プロフィール
ソヨカ
東京都出身。高校卒業後、アミューズメント系企業に就職。21歳の若さで職場結婚、出産。結婚後10年で離婚し、シングルマザーに。手に職をつけるため医療事務の資格を取得し、再就職。そこで副業として初めて風俗(ソープ)で働き始める。体調を崩し一旦ソープを辞めるが、子どもの入学費用捻出のため、3年前に同店へ。10代~20代はスキー競技で大会にも出場していたほどのスポーツウーマン。今のもっぱらの楽しみは週に1度のリンパマッサージ。体調が改善されるだけでなく、技術力向上のためにも大いに役立っているのだそう。
このインタビューのポイント!
- 粘膜接触なし!基本プレイはマッサージと手コキのみ
- 1年前から風俗専業。収入はコンスタントに月40万以上!
- お客様の体質は確実に改善。マッサージの魅力にハマった
今はここ1本。風俗は頑張りが結果になるお仕事
――ソヨカさんの経歴から教えてください。
年齢は39歳。高校卒業後、就職して21歳で結婚。子どもがふたりいますが、今は離婚してシングルです。子育てをしながら、医療事務の資格を取り、再就職。30歳の時、友人のツテでソープランドで働いたのが30歳の時。このお店には3年前に入店しました。
――現在も、医療事務のお仕事と掛け持ちですか?
いえ、1年前に本業を辞めて、ここだけにしたんです。どっちつかずで働くと、どちらも中途半端になっちゃうなって。風俗の仕事って波はありますけど、頑張った分、お給料に返ってきますから。医療事務はいつかまた戻れるので、しばらくは風俗で頑張るつもりです。
――確かに普通のお仕事より、やりがいを感じやすい職種ですよね。当時は本業を持ちながら、ソープで働いたのは、生活費のためですか?
生活費は本業でも問題なかったのですが、少し贅沢ができたり、将来への安心のために働いた感じですかね。ある程度お金もたまったので、お店を辞めました。6年近く働いたんですよ(笑)
――それはすごい!風俗の仕事って頻繁にお店替える女性も多い中で、6年は長い!
多少いろいろ嫌なことがあっても、どこに行ってもそれは同じだろうし、お店を動くことのほうがリスクがあるかな、と思って。腰を据えて働くことでお客様もつきますし、メリットもありますからね。
――確かにその通りですね。一度辞めた風俗に再び戻ってきたきっかけは?
上の子の学費のためですね。奨学金を借りずに学校に行かせようと思ったんです。
――業種を風俗からエステに変えたのはどんな理由からですか?
ソープはやはり体力を使うので、本業、子育て、仕事帰りや休みにソープのお仕事、となると正直きつくて、体調面で不安がありました。年齢も年齢ですし、ソフトなサービスはないかな、と求人で探してこのお店を見つけたんです。
――「男性の潮吹き」というコンセプトは難しいと思いませんでしたか?
ソープ時代もやったことがなかったし、プライベートでも頼まれたこともなく(笑)。でも、基本はマッサージだし、潮吹きというのもどんなものだろう?と興味が持てたので、まずは面接に行ってみることにしたんです。
潮吹きだけでなく癒し目的のお客様も多い
――男性の潮吹きについて詳しく教えてください。
女性の潮吹きとはちょっと違って、男性の場合は、一度射精したあとに刺激をすることで潮を吹くんですよ。もちろん、体質もあるし、体調もあるし、全員ができるわけではありません。
――なるほど。一度射精をしたあとって、敏感になっていそうですが。
そうなんです。くすぐったい、触られるのが無理!という方は難しいですね(笑)。あとは、射精したあと、勃起した状態でないと噴射できないケースが多いです。
――女性のテクニック次第で、全員が潮を吹けるわけではないのですね。初めての女の子だと難しそうな感じなので。
私も最初は、必ず潮が吹けるという男性についた際、触り方やタイミングを勉強しました(笑)。コツを覚えても、吹けない方もいるので、女性側も気負わず安心して大丈夫です。
――来店目的は潮吹きという方がほとんどですか?
