プロフィール
ミルクハート(五反田)/ハニープラザグループ
りあ
東北地方出身。地元で就職し、職場の異動で上京。1年前に退職し、現在は非風俗のメンエス店と、ここ『ミルクハート』を掛け持ちしている。アスリート一家で、4歳からテニスを始め、小学校に入ってから大学まで武道一筋。オシャレをして恋愛をするのが、学生時代の夢だった。趣味はアニメを見ることと、愛犬と遊ぶこと。下半身に障害があるダックスだが、元気に車いすで走る姿がとても愛おしいのだそう。
このインタビューのポイント!
- 性病の心配がない、ソフトサービスにこだわった
- アドバイスどおりに接客をしたら指名が激増!
- お茶は入店当初のただ1回。今は最低2万以上
面接で「よりソフトなオナクラ」を勧められた
――りあさんは、とても落ち着いていますね。本業は会社勤めですか?
大学は中退してしまったのですが、そこからずっと正社員でオフィスワークをしていました。地元の東北から、職場の異動で東京に来て、1年ちょっとで退職。辞めてからすぐにメンズエステと『ミルクハート』で働き始めました。メンズエステのバイトは、地元にいる時から副業でやっていたので、結構長いんですよ。
――仕事の関係で上京されたのですね。でも長く会社員をされていたので、安定したお仕事から離れることに対し、不安はなかったですか?
今も多少はありますね。固定給ではない分、稼げなかったらどうしよう、とは思います。でも、会社員時代より断然稼げているので、貯金をしっかりして、またいつか戻ればいいかな~、なんて気楽に考えています。
――メンズエステと、オナクラを掛け持ちは、何か理由があるのですか?
実は、最初はヌキなしのメンエスと、風俗エステを掛け持ちしようと思っていたんですよ。ヌキなしのほうは、やはりヌキを希望するお客様ばかり。いい加減断るのが面倒になってきて。だったら風俗エステで働いて、メンエスに来るお客様に「ヌキをしたいなら、風俗エステのほうに来て」と流せばいいかな、と(笑)
――確かにいい考えですね(笑)。でも、風俗エステを希望していたのに、なぜオナクラで働くことになったのですか?
応募をした風俗エステがユメオトグループだったのですが、その面接で「爪が長いとエステはできない」と言われたんです。私はネイルが好きなので、切りたくなくて。そこで、お店のスタッフさんにオナクラの『ミルクハート』を紹介していただいたんです。
――「ソフトサービスの面接に行って、ヘルスのお店を紹介された」という話は、たまに聞きますが、逆に一番ソフトなオナクラを紹介してくれたのですね。
私が性病が怖かったし、風俗も未経験だったので、風俗エステが「自分のできる風俗の限界」だと伝えたんですよね。そのため、スタッフさんも無理強いせず、オナクラを紹介してくれたようです。
――お~!それは好感が持てますね。結果的にオナクラになったのですが、やってみて問題なくできていますか?
はい。最初は慣れているエステがよかったですが、オナクラも全然難しいことはないですし、何よりも身体の負担がない。仕事内容自体、全然違うことで、自分の気分転換にもなりますね。
お客様は気持ちも金銭的にも余裕がある方ばかり
――『ミルクハート』の出勤ペースと収入を教えてください。
週1~3日とバラバラなんですが、月ベースだと8日くらい。出勤時間は1日7時間、15~22時です。お給料は月に20万円は稼げるように出勤しています。1日あたり2~3万円は持ち帰れますね。
――オナクラでこの額が稼げるのはすごいですが、りあさんに入るお客様はどういったコースが多いですか?バックについても詳しく教えていただけますか?
新規の方や本当に急いでいる方は最短の20分で入ることも結構ありますね。この場合はオプションをつける方はほとんどいません。20分でバックは2500円です。
40分以上のコースになってくると本指名やオプションが増えてきます。すべて女の子のバックはお客様が支払う料金の半分。オプション料金も内容によって価格が変わりますが、乳首舐めやランジェリーなどのオプションが多いです。40分だとお給料はだいたい8000円くらいですかね。
ちなみにフェラやキス、女の子がパンツを脱ぐオプションはありません。
――りあさんは本指名のお客様も多いようですが、そうなると長いコースも入ってきますよね。
私のお客様で一番長いコースで120分ですね。一緒にお風呂に入ったりしませんし、オナクラのプレイ自体はそこまで時間はかからないので、ごはん食べたりおしゃべりがメインです。120分で1万5000円くらいかな。
――お客様の年齢は何歳くらいの方が中心ですか?
年齢は30代~50代が中心。会社員や自営の方などさまざまです。ちょっと風俗のお客様に偏見があったのですが、思っていたイメージとは全然違いましたね。
――今まではどんなイメージだったのですか?
