開発途上の18歳。「責められたい」「尽くしたい」。自分の欲望を満たす場所。

全てが知らないことばかり。毎日が新鮮で楽しい！

――入店して1ケ月ほどだそうですね。風俗の仕事をするのは、このお店が初めてだとか？

はい、年の離れた妹たちの学費を稼ぐために始めました。親が離婚をして母子家庭なんです。もちろん母も働いているのですが、16歳と10歳の子たちの今後のことを考えると……。なので、稼いだお金の半額は仕送りしています。

――偉い！なんて家族思いなのでしょう。今はどれくらい稼いでいるのか聞かせてもらえますか？

普段は飲食店でも働いていて、そこでのお給料が月に14～15万円。ここでは1日平均3、4万円ほど稼げています。今は週に4～5日出勤しているので、それなりの金額にはなっていますね。

――飲食店勤務が本業なのですね。こちらへの出勤と併せるとかなりお忙しいのでは？

ここでお昼の1時から22時くらいまで働いて、夜中から明け方まで飲食店に行っています。そこから少し寝てまたお店に来て、っていうスケジュールですね。体的にキツいなと思うことはありますけど「まあ、いいか！」で乗り切れちゃっています。

――働き者ですね。それでも頑張れるのは、やはり若さなのでしょうか。

どうでしょう（笑）。でも、純粋に楽しいからというのは確実にあると思います。確かにお金が目的ではあったのですが、私はもともとMっ気を持っていたので、自分の欲も仕事で満たせれば、と。

でも、プライベートではそういうことができる相手を見つけられなくて、悶々としているところがありました。ずっとSMの世界には憧れを抱いていたんですよ。

――M女として働くために、事前に講習などはありましたか？

なかったです。ここは常連のお客様が多くて、新人ならとりあえず入ってみてくれる方もたくさんいらっしゃるんですよ。そういった方たちに色んなことを教えてもらいながら、M女として成長していく感じです。

――中には厳しいドSみたいなお客様もいたりするのですか？

そういうことは全くありません。上級者な人ほど優しく教えてくれます。今はとにかく、知らないことを覚えていくのが楽しくて堪らないんです。初めて緊縛をした時も身動きがとれなくなったので「私、今は何をされてもおかしくないんだ」って考えただけで興奮しちゃって……なんか恥ずかしいですね（笑）

悪いように捉えていたことも、経験してみると全く違う。

――お客様とのプレイの中ではどういったものが好きですか？

やっぱりオモチャで責められることです。バイブ、電マ、ローターで普通に責められるのも、拘束されて責められるのも好きです。

――基本的なプレイの流れは？SMクラブということで、他の業種とは違う変わったフィニッシュがあったりするのでしょうか。

お客様が私を責めて気持ち良くしてくれて、口か手でフィニッシュがメインですね。たまにご自分で終わられる方もいますけど。たぶん、ヘルスとそんなに変わらないんじゃないですか。途中経過がちょっとだけ特殊なだけだと思います。

――基本コースにAFがプラスされた少しお高めのコースもあるそうですが、ゆうさんはこちらももう経験されていますか？

AFについては今はまだ修行段階といったところです。お客様が20～30分くらいかけてゆっくりほぐしてくれるのですが、まだ変な感じですね。でも、そのうち良くなるんだろうなっていう感覚はあります。

――素質はあるということですね。でも、確実にAFできるというわけではなくても、そのコースで来てくれるお客様がいるのですか。

挑戦してみたい、できるように育ててみたいというお客様がいるんですよね。オプションは自分で選べるものなので、AFをやりたくない子ならNGにしても問題ないと思いますよ。

――ゆうさんのNG事項は何ですか？

即尺と精飲です。飲食業なのでご時勢柄もあってNGにしています。あとは、お店にある赤いムチ！一度やってみたら痛すぎてNGにさせてもらいました。でも赤いムチのほうが痛くないっていう女の子もいるし、大きな音がするから快感を得やすいという女の子もいるので、そこはいろいろ個人差があるのだと思います。

――人それぞれなんですね。だからこそ自分にできることを伸ばしていけばいい、と。

赤いムチのほかにもう一つ、小さい黒いムチがあるんですけど、私はそれはOKなんです。こっちも凄く痛いと思っていたのですが、実際に打たれたらそうでもなかったのでビックリしました。

――そういう風に、働く前と後で大きく印象が変わったことって他にありますか？

プレイについては、もともと悪いように捉えていたことが、やってみたら良かったってパターンばかりですね。痛いとか汚いとか思っていたことは、全くそうでなかったり。何事もやってみないと分からないものです。

スタッフが全員女性の優しいお店に出会えて良かった！

――こちらのお店には、どのように辿り着いたのですか？

求人サイトを巡っている時に見つけました。「M女の専門の個人店」という条件で検索をしたんです。

――敢えてグループ店ではなく、個人店にこだわったのには何か理由が？

友達で大型グループ店で働いている子がいるのですが、内情を聞いたら客入りや回転率ばかりを重要視していて、働いている女の子をあんまり大切にしてない感じで。私は初めてだし、不安も大きかったので、できるだけ親身になってくれるお店がいいな、と。

――なるほど。だから個人店で探そうとしたわけですね。

はい。一度は風俗って、大変そうだな、自分には無理かな、と思ったのですが、やはり、自分の欲望を満たせるところが風俗で働く以外にないし。だから、こんないいお店を見つけられたことは本当にラッキーでした。

――こちらのお店で働くことに決めた最大のポイントはどこでしたか？

面接に来たときにすごく親身になって話を聞いてくれたり、アドバイスをくれたりしたところです。何より、ここのスタッフさんって全員が女性なんですよ。話しやすいし、相談もしやすいです。

――全員が女性というのはかなり珍しいですよね。お店の環境も含め、ゆうさんが今の状況に満足していることが話を聞いていると伝わってきます。

ここでは色んなお客様と出会えて、知識が得られるので、それを吸収するのが今はとても楽しいんです。調教方法ってお客様によって違うんですよ。

常連さんの場合は大抵は自分の要望を言ってくださるのですが、全くの新規のお客様の場合は「どういうプレイがしたいですか？」と予め聞くようにしていますね。曖昧なまま的外れなプレイになるより、ちゃんと確認する方がいいのかなと思うので。

――接客をするうえで心掛けていることはありますか？

なるべく仕事中も素の自分でいるようにしています。風俗だからって可愛くキャピキャピした感じをつくるより、話していて普通の子っていう方がいいのかなと。飾らないそのままの私でやっていきたい。じゃないと自分も楽しめないですから。

――今後、どういうM女になっていきたいですか？

私のことを気に入ってくれているご主人様に、たくさん尽くせるようM女になりたいです。だからこそ、なるべくできることを増やしていきたい。今はできないことでも、どんどん挑戦していければと思います。せっかく良いお店に出会ったので、できるだけ長く働けるように頑張りたいですね。