潮吹き目的の方も多いですが、「潮吹きはしなくていい」と、マッサージだけを求める方も結構多いです。潮吹きに関しては、興味があっても、なかなかパートナーに言い出しにくいですよね(笑)
――こちらは回春マッサージもされるので、年齢層も幅広そうな印象です。
そうですね。それこそ潮吹き目的で20代の方もいらっしゃいますし、男性機能改善を求めて60代の方もいらっしゃいます。働き盛りの年代は疲労をとるためのマッサージを求めていたり。。
――オプションでオールヌードがありますが、キスやフェラなどは一切なしですよね?
はい。粘膜接触はありません。オールヌードのオプションが入らない時は、ホームページの写真と同じ、パレオを巻いて施術をします。私、胸がすごく小さいんですよ~。最初はオールヌードが入ると恐縮することもあったんですが、風俗エステだとそんなコンプレックスも技術でカバーできるのがいいですね。
しっかり注意、指導をしてくれるから信頼できる
――現在の働き方とお給料を教えてください。
週に5日、1日8時間ほど勤務しています。お給料は波がありますが、1日2.5万~3万円くらいですね。月にすると40~50万くらいです。
――思い切って本業を辞めて、不安もあったと思いますが、ソフトサービスでこれだけ稼げたらいいですね。
おかげさまで、本業より確実に稼げています。最初は風俗の仕事は波もあるし、ここ1本にするか、すごく悩んだんですよ。でも、覚悟を決めて良かったなって思います。
――もう3年も勤務されているとのことですが、お店のどんなところが気に入っていますか?
一番はお店のスタッフさんですね。温かく接してくれるし、頼りがいもあるし、何よりも当たり前のことを当たり前に叱ってくれる。前のお店は、女の子の機嫌を取ることが最優先で、勤怠やマナーに関してもゆるかったんですよ。
でも、ここは違う。社会人としてダメなことはダメと注意する。だから、働いている女の子たちも、みんないい子ばかりなんです。
――社会人経験があると、なおさら風俗業界特有のゆるさに疑問を持ってしまうでしょうね。そこをきちんと線引きするお店って、信頼できます。
そうなんですよ。このお店じゃなかったら風俗専業なんて考えなかったと思います。
――仕事自体のやりがいについては、いかがでしょうか?
マッサージ技術を覚えるのってすごく楽しくて。エステティシャンを目指すのもいいかなって思えるくらい。最初は身体中の凝りがすごくて、痛いとおっしゃっていたお客様が、だんだん痛気持ちよくなって、気持ちよくなる。血流も改善されるので、下半身も元気になるんですよ!
――それはお客様も喜ぶでしょうね。男性機能が改善されると、きっと人生も明るくなりますよね。
私のマッサージで心身ともに健康になってもらえるなんて本当に嬉しいことです。ここは年齢関係なく働けますし、風俗エステは女性も働きやすく、比較的コロナの影響も受けないジャンルだと思います。
私もこのお仕事が楽しいし、やりがい十分!ぜひたくさんの女性にチャレンジしてほしいです。
編集後記
店名のインパクト!『男の潮吹きパラダイス』さんは、文字通り、男性の潮吹きを導くというコンセプト。取材をしたソヨカさんは、過去の風俗経験でも、プライベートでも「男性の潮吹き」は未経験。おそらく、潮吹きをさせた経験を持つ子のほうが少ないでしょう(笑)。詳しく聞いたところ、コツはあるものの、やはり男性の機能や体質的にできる人、できない人がいるのだとか。だから決して難しく考えなくても大丈夫!このお店の特徴は何といっても、キスやフェラといった粘膜接触がないところ。オールヌードもオプションです。潮吹き以外では、マッサージ要素が中心なので、癒されたい、男性機能を改善したい、といったお客様がほとんど。コロナ禍でも、そこまで客入りが落ち込まなかったそうです。コンセプトが明確だから、常にご新規様も来店されるのも納得です。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)