プロフィール
ひまり
愛知県出身。風俗デビューは、18歳の時のデリヘル店。東京に上京をし、埼玉のソープランドを経て、2年前に『スウィートキッス』に入店。吉原のソープは自分にできるか不安だったが、2軒目に体験入店をしたこのお店が気に入り、即入店を決めた。稼いだお金の使い道は「オタ活」。上京した理由も、コミケやイベントは東京中心なので、フットワークよく参加できるから。今、最も好きなゲームは「あんさんぶるスターズ!!」、漫画は「ジャンケットバンク」。趣味はプロ級のセルフネイルで、将来はネイル関係の仕事に就きたいと考えている。
このインタビューのポイント!
- 何としても接客につけようとしてくれる、スタッフの心意気に感激!
- 吉原で外国人OKのお店。プラス料金5千円は大きい!
- 嫌なことははっきりと。お客様への言い方次第で、その時間がハッピーに。
同じ吉原でも店によって雲泥の差。いい店に出会えてよかった!
――ひまりさんの経歴からお聞かせください。最初に風俗のお仕事を始めたのはいつですか?
18歳までフリーターで飲食店なんかでバイトをしていました。友達に誘われて地元のデリヘル店に入店。18歳以下の子も働いていたり、明らかにお給料をごまかされていたりと、法的にアウトの店で、すぐに辞めました。
――それは辞めて正解。地元は愛知ですよね。いつ東京へ?
デリヘルを辞めてすぐです。埼玉のソープは19歳でも働けたので、2年ほど働いていました。そのあと、ここ『スウィートキッス』に入店しました。
――上京した理由は何だったのでしょうか。
オタ活です(笑)。アニメやゲームのコミケやイベントはやっぱり東京が中心。好きな時にフットワーク軽くいくには、東京に住んでいたほうが都合がいいので。
――18歳でヘルス、19歳でソープ。この業界に入るうえで抵抗はなかったですか?
全然なかったですね。ビジュアルバンドの追っかけをしたこともあったのですが、友達は風俗で働いている子も多かったんですよ。ただ「吉原ソープ」に関していえば、最初は抵抗がありました。正直怖かったです。
――それはどういう意味で?
やっぱり吉原って、特別な存在ですよね。気軽に入れない雰囲気だし、私なんかが働けるのかな、というのもありました。ただ、お店探しをしていて、吉原以外でいいなと思うお店がなかったんです。なのでまずは体験入店をしてみよう、と2軒ピックアップをしました。
――うち、1軒がここなのですね。別のお店はいかがでしたか?
最初に行ったお店は、まずスタッフの対応がひどかったです。情報共有が全くされていなくて、同じことを何度も別のスタッフに聞かれるんですよ。あと、駅までのタクシー代も自腹。新人期間も全然お客さんをまわしてくれず、せいぜい1、2本。ちなみに『スウィートキッス』は駅とお店の移動は、送迎してくれます。
――新人期間にお客様をつけてくれないと、この先稼げませんよね。
極めつけは女の子同士の悪口。待機室が険悪ムード。やっぱり吉原は怖いなぁ、と(笑)。そのあとに行く予定だった、このお店がダメだったら、吉原は諦めるつもりだったんです。そしたら、驚くほどいい店で。ここで働きたいと思い、すぐに入店しました。
ゼロでは返さないように、お店も全力で頑張ってくれる
――こちらのお店の、どんな点が気に入りましたか?
最初に感じたのはスタッフさんの対応です。前の店とは大違い。アットホームで本当に優しい。お店の口コミって、風俗サイトではよく見ますが、ここはGoogleの口コミ評価にスタッフさんの対応の良さがコメントされてたんですよ。お客さんにもスタッフがいいってしょっちゅう言われるくらい。
――そこまでですか。裏方で支えてくれる方が評価されると、安心して働けますね!
お店は忙しい時もあれば、暇な時もあります。それってこの仕事をしている以上、仕方ないこと。そんな時でも、待機室に声を掛けに来てくれるんですよ。すごく申し訳なさそうに「ごめんね、頑張るからね」って。お菓子まで持ってきてくれて(笑)
――いいですね!頑張るからって言ってもらえるのは、嬉しい。
しかも、全然女の子にお客さんがつかないと、知り合いに遊びに来れないかって連絡をしてるんですよ。絶対にゼロでは返さないように、本気で努力してくれるんです。そこまで考えてくれるんだし、自分も頑張ろうって思えます。
――素晴らしい関係性。以前のお店は、女の子同士の雰囲気は悪かったようですが、こちらはそんなこともなく?
