プロフィール
フィーリングin横浜/フィーリンググループ
ゆうか
四国出身、在住。現在も地元と横浜を往復しながら生活をしている。元彼の借金の肩代わりで風俗入り。趣味は旅行で、高いホテルで贅沢するのが最近の楽しみ。スレンダー体型ながら食べることも大好きな天真爛漫な女の子である。
このインタビューのポイント!
- 彼氏の借金を肩代わりして風俗の世界へ
- 出稼ぎに出てみたら、収入は地元での2倍に!
- ダラダラ続けることだけはしたくない
今回お邪魔したのは、横浜、伊勢佐木町にある『フィーリングin横浜』。「出稼ぎ保証」「片道交通費負担」と出稼ぎをするには嬉しい待遇がたくさん。お話を伺った“ゆうかさん”も、毎月四国から横浜まで通う出稼ぎ嬢だ。お客様をモニターで事前チェックできるなど、「知人バレ」ゼロを誇る安全性の高さも魅力。60分12,000円というバック率の高さもお店を選んだポイントだったそう。
彼氏の借金を肩代わりして風俗の世界へ
――ゆうかさんは四国の某県出身だそうですが、いつ頃上京されたのですか?
実は、今の住まいも四国なんですよ。毎月、定期的に横浜まで通ってまして、いわゆる出稼ぎ嬢なんです。
――えぇっ、そんなことが可能なんですか?
うちのお店にはわりと多いんですよ。1週間から10日くらいこちらに来て、あとは地元で働いて……みたいな女の子。私も月に短くて1週間、長ければ2週間くらいの割合で横浜に来ています。
――地元でも働いてらっしゃるということですよね?そちらも風俗ですか?
デリヘルで働きつつ、知人の飲食店でもお手伝いをしています。
――計3か所に勤めてるなんて、かなりの働き者ですね。そもそも、なぜ風俗業界で働くことになったのでしょうか?
もともとは当時付き合っていた彼氏が飲食店を経営していて、その事業資金の肩代わりで借り入れをしていたんです。でも、そのお金が彼から戻ってくることはなくて。私が返済しなくてはいけなくなりました。
――なるほど。いわゆる借金返済のためだったのですね。その借金は、いったい幾らくらいあったのですか?
だいたい400万円くらいですね。その彼氏とはもう別れましたが、お金の件で連絡は取り合ってるんですよ。今は月々少しずつですが、返してくれるようになりました。
――ちなみに、月々どれくらい返済されているのですか?
えっと……2万円(笑)。
――学生のお小遣いじゃないですか。ゆうかさんも働かざるを得ませんね。
そうなんですよ。待っていても、いつ戻るのかわからないから、早く自分で稼がないと。去年の4月に借金返済が始まって、まだ20万円くらいしか返ってきてません。
――風俗の仕事をする前は、何をされていたんですか?
一般の昼職です。ジャンルとしてはサービス業で、手取り20万円ちょっとでした。なので、一人暮らしで返済していくのはかなり厳しい状況だったんです。そうなるとさすがに腹をくくれた感じで、風俗で稼いで頑張っていこうと決意しました。
出稼ぎに出てみたら、収入は地元での2倍に!
――今はデリヘルで働いていらっしゃいますが、最初からこの業種を選んだのですか?
いえ、スタートは手コキのみの店で、ソフトなサービスを提供するところでした。ただ、やはり収入は満足のいくものではなかったので半年くらいでデリヘルに転向しました。少し前よりハードになったとはいえ、仕事としてはそんなにキツくなくて、お金の面と帳尻合わせても問題はなかったですね。
――とはいえ、四国の県庁所在地でも関東の都市に比べると決して広くないじゃないですか。風俗で働くことでの「バレ」に対する恐怖心はなかったのですか?
ありましたね。一度、姉の知り合いが来たことがあって、その時は向こうが気づかなかったからよかったのですが、かなりリスキーだったと思います。
――そう考えると、関東に出稼ぎに出るようになったのは、ある意味では必然だったと?
そうですね。地元はデリヘルのバック率が低いこともあって、逆算してたら「こりゃあ返済するのは無理だな」、と。それで出稼ぎが頭に浮かんで検索したところで『フィーリングin横浜』がヒットしたんです。
――そんなにバック率は違いましたか?
