風俗におけるお客様との会話術~投資と謝意の等価交換~

風俗におけるお客様との会話術~投資と謝意の等価交換~

風俗はサービス業であり、接客業なのです

風俗店に頻繁に通っている某芸人さんが、ある時、あまりにもサービス過剰な女の子に対して、「この子、何でここまで俺に奉仕してくれるんだろう?」と一瞬勘違いを起こしそうになったそうです。

ただ5秒後には「ハッ」と我に返り、「あっ!? 俺が1万5千円払ってるからだっ!!」と。いやいや、そのとおりなんですが、そういう現実的な思考をもつ人は、実は「超優秀なお客様」だと言えます。

当たり前のことですが、風俗店はサービス業であり、風俗で働く女の子の「技術」と「精神誠意」は、安くはないお金を払って自分を指名してくださったお客様への「プロ意識を伴った接客の一環」なのです。

その大前提を理解したうえでお店に行くのは、いわばお客側のマナー。そういう意味で、この「自分がお金を払った客だから頑張ってくれているんだ」という芸人さんの感覚は、スマートであり、かつ称賛されるべきものなんですね。

ただ、マナーのあるなしを語るのなら、風俗店において「接客する側のマナー」は一体どうなっているでしょうか?

愛想の悪い子に当たるという不運

風俗遊びで愛想の悪い子に当たるという不運

テクニックの優劣は、そこに至る経験の問題もありますから、「一生懸命であるか、ないか」という部分に置き換えることができるでしょう。

エチケットの欠如、不愛想な態度、適当なサービスなどは、お客側からすれば「許せない行為」です。決められたお小遣いの中で、月に1度だけ行く風俗を生きがいにしている人が、そんな子に当たってしまったら……。女の子への怒りと憤り、自らの不運に落ち込み、無駄遣いとなった後悔などから、ふたりで過ごす密室の空気はまさに「最悪」なものとなります。

僕は長いこと風俗業界にいて、そういう空気を生み出す「名人」のような子に何人も出会いました。口下手な子、不器用な子、アドリブの効かない子、男性の扱いに慣れていない子。良い子なんだけど、接客するうえで、お客様に「誤解されてしまうようなタイプ」には、オーナーとしてこう言います。

口下手であることは、お客さんに「愛想が悪い」と思われることがある。

だから、「会話」と「対処」を全力で教えます。でも、「素の自分を一切曲げずに風俗で働くつもりの子」を面接で見抜いた場合は、いくら美人でも絶対に採用などしません。そんな子は、だるい日にはだるい態度、好みじゃないお客にはおざなりな態度、勤務終了直前に入ったお客にはセカセカした態度、総じて、嫌々仕事をしている感がたっぷりだからです。

マナー、プロ意識、一生懸命さのいずれももとうと努力をせず、「素の自分」で働こうという子が生き残れるほど、風俗業界は甘くはないのです。

会話と対処

風俗のお仕事における会話と対処

ここからは、口下手な子、不器用な子、アドリブの効かない子、男性の扱いに慣れていない子に送る具体的な会話術と対処法を挙げることにしましょう。

自分が口下手で会話が弾まない

お客様が話しかけてくれるなら、愛想良く問いかけに答えていれば問題ありません。質問によっては、答えた後に「オウム返し」で質問するのもいいかもしれません。

「何歳ですか?」→「○○才です。お客様は何歳ですか?」

失礼のない問いかけは次の会話の呼び水になり、気まずい沈黙は生まれないはずです。時にはあなたが感じたことをそのまま問いかけてみてください。それが多少大胆な問いかけでも、場の空気を華やがせる場合があるので応用として覚えておいてくださいね。

「最初、怖そうと思っちゃました」→「イカツイ」は男性への誉め言葉になり得ます。

お客様が極端に無口、または不愛想

気にしないこと。それでペースを乱すと、あなたが必要以上に疲れてしまいます。壁ロープレ(営業マンが壁を相手に会話の疑似練習を行うこと)と同じだと割り切って、業務上必要なことを笑顔で、朗らかに問いかけていればOKです。

「お湯、熱くないですか?」→(頷くのみ)→「はい、じゃあ、お体流しますね!」

相手に会話を弾ませる気がなければ弾みようがありません。ただし、沈黙に沈黙で、不愛想に不愛想で返すことは許されません。ご注意くださいね。

「過剰な演技」は必要?

大声の喘ぎは不要ですが、会話と同じく「応答」は必要です。だからと言って、大げさな演技を無理にする必要はありません。お客の動きや呼吸を合わせて、動きや息遣い、声で応答すればいいのです。肌の触れ合いは「会話の延長」だと考えてください。

お客様がなかなかイカない

時間の余裕がないなら、素直に問いかけるのはマナー違反にはなりません。長引きそうなときは、「イケそうですか?」と尋ねてしまいましょう。そうすれば大抵、お客様側が「こうしてくれたらイクよ」という要望をくれたりします。「乳首舐めローション手コキ」が効果的と言う女性は多いようですね。

お客様があっという間にイッテしまった

自分の魅力や技術でイッテくださったのですから、ぜひ喜んであげてください。「早期発射」は女の子側に、「自分の技術の確認ができた」「自分で興奮してくれた」と、さまざまな精神的余裕をもたらすことになります。「私でイッテくれてうれしい!」と素直に喜びを表現し、艶のある会話、および2発目へとつなげていきましょう。

冒頭の芸人さんの話に戻りますが、風俗とは「あなたという女性の魅力」に投資したお客様に、あなたが謝意をサービスで返す「等価交換制」なのです。素の自分のみで挑むような失礼はご法度、マナーはまず、あなたのほうが守ってくださいね

風俗におけるお客様との会話術~投資と謝意の等価交換~

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サポータープロフィール

旅寅

ライター

旅寅

大阪在住、43歳のお父さんライター。はてなブログ『夜行性サナトリウム』を2016年より運営。同ブログ内で発表した複数の記事が、はてなブックマーク総合ランキングで1位を獲得したことにより、はてな有数の「バズライター」として知名度を上げ、本格的に執筆活動を開始。同年、カクヨムにて発表した『造花』がカクヨムエッセイコンテストの最終選考に残るなど、精力的に活動中。著作に『日向のブライアン』がある。

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