プロフィール
うさぎ
関東地方出身。医療系の大学に通う現役の大学2年生。スポーツトレーナーを目指しながら、将来的に親に頼りすぎてしまわぬよう、いざという時のお金を貯めるために風俗で稼いで貯金に励んでいる。趣味は中学時代から続けているテニス。実家に戻った時に父親と対戦するのが楽しみなんだとか。
このインタビューのポイント!
- 風俗で働いて得たお金はすべて貯金に
- スタッフの対応から人間同士の「情」を感じる
- 風俗で稼いだお金は"生き金"に使う
ごく普通の女の子が1日平均6~7万円も稼げるデリヘル『ドンピシャフルーちゅ錦糸町』。8時間待機で4万円の保証や、50~200万円の出稼ぎプランが設けられているなど、稼ぎやすさに定評のある店だ。さらに、優れた写真加工技術や顧客管理にアリバイ対策、外での待ち合わせナシなど身バレ対策も万全。さらに美味しいまかない付きなど、キャストが安心して働くことができるさまざまな工夫が凝らされている。今回はキャストのうさぎさんに、お店の魅力や自身の働き方についてお話してもらった。
風俗で働いて得たお金はすべて貯金に
――うさぎさんは現役の大学2年生だそうですね。
そうなんです。将来、スポーツトレーナーになりたいという夢があって、まずは資格を取るために医療系の大学に通っています。地方から上京して、今は大学の寮で暮らしています。
――第一印象では、とても風俗で働いているようには見えないです。受け答えもハキハキしていて、一般的な19歳を考えても、とてもしっかりしているように見受けられます。なぜ、この仕事を始めようと思われたのですか?
正直言って、お金にはまったく困っていないんです。学費も寮での生活費もお小遣いも、すべて親が出してくれているので。でも、それに甘えすぎているのもよくないのかな、とは薄々感じていて。いざという時に自分で何とかできるお金を持っておきたいと考えた上で、効率良く稼げるのではないかと風俗で働く道を選びました。
――今使うお金ではなく、将来いつか使うためのお金を稼ぎたいと考えたのですね。
はい。なので、これまで風俗で稼いだお金はすべて貯金に回しています。とはいえ、大学に通いながら飲食店でもアルバイトをしているので、ここへの出勤数はそんなに多くは無いのですが。
――うさぎさんは、風俗で働くということに対して、抵抗は無かったのでしょうか?
はっきり言って、最初はありました。でも、一度体験で入店してみて、仕事内容自体はぜんぜん平気だと感じました。初対面の方とコミュニケーションを取る面白さにすごく惹かれてしまったんです。
――風俗のお仕事はこのお店が初めてだったのですか?
いえ、ここに入る前に渋谷の高級デリヘルで2週間ほど働いていたことがあります。ただ、そこのお店はセクシー女優さんが在籍していたり、ギャルっぽい容姿の子が多かったので、「合わないかもな~」とは思っていたんですよ。そんな時に、たまたま入ってくれたお客様からズバリ「店のコンセプトからズレている」と指摘されまして。その方が私に合いそうなお店を幾つか見繕って紹介してくれたんです。
――ということは、こちらに入店するきっかけは以前のお店のお客様だったわけですね。幾つか紹介された中で『ドンピシャフルーちゅ錦糸町』に決めた理由は何だったのですか?
細かい条件や給与とのバランスを見て、トータルでの判断です。実は1本あたりのお給料自体は以前のお店より1000円ほど下がったのですが、お店での店泊が可能だったり、まかないが食べられたりするということを聞いて、ここは働きやすいんじゃないかと思いました。お店のコンセプトが「素人の女の子」なので、無理に着飾らなくてもありのままで受け入れてもらえるという点も大きかったです。
スタッフの対応から人間同士の「情」を感じる
――うさぎさんは、学業やほかのアルバイトと兼任で働かれているようですが、ここでは平均してどれくらい稼いでいますか?
1日6万円くらいでしょうか。実のところ本当に私は出勤が少なくて、8月なんて5回しか出ていなかったんですよ。それでも30万円弱は貰えたので、本当に有難いですね。ぶっちゃけ、前のお店の時の倍くらいになっていますよ。
――前のお店の方が1本単価は高かったのに、そんなに大きな差が!
これは完全にお店の回転率の良さが効いていますよね。8時間4万円の入店保証があるとは聞いていたのですが、結局初日からお客様が入りまくっていたので、それを使うことはありませんでした。このお店、お客様が来なくて暇な時間って本当に無いんですよ。
――それは凄いですね。集客に定評があるとは伺っていましたが、それほどとは。
それもこれも、スタッフさんの努力なんだろうなって思います。お客様からもよく「今日はスタッフさんにオススメされて君に決めたんだよ」って言われることが多いんですよ。そういう話を聞くと、私たちキャストのために頑張ってくれているんだなぁと実感します。
――うさぎさんのスタッフさんに対する信頼度は高そうですね。
はい。すごく信用しています。私は出勤日数が本当に少ないし、来年は実習の授業が入るからさらに出る回数が減ると思うんです。でも店長からも「学業を優先しろ!」って言われますし、スタッフさんも私の事情を理解してくれる優しい人たちばかりで。本当に皆さん大好きです。
――以前のお店では、そういう風に感じたことは無かったのでしょうか。
前のお店も、いわゆる普通に優しいスタッフさんではあったんです。でも、どうしてもその優しさに「商売」がにじみ出ていました。もちろんそれが当たり前のことではあるけれど、今のお店には会話の端々や仕事での対応にもきちんと「情」を感じます。ひとりの人間として大事にしてもらっていると思えますね。
――スタッフさんの手作りのまかないも、そう感じられる要素のひとつですか?
