今賀はる登壇!セックスワーク・サミット2017夏『現代風俗ゼミナール 風俗の仕事を続けたい人向けのワークプラン』

セックスワーク・サミット2017夏『風俗の仕事を続けたい人向けのワークプラン前編』今賀はる
今賀はるプロフィール
今賀はる
現役風俗嬢、AV女優。また、エンターテインメント性があり、楽しい要素を大事にしつつ、性教育の情報をしっかりと伝えるイベント『手コキ研究会』の代表。性産業で女性が、安全に働くための現実的な提言活動やコミュニティ作り、女性同士が楽しくつながるための活動をしている。

これからの性風俗の進むべき方向性を議論する『セックスワーク・サミット2017夏』が2017年7月17日に開催されました。

セックスワークサミット
これからの性風俗産業の進むべき方向性を議論するべく、2012年より全国で開催。毎回多彩なゲストと共に、セックスワークに関する熱い議論が繰り広げられている。主宰は、一般社団法人ホワイトハンズ(代表:坂爪真吾)。
HP:http://www.whitehands.jp/sexworksummit2012.html

このイベントに、『手コキ研究会』でおなじみ、今賀はるさんが登壇。

>>ここは新宿二丁目。今賀はるさんの「手コキ研究会」は性別も性的指向も、すべてボーダーレス♪

ここは新宿二丁目。今賀はるさんの「手コキ研究会」は性別も性的指向も、すべてボーダーレス♪

「私は、エロいことが大好き」とおったまげーな発言で会場をわかせるひと場面もありましたが、テーマは、「風俗の仕事を続けていくにはどうしたらいいのか?」というまじめなもの。そのため、ニコニコ笑顔はいつもどおりですが、会場を埋め尽くす聴講者を前に、真摯に語る”今賀はる先生”が印象的でした。

風俗とは? 風俗嬢とは?

風俗は社会に求められ、貢献している立派な職業である

皆さん、風俗に対してどんなイメージをもっていますか? 風俗を簡単に言うと、性的なサービスを提供する業種や店舗のことです。その歴史は古く、世界最古の職業とも言われます。風俗に対する世間のイメージは決していいものではありませんが、風俗は古くから社会に貢献し続けています。だから、私は、世の中の価値観に流されず、立派な職業だと誇りをもっていいと思ってます。

次に、風俗嬢とは? 風俗嬢は、個人事業主です。個人事業主ということは、仕事に関するあらゆることを自分で管理しなくてはいけません。このセミナーでは、それを大きく「リスク管理」「お金の管理」「時間の管理」と3つに分けて説明します。

生きる目的を考えれば、目標や手段が決まる。それは風俗も同じ

生きる目的を考えれば、目標や手段が決まる。それは風俗も同じ

本題に入る前に、「あなたの生きる目的は何ですか」という問題を考えてみてください。風俗で働いている人だけでなく、皆さんに関係あることだと思います。

私は、よくお茶会やイベントを開いて、風俗で働いている方の話を聞くことがよくあります。その中には、風俗で働く理由や将来に悩みを抱えている人が少なくないんですね。風俗で働いていて、悩みを抱えてしまうのは、きっと、それは周り流され、目的が明確でないから

さて、どうして目的が重要なのかというと、このことを私がハマっているサーフィンを例に説明します。まず、「サーフィンの聖地と呼ばれるハワイのノースショワに行きたい」という目的を立てたとします。波の大きさや時期を考えて、そこそこ上達しているであろう3年後の9月に、ノースショワに行きたいという目標が出来上がります。

続いて、日本からハワイに行くにはどうしたらいいのか。飛行機や船など、手段はいろいろな思い浮かびます。このように目的さえ決まれば、目標は決まるし、手段はいろいろ選ぶことができます

