震災で性風俗の重要性を実感。いつか女性向けのデリヘル店を開業したい

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Spicyな女たち/ひかる

プロフィール

ひかる

ひかる(32歳)

京都府出身。地元で就職したものの、マスコミ業界で働きたいという夢を諦めきれず上京。 念願叶って業界を代表する大手企業へ。交際していた男性の一言で自信喪失、性のテクニックに磨きをかけるために風俗入りしたという。趣味は旅行で、つい最近もアメリカ・ロサンゼルス旅行を満喫したばかり。次はドイツに行く予定とのこと。掃除・整理整頓が大好きで、休日は家で掃除をして過ごすことが多いそう。

このインタビューのポイント!

  • いつでも、どんな時でも。男性は癒しを求めている
  • 女性主導でプレイできる!「責めタイプ」の私にぴったり
  • もっと女性の性をオープンに。私の経験を役立てたい

横浜きっての風俗街、関内・曙町エリアに、オープン直後から口コミで人気が広がり、予約が絶えない人気店があるという。その真相を確かめるべく向かった先は、今年9月に新規オープンしたばかりの『Spicyな女たち』。利用しやすい価格設定で競合店との差別化を図り、現在は期間限定のキャンペーンを大々的に打ち出しているデリヘル店だ。

その価格からは信じられないほどサービスの質が良いと評判で、利用客の満足度はかなり高い。うわさを聞きつけた風俗好きの男性はもちろん、お試し感覚で利用する風俗未経験の男性も、リピーターになってしまうのだとか。回転が速く、リピート率も高い人気店なので、女性にとっては稼ぎやすい環境だと言えるだろう。受け身のお客様が多いのも同店の特徴で、女性主導でプレイできるのも魅力的だ。

新店だから派閥がなくて働きやすいと教えてくれたのは、他店から移籍してきたキャスト・ひかるさん。今はお客様の数に対して、圧倒的に女性の数が不足しているという。入店しやすい状況の今、未経験者や迷っている方にチャレンジしてもらいたい。

いつでも、どんな時でも。男性は癒しを求めている

Spicyな女たち

――ひかるさんは以前、マスコミ業界の大手企業で働いていたそうですね。風俗のお仕事を始めることになった理由を教えていただけますか?

風俗で働き始めたきっかけは、当時交際していた男性に「お前フ〇ラが下手だな」って言われたこと。その一言がショックで、「フ〇ラ修行」をしようと思ったんです。

――えっ!フ〇ラ修行?(笑)

大好きな彼氏に喜んでもらいたい、という一心でしたね。風俗で働いていると、いろんなタイプの男性を接客できるので、すごく勉強になるんですよ。お客様一人ひとりの反応をしっかり確認して、男性が喜ぶポイントやコツを研究しながら、テクニックを磨きました。

――その後、彼とはどうなったんですか?

実は、結局その男性とは別れてしまったんです。でも、次にお付き合いする人に同じことを言われないよう、もっと上手くなりたい!と思って。その後もしばらく風俗の仕事を続けました。昼職に戻ったのは、男性を喜ばせるテクニックが身に付き、自信を持てるようになってからですね。

今はテクニックにかなり自信がありますよ。フ〇ラ対決したら、絶対誰にも負けません(笑)。

――その後、何度かこの仕事に戻ってきていると伺いましたが、それはなぜですか?

風俗の仕事に復帰した理由は震災です。一度目は東日本大震災のあと、二度目は熊本地震のあと。当時TVやラジオでお笑い芸人や歌手が、「人を笑わせることが自分たちの仕事だ」「自分の歌を被災地に届けたい」と言っているのを聞いて、私も世の中のために何かしたいと思ったんです。

真剣に考えた結果、私にできることは「精子を出すことだ!」という結論に。性的欲求を満たすことはもちろんですが、悲しみや苦しみを人肌で癒してあげることもできるのではないか、と。あの悲惨な状況の中では、「癒し」や「安らぎ」が必要だと思ったんです。

――確かに、必要性は高いお仕事ですよね。私も被災地で性風俗が求められていたと聞いたことがあります。

世の中の男性が風俗に求める「癒し」は、奥が深いと思いました。今もこの仕事を続けているのは、震災がきっかけで性風俗の重要性を実感したことが大きいかもしれませんね。もちろん、私自身が風俗の仕事に魅力を感じているということもあるんですけど。

――ひかるさんが感じている風俗の魅力、ぜひ教えてください。

普通に生活していたら出会えない人に出会えること。そして、その人が社会では見せない顔を私だけに見せてくれることかな。実は私、男性のイクときの顔が大好きで、イキ顔を見るだけで興奮してしまうんです(笑)。人に喜ばれ、自分も快感を得ることができる、最高の仕事だと思っています。

女性主導でプレイできる!「責めタイプ」の私にぴったり

Spicyな女たち

――先月、『Spicyな女たち』に入店されたと伺いました。こちらのお店を選んだポイントは何でしょう?

このお店を選んだ理由は、新規オープンでキャストの派閥がなさそうだったから。派閥がある店は雰囲気が悪くて、お客様にもそれが伝わってしまうんですよね。前に働いていたお店がそうだったんです。ギスギスした雰囲気がとにかく嫌で、そういうのがない店で働きたいなぁと思って求人サイトで探しました。

――デリヘルや箱ヘル、ソープなど、いろいろなお店の経験があるそうですが、どうしてまたデリヘルを選んだのですか?

