出勤すれば毎日が給料日。自信がなかったけれど、やってみたら何とかなる！

求められているのは楽しい時間。時には会話だけの方も。

――しぶきさんは現役の大学生と聞きましたが、22歳ということは今は4年生ですか？

そうです。もう卒業も就職も決まったし、授業もないので毎日のようにここに出勤してますけどね（笑）。

――どういうきっかけでこちらに入店したのでしょうか。

私は大阪出身なんですが、通っている大学が実家から少し遠くて一人暮らしをしているんです。仕送りも一切なく、アルバイトをして生活費を稼いでいたのですが、奨学金の返済もあってなかなか厳しい状態が続いてしまいまして……。親には迷惑を掛けられないし、風俗で働いてみようかな、と。

――勤労学生だったのですね。こちらで働き始めてどれくらい経ちましたか？

2022年の10月に入店しました。でも、最初はヘルスで働くつもりはなかったんですよ。何しろ風俗で働くこと自体が初めてだったので、スタートでヘルスに行くっていう勇気が出なくて。もっとソフトなサービスをするらしいオナクラにいくつもりでいろいろ調べていました。

――それがなぜ急に心変わりしてヘルスに入店したのでしょう？

ネットでいろいろ調べてみたら、オナクラってライト風俗って言われるだけに、私が思っていたほどは稼げないんだと知ったんです。その上で、ヘルスの方が稼げるのであれば、できるところまで頑張ってみようと。私なりに一念発起しました！

――入店して難しいと思う点はありましたか？

入店からようやく3ケ月経ったところですが、お客様にどうやって喜んでもらうかと考えるのはやっぱり大変ですね。その人によって好きなプレイも気持ち良いところもぜんぜん違うし、難しいです。でもこれは、経験を積んでいけば解決することなのかなとも思っているので、焦ってはいません。

――お客様にはいろいろな人がいると思いますが「こんな人が来るんだ」と驚いたことはありますか？

意外だなと感じたのは、プレイだけを求めるお客様ばかりではないということですね。ずーっとお話だけで時間を終えてしまう人もいるし、時にはお菓子をくれる人なんかもいます。お菓子をもらえた時は、すっごく嬉しいです（笑）

週2日ペースから鬼出勤に切り替えた理由

――どれくらいのペースで出勤しているのですか？

入店した頃は本当にアルバイトって感じで、週に2～3日の出勤ペースでした。今は、週に5～6日は出てるかなぁ。

――急激にペースアップをしていますね。何か理由があったのでしょうか。

最初は様子見というか。とりあえず週2日から始めてみて、後々考えようと思っていたんです。実際に働き始めてみたら、わりと問題なくできるなと思ったので、今はもう完全に鬼出勤状態ですね（笑）

――正直、体がもたないのではないかと心配になります。

いえ、ぜんぜん大丈夫なんですよ。3～4時間しかいないことも多いですし。短時間しか出れなくてもOKな分、ちょっと暇な時間ができるとついつい出勤するようになっちゃったんです（笑）

――なるほど。短時間勤務を含めての鬼出勤なわけですね。その出勤ペースで、現在はどれくらい稼いでいるのですか？

お昼から深夜の長時間出勤の時は1日3～4万円くらい。ちょっとだけ出た日でも手ぶらで帰るってことはありません。3時間で最低でも2人は接客していますし、今はもう毎日が給料日という感覚です。

――本指名のお客様もすでにいるのでしょうか？

はい。指名は返ってきています。年齢層としては30～50代ですね。みんな楽しくて優しい人たちばかりです。

――どこを気に入られたのか自己分析はできていますか？

それが自分ではわからないんです（笑）。どのお客様に対しても変わらない接客をしているつもりなので、きっと私の何かがツボにハマったのでしょうね。その何かがわかれば、指名がもっと増えるのかなと思います。

――入店前は、男性経験はどんな感じでしたか？

全然多くなくて、本当に片手で数えられる程度ですね。でも、知らない男性とエッチなことをするのは、考えていたほど抵抗感はなくて、ぜんぜん大丈夫でした。年上のお客様であれば、なおさら平気。逆に年の近い若いお客様が相手だといまだに恥ずかしいし、緊張しちゃうことが多いです。

イチャイチャプレイで自分の身を守る！

――しぶきさんの仕事に対するモチベーションは今はどこにありますか？

人と話をするのが好きなのと、人とくっつくのが好きなのがモチベに繋がっているのかもしれません。お客様が来てくれることが嬉しいので、会えたら自然とひっついてしまいますし、肌が重なり合うことは私にとっても癒しになっています。

――プレイスタイルはイチャイチャ系なんですね。受け身か責め系かでいえば、どちらでの接客が多いですか？

受け身になることの方が多いです。だからこそ、プレイ中は変な責められ方をされないように、ベタベタとくっつくようにしているんですよ。私にとってのイチャイチャプレイは、自分の身を守るための「裏技」でもあるのかもしれないですね。

――なるほど、いいお話しを聞けました。お店の働きやすさとしてはどうですか？スタッフさんの雰囲気など教えてもらえれば。

スタッフさんたちも優しくて話しやすいです。仕事終わりに「どうだった？」っていつも聞いて気遣ってくれているのがわかります。今は特にこれといった悩みはないけど、今後できたら相談もできると思います。

あと、お店の良いところでいうと、個室待機ができるところですね。鏡があって、リクライニングの座イスもあって、ちゃんと扉も閉められて……めちゃくちゃリラックスできる空間です。

――「今後はこうなっていきたい」など、自分なりの展望はありますか？

もっと指名を返せるようになりたいですね。これは技術を上げるしかないのだろうと思います。でも回数を重ねていくうちに、その分だけお客様との思い出がぼんやりしてきているのが悩みで。

そろそろメモをとったりして、お客様ひとり一人に、もっと向き合っていく必要があるのかなと思っています。

――向上心、バッチリですね。もうすぐ大学も卒業ですが、もしかして引退を考えていたりしますか？

就職した後も、続けられそうだったら続けたいというのが本音ですね。短時間の出勤でも稼げることはわかっていますから、上手くバランスを取りながら兼業していけたらいいなと思っています。