プロフィール
PLUS梅田(PLUSグループ)/熟女家グループ
咲羽(さわ)
兵庫県出身。高校を卒業後、20歳で結婚。専業主婦になるが、夫の束縛に耐え切れず6年後に離婚。その後は温泉街の仲居や派遣社員として働きながら、ナイトワークも兼任して女手一つで娘を育ててきたという。娘に結婚話が出たタイミングで、これからは自分のためだけに使うお金を稼いでみたいと、50歳で風俗デビュー。今は第二の人生を謳歌すべくマイペースで仕事にまい進中だとか。趣味は季節の風物詩を巡る旅行と神社の御朱印集め。
このインタビューのポイント!
- 50歳で風俗未経験。考えるより先に動いたほうがうまくいく。
- 体力的にも、無理はしない。マイペースに高収入が実現!
- スタッフさんの声掛けは「頑張って」ではなく「僕らも頑張るから」
50歳で風俗未経験。不安は皆同じ。まずはやってみよう!
――咲羽(さわ)さんは、2023年に『PLUS梅田』に入店。なんと50歳での風俗デビューだそうですね。
もともと同年代の友達が、長くデリヘルで働いていたのもあって、ずっと風俗業界のことは気になっていたんです。3~4年前に「風俗は稼げる仕事だよ」と言われたことが、すごく印象に残っていました。
――とはいえ、経験者と未経験者では、この世界に飛び込んでくる心持ちがだいぶ違うのではないでしょうか。
確かにドキドキはしましたけど、そこは割り切る気持ちを持たないと無理だろうと思いました。「初めてだから大丈夫かな」なんて考えていたら働けない。とにかくやってみようと思ったんです。
――これまでの経歴もお聞きしたいです。以前はどういった仕事をされていたのですか?
一番長くやっていたのは温泉街の仲居さんです。他にも派遣社員として働いていたことがありますが、その間ずっとナイトワークのアルバイトもしていました。
――昼夜掛け持ちですか。かなりハードな生活でしたね。
バツイチで娘がひとりいるんです。必然的に私がしっかり働かないといけない状況で。20歳の時に、友達の紹介で知り合った方と結婚したのですが、とにかく束縛がひどくて。耐え切れずに6年で離婚。それからは女手一つで娘を育ててきたんです。
――それは苦労しましたね。娘さんはもう成人されているのですか?
はい。経済的には独立して、自分で生計を立てています。最近、お付き合いしている男性との結婚話も出てきたんですよ。感慨深いと同時に「今後は自分のためだけに使えるお金」を稼いでみたくなったんですね。この仕事は、言ってみれば「第二の人生を謳歌するため」のものなんです。
――素敵です!『PLUS梅田』はどのようにして見つけたのでしょう?
ネットの検索です。「熟女」「40代、50代」で探しました。即電話をして面接。店長の対応がすごく良かったので入店を決めました。
――他のお店も調べてみようとは思わなかったのですか?
ここだけですね。そもそも業界のことを何も知らなかったので「どこでも一緒でしょ?」という気持ちがあったのも正直なところ(笑)。
でも、事務所はリフォームしたばかりですごく綺麗だし、スタッフさんも気さくに相談に乗ってくれるし、初っ端で当たりを引いたと感じています。たまたま見つけただけなのに、ラッキーでしたね。
プライベートに介入してこない「理想のお客様」ばかり。
――実際に働いてみて、いかがですか。
楽しくやらせてもらってますよ。お客様も、みんな親切で優しいです。私は神戸育ちなので、失礼ながら大阪の人=雑という印象があったのですが、どなたも紳士的で驚きましたね。
――具体的に、どのように紳士的だと感じますか?
「綺麗な遊び方」をする人が多いと思いました。プライベートな部分にはまったく介入してこないし、プレイが終われば「また遊びに来るね」とサラリと帰っていく。煩わしさがないので、ストレスを感じないんです。
――まさに理想的な客層。プレイについて悩んだりすることはありますか?
