プロフィール
ゆあ
埼玉県出身。短大を卒業後、派遣社員として従事。入店は2020年で、きっかけはコロナ禍による本業の収入減。風俗入りを考えた時、性病のリスクが一切ないエステ店をチョイス。風俗経験も、マッサージ経験もなかったが、入店時の講習で技術を習得。今は現役兼、新人さんの講習担当としても活躍している。本業以上に稼げており、貯金も順調。お給料は使途別に封筒に入れ、きっちり決められた金額内に収めることを徹底。近い将来、マンションを買うのが目標なのだそう。
このインタビューのポイント!
- いたって真面目!しっかり稼げる「正統派回春エステ」
- 実践あるのみ!1本目の接客は、先輩からの講習つき。
- 粘膜接触は一切なし。メンエスのほうがよほどハードでリスク大。
コロナ禍で本業にダメージ。風俗をするうえで、性病が怖かった。
――ゆあさんは本職をお持ちだそうですね。この仕事を始めるきっかけを教えてください。
昼職は派遣社員で、企業の受付嬢をしています。『おかしなエステ』に入店したのは2020年10月。コロナ禍リモートワークが推奨され、必然的に受付嬢が不要に。仕事が激減してしまったため、風俗での副業を始めました。
――受付嬢にとっても、コロナで大きな影響があったのですね。風俗のなかでも、風俗エステを選んだ理由は何だったのでしょう。
性病にかかりたくなかったんですよ。当時彼氏もいたので、感染したら大変だし、梅毒が流行っているのを知って、怖いなと思っていました。
――梅毒が流行しているのは確かですが、一般の方でそれを知っているのも珍しいですね。
風俗で働こうと思った時、Twitter(現X)で業界に関する情報収集をしたんです。そこで風俗嬢やパパ活女子が、梅毒についてポストしていて。かなり怖い内容だったのと、コロナ禍でみんなナーバスになっていた時期でもあり、絶対に感染しない職種にしようと思いました。
――たくさんのお店があるなかで、なぜ『おかしなエステ』を選んだのですか?
いろいろとエステ店を比較して、何となくオプションで稼げそうだと思ったんです。あとは立地。品川、五反田方面は客層が上品なイメージがありました。
――『おかしなエステ』という店名。どんなお店なんだろうと気になりませんでしたか?(笑)
正直、店名について、最初は嫌でした(笑)。でも、インパクトがあるから印象に残りやすいんですよね。
でも、そもそも業界のことも、プレイの詳細も何もわかっていないので、まずは面接に行って自分にできるかを考えてみようと。
――実際に行ってみて気に入ったわけですね。
オプションでも粘膜接触が一切ないというのが第一。ゴムフェラすらありません。そして、面接をしている最中も、電話の鳴りが止まらないんです。バンバン電話がかかってきて、すごく忙しそうで。
全くの初心者なので、1時間くらい面接をしていただきました。親身になってくれるし、ここは良さそうだなと思い入店を決めました。
接客の初回は、先輩と一緒に。流れもわかるので覚えは早い。
――マッサージ技術に関しては、どんな講習があるのですか?
ここはスタッフ研修ではなく、技術を持った先輩キャスト教えてくれるので安心です。お客様向けに「研修コース」として設けられていて、体験入店からお客様を相手にして行えるんです。
――その場で、先輩がマッサージを教えてくれるのですか?
はい。プレイ全体の流れから、マッサージのやり方を隣で指導してくれます。お客様はいわば練習台のようですが、ふたりの女性にサービスをしてもらえるので、案内をするとすぐに売れちゃいますね。大人気のコースなんですよ。
――新人がうまくできないのは当たり前ですしね。
女の子はノートを取りながらです。もちろん1回では覚えられないので、私はその後の接客でも、何回かノートを見ながらでした。慣れるまでは新人マークがあるので、お客様も理解のうえです。
――ちなみに睾丸マッサージも「研修コース」で教わるでしょうか。
これはまた別の日に行います。入店が決まってから再度、睾丸マッサージだけに特化した研修コースを受けられるんですよ。他にパウダーマッサージの研修もあります。
――すべてマンツーマン、お客様を相手に実践形式で教えてもらえるのはいいですね。
私が受けた際の講師は、元エステティシャンの方だったので、性感だけでないマッサージも教えてもらったんです。その他にも自分なりに動画で勉強をしましたね。今、私は講師として新人さんに教える立場になったのですが、持っている知識と技術はしっかり伝えられるようにしています。
――講師としても活躍されているのですね。ちなみにこのお仕事の向き不向きってありますか?
