受けるのは、出勤シフトの組み方や自己アピールの方法だとか。

「出勤日数は週3~4日くらいで少しレア感を出して、曜日を固定したほうが覚えてもらえるのでリピート率が上がります。それに、お客さんからすれば、気に入った女の子が同じ曜日に出勤するなら、指名がしやすいですし、安心できますよね。女の子も新規のお客様ばかりを接客するのではなく、リピーターを増やしたほうが、収入が安定するので安心できると思います。

あとは、写メ日記やブログの書き方ですね。過去に在籍していたお店は清楚系が売りなので、かわいいケーキや手料理の写真を載せたり、閑散期には、「あの人、なにしてるのかな」ってぼそっと書いたりとか。これ、すごく効果あるんですよ!

それから、ある漫画の「お客様を彼氏だと思って接客する」というセリフを実践したら、本当に数字が伸びましたね。ただ、色恋っぽい接客が苦手な方は無理せず自分の強みを探すといいです。私は好きなことしかできないし、あまり外見や女の子らしさに自信がなかったので、マッサージの技術を強みとして全面に出すことで成果を出しました」

自立した女性として、風俗業界の先輩として、女の子に幸せになってもらいたい

自立した女性として、風俗業界の先輩として、女の子に幸せになってもらいたい

プライベートでは男の子のお子さんを持つお母さんの顔も。ご主人は、なんと元お客さん!

「何度か指名があって連絡先を渡されたんです。普段なら断るのに、なんだかフィーリングが合ったんですよね。風俗の仕事を理解してくれるし、なんでも受け止めてくれるありがたい存在です」

 家族の応援を受け、自分らしい道を歩んでいる久慈さん。彼女にとって一番の喜びであり願いは、「自分の身の周りの女の子が幸せになること」だ。

「幸せの形って一人ひとり違うと思いますが、みんなが自分なりの幸せを見つけられたらいいなって思います。風俗が初めてで不安という方でも、飛び込んできてくれれば、しっかり受け止めますよ!」

サポータープロフィール

陽月 メオ

陽月 メオ

  • ライター

(よみ:はづきめお)東京都出身。ナイトワーク系のフリーライター歴は10年以上。ホストクラブと風俗店への取材に定評があり、現役キャストの友人も多い。家族の確執や依存などで長年悩んだ経験を生かし、今春より心理カウンセラーとしても活動を開始。プライベートでは、猫とドトールをこよなく愛する。好きな風俗用語は「パネルマジック」。

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