箱ヘルやソープなどの店舗型のお店は、ずっと同じところで待機するから気が滅入っちゃうんですよね。私はいろんなところに行くのが楽しいし、気分転換にもなるからデリヘルが好き。それに、デリヘルは片付けなくていいから楽ちんなんです。

――こちらのお店の客層について、お聞かせください。

価格が安いので、比較的若いお客様が多いです。年齢は20~30代が中心。あまりデリヘルを利用したことがない、純粋な方が多い印象ですね。受け身のお客様が多いので、女性主導で進めることができると思います。私は「責めタイプ」なので、とてもプレイしやすいですね。それから、最近は自分の運気を上げるために風俗を利用する方が増えています。

――運気を上げる?それはどういうことでしょう?もっと詳しく教えていただけますか。

仕事が上手くいっていなかったり、ご家族との間に問題を抱えていたり、精神的に疲れていたり。そうした状況に陥っている方が、現状から抜け出したい、ご自身の運気を上げたいと思って、私たちデリヘル嬢を呼ぶんです。

エロより癒し。最近は、その傾向が強いかもしれません。実際に、何人ものお客様が「どんなに顔が可愛くても、負のオーラが出ている女の子は嫌だ」とおっしゃっていました。

――ははは(笑)。まるで、デリヘル嬢さんたちがパワースポットになっているみたいですね。派遣先はどんな場所が多いですか?

横浜市内のラブホテルやビジネスホテル、ご自宅が多いですね。接客後、女性がお客様の情報をスタッフさんに伝えるので、お部屋が汚い人はその後必ず“NG客”になります。リピーターのお客様の場合は、事前にその方の情報を教えてもらえるので、女性はかなり接客しやすいと思いますよ。

――現在、どれくらいのペースで出勤されているのでしょう?

週6日でガッツリ働いて、少し休んでまた週6日というペースで出勤しています。実は、自宅がお店から結構遠くて。毎日帰宅するのは大変なので、まとめてシフトを入れているんです。もちろん、ずっと働きっぱなしじゃないですよ。仕事の合間に近くのみなとみらいを散歩したり買い物したりして、気分転換しながら楽しく働いています。

――なるほど。1日何人くらい接客しているのでしょうか?また、どれくらいのお給料になるのかも教えてください。

1日4人ぐらいですね。お給料は1日平均4~5万円。利用しやすい価格設定ということもあり、このお店はお客様の戻りが早いのが特徴。特別なことをしなくても、ただしっかり接客するだけで戻ってくるお客様が多いので、働き甲斐があります。

指名が返りやすい上に、要求も少なく、優しいお客様ばかり。それに、評価制度がしっかりあって、お給料もどんどんアップしていく。いい環境で働くことができて嬉しいですね。

もっと女性の性をオープンに。私の経験を役立てたい

Spicyな女たち

――やっぱり、働く環境は大事ですよね。いいお店に出会えたようで、私も嬉しいです。今後、何かしてみたいことはありますか?ひかるさんの将来の夢や目標、ぜひお聞きしたいです。

世の中には、性について悩んでいる女性が結構いると思うんですよね。実際、私も付き合っていた男性にフ〇ラが下手と言われて悩みましたし。だから、私が得た知識やテクニックをもとに、性に悩む女性を救うことができたらいいなと、本気で思っています。

――それ、いいですね。具体的には、どんなことを考えていますか?

フ〇ラは誰にも負けない自信があるので「フ〇ラ講座」なんていいかもしれませんね(笑)。婚活女性のための女子力アップ講座やマナー講座よりも、本当に役立つのは性に関すること。でも、人に言いづらいことでもありますよね。だから、セミナーや講演会を開催して一人でも多くの女性に寄り添っていきたい。誰にも言えず抱え込んでいる悩みを解決する手助けがしたいんです。

――性に悩める女性たちにとって、とても心強いですね。

それと、もうひとつ。女性向けの逆デリヘル店を開業したいと考えています。女性だって、身も心も満たされたいときがある。性的欲求に、男も女もないと思うんです。それなのに、今はまだ女性向けの風俗店は価格が高くて、男性向けのお店の3倍以上もするお店がほとんど。だからもっと安くして、気軽に利用できるお店をオープンしたいんです。

――利用してみたい、でも恥ずかしい……。私と同じように思う女性は多いと思いますが、そのあたりはどのように考えていらっしゃいますか?

もちろん、価格を安くしたところで、風俗店に対するネガティブなイメージが簡単に消えないことは分かっています。手頃な価格でも、恥ずかしくて利用できないんじゃ意味がない。だから、「風俗」という言葉に代わる、何か新しい言葉を生み出したいんですよ。何かいいアイデアないですかね?(笑)

――考えてみます(笑)。

恥ずかしさを感じないような言葉があれば、ブームを起こすこともできるんじゃないかな。まるで流行りのカフェにでも行ったかのように、「あの店行った?」「先週行ったよ!」みたいな。女性たちの日常にそんな会話が飛び交う、風俗店を利用することが当たり前だと思える世の中にしていきたいですね。

――ひかるさんなら絶対実現できると信じてます。この記事を読んでいる女性たちのために、最後にひとつ、役立つフ〇ラテクニックを教えていただけませんか?

もちろんです。ぜひ、口で輪っかを作って、そこにただ入れるだけという方法を試してみてください。吸引力が重要だと思っている女性って結構いると思うんですけど、実はソフトタッチのほうがいいって言う男性が多いんです。イメージは、ほわわわ~ん(笑)。キューって強く吸うより、ほわわわ~んと優しくしてあげると、「お!この子ちょっと違うな」って思われるはずですよ。

――ありがとうございます!早速、私も試してみます(笑)

Spicyな女たち
  • 取材・文=松尾さと

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