ちなみに、私はエロいことが大好きなので、「エロに自由を!」を目的に生きています。そのひとつとして、風俗のお仕事をしています(笑)。

人生の目的をもつということ

目的を「生きるため」「人生」に置き換えてみましょう。すると、風俗は「手段」に当たります。お金を稼ぐ、時間をコントロールする、接客スキルを磨くといった手段ですね。つまり、風俗は、人生設計のひとつの選択肢というわけです。

今は風俗で働いているけど、昼職に就きたいという目標をもっている方がいると思います。でも、それが世間体を気にした願望であるなら、モチベーションを維持するのは難しいかもしれません。なぜなら、目的がはっきりしてないからです。それで結局、また風俗に戻ってきてしまうという方は少なくありません。

目的をもつことは、風俗に限った話ではなく、生きていくうえでとても重要なんです。

風俗嬢として自己管理すべき3つのこと

風俗嬢として自己管理すべきこと

いよいよ本題です。風俗嬢が管理すべき3つのことをお話します。

1.リスク管理

将来へのリスク
おばあちゃんと呼ばれるような年齢まで続けている方がいますが、誰でもできるわけではありませんから、将来のこと、セカンドキャリアをしっかり考えましょう
バレと偏見のリスク
風俗は差別や偏見が強い業界なので、バレたくないわけですよね。SNSや口コミサイトによって個人の情報が漏れてしまうことがあるので注意しましょう
心のリスク
心のリスクとしては、人によってさまざまな状況に陥って、精神的に追い込まれてしまうことがあるということです。風俗嬢は、個人事業主だし、バレのリスクから、周囲に相談しづらいようですね。
体のリスク
デリケートな部分をさらすので、怪我のリスクがあります。また、性感染症ですね。風俗嬢の中には性感染症のリスクについて知らない女性もいます。そうした方には、お店が正しい情報を教えていただければいいなと思います

リスクへの対処法

普段から相談先を確保しておくといいですよ。お店の講習員やスタッフに相談してもいいですし、お店に相談しにくいような内容なら、支援団体に問い合わせるようにしましょうね。

体のケアは、病院や保健所です。かかりつけの婦人科をもつといいですよ。特に症状がなくても、風俗嬢、セックスワーカーであれば、性病検査を兼ねて月1で受診することで、早期発見・予防になりますから

2.お金の管理

家計簿を付け、納税を意識するといいですね。納税は確定申告によって、お金の流れと使い方の問題点が見えるようになり、結果としてメリットが多いですから。

3.時間の管理

風俗の仕事は、おおよそ自分の都合のいい時間に働けます。だからこそ、時間の使い方をよく考えましょう。人によっては、風俗の仕事でなくて、転職活動や資格試験の勉強、イベントに参加して人脈を広げることかもしれません。また、休養や健康管理、リフレッシュするために運動したり、美容にも気を使ったりもいいでしょう。大切なことは、「目的や目標に近づくためにどう計画するのがベストなのか」を考えることです

みけおがセミナーを聞き終えて思ったこと

今賀さんは講演の中で、「目的をもつことは、風俗に限った話ではなく、生きていくうえでとても重要なんです」と、おっしゃっていました。この言葉は、風俗の仕事を続けたい人だけでなく、業界からの卒業を目指す人にも向けたエールなのでしょう。また、「風俗で働いていることを特別視するのではなく、ひとりの人間として見てほしい」という思いが隠れていたようにも感じられました。

今賀はる登壇!セックスワーク・サミット2017夏『現代風俗ゼミナール 風俗の仕事を続けたい人向けのワークプラン』

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サポータープロフィール

みけお

みっけStory編集部

みけお

『ザ・ペンギンズ』のキング・ジュリアンを師と仰ぎ、40歳を過ぎて惑わずどころか、いまだ自分探し中。多趣味というか、熱しやすくて冷めやすい、というか飽きっぽい。やめないのは、コーヒーとお酒くらい。どちらも健康診断は1週間止めて臨むからか、結果はオールAなのが密かな自慢。

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