風俗嬢の女の子の発信をSNSでよく見ていたのですが、お客様が不潔だったり、乱暴だったり…と、あまりいいイメージがなかったんですよ。でも、たまたまこのお店のお客様がいいのか、皆さん優しいし、身なりも綺麗。お金持ちの方が多い気がします。
――オナクラは単価が安い分、経済的に余裕がない方が多いのでは、と誤解されることもあるようですが。実際は全然違うんですね。
風俗全般で遊んできて、オナクラに行きついたという方も結構いるんですよ。ヘルスやソープって、女の子に気を使わなきゃいけないから、疲れるって(笑)。あとは未経験でも入りやすいジャンルだからかもしれませんが、「オナクラは女の子のレベルが高い」って言われます。
目的は抜いてもらうことだから、風俗慣れしていない、かわいい子のほうがいいって。なので、経済的に余裕がある方も、あえてオナクラを選んだりするみたいです。
――確かにオナクラは、初めての風俗として始める子も多いので初々しさがありますよね。お客様の言っていることはよくわかります。
「こんなに安く遊べた、ありがとう」って、チップをくださるお客様が意外に多くて驚きました(笑)
スタッフさんからの的確な接客アドバイスが功を奏す
――入店してから「働きやすいな」と感じたところはありますか?
とにかくラクなんです。プレイ内容も簡単だし、欠勤にも寛大だし、写メ日記も書かなくてもいいんです。とにかくラクとしか言えないです(笑)
――そこまでラクなんですか(笑)。写メ日記を書かなくていい、というのはポイントですね。
面接時には、もちろん「写メ日記は書いた方が集客につながる」と言われましたけど、書かなくても強制されたことは一度もないんです。突発的な事情で欠勤をしてしまうこともあるのですが、それによってフリーがまわってこないとか、スタッフさんの対応が変わるとかも一切なくて。
――写メ日記をノルマのようにしているお店もあるので、その点はラクですが、何にでも寛大というのは、りあさんが普段、しっかりお仕事をしているからだと思いますよ。細かいことは言わなくても、お客様が返せているとか、出勤時の態度がいいとか。
確かにあまりラクだと言い過ぎると、適当にお仕事をしているように思われちゃいますかね(笑)。確かに、お仕事はきちんとしています。お客様にも「丁寧に接客をしてくれる」と褒めていただくことも結構ありますね。オナクラは短時間のコースがほとんどですが、雑にならないよう、丁寧に仕事をするようにしています。
――「丁寧」というのは意識しているのですか?
はい。これは、元々私が入店した頃に、このお店の女性スタッフさんがアドバイスをしてくれたことなんです。ユメオトグループはタレントケアという女性をサポートする専門のチームがあって、入店時にいろいろなアドバイスをもらいました。なかなかお客様がつかない時に「仕事感が出てしまうとお客様は楽しくない」と教えてくれて。
――スタッフさんのアドバイスで、気づきがあったのですね。
今までは対面して挨拶をしたら、コース内容の確認をしてしまっていたんですよ。会ってすぐにこれでは、お客様も盛り上がりにくいですよね。そのアプローチの仕方を変えたら、どんどん指名が入るようになったんです。
――的確なアドバイスによって、売れっ子のひとりになったのですね。それにしても、普通は写メ日記でお客様を呼ぶのが一般的だと思うのですが、りあさんは日記を書かずにどのようにして集客ができているのですか?
ホームページの口コミですね。お客様が口コミを書いてくれるので、それをスタッフさんがまめにアップしてくれているんです。写メ日記はなくても、お客様がお客様を呼んでくれるというか。
――それは嬉しい!とてもいい感じにお仕事ができているようですね。では最後になりますが、りあさんの今後のビジョンなどがあれば教えてください。
今の環境に満足しているので、しばらくはこのままの生活を続けるつもりです。いつかまた昼職に戻ったり、結婚をしたりといったライフステージが変われば、その時に考えるかな。
長く働く仕事じゃないと思いつつも、ユメオトグループは、福利厚生もいろいろあるみたいなんです。託児所もあるようですし、不動産仲介などもしているみたいなので、長く働いてしまいそうです(笑)
編集後記
五反田の『ミルクハート』。風俗の中でも、最もソフトなサービスを提供するオナクラは、学生さんが中心のお店も多いのですが、こちらのお店は30代もOK!見た目年齢重視です。今回インタビューをさせていただいた、りあさんは25歳。会社員を長く経験されていただけあって、とても落ち着いた雰囲気です。元々メンズエステで働いており、最初は副業でユメオトグループの風俗エステ店に応募。しかし、マッサージをする際、爪が長いとNGとのことで、こちらのオナクラ店を紹介されたのだとか。悪質なお店だと「ソフトサービスの面接に行ったのに、ヘルスに誘導される」ということもありますが、「性病のリスクは避けたい」という本人の希望どおり、ソフトなお店を紹介してくれたそう。働くなら、やはり信用できるところがいいですよね♪
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)