プロフィール
みゆき
神奈川県出身。介護職と兼業で吉原の高級ソープランドに入店したが、苦手プレイがあり、現在のお店へ移店。フレンドリーなスタッフのおかげで、職場環境がよくなり安定して稼げるようになったと明かす。休日はひたすら眠るのが好きというインドアタイプだが、仕事では毎週出勤し、稼いだお金も貯蓄へ回す堅実な性格。最近では雑貨屋で働く夢を見つけたそうで、年内卒業を予定している。
このインタビューのポイント!
- 新人待遇がいいのは予想以上だった
- お店のコンセプトは恋人同士のような自然体な接客
- ダラダラ働くよりも目標を決めたほうが続けられる
吉原のソープランドでも、素人店として人気の高い『スウィートキッス』。激安店として知られる『プレシャス』とは姉妹店だが、注目すべきは新人の待遇で、体験入店金の7万円は魅力的。即日日払いのため初日出勤の帰りにはもう給料を手にすることができるそう。他にも完全自由出勤で講習なし、雑費や初期費用なしと、風俗未経験からもスタートしやすい環境だ。
入店5ヶ月目のみゆきさんは、以前は吉原の高級ソープで働いてたと明かす。同じ吉原のソープで働いていて、なぜお店を移ろうと思ったのか?その理由を伺った。
新人待遇がいいのは予想以上だった
――みゆきさんが、風俗業界に入ったきっかけを教えてください。
以前は専門学校を卒業後に、資格を取って介護の仕事をしていました。でも、ニュースなどでも言われていますが、介護職ってお給料が本当に安いですし、仕事内容が体力的に大変なんです。生活するだけでも大変だったので、掛け持ちで吉原の高級ソープ店で働き始めました。
――風俗の業種はいくつかありますが、いきなりソープで働くことに抵抗はなかったですか?
風俗自体に抵抗はなかったですね。面接に行くまでは、怖い人がスタッフさんとして働いているかもしれないと少しだけ思いましたが。でも、どうせ風俗で働くならソープが一番稼げそうだなと思いましたし、さらに高級店ならより稼げそうなイメージがありました。
――最初は高級店で働かれていましたが、今のお店へ移ろうと思われたきっかけは何でしたか?
結局、介護職は体力的につらく退職して専業として高級店で働いていたのですが、そこのお店は即尺プレイ(=洗体する前に、そのままフ○ラすること)がウリのひとつだったんです。
でもそのプレイが苦手で、スタッフさんが無愛想で少し高圧的だったのも嫌だなと思っていたところだったので、他のお店はどうなんだろうと思ったのがきっかけですね。
――入店に至った一番の決め手はなんでしたか?
吉原のソープで色々と求人を探したのですが、こちらのお店が一番新人の待遇が良さそうだったので。特に、面接から体験入店までは最短30分で仕事が始められるのと、体験入店保証1日7万円が日払いでいただけると書かれていたのが気になりました。
――実際、入店保証金は日払いでしたか?
はい。体験入店保証って実は何日か出勤しないともらえなかったり、分割でお支払いするみたいなお店が多いと思うんですけど、ここのお店は体験入店が終わったらすぐに頂けたのが嬉しかったですね。
面接や体験入店のときに対応してくれたスタッフさんもすごくフレンドリーに話しかけてくれてお店の雰囲気もアットホームでしたし、ここなら続けられそうだなと思って入店を決めました。
――お給料は以前の高級店と比べて、変化はありましたか?
確かに高級店はお給料がいいのですが、でもトータル額で見ると、今のお店のほうが安定して稼げていますね。今は入店して5ヶ月目なんですが、週3~4日で1日6~7時間出勤して、大体5万円前後稼いでいます。
――それはすごいですね! 土日も出勤されているんですか?
いえ、私は平日の昼間から夜にかけて出勤しています。最初は土日の方が稼げるのかなと思った時期もあったんですけど、その分、学校や会社と兼業している方は土日しか出られないから、出勤する女の子が増えるんですよ。そうすると、平日のほうが稼ぎやすいんですよね。
お店のコンセプトは恋人同士のような自然体な接客
――前のお店と比べて、客層が変わったりしましたか?