違いましたね。プレイの基本料金からしても違いますし、同じ時間働いたとしても、へたすると2倍は給与が変わるんですよ。
――えっ、そんなに違ってしまうのですか?
驚いちゃいますよね。なので、この店に入って働き始めて「これはいいぞ」って(笑)。具体的に言ってしまえば、12日間の勤務で90万円以上稼げたこともあります。
――それは凄い金額ですね。ちなみに、今のお店以外に入店を考えたお店はありましたか?
1日だけ東京のデリヘルに入店したんですけど、どうしても東京の空気が合わなくて断念しました。横浜はなぜか大丈夫でした(笑)。
――東京と横浜なんて、ほんの少しの距離の差なんですけどね……。きっと何か違いがあるんでしょうね。横浜ではほかのお店は検討しなかったのですか?
はい、ここだけですね。でも東京よりは良かったとはいえ、伊勢佐木町に初めて降り立った時は、風俗密集地帯って感じですごく面食らったんですよ。でも、地元ではないこともあって、すぐ気にならなくなりましたね。
――確かお店には寮もあるんでしたね。それも伊勢佐木町付近ですか?
はい。2DKマンションなのですが、1日3,000円で宿泊できます。ルームシェアなのでお風呂やトイレは共同になりますけど、部屋は1人で使えるのでじゅうぶんですね。お掃除も毎日スタッフさんがしてくれるので快適なんです。交通費も1日出勤で3,000円負担してくれるので、10日間くらい働けば飛行機代も払えちゃいますね。
ダラダラ続けることだけはしたくない
――横浜で働いてみて、地方によって「ここがぜんぜん違う」というような気づきはありましたか?
お客様のお金の使い方がまったく違いますね。まず地元の方が財布の紐が固いです。1人が2時間も3時間も入ってくれるなんてことが、有り得ないです。短期決戦型というか、サッと来てサッと帰る感じですね。こちらはゆったり時間とお金を使ってくれるイメージかな。
――今のお店では顔出ししていますけど、地元でも出してるのですか?
いえ、顔出ししてるのはここだけですね。もともと顔出し自体への抵抗はなくて、あくまで身バレの可能性があるかないかの差だったので。
――ゆうかさん、実際に可愛いから、顔出しできないのが勿体ないなってくらいですよね。でも、正直なところ顔出しをしている分だけ稼げますか?
指名の率は上がると思います。横浜での収入差の理由はそこにもあるんじゃないかと思います。
――着実に借金返済の目途が立ち始めてるようですね。では、この仕事の魅力を教えていただけますか?
短時間で効率よくお金を稼げることだと思います。でも、その分だけお金を払って呼んでくれてるお客様に全力で癒しを与えたいとは思っているんですよ。最初から距離をぐっと縮めて、ボディタッチもたくさんするような接客を心掛けてます。
――あぁ、それは確かに癒されそうですね。でも苦手なタイプの方にはどう対応するんでしょうか?
例えばあまり好みの方でなかったとしても外見で判断せずに、内面をじょじょに知って好意を持つよう意識しています。どなたにも公平に心をこめたサービスをしたいと思っています。
――ゆうかさんの中での今後の展望は?
年内には借金をすべて返済したいですね。その後はマッサージの専門学校に入学するための貯金をしながら、昼職にも復帰したいと思ってます。国家資格の取れる学校を目指してるので、それなりにかかるとは思います。
――だとすると、暫くは風俗を辞められないことになりますが……。
いえ。自分の中で貯金額を設定して、そこをクリアしたらスパッと辞めます。私はわりと堅実な方なので、ダラダラ続けることはしたくないんですよ。まだハッキリとした目標額はできていませんが、一度決めたらそれに向かって頑張るのみです。
――では、最後にこれから風俗の仕事を始める女性たちにメッセージをお願いします。
地方都市だとどうしても稼げる額に限界が出てしまうことは多いと思います。「短時間で効率よく」と考えた時は、出稼ぎを視野に入れてもいいのではないでしょうか。その際は、立地やバック率など、しっかりと事前に確認することが必要ですね。せっかく出稼ぎに来るのなら地元での収入の1.5~2倍は稼げるお店を選ぶといいと思いますよ。
- 取材・文=もちづき千代子(@kyan__tama)