
プロフィール

コマダム倶楽部 谷9店/グローアップグループ(GHD)
えり
岡山県出身。短大を卒業後、神戸に就職。栄養士の資格を取得しており、結婚後はパートで調理の仕事を続けていた。最初の風俗バイトは短大の時。長いブランクを経て復帰した理由は、ご主人と離婚をするため。養育費や今後の生活費を考え、調理のパートは辞め風俗1本に。同店に在籍して3年。離婚が成立したあとも、結果的に安定して高額収入を手に入れることができているそう。ひとり娘と買い物や映画に行くのが楽しみ。好きなアーティストのライブで遠征することも。
このインタビューのポイント!
- 離婚がきっかけで風俗へ。シングルマザーでも余裕ある生活が実現!
- 在籍女性は常識ある同年代ばかり。待機所の居心地も◎♪
- 最初の目的はお金だけ。いつの間にか、お客様の笑顔がやりがいに。
離婚の決意と共に、風俗入りを決意。

――えりさんが風俗のお仕事を始めたきっかけを教えてください。
元々栄養士で、結婚、出産したあとは、ずっとパートで調理の仕事をしていました。風俗で働き始めたきかっけは、離婚を考えた時です。夫は結婚前に借金があったようで、びっくり。結婚後も、すぐに仕事を辞めてしまう人で(苦笑)。
このまま一緒に居るのは無理、と思い、私が子どもを引き取ることに。養育費ももらえかったので、今後の生活のためには稼がなくては、と。風俗の仕事は、本当にお金のためですね。
――風俗の仕事はこちらが初めてだったのですか?
いえ、ここの前に、他のデリヘル店で働いたことがあります。あとは、短大時代に水商売だと思ったキャッチがデリヘルで(笑)。そこで少しだけ働いてみたのが一番最初ですね。就職で地元を離れることになり、在籍は3か月くらいでしたけど。
――では今は離婚をしてシングルマザー?
はい。ここに入店して1年後に無事離婚(笑)。勤務してからトータルで3年が経ちました。
――以前のお店から『コマダム倶楽部』に移った理由は何だったのでしょうか?
私はMっ気があり、ソフトSMがコンセプトのデリヘル店で働いていたのですが、常に責められるのが疲れてしまって。
――確かにそうなってしまいますね。Mで売っているということは、責めたり責められたり、ではないですものね。
客層も若くて合わなかったし、デリヘルだとひとり暮らしの部屋にも行くじゃないですか。衛生的に汚い部屋がどうしても耐えられなくなってきたんですよね。
――やはり独身男性のひとり暮らしだと、そういうケースもありそうですね。
やっぱり自宅に派遣される可能性のあるデリヘルよりも、ホテヘルのほうが安心だな、と思ったんです。
――プレイは近隣のホテルでしょうし、お客様は受付を通りますしね。たくさんのホテヘルの中で、こちらのお店を選んだ決め手を教えてください。
年齢的に自分に合ったことと、広告に性病検査がお店負担でやってくれると書いてあったからです。検査って、普通は絶対するものでしょうけど、個人に任せると、やったりやらなかったりという場合もありそうですよね。でも、ここは店で受けさせるくらいなので、全てにおいてきっちりしているんだろうな、と思ったんです。
集中したほうが稼げる!本職を辞め、ここ1本に。

――えりさんは栄養士とのこと。掛け持ちで、どのような働き方をしているのですか?
今はここ1本なんです。最初は掛け持ちをしていたのですが、やはり両方はしんどくて、栄養士の仕事は一旦ストップ。いつかまた働く日が来ると思っています。
――手に職を持っているのは将来も安心ですね。とはいえ、やはり確実なお仕事から、風俗のお仕事だけに絞るのは勇気がいりますよね。
そうですね。ただ、働いてすぐ、まだ本指名も戻ってきていない時期でも、結構稼げたんですよ。お店の集客も多いし、ここに絞って出勤したほうが絶対稼げるな、と思いました。
――出勤も安定しているほうが、確かに親しくなるお客様も増えますし、指名が返りやすいのはありますよね。
本指名のお客様が8割くらいになりました。やはり、指名で埋まるようになると、会話も弾みますし、自分のペースでプレイが進められるようになるので、本当に仕事がしやすいですね。
――当然、収入も安定しますよね。
はい。1本に絞ってから、一気に収入も増えました。とてもトップにはなれませんが、ある程度上位のランキングにも入るようになったんです。もちろん、このお仕事は波がありますし、稼げるか稼げないかはその日次第ですが、もうずっと安定して月50万円以上は持ち帰れています。
――月50万円キープは素晴らしい。出勤はどのようなペースですか?
週4日で、時間は10時~17時です。日数も多くないですし、時間も会社員より短めなんです。それでもだいたい1日換算3~4万円にはなりますね。
――えりさんは元々責められるほうが好き、とのことですが、そのスタイルは今も変わらず?
そうですね。ただ、以前在籍していたSM店とはコンセプトが違うので、ハードに責められることは全くないですね。客層がいいので、むしろ優しく責めてくれます。でも、お客様って、責め専門より、どっちも好きという方がほとんど。だから、私が責めることもありますね。
嬉しい言葉、喜ばれるものを汲む力。

