インバウンド需要から誕生した外国人専門デリヘル。英語が話せなくても問題なし！

会社員から起業を目指し「稼ぐため」に一念発起

――みれいさんは現在、このお仕事の他に何かされていますか？簡単な経歴をお聞かせください。

半年前まで会社員だったのですが、今はここ一本です。大学卒業後は事務職をしたのですが、合わずにすぐに辞めてしまい、そのあとはデザイン関連職に5年ほど就いていました。

――風俗専業で働くようになった理由は、本業より稼げると思ったからでしょうか。

風俗未経験だったのですが、お金を稼ぐために本業を辞めたんです。将来は起業したいので、年齢的にも早いうちがいいかな、と。以前、会社員時代に、水商売で稼ごうと副業で働いてみたこともあるのですが、ドレス代やヘアセットなど、出費も多くてなかなか貯まらなくて。

――それでいきなり本業を辞めて、未経験の風俗業界に飛び込んできたのですね。ちなみに起業は何をされるのですか？

自分でオリジナル雑貨を作って販売する予定です。工場の下調べなど、着々と進んでいるんですよ。

――夢というより、現実のものになりつつあるわけですね。すごいなぁ。こちらのお店にはいつ入店はしたのですか？

実はここ『Tokyo Escort OTOME』は、まだ新店なんです。最初に入店したのは半年前で、同じユメオトグループの『東京人妻セレブリティ』というお店。『Tokyo Escort OTOME』のほうは、これからという感じなので、掛け持ちで在籍しています。

――なるほど。同じグループで新店と掛け持ちができるのですね。

事務所も同じなので、何の不便もないんですよ。業態もデリヘルですし、お客様が日本人か外国人かの違いくらい。ただ、外国人相手だとお給料が1.5倍になるんです。

最初はコミュニケーションも難しそうだし、抵抗があったので、スタッフさんから「掛け持ちでやってみませんか？」と言われた時、正直悩みました。でもやってから考えようと思って。まだふたりしか接客についていませんが、大丈夫そうです（笑）

――お給料が1.5倍ってすごくないですか？ちなみにみれいさんは『東京人妻セレブリティ』でのお給料っていくらくらい稼げていますか？

12時～深夜2時までの出勤で8～9万くらいです。単純計算で、『Tokyo Escort OTOME』だけで埋まるようになれば12万円くらい。1本あたりのバック額は90分で2万1000円、120分2万7000円なので、本当に高額ですよね。副業として働くにも、効率的で良いと思います。

英会話が全くできなくても大丈夫。話せないほうが逆にラクかも！？

――元々かなり稼げているようですが、『東京人妻セレブリティ』ではかなり売れっ子さんなのでしょうね。

指名本数などでバックが変わるんです。先月は初めて指名数で1位になれました～！

――おめでとうございます！まだ『Tokyo Escort OTOME』は、これからが本格稼働になってくると思いますが、みれいさんの英語力はどれくらいなのですか？

全然話せません（笑）。それが心配のひとつだったのですが、必要に応じて翻訳機を使えばいいんです。電話受付の際に、スタッフさんがプレイの流れや禁止事項を全て英語で説明をしてるので、女の子は普段と同じようにプレイをすればOKです。

日本人相手だと絶対に会話も必要ですが、観光でくるようなお客様を対象としているので、カタコト程度の挨拶と笑顔、あとはプレイに集中すればいいので、気はラクかもしれません。

――確かにそうですね。観光に来る方は、英語によるコミュニケーションを求めてきているわけではないですしね。目的は日本人の女の子とのエッチなプレイですから。

もちろん今は、英語が話せる女の子も多いと思うので、そういう子は会話も盛り上がるでしょうし、英語力も上がるんじゃないですかね。

――普段は実践できないシチュエーションですし、活きた英会話が学べますね（笑）。ちなみに接客前と接客後で、外国のお客様の印象って変わりましたか？

変わりましたね。外国人というと、AVの印象が強くて、プレイはハード、あそこも大きいっていうイメージがありました。私が実際に接客した2回は、どちらもアジア系の方。印象に残っているのは、プレイ中なのに「寒くない？」とタオルを背中にかけてくれたんです。紳士的で驚きました。

――それは嬉しいですね。他に外国人ならではの特徴のようなものはありますか？

スタッフさんに聞いた話なのですが、日本人以上に性病対策への意識が強いそうです。たしかに接客したお客様もゴムフェラを希望されましたね。

――働く側としても、そのほうが安心ですね。国籍はアジア系の方がメインなのですか？

アジア系の方はもちろん多いですが、アメリカやヨーロッパ系の方も増えているようです。みなさん、日本に興味を持って来ているので、覚えたての日本語を使ってくれたり、ビジネスで来日している方は流暢な日本語が話せる場合もあります。

待機中もできることはたくさんある。出勤したら仕事に集中

――現在、2店舗を掛け持ちしていますが、ユメオトグループの気に入っている点を教えてください。

まずスタッフさんが優しいこと。とてもきめ細やかなフォローをしてくれます。事務所にはキャストの相談に乗ってくれる女性の「ケアスタッフ」さんもいるんです。何か相談ごとがあれば、直接お話しもできますし、チャットで相談もできます。

――ケアスタッフさんとのチャットがあるんですか。

はい。大きなグループなので、スマホのシステムもすごくよくできているんです。普通は、ホテルの入室や退室ってお店に電話しますよね。ここはスマホのお店専用アプリでボタンを押すだけなので、すごく便利なんですよ。あとは、会員数が多いので、ほぼ毎日予約で埋まります。

――みれいさんは入店半年でトップランクにまで上がっていきましたが、ご自身でその要因は何だと思いますか？

距離感の近い恋人接客ですかね。でも逆に、まだ技術が伴っていないので、もっと技術力をあげて、さまざまな嗜好のお客様に対応できるようになりたいですね。素股もうまくできないし、責めも受け身も、もっと振り切って楽しめたらいいなと思っています。

――口調も穏やかで癒し系。お顔も美人だから、恋人接客なんてしたらガチ恋されそうな気がします。本番強要を断るのも数が多くて大変なのでは？

ガチ恋のようなものなんて全然ないですね。冗談交じりの本番強要も、頻度的には週に1回あるかないか…。そんなに強要されるものなんですか？（笑）。

――きっと良いお客様が多いのでしょうね。最後にこのお仕事のやりがいを教えてください。

挨拶、気遣い、勤怠など、当たり前のことをしっかりやるだけでも結果が出てきます。さらに努力をすれば必ず実を結ぶところですかね。

――参考までにみれいさんはどのような努力をしてきたのか、聞かせていただけますか？

入店してしばらくは予約は入っても本指名が返らない日が続き、何をすべきか試行錯誤。待機中に仕事とは無関係のSNSやゲームをしたりする子も多いと思いますが、私は出勤したら完全に仕事に集中していました。お客様の情報をノートにまとめたり、参考になりそうな情報を集めたり。

その結果、先月、初めてナンバーワンになれて、めちゃくちゃ嬉しかったです。まだまだできることはありますが「今出来ることをきちんとやっている」という自負は、楽しく仕事をするうえで、すごくプラスになっている気がします。