こんなに働きやすいお店があるなんて！「枕営業」をコンセプトに、楽しみながらお仕事

数ある求人情報から、親友が探し出してくれたお店がここ！

――あやかさんの今日の服装は制服ですよね？

そうなんです。女性営業担当になりきるので、シャツにタイトスカートというオフィススタイルでお客様とお会いします。この制服なら待ち合わせでも周りの目が気にならないですね。

――あやかさんは言葉遣いも丁寧で敬語もしっかりしているのに、笑顔が最高ですね。親近感抜群！人気キャストさんなのもうなずけます。

ありがとうございます（笑）。元々人が好きなのと、以前は接客業をしていたというものあると思います。

――前職はどんな接客業をされていたのですか？

高校を卒業してから、ビジネスホテルに就職し、配属先のレストランで働いていました。高校時代は居酒屋さんや、野球場内の飲食店で働いたこともあります。

――風俗はいつ始めたのですか？

9か月前ですね。ホテルの仕事が激務なうえに給料が手取りで13万円くらいだったんです。人手不足だと社員が休みなしで働く状況で。我慢して働いていましたが、3年経って退職を決意。そのあと1年ほど充電期間をおいて、このお店に入りました。

――ここが初風俗なのですね。でも『Otocha（オトチャ）』さんは、コンセプトも特徴的だし、他にもたくさんお店がありますよね。なぜこちらを選んだのでしょう？

他のお店で風俗バイトをしている親友の紹介なんです。紹介といっても、すべてその子が求人情報をいろいろ調べてくれて「ここがいいんじゃない？」って提案してくれたんです（笑）

――自分の働く店じゃないのにおススメしてくれたんでんすね（笑）。一体、どんな選定理由だったんでしょう？

前からプライベートでアダルトグッズが好きなことを話していたこともあるし、オフィススタイルの制服も気に入りそうだし。何より「コンセプト自体が面白いから」だそうです。同じような求人広告ばかりのなかで、よくここを見つけ出してくれたなと。運命的なものを感じます（笑）

おもちゃの営業はあくまでも「楽しむためのツール」

――風俗バイトはなかなか周りに言えない子が多い中で、お仕事の相談もできるのはいいですね。

その子に「風俗やってみようかな」って言ったら「いいんじゃない。実は私もやってる」って（笑）。何となく様子が前と違うから、そんな気はしていたんですけどね。今は、ふたりとも楽しく仕事ができているので、やってよかったな、って思います。

――『Otocha』さんは「大人のおもちゃ」×「枕営業」×「セールスレディ」というコンセプトですが、簡単にお仕事の流れを教えていただけますか？

セールスレディ（女性営業担当）の設定です。アタッシュケースに「販売したいおもちゃ」を詰めてお客様の元へ。まずは名刺をお渡しして商談に入ります。商品の紹介をしながら、実際にご購入いただいた商品でプレイをしたり、おもちゃのサンプル品やローションなどを使ってプレイを楽しみます。おもちゃの販売はあくまでもおまけ的なものなので、売らなくても大丈夫です。

――おもちゃの販売をしないといけないと思っていましたが、そこは必須ではないのですね。

はい。人によってどういうプレイをしたいかでアレンジ可能です。全く販売はせずサンプルだけで遊ぶっていう方もいますし、私は自分で遊びたいおもちゃを詰めていきます。商品説明をしながら「これを使っていただきたい」と甘えちゃいますね。お客様も楽しいし、私も気持ちいい。最高です（笑）

――そのおもちゃは結構高額なんですか？

全然！安いものが多いですよ。量販店とかで売っている金額と同じです。卸し価格で入手できるので、商品が売れればお店に利益が出ます。販売価格の1割が自分に入るのですが、例えば千円のローターなら私には100円しか入りません。だから本当に「売らなきゃ」みたいなプレッシャーもなければ、ノルマも全くないです。

――それは安心！実は、高額な価格でおもちゃを販売されているのかと思っていました（笑）。でも、そうするとグッズによるお店の儲けもほとんどないですよね？

グッズはあくまでも楽しむための飾りみたいなものですね。儲けがなくても、そこにロマンがあれば、店長は構わないみたいです（笑）。お客様も正直、グッズ自体に興味ない方もいます。ただOLっぽいシチュエーションが好きとか、販売するトークを聞いているのが面白いとか（笑）

――あやかさんを指名するお客様は、おもちゃを使用する方が多いのですか？

私はおもちゃが大好きだから、商品の特徴を覚えるのも楽しいし、絶対「このお客様にこれを試してほしい」と思えば、つい営業にも熱が入ります（笑）。そのためか、最初はおもちゃに全く興味のなかったお客様も、今は「一緒に楽しもう」とか「あやかちゃんが好きなおもちゃを使ってみたい」と言っていただけることも多くなりましたね。

未経験こそコンセプト店！やりがいと充実感に満ちた日々

――お話しを聞いているだけで、楽しくお仕事をされていることがわかります。

私は風俗未経験だったこともあり、最初はマニュアルどおりに営業トークがうまく話せるかな、と不安でした。でも実際は自分なりのアレンジで全然問題ないし、大まかな流れが決められているので、未経験の方こそやりやすいんじゃないかなって思います。

――お給料的には、今どれくらい稼げていますか？

週に3、4日の出勤で時間は13～21時。入店してからこの9か月は、コロナ禍で客足は落ちていると思いますが、それでも最高で月70万円稼げましたね。90分コースが多くて、プレイ料金、指名料、役職手当が入り、1本2万円弱です。

――その役職手当というのは、指名本数などで決まるのですよね。

私は主任という役職で、1回あたり千円プラス。役職があがれば手当も増えていきます。オプションは以前まで即尺やごっくんといったハードなものもあったのですが、今はソフトで、楽しく遊べるものばかりになったんですよ。

私の場合、元々ハード目なのは全部NGにしていましたが、それでもしっかり稼げましたね。そもそもおもちゃがコンセプトなので、手荒いことをするお客様はいません。客層はすごくいいです。

――あやかさんが仕事を頑張れる原動力って何なのでしょう？

やっぱり人が好きということ。そして、自分の頑張りが成果につながること。1本終わって次の仕事に向かう前「あのお客様には今日、何のおもちゃをおススメしようかな」と、カバンの中身を詰め替える時に、すごくやりがいを感じます。自分が持参したおもちゃで感じてくれる姿を見ると、愛おしいって思えちゃう（笑）。

――他に、働く環境として特筆すべき点があれば教えてください。

シフトはかなり融通が利きます。自分がお休みの日でも、お客様からのオファーが入り次第出勤をするというやり方もできるんですよ。待機は集団待機ですが、近くのネットカフェや、別部屋で静かに待機もできます。でも、私はここの集団待機室が大好きなんですよ～！

――それは、待機室の雰囲気がいいということですね。

風俗っぽさが全然ないというか、最初は話しかけていいのかも分からないじゃないですか。そうしたら先輩自ら挨拶をしてきてくれて、すごく嬉しかったんです。ここで働く女性は、皆さん風俗っぽくないというか、優しい人しかいません。

――好感度抜群のあやかさんが言うのだから間違いないでしょうね。では最後に『Otocha』に興味を持つ女性へ「営業メッセージ」をお願いします（笑）

コンセプトがあると難しそうだと思うかもしれませんが、最初だけ流れを覚えれば本当に楽しく、やりがいを持ってできるお店です。働く女性も優しいし、店長は人が良すぎるくらいの方。『Otocha』は単なるヘルスとは違う面白さが詰まっています。試しに話だけでも聞きにきてほしいですね。