客層はそんなに変わらないですね。吉原はソープ街として有名な場所ですので、遊び慣れている30~40代のサラリーマンが多くご来店されています。
変わったところは接客時間ですかね。前は2時間コースが多かったですが、今は50~60分コースがメインになりましたので、比べると接客時間が短く感じられます。ただ、私は人見知りなので短めのコースだと気持ち的に楽ではあるんですが(笑)。
――お話ししていて全然人見知りな感じはしませんね。接客するうえで、気をつけていることはありますか?
高級店でも今のお店でも接客スタイルは変わらず、笑顔と愛嬌だけは失わないように常に心掛けています。無口なお客様にもなるべく自分から話題を振るようにしていますね。
――笑顔以外にも大事にされていることってありますか?
お店のコンセプトが、恋人同士のような自然体の接客なので、なるべくそのことを意識しています。絶対にしないといけない必須のプレイがないので、苦手な即尺をする必要はないですし、私は前のお店で覚えたので出来ますがマットなどの難しい技も覚える必要がないので、風俗未経験からソープを始めるにはいいお店だと思います。
――講習があったり、スタッフさんから接客について何か言われることはないのでしょうか?
面接の時だけ、接客の簡単な流れとどんなプレイをするのかは説明してくれますね。でも、講習やお客様のアンケートも特にありませんし、入店してから接客に関して改善点を言われたことはないです。
入店するときも苦手プレイがあって移ってきた旨をお伝えしていたので、「無理なプレイはしなくて大丈夫」と言われましたし、何よりこちらのお店では、目標額を稼いで早期に卒業を目指させる方針なんです。
ダラダラ働くよりも目標を決めたほうが続けられる
――普通お店側からすると長く働いてほしい気がするんですけど、ここのお店は方針が違うんですね。
もちろん長く風俗で稼げる方もいらっしゃいますけど、全員がずっと同じ額を稼げるわけじゃないですよね。やっぱり若いうち、新人のうちが一番需要があると思うんです。
そうなると、いつまでも働くより、キャストのことを考えて早期卒業させてあげようという考えみたいなんです。
――みゆきさんも卒業時期は意識されていますか?
私もようやく最近やりたいことが見つかりまして、年内には卒業しようかなと考えています。時間やお金に余裕が生まれるようになって、インテリアや生活雑貨が好きなんだなと気づいたので、雑貨屋の店員をしてみたいなと思えるようになりました。今まではお休みの日はずっと寝ているくらい無趣味でインドアだったんですけど、この仕事を始めて初対面の人と多く接するようになって、接客業で働きたいと思えるようになりました。
あとは順調に貯金も続けられていますし、自分の中にある目標額に今年いっぱいで達成しそうなので。
――ちなみに介護職に戻るつもりはないですか?
体力面でもハードですし、やはり給料が安すぎて一人で生活するのは厳しいのでもうやらないですね。介護職を始めたきっかけも、人の役に立ちたい気持ちが強かったので、仕事としてはやりがいがありましたが。
――介護よりもソープのほうが体力的に楽なのでしょうか?
1日多くても大体5人くらいの接客なので、そこまで大変ではないです。何よりも今は苦手なプレイをすることがないのが精神的にも楽になりました。スタッフさんも、接客後に「今のお客様は大丈夫でしたか?」とか気遣ってくれますし、待機所も個室か集団か選べますし、勤怠もいい意味で緩めなので、働きやすいですね。
――みゆきさんは真面目に出勤されていますが、気楽に働けるのはいいですよね。仕事を始めて、風俗に対して変化はありましたか?
実際、面接に訪れたら分かりますけど、本当に優しいスタッフさんばかりですし、特にこのお店の代表のSさんは偉い人なのに全然高圧的じゃないんです(笑)
仕事なので正直大変なときもありますけど、それでも5ヶ月間続けられているのは、このお店が良かったからだと思っています。
――S代表は本当に優しそうですよね。では最後に、風俗で働こうか迷っている読者の方へメッセージをお願いします。
何となく風俗で働いてみようかなという人より、借金返済や貯金でも何でもいいので、とにかくちゃんとした目標が最初にあるほうが仕事が続くと思います。目標があれば絶対に頑張って稼げるますし、何か嫌なことがあっても続けられますからね。
特にこのお店は、体験保証金もすぐもらえて新人期間も働きやすいですし、シフトや接客でうるさく言われないです。スタッフさんも優しくて居心地のいい環境で安定して稼げると思います。接客も形が決まりすぎていないので未経験でも働きやすいソープ店だと思いますよ。
- 取材・文=藤原リョウコ
- 撮影=Yuki Sakaniwa