――えりさんは、人気キャストになるまでにどんな工夫をされましたか?
ネットでナンバーワンキャストさんがすることを調べたり、お客様のメモはとっていましたね。最近はお客様も固定になってきているので、サプライズ的なことや、相手が喜ぶ責め方をもっと勉強していこうと思っています。
――お客様の年齢層はどんな感じですか?
年齢は少し高め。私のお客様に限ってですが、あまり若い人はいませんね。40代、50代が多くて、ダンディな70代の方もいらっしゃるんです。皆さんエッチなことを楽しみたくて来店されるわけですが、それだけが目的でなく、癒されに来ている気がしますね。
――それは接客していても感じますか?
はい。帰り際に「来てよかった」「癒された」と言っていただくことが多いんです。仕事も働き盛りで忙しく、そんな中、家庭やプライベートでも女性と肌を触れ合うことが少なくなってきてしまうようです。
――男性は癒されたくて、こうした人妻店を利用するのかもしれませんね。えりさんは、すでに在籍3年。結構長いですよね。このお店はどんな点が魅力ですか?
お客様だけでなく、在籍女性もみんな気さくで優しいです。年齢も近く、社会経験があって常識人。集団待機なのですが、結構おしゃべりしますね。結婚していたり、離婚歴があったりと、話も合うので、待機も楽しいです。
――先ほどお見掛けしましたが、女性のスタッフさんがいらっしゃいましたよね。
そうなんです。ふたり女性スタッフさんがいるんですよ。ここはキャストを卒業したあと、スタッフとして働くこともできるようです。やはり女性がいると、何かあった時、相談しやすいですね。
――卒業した方が働いているのは心強いですし、残ってお店の役に立ちたい、と思ってスタッフになったのでしょうね。そういうお店は信頼できますね。
最初はお金を稼ぎたくて入ったこの世界ですが、関わる人たちが、皆さん本当に優しくて、元気をもらうんです。モチベーションがあがり、いつの間にか、仕事自体を楽しめるようになっていました。
――えりさんがお仕事をするうえで、心がけていることを教えてください。
お客様はすべての要望を口に出すわけではないし、言えないこともあります。心の中で求めていることを汲んであげたり、喜ぶ声をかけたり。考えてもいなかった楽しさ、気持ち良さを感じてもらいたいですね。
あとは「せっかく働くなら指名を返して、稼ぎたい」という強い気持ちを持つこと。出会う人が多ければ多いほど、自分に合う人も増えるので、少し出勤を増やしてみると、また違う世界が広がると思います。

編集後記
関西大手「グロウアップグループ」から、今回ご紹介するのは『コマダム倶楽部 谷9店』。元キャストさんが現役卒業後、スタッフとして2名働いているということで、居心地の良さがうかがえます。在籍女性は皆さん、30代~のコマダム世代。清楚系な女性が活躍する人気店です。副業として会社にバレたくないOLさん、扶養から外れたくない主婦の方、役所に書類を提出しなければいけないシングルマザーさんなど。ガッツリ勤務せずとも、都合にあわせてしっかり稼げるお店です。キャストのえりさんは、この店に勤務してすでに3年。離婚をし、女手ひとつで子どもを育てるため副業として風俗へ。栄養士の資格を活かしてパートをしていましたが、風俗1本で十分生活を安定させることができる、と昼職を辞めたそうです。確かに「中途半端に掛け持ちするより、稼げるうちに一気に稼ぐ」というやり方もありですね♪今ではコンスタントに月50万円以上を稼げているとのことでした。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)