それはありますね~。本当に毎日献立が違っているし、メインだけじゃなく副菜やスープもしっかりついてくるし、初めて食べた時は「食堂かよ!」って思ったくらいです(笑)。特に美味しかったのはカツ丼ですね。あと、まかない担当のスタッフさんがお休みの日は前日にカレーを作り置きしてくれるんですが、それもすごくお気に入りです。
――身バレ対策も万全だと伺いましたが。
写真の加工だったり、お客様の管理だったり、かなり気を配っていただけていると思います。あと私は上京組なので、錦糸町という場所もいいなと感じたんですよ。地元の知人はなかなかこの付近には足を運ばないと思うので。渋谷で働いていた時は、出張で来る人がいるんじゃないかと気が気じゃなかったんですよ。
――キャストさん同士の関係性は、どうなのでしょう。待機室の雰囲気なんかを教えてもらえれば。
仕事がたくさんあるので、待機室に居る時間はそんなに無いからほかのキャストさんとあまり関わることがないんですよね。でも、雰囲気は良いと思いますよ。うちの待機室、超広いんです。だいたい20畳くらいで、そこに個室と大きなソファーが4つ置いてあって、スタッフさんの電話応対をする部屋はまた別にあるんです。すごくリラックスできる空間で、お店に泊まる時も完璧に熟睡できています(笑)。
――確かこちらのお店は終電を逃してしまった時なんかは、店泊ができるのでしたね。
はい。私は特に寮の門限が21時なので、本当にそれが有難くて……。シャワーも付いているし、とても過ごしやすいです。来年になって寮を出てひとり暮らしをするまでは、活用させてもらおうと思っています。
風俗で稼いだお金は”生き金”に使う
――このお店で接客するお客様は、どんな方が多いのですか?
良い意味でみんな普通の人です。社長さんとか、有名人とかではないけれど、皆さんすごく博識で話が楽しい印象が強いですね。メインでいえば30~40代の方ですけど、20代前半の若い方も多いです。
――お客様から指名をしてもらうために心掛けていることってありますか?
来てくださったお客様、一人ひとりの特徴を忘れないことでしょうか。私はスマホのアプリで顧客手帳をつけていて、来てくれた日・見た目・来店数・話をした内容を毎回入力してあるんですよ。あとは写メ日記は1日に5回以上あげるように心掛けています。出勤ができていない分だけ、できることをコツコツとやっていく方式を取っているんです。
――学業と風俗を両立しながら、営業努力もしっかり行っているのですね。
フリーで来てくださった方には、どうにか再び戻ってきてもらいたいと思っているのでそういう努力は惜しみません。このお店は本指名の本数に応じてボーナスも有るんですが、あまりにも出勤日数が少ないので私はまだ貰えていないんですよ。来年忙しくなる前に、週3回くらい出勤するのが理想なんですけどね。
――あと2年で大学を卒業することになりますが、その時にこのお店も一緒に卒業する予定なのでしょうか?
いえ、まだ続けていくつもりです。具体的には、スポーツトレーナーをしながら25歳くらいまでは副業としてやっていこうと思っています。若いと言われているうちに、出来る限り貯金の額を増やしておきたいんです。
――そうまでして貯金に拘るのには、何か理由があるのですか?
このお店を紹介してくれたお客様の言葉に大きな影響を受けていますね。以前、「風俗をやるなら、死に金に使うな。生き金に使え」ってアドバイスをされたんです。”死に金”っていうのは、整形費用やホストに貢ぐとか、目の前の一瞬のためのお金のことで、”生き金”は今後の自分のためになるお金のこと。だから、私はここで働いたお金を”生き金”として、育ててくれた両親への親孝行に使うと決めたんです。
――うさぎさんは本当に、若いのにしっかりとした考えやビジョンを持っていますよね。
いえいえ(笑)。私はとにかく人に接することが好きなので、純粋にこの仕事が楽しくて続けたいという気持ちもあるんですよ。本音を言えば、もう少し単価の高いお店で自分を試してみたいと思うこともあります。ただ、それ以上にこのお店の居心地が良いので今はほかで働くことを考えられないんです。どんなに給料の高いお店だったとしても、ここまで良い環境を与えてくれるところはそう簡単には見つからないと思います。
- 取材・文=もちづき千代子(@kyan__tama)