ありますね。技術を習得するにも、センスがある子は早いですし。でも、基本的に一番大事なのは「愛嬌」だと思うんです。お客様はリラックスしに来ているので、第一印象からニコニコと、笑顔でお迎えできることが大前提だと思います。
密着メインのメンエスより断然ソフトで客層がいい。
――ゆあさんは、現在どのようなペースで出勤されていますか?だいたいのお給料も教えてください。
週に2、3日で、昼職が休みの土日メインです。11時~18時が基本ですね。お給料は1回来れば3万円。最高で8万円稼げました。今は本指名のお客様がほとんどなので、楽しく仕事ができています。
――実際オプションが大きいのですか?
60分で8000円バック。これに指名料2000円。オールヌードでプラス3000円、睾丸チューニング(マッサージ)、癒しのリップ(乳首舐め)が各1000円。これだけで1万5000円なんですよ。
――2、3本入れば普通にヘルス並みのお給料になりますね。本指名の多いゆあさんでも苦労した経験はありますか?
もちろんあります。実は最初に働いて3ヶ月が経った頃、全然指名が返ってこなくて悩みました。風俗エステは向いてないのかなと。それで別の店を体験してみようと、メンエス店に行ったんですね。でも、密着がすごいし、客層が悪すぎました。
――具体的にどんな感じだったのでしょう?
メンエスは非風俗でヌキなしが前提なんですが、それを求めて来ているお客様がほとんど。プレイも紙ショーツは着用するものの、オイルで鼠径部を摩擦したりするので、興奮しないわけないですよね。風俗エステのほうがよほどソフトだなと思いました。
あとは、営業形態が問題で摘発されているお店も多いらしいんです。なので、やっぱりここが一番安心だなと。そこから地道に「丁寧な接客」をしていたら、いつの間にか指名のお客様が増えてきました。焦ってはダメですね。
――その「丁寧な接客」とは、どのようなことでしょうか。
やりすぎなくらい尽くします。これも先輩に教わったのですが、お客様の服を脱がせるとか、シャワーのあとに身体を拭くとか、スリッパを足元に置くとか。そんなこと日常で誰かにすることはないので、考えもつかなかったです。逆を返せば、お客様も日常でここまでされることはないですよね。そういう非日常の癒しを提供したいですね。
――お客様も穏やかな方が多いのでしょうね。
はい。お客様も性病が怖いって言いますし、風俗で一通り遊んできた方が、エステを選んでいるようです。「女の子を責めるのは疲れる、俺は癒されたいんだ」って(笑)。本音でしょうね。
――最後に、ゆあさんが感じるお店の好きな点を教えてください。
お店の雰囲気がすごくいいです。新人さんもウエルカムムードで歓迎しますね。みんなでワイワイ話す待機室もあるし、静かに過ごしたいなら個室もあります。若い女の子から40代まで、内面も素敵な女性がたくさんいるので、出勤が楽しくなりますよ。
編集後記
店名は『おかしなエステ五反田店』。何か変わったことをするのかな?と思いますが、プレイ内容は、いたってまじめな回春エステ店。粘膜接触は一切なく、膝枕でのフェイスマッサージ、ボディマッサージ、性感・睾丸マッサージ、手コキでのフィニッシュが基本。キャストのゆあさんは、3年半ほど前に入店。本業があるため、このお仕事の出勤は土日が中心ですが、1回出れば3万円ほどは稼げているそうです。この店の特徴は、「研修コース」。先輩キャストの指導のもと、マッサージを学びます。プレイの流れも分かるし、コツやタイミングを隣で見ることができるので、女の子にとってはすごく良い講習環境。もうひとつの特徴として、スタッフさんとゆあさんが、共に口を揃えておっしゃっていたのが、客層の良さ。禁止事項の徹底!電話だけでなく、プレイ前にスタッフさんがホテルの部屋に行き、読み上げて念押しをするのだそうです。エステ一筋、15年の実績を持つ同店。安心して働くならこんなお店が良いのではないかと思いました♪
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)