オプションでも粘膜接触は一切なし。マイペースに働けるオナクラ店

保護猫が3匹に。やりたかった整形は後回し（笑）

――らこさんがこのお仕事を始めた動機を教えてください。

整形したいんですよ。その費用を稼ぐためです。

――今は、このお仕事だけですか？

今は事務職と『みるみる』のふたつです。最近までネットカフェも掛け持ちしていたのですが、なかなか時間のやりくりも難しいので、一番時給の低いネットカフェを辞めました。

――事務職は、普通の会社に勤めているのですか？

いえ。父が小さな会社を経営していて、その手伝いなんです。毎日出勤するようなものではなく、事務処理が必要な時に呼ばれる感じ。なので不定期に入るだけですね。

――整形費用はどれくらい貯める目標で入店したのでしょう？今でも十分かわいいので、全然整形する必要がないと思っちゃいますけど。

最低50万円かなと思っています。上を見たらキリがないんですが（笑）。50万円くらいならすぐに貯金できそうなものですけど、今、猫を3匹飼っていて、全部そっちにお金を使っている感じです（笑）

――猫が好きなんですね。どんな猫ちゃんですか？

2匹は兄弟で、保護猫の里親募集サイトから引き取ったんです。もう成猫です。もう1匹は、なんと先週保護したばかり。コンクリートの合間に挟まっていた生後2ヶ月くらいの子猫。みんな雑種です。

――猫ちゃんも素敵な飼い主さんにに出会えてよかったですね～。

家もワンルームなんですよ。3匹になったのでさすがにもう少し広い部屋に引っ越さないと、猫のためにもかわいそうで。将来的には一軒家がいいですよね。なので、今までは出勤も少なかったのですが、これからは猫のためにも、しっかり稼いでいこうと思っています（笑）

――今の出勤のペースはどんな感じなのですか？

最近までは、ネットカフェも掛け持ちしていたので、週1～2回。仲良しさんからのリクエストに合わせて、1本だけで帰ることもあります。元々長時間働き続けるのが苦手なのと、猫の世話もあるので、1日長くても5時間程度にしています。

求人サイトで目に付いたお店に即決

――らこさんが、最初に風俗バイトを探した際、どのような条件でお店を探しましたか？

初めての風俗バイトですし、まだ男性経験も少ないので、絶対にキス、フェラ、本番がないお店がいいと思っていました。お店のジャンルも知らなかったので、いろいろ調べたところ、オナクラというものを知り、これしかないと。

求人サイトの検索で、「千葉 オナクラ」で調べたら、一番最初に出てきたのがここだったんです。

――面接に来た感じはいかがでしたか？

スタッフさんが優しいし、女の子もたくさんいて、活気があるなと思いました。ここは、スタッフさんが担当制で、面接をしてくれたスタッフさんが、今の私の担当なんです。仕事の相談だけでなく、プライベートの愚痴なんかも全部聞いてもらっています（笑）

――今は、週に1、2回の出勤ということでしたが、お給料はいくらくらい稼げていますか？

本指名のお客様1本だけの予約で帰る日もあるので、1日の平均が出しにくいのですが、月にすると14～17万円くらいですかね。出勤数や時間を今後増やせば、もっと稼げるようになりますね。

――オナクラにしては稼げているのではないでしょうか。

プレイ料金自体はもちろん安いのですが、オプションがつくとやはり稼げますね。60分で1万円くらいになることも多いんですよ。

――バック料金の内訳を教えていただけますか？

コース料金、オプション料金はすべて半額バックです。私の場合は60分が多いのですが、お客様の払う手コキコースは1万1000円。よくオプションで入るのは、全身ランジェリー、生乳ソフトタッチ、お客様の乳首舐め。これに別途指名料がつくと、1万円を少し越えますね。

――60分で1万円稼げれば、ちょっとしたヘルス並みになりますね。しかもオプションを見ても、キスやフェラは本当にないようですし。

そうなんです。一番ハードに感じるものでも、下着をつけたままの顔面騎乗くらい。仕事内容はとても簡単ですし、風俗未経験の子でも、すぐに慣れると思います。

お客様のひと声で、諦めていた夢への想いが再燃！

――らこさんは、このお仕事をして、ご自身の中で何か変化はありましたか？

お客様から「かわいい」と褒めてもらえることで、自己肯定感があがりました。モテたこともないし、容姿で褒められたことがない人生だったので、すごく嬉しいです。

――自己肯定感があがると、仕事も前向きになれますよね。

はい、頑張ろうというモチベーションになります。わざわざお金を払って来店していただくので、会って「がっかりした」と思われたくもないし、思わせたくもないです。だから、髪の毛や服装の身だしなみ、メイクなどは手を抜かないように気を付けています。

――身だしなみのほか、接客時に意識していることはありますか？

私はどのお客様にも敬語です。お客様からタメ口でいいよ、と言われない限り敬語ですね。タメ口のほうが親しみやすい感じは出るかもしれませんが、逆に敬語のほうが自分的に使いやすいのと、お客様から「丁寧でいいね」と言っていただくことも多いので。お客様は皆さん年上ですし、タメ口はどうも慣れなくて。

――プレイ自体はいかがでしょうか。意識して取り組んでいること、難しい点などはありますか？

やはりMの方がほとんどなので、言葉責めも出来ればと思うのですが、なかなかうまく言葉が出てきません。気持ちいいポイントもまだよく分からないので、お客様に聞くようにしています。気持ちよくないところを刺激し続けるより、素直に聞いてしまったほうが、自分も勉強になるので。

――このお仕事は接客業なので、ストレスを感じることもあるかと思います。そんな時、どのように乗り切っていますか？

こちらがしっかり接客をしていれば、そこまで嫌なことはないのかと思います。どっぷり風俗だけにハマってしまうと、精神的に大変かもしれませんが、私の場合は「お金に困った時にいつでも出勤できて、稼げる場所」というライトな感覚で考えています。

丁寧な接客はもちろんするのですが、気負わずにいるので、ストレスは感じないですね。

――今までの接客で、特に印象に残ったお客様やエピソードを教えてください。

お客様の年齢層も幅広く、皆さんいろいろなお仕事をされているのですが、最近ちょうど、嬉しいことがありました。

実は私は高校を中退しているのですが、以前は学校の先生になりたかったんです。たまたま先日、来店されたお客様が学校の先生で、しかも私がなりたかった国語の教師でした。中退したことで一度は諦めた夢でしたが、今から目指すことも十分可能で、今後すべきことのアドバイスをいただきました。

このバイトがきっかけで、まさか夢が再燃するとは思っていませんでしたが、「挑戦したい気持ち」が湧いてきたところなんです。