ないですね。すごく仲がいいです。スタッフさん、女の子、人間関係は快適。他の女の子は「2ヶ月ここで働いたら、他には行けなくなる」って言ってますね。それくらい居心地がいいです。
――お店の出勤ペースはどれくらいですか?
今は、このお店のほかに美容サロンの受付をしていて、掛け持ちで働いているんです。なので、ここは週3、4日だけ。出勤時間は夕方から23時、日曜は12時~18時です。
――兼業をされているのですね。収入的にはこちら1本にするほうが断然稼げそうですが。
たしかにそうなんですけど、この仕事って不安定だから、毎月確実な収入があると気持ち的に安心じゃないですか。もしも風俗の仕事を辞めた時、いきなり昼職っていうのも大変そうだし。
ちなみに風俗の仕事だけでいうと、収入は月40万円くらいですね。
吉原でも数少ない外国人OKのお店。だからこそ稼げる
――こちらは外国のお客様も受け入れているようですね。イメージ的に、あまりよく思わない女の子もいますが、実際はいかがでしょう?
正直、国籍によって違うし、もちろん人によって違うというのはありますね。イタリアや台湾の男性が紳士的なのはイメージどおり。ただ、国籍がどこであっても、うちの店で外国人の来店を嫌がる女の子はいない気がします。むしろ稼げるので大歓迎!
――詳しく教えてください。
今は観光客も多いのですが、外国の方は貴重な機会だからでしょうね、外国人を対応するとプラス5000円なんです。
――1本5000円は大きいですね~!
しかも、基本的にロングコースが多いんですよ。外国の方にとって、マ〇トはすごく珍しいので、マ〇トができる私は、体力的にもだいぶラクですね。
――こちらのお店は、マ〇トは必須ではないですよね。
はい、できなくても問題ないです。でも、長時間プレイするならできたほうがいいと思います。マ〇トも最初は苦手意識がある子が多いですけど、慣れです。力加減とコツさえ覚えれば全然大変じゃないですよ。あと下が弱い子は特に覚えたほうがラクです。
――ロングでずっと受け身は大変ですものね。
ベッドに自信がある子はいいんでしょうけどね。マ〇トができるできないで、収入も変わると思います。この店では先輩キャストが教えてくれるんですが、今は私もその講師のひとり。希望があれば、教えています。
――ひまりさんは、終始ニコニコと楽しそうですが、楽しくお仕事をするコツってありますか?
まずストレスを溜めないこと。嫌なことは嫌と言うこと。ここは万が一、お客さんがマナー違反をした際は、遠慮なく帰していいと言われています。ただ、いろいろな方と会うことで、その許容範囲は広がってきました。人間大きくなったというか(笑)
――お客様への対応もうまくなってきたのでしょうね。
嫌だと言うにも、言い方ひとつ。突っぱねるのではなく、どうしたら不愉快にさせず、止めてくれるのかを考えるようになりましたね。接客の時間が、天国になるか地獄になるかは自分次第。どうせ働くなら楽しい時間にしたいじゃないですか。
基本的に、笑顔で対応しておけば、だいたいうまくいきます!(笑)
編集後記
みっけの取材記事を過去何度も行っている吉原『スウィートキッス』。毎回インタビューをした女の子から「お店愛」を感じます。その理由はスタッフさんの人柄。どのお店でも、お店を気に入っている子は「スタッフの人柄」を挙げますが、ここは特に、スタッフさんを絶賛する声が多数。お客様が来なければ、スタッフがお客様に直電で呼ぶ努力をし、それでも来なければ待機室に「ごめんね、頑張るからね」と声を掛けに来るそう。ここまでしてくれたら本当に、モチベーションも上がりますよね。キャストのひまりさんは、在籍2年目。とにかく元気で明るい!お客様との時間が天国になるか、地獄になるかは大違い。天国になるよう、いつも笑顔を絶やさないそうです。もちろん嫌なことは嫌と言う勇気も持ち合わせているため、ストレス知らず。前店ではマ〇ト経験があるので、今は女の子への講習もしているのだそう。ここはマ〇トは任意なので、できなくても全く問題ありませんが、「できたほうがラクにコース時間が消化できる」なのは確かだそう。素敵な先輩が教えてくれるので、全くの未経験でも安心ですよ♪
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)