いえ、特にこれといった悩みはありません。私は「こうした後にはああして、次はこれをして」みたいな、型通りのプレイができないんです。それが逆にいいのかも。
――応募の時もそうでしたけど、咲羽さんは考えすぎず、まずは動くというスタイルが合っているのでしょうね。
考えすぎると「やるべきこと」に縛られて、対応がぎこちなくなってしまうと思うんです。以前、お客様から聞いた話ですが、経験の浅い女の子がプレイ中にテンパってしまったらしく、「ちょっとマニュアル見ていいですか?」と言われ、一気に冷めたそうなんです。私はそういう風にはならないようにしたいんですよね。
――確かに、お仕事感は出てしまいますね。
このお店のお客様が求めているのは、そういうものではなくて、熟女ならではのゆったりした時間や癒しだと思うんですよ。だから素のままで接客した方が喜ばれるんじゃないかな、と。
――それを踏まえたうえで、プレイについて心掛けていることはありますか?
あくまで自然体でいることくらいです。時間などの決まりごとさえ守っていれば、あとの流れは自分なりのもので問題ないと思います。
これからは自分のために。豊かな人生を送るための資金づくり
――現在、どれくらい稼いでいるのか、教えてもらえますか?
だいたい週に2~3回、14~20時までの出勤で、お給料は1日平均で3~4万円。月にすると30~40万円くらいです。
――そこまで出勤頻度は高くないのに、きちんと生計を立てられる金額ですね。
年齢が年齢だけに、がむしゃらに働くことは体力的に厳しいので、本当にありがたいですね。今はコンスタントに出勤しているわけでもなく、たまに間を空けながらという働き方ですが、それでもしっかり稼げています。
――無理をせず、マイペースに働くのが一番ですよね。
とにかく自分のコンディション重視で、自由に働けるのがいいですよね。週5日フルタイムでみっちりデスクワークをするよりも、体力が必要と言われるこの仕事のほうがラクなのでは?と思ったりもします(笑)
――この仕事を続けていくうえでの、モチベーションは何ですか?
頑張ったら頑張っただけお給料になって稼げることです。どうしても稼げない日もありますが、そういう時は店長がフォローしてくれますね。私が力不足を嘆いていた時も「咲羽ちゃんは悪くない。こっちの力不足」と言ってくれました。励ましの言葉が「頑張って」ではなく「僕らも頑張るから」なので、スタッフさんたちのために私も頑張ろうと自然に思えるんですよ。
――女の子にプレッシャーを与えることなくやる気を出させてくれる。良いお店ですね。
あと、お客様から必要とされていることを実感した時もすごくやりがいを感じます。「膝枕して」なんて甘えてきてくれたりするとすごく嬉しいんですよ。
――お客様の年齢層はどれくらいなのですか?
30~40代。私からすれば年下の男性が多いんです。入店する前は、自分と同年代かそれ以上のお客様が多いのかと思っていたら、意外と客層が若くてビックリしました。働き盛りで疲れもストレスも溜まる年代だから、癒しが欲しいのかもしれませんね。
――これからも仕事は続けていく予定ですか?
体力的に大丈夫なうちは辞めることは考えていません。今は娘と暮らしていますが、近いうちに自立して私一人になるでしょうし、自由な人生を送るための資金づくりの時間だと思っています。良いパートナーに出会えれば結婚もしたいし、自分の人生を輝かせるためにも、まだまだ頑張っていきたいです。
編集後記
熟女家グループの特長といえば、女性の働きやすさに重きを置いた環境づくり。今回伺った『PLUS梅田』さんも、もちろん様々な角度から女性のことを考えてくれる優しいお店です。それを証明するかのように、インタビューに答えてくれた咲羽さんも「スタッフさんのためにも頑張ろうと思えます」と絶賛。風俗未経験・50歳で入店した彼女は、稼げなかった時に「僕たちも頑張るから」と励ましてくれた店長の言葉が忘れられないそう。働く女性への感謝の気持ちを惜しまないお店の姿勢が垣間見えるエピソードです。こんな温かなスタッフさんが支えてくれるのであれば、年齢のことや業界経験がないことなどで不安を抱える女性も安心して働けると思います。フルリノベーション済みの清潔感たっぷりな綺麗な個室待機所も推しポイントですよ。
- 取材=みやねぇ(@mikke_story_myn)
- 文=もちづき千代子(@kyan__tama)